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「お茶をお持ちしました~」

「おう」

新人フェネッカはシガーファングのボス、ジェイクのもとにお茶を届ける。

お茶と言ってもアルコールが入った飲み物だ。ただし薬物は入っていない。


フェネッカの職場はギャング団。

銀行強盗から人身売買まで手広くやるが、薬だけはやらないという妙なポリシーがある。近頃はワスカの葉の流通が盛んになってきており、そういったライバルギャング団とドンパチするのも彼らの仕事のひとつだ。


「ボス、大変です!今日の女優が逃げました」

部下のひとりが慌てた様子で入ってくる。風俗の元締めやAV撮影も、団の貴重な収入源のひとつだ。

「なぁにい?いい度胸だ。とっとと捕まえて風呂にでも沈めてこい」

風呂に沈めるとは、法外な借金を背負わせてソープ店行きにするという典型的な手口。

「はっ。ですがもう撮影のほうはスタンバっちゃってるんですが…どうしましょう」

「そうだな…、おいフェネッカ、おめえが代わりに行ってこい」

「ふえっ!?」

生々しいやり取りに苦笑いを浮かべていたフェネッカが、急に呼ばれて素っ頓狂な声を上げる。

「なんだ、不満があるのか?」

「そ…それは…その…、お断りとかは…」

「おめえに拒否権があるわけないだろ」

「ふえーん~そうですよね~~」

フェネッカはまだ新人。ボスに逆らえるような立場ではない。


「でもちょっと、今日は身体のほうが、都合が悪いといいますか……」

お腹をさすってみせる。

「なんだ、生理でも来てるのか?」

「いえ…その。それは数日前に終わったんですけど…」

「じゃあ関係ないだろう。」

「関係アリアリですよぉ……。今日はちょっと危ない日で…」

こういう仕事をしていると、否応なしにそういったことの知識もつく。団が撮るのはいわゆる裏ビデオで、避妊具などが使われることはない。そして生理明け5日後の今日は排卵の可能性が高い危険日だった。


「なンだ、そういうことか。それなら丁度いい。おい、今日の撮影はなんてタイトルだった?」

「はっ!アナル絶頂大乱交であります!」

「ということだ、そっちの穴なら問題ないだろう」

「ひっ!そ…それは……」

フェネッカの顔が引きつる。女優が逃げた理由もよくわかった。

「おめーに拒否権があると思うか?」

「あ、ありません~……」

涙目になりながらフェネッカは連れて行かれた。



「あああっ!ダメです…そっちは……!!」

結局、4人の男優に前にも後ろにもたっぷりと出され、何度も絶頂を迎えつつ、ぐったりとしながら今日の撮影を終える。


「ふむ、悪くないな…。」

編集されたビデオを見ながら、ジェイクはひとりほくそ笑んでいた。

いつも明るく笑顔の絶えないフェネッカの顔が、男たちに犯されながら羞恥と快楽に歪んでいるのを見て、ガラにもなく興奮している自分に気付く。

次はどんなビデオを撮ってやろうかと考え始めていた。

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