円光の巫女セツナ (Pixiv Fanbox)
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「いやー、びっくりしたよ。君みたいな子が来るなんてさ。
君、本当は高校生だろ。いや中学生かな?
とんだ優良店があったもんだ。写真見てまさかとは思ったけどさ。
でもダメだよ~こんなことしちゃ。
親が悲しむよ。こんなに可愛く育ててくれたのにさ。
実は僕にも娘がいてね。ちょうど君くらいの年なのさ。
昔はパパ、パパって抱きついてきてくれたんだけどさ。
最近はちょっと冷たいかなー。話しかけても、目を見て返事してくれないんだ。
でもすごく美人になったんだよ。
まさかうちの子はこんなことしてるとは思わないけどね。
あの子はとってもいい子なんだ。成績優秀で、いい学校にも入れてあげた。
娘がウリなんてやってるなんて知ったら、お父さん泣いちゃうよ。
でも君もとっても可愛いね。
すれてないところがいい。
ピンク色で綺麗だし、中もとっても締まってて、あんまり遊んでない感じだね。
どうして君みたいな可愛い子が、おじさん相手にこんな事してるんだい。
いや、いいんだ、こういうの聞いちゃうのはマナー違反だよね。
大丈夫、君にも色々事情があるんだろうさ。
気に入ったよ。お小遣い、弾んであげるよ。
なあに、娘みたいなものさ。娘がもうひとり出来たと思えば、いくらでもお小遣いあげちゃうよ。
だからまた指名していいかな?
君はいつもあの店で待機してるのかい?
そうだ!来週は制服を持ってきてあげるよ。
うちの娘の学校の制服さ。
それ着てくれたらさ、お小遣いもたくさんあげるよ。
だからさ、パパって呼んでくれないかな――」
(あー!
キモイキモイ!
なにこのオッサン。
ヒトをわざわざ指名してきて、説教してくるわけ。
ただのやりたいだけのオッサンじゃん。
娘の話なんか知らないよ。
というか妻子がいる癖に、こんなことしていいわけ?
不倫じゃん。
あー!なんでこんなことしてるんだろ、あたし。
ただ楽しく麻雀やりたかっただけなんだけどなー。
最初に雀荘乗り込んで、賭けありで打ったときはすっごい楽しかったんだよね。
それまでの麻雀はお遊びみたいに思えてきちゃって。
お金が賭かってる卓で一度打つと、もうやめられなくなるよね。
テンパイしたときの脳内アドレナリンがぶわっと出るやつ。たまらないよねー。
でも結局負けてばっかりで、借金なんか抱えちゃってさ。
たまに勝つけど、でもトータルでは大負け。
手っ取り早く軍資金手に入れるために、ウリに手を出しちゃったけどさ。
普通のバイトなんかよりはよっぽど儲かるけど。
あー、やめやめ。
もう麻雀はやめにするよ。
郷のトワが知ったらどんな顔するだろう。
きっとすっごく怒って、絶交されちゃうかもね。
だからウリはこれっきり。
このオッサンから小遣いせしめたら、きっぱり足を洗おうっと。
まーでも、オッサンたくさん小遣いくれるみたいだし、最後にあの雀荘でまた一勝負くらいはしてもいいかな?勝っても負けてもそれでオーラス。
まあ、負けたらまたこのオッサンに小遣いもらえばいいかー
あー、はやく終わらないかな!
何発出したら気が済むのさ。その無駄な絶倫、奥さんに発揮してよね。
まあちゃんとゴムつけてくれるからいいけどさ。
時間じゃなくて回数で約束しておけばよかった。
お小遣い、いくらくれるかな。
基本で3枚でしょ。あと2枚くらいくれないかなー。
そしたらちょっと美味しいものも食べられるし。
動いてたらなんかお腹へってきちゃった。
帰りに美味しそうなレストランでも探そうかな――)