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遊郭編(3)

鬼を討つため遊郭に遊女として潜入したカスミ達だったが、すでに作戦が始まってから10日が経とうとしていた。 しかし一向に鬼の気配すら現れない。 その間毎日客を取る羽目になっていたので、すでにのべ9人の男と寝ていることになる。そして今夜は累計で10人目を迎えていた。 元々男嫌いのカスミにとって、この遊郭での...

「カスミーン、ちょっとどうしちゃったのさ」

コリンは鬼討伐のメンバーではなかったが、友人たちが一向に帰ってこないので心配してこの遊郭に偵察しに来ていた。しかしそこで見かけたのはすっかり疲弊しきっているカスミの姿であった。

美しい着物を身に纏ってはいたが、心ここにあらずといった感じで、虚ろな目をしている。無理もない。ここのところ毎日、したくもない相手と床を共にしていたのだ。

「コリン……。」

「あっちゃー!ダメだよ~そんなに根詰めちゃあ。ワタシが変わってあげようかー?」

「そういうわけにもいかないわ。」


「ダメダメ!休まないと。そーれ、ッコーン」

コリンはカスミの姿に化けると、カスミを無理矢理外に連れ出す。桜の結界によって認識を撹乱できるカスミは、難なく遊郭を抜け出すことができる。

「コリン、ありがとう……でも……」

「大丈夫大丈夫ー!一日だけ代わってあげるからさー」

かくしてコリンは一日だけカスミのふりをすることになった。


「げげ、こんなことまでしてんの」

コリンはせいぜい、宴席でお酌をする芸者の仕事くらいだと思っていた。だがそれ以上の関係を求められることがわかって驚く。あの奥手なカスミがこんなことまでしていたとは。

「今日のカスミちゃんはいつもと雰囲気が違うね。だが、これもいい!」

「触んなよクソジジー!」

「へっへっへっ、威勢がいいねぇ」

コリンの変身は、文字通り身体を変形させるわけではなく、相手の認識をすり替えることによって化ける。故にカメラを騙すことはできない。

とはいえ身も心もなりきるつもりはないので、演技は割と雑になりがちだ。しかし相手はカスミを知っているようだが、特に気にしていないようだ。


「ちょ…ワタシはそこまでするつもりは……」

「よいではないかよいではないか」

さっき飲んだ甘酒が回ってきたのか、男に力で負けてしまう。この遊郭では強力な結界が張られているので神通力の類はあまり通用しなかった。

「こんのおお!!」

「逃さないよ~」


腕で組み伏せられ、無理矢理ぶち込まれてしまう。

「ひああっ!」

人間の男のそれが体内に侵入してくると、さすがのコリンも悲鳴を上げた。遊郭には備え付けのローションがあり、痛みは少ないが、準備の整っていない状態で入れられると苦しいばかりだった。

「おや、昨日とはまたちょっと違うな。締りが強くて底が浅い…。ほら、ここがいいんだろう?」

どうやら昨日もカスミはこいつに犯られていたらしい。

容赦のないピストンが奥の方を突いてえぐってくる。奥に一撃が叩きつけられるたびに、子宮がぎゅんと震えて痺れた。

連日こんな事をされていたら、疲弊もするわけだ。


「あ…こら、ダメだって…それは……くううっ……!」

しばらく突かれた末に、男性器がどくんどくんと脈打ち、精液が注ぎ込まれる。避妊具なんてつけていない。そんなことをされたら子供が出来てしまうのに。安易に引き受けてしまったのが間違いだった。今更後悔しても遅い。

でも毎日この調子で膣内射精されているカスミ達はもしかしたら……


「まだまだ、夜は長いんだぞお?」

中出しされてぐったりしているところを、腰を後ろから掴まれて、後背位で突かれる。さっき出したばかりだというのに、なんという絶倫だろう。


コリンは改めてカスミの置かれた境遇の過酷さを思いながらも、バックからの攻めに嬌声を上げるしかなかった…

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