アンラッキープレゼント (Pixiv Fanbox)
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マールは相変わらず、相手をよく見ずに迂闊にラッキーを配ってしまうことが時々ある。
その男は見るからに不幸そうであった。姿はみすぼらしく、孤独で、世の中に絶望しており、人々を憎んでいるように見える。
だからつい、ラッキーをあげてしまった。
男は婦女暴行事件を何度か起こしていて、女性を性処理の道具のようにしか考えていない厄介者である。
それを知っている村の人は彼を露骨に避け、忌み嫌う。
刑期を終えて娑婆に戻ってきたところで、女性に声をかけたところ、恐ろしい物を見たかのように逃げられてしまった。それで逆恨みを募らせているところだった。
そんな男にとってのラッキーとはすなわち、女性を犯すことしか眼中にない。
「なんだ、ガキじゃねえか。まあいいや。穴はついてるしな」
「ふぇ……」
マールは粗末な小屋に連れ込まれて錠をかけられ、服を剥ぎ取られ、ろくに前戯もせずに男のそれをぶち込まれる。
「ガキンチョだけあって、さすがに…狭いな……!」
「うああっ!」
幼い膣は男のそれをすべて呑み込むことはできずに、つっかえる。それでもぐりぐりと奥までねじ込もうとするが、ポルチオに突き当たるだけでそれ以上は入らなかった。
まるで道具を使うかのように、腰を掴んでがしがしと突き上げてくる。マールのことなど何も考えておらず、ただ自分の快楽だけを追求するセックスであった。
あまりの狭さにピストンも難しかったが、潤滑油がわりに一発膣内射精すると、だいぶ滑らかになった。
抜かずそのまま二回戦に持ち込む。
牢に居てしばらく出すことすらままならなかったので、何度でも出せるような気がする。
そうして一晩中マールは犯され続け、やっと解放された。
*
「マール、理解したか。誰かを幸福にすると、誰かが不幸になることがあるということを。」
一部始終を見ていた、いや、正確には目をそむけていたが、止めることはしなかったガレアが教訓を伝える。
つらい思いをするだろうか、これも経験かもしれないと判断したのだ。
もっと大切な場面で判断を誤らないように。
「うん。でも最初は痛かったけど、途中からはそうでもなかったよ!」
「はあ…」
ガレアはため息をつく。何もわかっちゃいない。もう少し見守ってやる必要があると心に決める。
だがガレアも見誤っていた。
マールはとんでもないラッキーの持ち主であることを。