大野球拳(2) (Pixiv Fanbox)
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学園祭の打ち上げも兼ねた、非公認の後夜祭。
キャンプファイヤーなどで大いに盛り上がる中、大野球拳大会が開催されてしまう。
だがうっかりその場に居合わせて、流れで参加せざるをえなくなったトワは、必然的に野球拳大会にも巻き込まれてしまった。
男子が5枚までなのに対し、女子は10枚まで着ていいというハンデが与えられる。
これは実のところかなり有利な条件で、91%の確率で女子が勝つ。
計算上、負ける確率は1/11だ。
だがこの日、妙に男子の数が多かった。学外からの参加者もいるのだろうか。あるいは賢明な女子は参加を避けているのだろうか。
圧倒的有利なハンデのおかげで、トワは7人までは無事打ち破ることができた。
だが8人目、事件は起きた。
「…うそですよね……?」
あと少しというところで怒涛の4連敗を喫し、最後の1枚を脱ぐ羽目となる。
「「うおおーー!」」
男子たちが一斉に盛り上がりを見せる。さっきまでいなかった男子たちも集まってくる。基本的に男子の負けが多いので、女子が負ける瞬間というのはとても貴重だ。
ここぞとばかりに人と視線が集中する。
「み、見ないでください・・・・・」
もはや嫌だと断れる状況ではなかった。胸を露出しているだけでも恥ずかしかったのに、その先は恥ずかしすぎて考えたくもない。
状況に圧倒されて、やむなく最後の一枚に手をかける。
他人には決して見せたことのないところが空気に晒されて、ぼっと顔に火がついた。
「と、撮らないでくださいー!!」
すにゃほを取り出して撮影している男がいる。ただ脱ぐだけならこの場限りの辱めで済むが、撮影されてしまうとそれは一生残ってしまう。だが制止もむなしく、むしろ他の男子たちも撮影を始める始末だった。
「ひょー!つるつるだー」
「綺麗なあそこしてるなー」
「あれ、ちょっと濡れてね?」
下品で卑猥な視線と言葉が投げかけられ、逃げ出したくなる。
「トワちゃん、えっちの経験はある?」
「……そんなの…ありません……。」
「うひょー!処女オ○ンコかよ!これは拝んでおかないと」
「撮らないでください……!」
視線一つ一つがトワの身体に突き刺さり、その頬を火照らせる。
「待てよ。カマトトぶってるだけかもしれねぇ。確かめてみないとな。」
「よーし、そうとなったら処女膜チェックだ!」
「さ!触らないでください……!」
男はそこを指で拡げ、奥まで見ようとしてくる。
「よーく撮っておけよ。貴重な処女膜だ。これから処女じゃなくなるんだからな。」
「え……!?」
まさか一線を越えようとしているのだろうか。
助けを求めて回りを見回す。
だが目に入ってきたのは、男の上にまたがり、気持ちよさそうに腰を振っているツキミの姿だった。
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