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「どうして…どうして、王子様は…私を呼んでくださらないのですか……」



久々に闇の王子様に同行できると聞いて、大喜びで駆けつけたのに、宿の部屋はアイリスが彼と一緒で、自分は隣の部屋だった。

「夜伽とあれば…この身体、いくらでも差し出しますのに……」

黒の民の姫として、闇の王子様の子を宿すのは至福の喜び。それは役目としても、一人の女としても。


だが、その機会すら与えてくれない。壁一つ向こうにいるのに、ただもどかしく、悶々とした一夜をグローザは過ごしていた…

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