聖女の贖罪(2) (Pixiv Fanbox)
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色欲の罪を注ぎだした男子たち。
ルウシェにとって誤算だったのは、それが増えすぎたことだった。
自らの女性としての魅力に気付いておらず、噂が噂を呼び、ただやらせてくれるというだけで男子たちが集まってきた。
この俗世、罪人はあまりにも多い。
契約によって全ての性欲をアラストルに捧げるが、それはルウシェを通してでなければ行うことができない。すなわちルウシェに射精管理されることに等しかった。だがルウシェの身体の都合で、毎日それができるわけではない。
そのため、制限期間が解けると、股間をパンパンに膨らませた男子たちが目をぎらつかせながら保健室へと集まってくる。
「ま…待ってください。お一人ずつ、順番に…」
だが男子たちは我先にと襲いかかっていく。決して乱暴なことはしない。ただ皆ルウシェに抜いてもらいたい者ばかりだからだ。
そばで待ちきれない男たちが胸を触ったり、手を使ってしごいてもらったりする。早まって手コキをお願いしたものは、中に挿入する前に射精してしまう場合も少なくない。
しかしやはり一番気持ちいいのは、ルウシェの腟内に出すことだった。
ルウシェの胎内に罪を注ぎだす瞬間は、最高の至福だった。魂そのものが抜けていくような天上の快楽で、そのまま失神してしまうものもいる。
小さくて狭いその穴が、男たちの暴れるそれをずっぽりと咥えて慰める。そしてその一番奥で欲情を受け止める。
「ふぁ…っん!はぁ……ああ…っ!」
射精される瞬間、ソウルがルウシェの全身を駆け巡り、彼女自身も絶頂を迎える。共に絶頂を迎える一体感が、双方に最高の満足感をもたらしてくれた。
だがルウシェは一人に対し、男子たちはたくさんいる。その一人ひとりの射精を受け止めるたび、ルウシェは喉を震わせて快楽の頂点を迎え、休まることがなかった。
*
「あり……がとう……ございました」
もう何人相手したかわからない。だが慈しみを忘れず、ルウシェは奉仕しつづけた。最後の一人が絶頂を迎えた時、全身どろどろのくたくたになりながらも、聖母のような笑みを浮かべて、静かに微笑んだ。