最初の漫画動画を投稿してみた感想 (Pixiv Fanbox)
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漫画動画チャンネル作ってみた
↑ YouTubeに漫画動画チャンネルを新設して、最初の漫画動画『オタク君VSヤンデレ妹』を投稿してみました。
2022年9月21日に初投稿して、3日後の2022月9月24日現在で、
・チャンネル登録者数:500
・動画再生数:1,400
なかなか良い成績だと思います。収益化の第一のハードルである、チャンネル登録者数1000人の壁は超えられそうです。
ニコ動は微増
同時にニコ動にも投稿しました。こちらはフォロワー数が微増くらいの感じです。
妹の声が最高
妹の声は、ココナラ経由で、ナユキユズ様というプロの声優さんにお願いいたしました。
声も演技もすばらしいですし、仕事としての対応も迅速丁寧で、本当に大満足の仕事をして下さいました。現在、ココナラで仕事を受け付けておられますので、声優さんを探している方にオススメです。
読者さんからも非常に好評でした。
オタク君は機械音声
予算の都合でオタク君は『VOICEPEAK』という機械音声にしました。
感情のこもったセリフが苦手など、まだ弱点もありますが、弱点が目立たないように使えば、機械音声とは思えないほどのクオリティになります。
『オタク君VSヤンデレ妹』の反応でも、オタク君の声が機械音声だと気づいてない方がチラホラいました。
僕の調声は簡単なものでしたが、調声をがんばれば、かなり表現力を高められると読者さんに教えていただきました。オタク君は機械音声でもよいのかもしれません。
ただ、上手な方の生声は聞いてて圧倒的に気持ちよいため、なんとか予算に都合をつけて、声優さんにお願いしたいところでもあります。
4コマ漫画の絵をそのまま漫画動画に流用
漫画動画にチャレンジしたキッカケは、FHDサイズでカラー4コマを描けば、同じ絵で4コマ漫画と漫画動画の両方を作れると気づいたことです。
こんな感じの4コマ漫画を、
そのままの絵で動画化できます。
編集作業時間は、動画の尺にもよりますが、声素材がそろってれば多分2~3時間くらいですので、あまり問題にはならないと思います。
YouTube専業だと損益分岐点が厳しい
僕は漫画しか描けませんが、漫画一本足打法だと将来に不安が残るため、動画にも進出したいと何年も前から考えていました。
預金残高に多少余裕が出たら、Twitterへの漫画投稿はいったんやめて、思い切って半年~一年くらいYouTubeだけに投稿して、軌道に乗ったらYouTubeに移行。ダメだったらTwitterに戻るみたいなことも考えていました。
しかし、YouTube専業で食ってくには、1万再生くらいの動画を毎日投稿くらいしないと厳しそうだと思いました。
動画で実績があるならともかく、これまで投稿した動画で伸びたものはほぼなかったので、成功確率とリスクとリターンを天秤に載せて考えると、あまり現実的ではないと感じました。
4コマ漫画&動画の両面戦略でリスク低減
先日、4コマ漫画の画像をそのまま流用して、漫画動画にするという新しいテクニックを発明しました。
これなら、漫画動画と並行して4コマ漫画の電子書籍も出せますので、これまで通り電子書籍の売上で食っていけるはずです。
専業YouTuberは月20万円くらい稼ぐ必要がありますが、別の分野(電子書籍)で食えてて、余力でYouTubeに投稿するのなら、損益分岐点は月2~3万円程度(=声優代)まで下がります。
最悪、100万円くらいの大赤字の可能性も
全然軌道に乗らなかったら、月2~3万円程度の赤字を長期間垂れ流して、トータルで100万円とかの大赤字になる可能性も最悪考えられます。
しかし、収益化条件のひとつのチャンネル登録者数1000人は遠からず達成できそうですし、本業である電子書籍の売上も好調ですので、おそらく致命傷にはならないでしょう。
うまいこと成功した場合
うまいこと成功して、例えばチャンネル登録者数が3万人くらいまで増えた場合、経費を差し引いても、月2~3万円くらい?の収入になるかもしれません。大して労力をかけず、これくらいの収入になればうま味です。
また、仮にTwitter君が急に亡びたとしても、pixivとYouTubeの合計フォロワー数が6万人くらいいるなら、なんとか生き残れるかもしれません。
読者さんは選択肢が増えて嬉しい。作者は収入が増えて嬉しい
これまで僕の漫画は、Twitterなどで静止画として読むだけでしたが、新たに漫画動画が加わったことで、読者さんは好みに合わせて、静止画で読んでも良いですし、漫画動画で見ても良い状況になるはずです。
読者さんは見る時の選択肢が増えて嬉しいですし、作者も収入が増えて嬉しいですし、うまくいけば一石二鳥です。
赤字リスクを冒してでも高くて良い声優さんに頼みたい
漫画動画を投稿して赤字になる最大の原因は、高くて良い声優さんにお願いしているためです。
※高いというのは、あくまで声優さんのネット依頼相場の中で高めとか、僕が貧乏だから予算の都合がどうこうとか、そういうニュアンスでして、正直、この声のクオリティでこのギャラでいいの?と思うくらい良心的だとも思います
より安価に仕事を受けて下さる声優さんもいらっしゃいますし、今だと機械音声でもそこそこイケるため、コストを圧縮しようと思えば可能ですが、僕は少々無理をしてでも高くて良い声優さんにお願いしたいです。
今はまだ30秒の動画1本だけですが、仮に活動が軌道に乗って、数年かけて100本くらい動画が貯まったとします。
将来、ご新規さんが来て下さって、新作動画が気に入り、漫画動画のアーカイブを全部見て下さる展開になったとします。
聞いてて心地よい声の漫画動画を100本見るのと、微妙な声の漫画動画を100本見るのとでは、疲れ方が全然違うと思ったためです。
アニメとしての動きがない、完全な静止画ですので、声のクオリティで間を持たせるしかないというのもあります。絵が止まってて声までヘボかったら誰も見てくれないでしょう。
最初はコストを抑えて、人気が出てから予算を潤沢に使っていく方が合理的にも思えますが、長期的にアーカイブとして貯まっていくことを考えると、最初から出血覚悟でクオリティを担保するのもアリだと僕は思っています(ケースバイケースではあります)
漫画が読めない人にも優しい?
真偽は不明ですが、今の若い方は、漫画の読み方が分からなくなっているみたいな噂も聞きます。漫画動画は生声+字幕ですので、そういう方でも問題なく楽しめるはずです。
外国語版の製作も容易?
漫画の翻訳はかなり手間がかかりますが、動画であれば、音声そのままで、字幕だけ外国語にするやり方で、比較的簡単に外国語版も作れるはずです。
とりあえずはYouTubeの字幕機能で、テキスト字幕を付けるくらいの対応にして(YouTubeのシステムで機械翻訳可能)、YouTubeのアナリティクスで見て、もしも海外勢が予想よりも多かったら、対応するのもアリかもしれません(まずそんな展開は起きないとは思いますが)
4コマ×4本の動画を投稿してからが本番?
『オタク君VSヤンデレ妹』は、単発4コマを動画化しました。これはこれで良いのですが、4コマ×4本分を動画化したものは、おそらくインパクトが違ってきますので、すでにナユキ様に声を納品していただいている『30歳喪女』を動画化してからが本番だとも思っています。
総合的には、リスクは限定的で、成功したらワンチャン青天井?
とりあえず初弾が上手くいっただけですので、本当に継続できるのかは不明ですが、現状分かっているリスクとしては以下の2点です。
・動画を投稿するたびに数千円かかる(主に声優さん代)
・カラーで4コマを描いて動画化もするので、労力的に僕が続けられるか不明
逆にいうと、主な問題はこれくらいですので、リスクとしては限定的だと思います。
一方で、うまいこと成功した場合、たいして手間をかけず、月収を数万円増やせるかもしれません。
チャンネル登録者数がワンチャン10万人とかまで増えたら、けっこう太い収益になるでしょうし、インターネットまんがおじさん活動のメインが、TwitterからYouTubeに移る可能性もございます。
総合的に見て、リスクは限定的で、成功したらワンチャン青天井になる可能性もなくもないので、それなりに分の良い賭け(チャレンジ)なのではないかと今のところ考えております。
なんとか収支均衡点までたどり着ければ、ノーリスクで、黒字が拡大していく可能性だけが残る
動画の収入で声優代をまかなえる損益分岐点は、ザックリとイメージするとチャンネル登録者数1万人強くらいでしょうか。
そこまで行くのは相当大変だとは思いますが、なんとかたどり着けた場合、リスクがほぼ消滅します。
なおかつ、黒字が拡大していく可能性だけが残るため、理想的な状態となります。