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勇者の子孫と子供の頃から持て囃されてきた俺は、自分のレベルを顧みること無く魔の森へ足を踏み入れた。

リトルデーモン、ゴースト、そして上位悪魔アークデーモンと呼ばれる魔王の眷属たち跋扈するとされる森も、昼間は明るく何事もないような普通の森に見える。

しかしにとって、人間を騙すために生まれてきたようなそいつらは、俺の理性を奪うのに充分な存在だった。


昼間から若い男、いやあれは獣人だろうか。牛のような顔をした雄の悪魔。

アークデーモンと呼ばれる上位悪魔が2体、草むらでお互いの体をまさぐり、まぐわっていた。

俺はそれを視姦、いやこれは見つからないために隠れているだけだ。そう自身に言い聞かせて息をひそめる。


青毛が赤毛の乳房を揉みながら怒張した肉棒を挿入し、精液を撒き散らしながら豊満な裸体をまるで毛づくろいをしているかのように舐め回す。

そんな退廃的な交尾に俺は自分の股間が興奮し、硬く張り詰めるのを感じた。

もっと近くで見たい、そう俺は思った。だからもう少しだけ近づいてみることにした。


森の木々を隔てた向こうで悪魔たちがまぐわい続けていた。1体が突き上げるように腰を振る度に青毛の悪魔のたわわな胸が揺れる。赤毛はその胸の果実をまるで赤子のように吸う。

やがて彼らは2匹とも限界が近いのか、体を痙攣させ始め──


もう我慢できないと、股間に手を伸ばして自らの肉棒を扱く。

悪魔たちがセックスしている姿があまりにも扇情的だったせいか、いつもより早く絶頂が訪れる。

パキッ──

だがそのとき枝を踏み──悪魔たちが急に動きを停止し、こちらを見た。

バレた!? いや落ち着け!そう焦っている間に、悪魔たちはこの場を去ってしまった。

交尾後に精液が残っている。芳醇な甘い香りを放つ白濁したそれを、俺はどうしても舐めたいという欲望を抑えられなかった。




舐めてしまった。熱さの残る濃厚な味。

頭が真っ白になるほど甘美で、背徳的な味がした。

──だがそれで満足する俺ではなかった。

もっと欲しい!もっと!! 精液の付着した指先をしゃぶり、俺は恍惚と顔を蕩かせた。


そうしていると身体がカァッと熱くなりゴリゴリと身体が膨張し、あの悪魔たちのような相貌へと変化していく。

頭皮を突き破り固く鋭い角が巻き毛を巻き込みながら突き出し、顔は前に膨らみながら前に迫り、鼻と口は前に潰れ伸び牛のように突き出しては裂け、歯は牙へ。

手は大きくなりその指先には鋭い爪が生え、背中からはコウモリのような羽根が伸び始め骨格までもが変化していく。

滑らかだった人間の肌は紫のイボを生やしながら厚く堅い皮膚へと変化し、腹は膨らみ蛇腹になりながらも、尻を突き抜けて太い尻尾と繋がっていく。



衣服が破れ、装備を失った俺に残ったのは、皮が余り怒張した包茎チンポ。


全身を露出し、朝日を浴びながら自らの肉体が魔物へと変化したことを悟った。

──しまった、これは罠だったのか!? さっきまでの興奮が嘘のように冷めていくが、既に手遅れだった。

次の瞬間には俺の意識はどろどろに蕩け、新たに生まれ変わったような感覚に俺は酔いしれた。


雄牛の頭をした魔物へと変化した俺は、まだ興奮冷めやらぬ様子で木の幹を勃起した肉棒で擦り続けていた。

そのとき木々の隙間から覗く2つの目玉があった。

──まずい!見られた!! だがしかし今の俺は性欲を持て余す魔物そのもの。もはやこの衝動を抑えられない。木の幹に抱きつくようにして、激しく腰を振る。その勢いで木の幹が揺れ動き、俺は興奮した。

やがて快楽の頂点に達した俺は、勢い良く白濁した欲望を木に放出した。

白濁した精液は木を伝い、茂みへと飛び散っていく。


朝日に照らされた森の中で、自らの出した精液と魔物の精液が混じり、異様な匂いを漂わせていた。



その匂いに誘われるように、あの2匹の魔物が現れた。

俺の姿を見て、驚愕の表情を浮かべるがすぐにニヤつき始める。

どうやら悪魔たちは俺を仲間だと認識したようだ。

その証拠に股から怒張した肉棒を露出している。

彼らは俺を誘っているようだ。


素早い動きで近づいてきた青毛が太い尻尾で俺の背中をなぞった瞬間、電撃のような快感が俺の脳天へと突き抜けた。

思わず情けない声が漏れる。それを聞いた青毛は満足そうにしながら、俺と体を密着させてきた。

その瞬間、俺の身体が勝手に動き出し青毛の尻尾に自らの尻尾を巻き付け、媚びたような情けない鳴き声をあげる。

俺の声はこんな声だっただろうか。強い雄の臭いに頭がボンヤリしてくる。


これ以上進んだらもう戻れないところまできている。


赤毛と目があった。俺を挑発するように舌なめずりをした姿を見た途端、俺は甘い吐息を漏らしながら身体を痙攣させ、体液を垂らす。


俺はもう止まれなかった。

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