商店街プロレス 赤羽あんなVS玉手すみれ【決着編】 (Pixiv Fanbox)

ハチワンダイバーを読んでからは、たまに作業に入る時に脳内で「ダイブ」ととなえる事にしているたこやきです。こんにちわ！支援者さんは現在420名となりました。応援に負けない女の子たちのバトルを実現させてまいりたい所存であります！

商店街を代表する看板娘二人の熱い死闘もクライマックス！

赤羽さん対玉手さんの決着編をお楽しみください！

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『さあ、商店街の夏の風物詩、東西商店街対抗納涼女子プロレス大会もついに大詰め。

メインイベントの赤羽あんな対玉手すみれの対戦も、まるで命がけの真剣勝負！

非常に白熱した戦いが繰り広げられております！』

ドボ！

ごほぉ！

『腹蹴りを喰らいながらも反撃！

肩から体当たりする赤羽！』

『さらに玉手を捕まえてロープに振る！』

ダン

赤羽「あっ⁉︎」

ズダン

赤羽

ぐはっ・・！

玉手

ふふ

ドスゥ！

がはあっ！

赤羽「あ"・・・あっ・・・あ"・・・・」

玉手「ふふふ、本当に単調で馬鹿丸出しの戦い方ね

試合をするってわかってたのに

何の準備もせずに来たのかしら？」

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ここで説明しよう

今回の納涼プロレス大会で二人が試合をする事は、二ヶ月前に二人に許可を取り決定された。

玉手はすぐにプロレスの戦いを研究し、特訓を開始した。

しかも、まわりに悟られず普段の生活のまま何も変わらない様子を保って。

対して、運動神経が良くスポーツが得意な赤羽。

相手がネクラな箱入り娘と高をくくっていた。

しかも玉手すみれは、ろくに練習している様子もない。

だから、自分は試合当日に向けて体調さえ崩さないよう気を付ければ良いだろう。

そう判断した。

たった二ヶ月。されど二ヶ月。

その判断、準備の差はこの試合で少しずつ、しかし確実に影響を生む。

試合開始から20分。

その差は残酷なほどにはっきりと現れていた。

玉手「ふふ。スポーツやってるんだから腹筋にも自信あるかと思ってたのに案外だらしないのね？

ほら、これくらいで寝ている場合じゃないわよ？」

パシパシ

『ああーっと！

ここで玉手が赤羽を高く抱え上げる！

かつてない大技の気配に

赤羽の表情も凍り付く！！』

ドッスゥ！

赤羽「ゲホォッ！」

『決まったあ！

ストマックブロック〜！

高くから墜落した赤羽の腹部に対し

玉手の鋭い膝頭が突き刺さったあ！

フットスタンプで粉砕されている腹筋に 玉手の追い討ちが容赦なく突き刺さる〜！』

ドッ

ドッ

ドッ

『うわあ！玉手の執念を感じさせる執拗な攻撃が続く！

さらに玉手の両手を掴み腹部に前蹴りを繰り返す！

マットに横たわり、腕を掴まれ、力を逃がす事すら出来ない体勢！

内臓とともに赤羽の最後の意地を踏みつぶし叩き潰す！

そんな執念を感じさせる攻撃です！』

ドッ！　「あっ！」

ドム！　「うあ！」

ドム！　「ぶふっ！」

ダァン！

赤羽

あうっ！

ドム！

ゴッホォ！

『赤羽をコーナーポストに叩きつけてから！

猛スピードで、走り込んでのニーストライク！

防御を期待出来ない崩壊した腹筋に、加速されたヒザと言う凶器が、深々と突き刺さってしまったあ！』

赤羽「がはっ！ゲホぉ！　はっ・・はっ・・・！」

『吐瀉物を撒き散らし、嗚咽を堪えきれなくなった赤羽あんな！

もはや動けない！

うつろな表情でマットに突っ伏す姿に、もはや闘う意思を見る事は出来ないか？』

玉手「あら？これくらいで休んじゃダメよ？」

「かはっ・・？」

ギチギチギチギチ

「ぐええ・・・」

『スリーパーホールド！

徹底的に腹部を壊され、息も絶え絶えな赤羽になおも繰り返される地獄の責め苦！』

（やだ・・負け・たくないっ！離れ・・たく・・ない・・のに）

・・・あ

ガク

『ああーっ！

玉手のスリーパーで意識を刈り取られてしまったか赤羽！

だらりと頭を垂れて動かないぞ？』

玉手「ふう、やっとくたばったかしら？」

赤羽

「でも、貴方が私に一生歯向かえない程というには、まだ足りないわよね？

・・・残念。脅し言葉も、もう聞こえないか」

ふっ！

ガバ

「それじゃ、これで、お仕舞い。

気を失ったままじゃ首が折れちゃうかしら？」

ドゴッ

グキ

玉手「アハハ、折れなかったわね

それにしても、お尻を突き出していい格好ね。」

「下品な貴方にはお似合いの姿だけど、カウント取らないといけないしね。」

ゴロ

『半失神の赤羽に、強烈なパイルドライバーが決まりました！もはや赤羽の状態は絶望的！

そしてカウントが入る！』

ワン！

ツー！

スリー！

カンカンカーン

「ふう・・・」

玉手

「それじゃ、あんなさん。これでサヨナラね？」

「二度と私と甘美さんには近づかない事。」

「私達の視界にも入らないように注意して生活するのよ？」

「出来なそうなら早く引っ越していいからね？」

ガ

「・・・まあ、聞こえないか」

『夏の納涼女子プロレス大会のメインイベントにふさわしい。

いや、過去最も壮絶だったかもしれない戦いに決着が着きました！

東西商店街の看板娘対決を制したのは！

和菓子屋の箱入り娘！玉手すみれだあ！』