Home Artists Posts Import Register
The Offical Matrix Groupchat is online! >>CLICK HERE<<

Content

今回は、僕の自己満足による学園女子プロレスシリーズの、なんてこと無いシーンを作成してみました。

キャラクターの性格というか設定の掘り下げみたいなものなので、水着姿もプロレスとかで戦うシーンも無いです。

なので、興味ない方はスルーしましょう!

______________

7月末




俺の名は人吉辰夫(ひとよしたつお)。

今日も行きつけのコンビニで立ち読みをして時間をつぶしているところだった。

しかし、今日はちょっと気が散って漫画に集中できないでいる。

というのも・・・





隣にいる女が気になるのだ




「これは・・・困りました」





「あのー。

 なにか困っているならお手伝いしますけども・・・どうかしましたか?」 

「え?」




視界の端に写っていたその女は、田舎の国道沿いのコンビニにいるには、なにか違和感が有る事は感じていた。


しかし、いざ振り返ったその女は、コンビニの雑誌売場に居るにはあまりにも・・




ハウッ!


あまりにも場違いに過ぎた




艶やかであるとか色っぽいとか、そういうことではなく、清浄で汚し難い。そういった、ちょっと自分の身の回りでは見たことがない類の美しさをであった。


言うなれば、住む世界が違うという感じだろうか。


人吉は、心奪われるとはこういう事かと得心しながら、ふわふわとした気持ちで女を眺めるばかりであった






「実は扇ヶ谷高校まで行きたいと思っていたのですけれど、道に迷ってしまいまして・・・。お店に行けば地図が売っていると思ったのですが見当たらなくて困っていたのです」

「はっ!」

人吉「な、なるほど。それならスマホで地図アプリを見たほうが早いんじゃ?」


女「スマホ・・・ですか。そういったものは普段、家人に任せておりますので。」


人吉「え?・・・あ、そうなんですね」




「う~ん・・・

・・・それじゃ、僕が案内しますよ。

 扇ヶ谷高校なら、そんなに遠くないですしね」




「それは、ご親切にありがとうございます」


女は15度ほど頭を下げた



「あ・・・はい」


「それでは、行きましょうか」

人吉は、その女の完璧といってもいいほどの丁重な対応に、むしろ彼女と自分が同格ではないことを強く自覚した。

彼女の所作から感じられるのは、周囲の人間が自分の為に働くことを自然な事としている気配だ。

しかし不思議なもので、それも悪い気がしなかった。

これが品格というものだろうかと人吉は思った。

______________




女の名は、富岡加奈子というらしかった。

丁寧に名乗られて恐縮した人吉辰夫も自分の名を名乗ったあと、二人は扇ヶ谷高校を目指して移動を始めた。

目的の高校までは歩いて20分程度の距離である。



人吉「・・・でも高校はもう夏休みですけど、何しに行くんですか?」


富岡「ちょっと欲しいものがあるのです」

「へえ?・・・それはなんですか?」



「そうですね・・・あえて言うなら。

  ・・・自信・・・でしょうか」





「そうですか・・それは・・・」



「手に入るといいですね」





「ええ。そうですね」



人吉「いや~!ホントすいません!ここら辺はバスも1時間に一本くらいしか来ないもんで!」

富岡「ふふ、人吉さんが謝るようなことではありませんよ」




まるで、花が咲いたかのようだ

富岡の笑顔を見て人吉はそう思った



______________



富岡「人吉さん。お力添え、ありがとうございました。」

人吉「いえいえ!多少でも役に立ったなら良かったです!それでは!」





「さて」

「では、参りましょうか」




______________

この夏休みに扇ヶ谷高校の女子プロレス部に道場破りの女が訪ねてきたという。

その女は、並外れた怪力で、女子プロレス部のレギュラー5人をことごとく倒して去っていったという。


人吉辰夫も、その話を後になって耳にしたが、夏休み中にその高校まで案内した令嬢風の女が、その道場破り本人だったとは、ついぞ結びつかなかったようである。




______________






「もしもし。加奈子です。用事が済みましたので、これから帰ります」

「・・・ええ。扇ヶ谷高校という所に」


「迎えに来る?かなり遠いはずだけれど・・・

 ・・・そんなに心配しなくても大丈夫よ」


「・・・行きそうなところに目星を付けてたから近くまで来ている?

 ・・・そう。わかりました。それじゃあ待っていますね。はい」





______________

今回はこんな感じのワンシーンを作ってみました。

水着姿も格闘シーンもまったくありませんでしたね。ざんねんざんねん。

次回こそはちゃんとなにかしらの試合がシーンがあるだろうものを作るかと思われます!

それでは!また!


Files

Comments

トシ

大好きな富岡さんのストーリーが見れてとても満足です。 夏の武者修行が終って、大きく成長した彼女の活躍が楽しみです。 次も期待しております。

22

日常シーンでも加奈子さん見れたので満足です^ ^こういったシーンがあるとよりキャラの魅力を深まるので個人的には好きです!自信を付け大河内さんに再チャレンジですね。 そういえば、大河内さんに決勝で痛めつけられた腰は良くなったのでしょうか? 決勝から結構日が経った設定ですかね。

Gab2

Looking forward to the continuation of this story line! :)

たこやきちゃん

久々の冨岡さんのストーリー、ご覧いただきありがとうございます!学園女子プロレスのお話も、ちょいちょい作っていこうと思いますので、次回もお楽しみに!

たこやきちゃん

僕の作品のキャラは、会話をしたりとかでキャラの掘り下げがあんまり出来ていない場合も結構多いと思うので、今後もちょいちょいキャラクターにフォーカスしたお話も作っていけたらなとも思っております。腰を痛めていたかもしれませんが、後の残るような怪我ではなかったんでしょうね!もう治ってるもんだと思っておりました!

Anonymous

学園女子レスリング大好きです!! 橘さんも見れるんですか?

たこやきちゃん

ありがとうございます!シリーズを作り続ければそのうち橘さんは登場するでしょうが、すぐに登場とはならないかもしれませんね!

Durmstrang22

OMG She start a solo run .. This is her style for sure ! Tomioka reminded me of Takiya Genji in the《Crows Zero》~

たこやきちゃん

ありがとうございます。学園女子プロレスは、けっこうクローズを参考にして作っているところはありますので、そう言ってもらえるとなかなか嬉しいですね。

Anonymous

希望她能超越 阿武隈 那場戰鬥讓我有點不服