Home Artists Posts Import Register

Content

聖都は陥落した。

大聖堂から命からがらに脱出した法王は、海路で西方開拓地に落ち延びた。

しかし、残っていた聖騎士らの戦力のほとんどは敗死もしくは虜囚の身に落ち、帝国の砦に幽閉されてしまった。

力を失った聖王国は事実上滅亡したと言って良い状況であった。




聖都からはるか北、中央山塊の麓に一つの城塞がある。

帝国格闘兵団の隊長であるマルティナ・エンペラドールの拠点である。

今は聖王国側の虜囚達を幽閉するための監獄として利用されている。


そしてそれら表向きの役割の他にある、もう一つの役割がこの城塞の中で果たされて続けている。










暗い地下の牢獄に

鈍い打撃音と妙齢の女性の物であろううめき声だけが響いている。





鎖で吊るされた女がもう一人の女にまるでサンドバッグのように殴りつけられていた。

吊るされているのは、かつての聖騎士団副団長シフォン・ルルランディアである。


シフォンは、この城塞に幽閉されてから連日のようにマルティナ・エンペラドールの練習相手という名の肉人形としていたぶられ続けていた。









ある日は吊るされてサンドバッグにされ

ある日は技の練習台としてなぶりものにされる。

彼女を支える物は、彼女と同じく幽閉されているであろう同胞と合流し脱出する事。

もしくは一人でも仲間を逃がす事が出来ればという、微かな望みだけであった。






マルティナ 「期待ほどじゃ無かったけれど、力が少しは上がったのを感じるわ。

本当にありがとう。そろそろ頭打ちみたいだから、明日からは部下達のお相手もお願いしようかしらね。」



マルティナの位階上げに寄与しなくなったシフォンは、今度はマルティナの部下達の能力向上の為に利用されるようになった。




シフォン「ぐ・・ううっ・・・」





「 ! 」



「あ”あ”あ”ぁっ!」


右腕と右脚を同時に破壊された激痛に、シフォンが上げた叫びが広間に反響し響き渡った。







「二人があんまり楽しそうだから私もまた遊びたくなってきちゃったわ・・」

「ちょっと玩具(おもちゃ)を借りるわよ・・」


「は・・はい!」









シフォン「!っんぁああっ!」


マルティナ「ウフフ・・折れた腕だと反応がまたいいわねえ♪」






シフォン「な・・・やめて! 放してっ!」

ルビー(金髪)「アホか・・はなさねーよ・・・」







上下を二人の部下に固定されたシフォンの膝上に、高く跳躍したマルティナの膝が、真上から落とされた。

乾いた音とともにあらぬ方向へ曲がるシフォンの大腿部。





白目をむき断末魔の叫びをあげるシフォン


マルティナ「明日も二人が使っていいわよ。このオモチャ。

 もう壊れかけだし使いつぶしちゃってもいいかもしれないわね・・・」


ルビー「ハードに使った方が私たちの力の伸びも良さそうなんで、隊長がよろしければ思いっきりやりたいですね♪」


彼女たちの不穏な会話も意識が遠のいていくシフォンの耳に他人事のように響くのみであった。


Files

Comments

Anonymous

魅力的なキャラが多いですね! こういう好き放題やってる女にもいつかこっぴどい目に遭って欲しい(>_<)

たこやきちゃん

調子付いた表情もやられている表情も、どっちも見てみたいというのはございますねっ!

Anonymous

シフォンさんのやられキャラいいですね