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~8月、とあるビルの屋上ビアホールにて~


「ちょっとアンタ!ぶつかっといて謝りもしないわけ?」


 (なにやら二人の女性が揉めている)


「服も料理で汚れちゃったし!弁償しなさいよね!」

 

倉見菜々(26)







「は?私が?

あなたが勝手にこぼしたんでしょ?言いがかりはやめてちょうだい?」

 

片桐ありさ(29)



「はぁ!?何よその態度!

まずは謝りなさいよ!」

 





ビリッ

 



「まぁまぁ。一旦落ち着いて。」

 「ここで言い争いをするよりも、もっとキレイに解決しましょうよ。

ほら、あそこにイベント用のリングがありますし・・・」

 謎の男の仲介により、二人はプロレスの試合で決着をつける事になった。

さらに、その男がスポンサーとなり試合の賞金も出すと言う。

女性二人もその申し出には異存はなく、結果的に以下のような条件の元、試合が行われることになった。

______________

ビアガーデン特設会場プロレスデスマッチ

・時間無制限一本勝負

・勝者には賞金50万円を進呈

・敗者は土下座で謝罪する事

______________

上記のルールの元、勝負をつける事に二人とも了承した。









~それから20分後~



ワーワー!

 

『視聴者の皆様こんばんわ!

本日も熱闘女子プロ放送局のお時間がやってまいりました!

今宵の戦いは、とある街にある屋上ビアガーデンからお送りしております!』



『そんな夏らしさ全開のビアガーデンプロレスの舞台に立つのは、目の醒めるような美女二人!

まずは青コーナー!倉見菜々選手!

倉見選手は市内の総合病院で看護婦をしている26歳!病院内では有名な美人看護師であります!こんな美女に看護されるなら健康な私も入院したいものです!』





『続いて赤コーナー!片桐ありさ選手!

 

誰もが知る大企業に務めるキャリアウーマンでありつつ、大人の魅力を振りまく29歳!私もこんな美女がいる職場に勤めたかった!

おっと!手に入らなかった過去に思いをはせるのほどほどにいたしましょう!

今、眼の前にある美女同士の闘いに集中したいと思います!』



『いま眼前で向き合う二人の美女が、リング中央にゆっくりと歩みを進めます!』



ザッ

 





奈々「服は汚れちゃったけど、50万円もらえるなんて最高ね♪

アンタのお陰で得しちゃた♪」

 

奈々「ま、それはそれとして、アンタは泣かすけどね♪」







ありさ「汚れた服だけ着て手ぶらで帰る事になるんだから、感謝しなくてもいいわよ?」

 ありさ「生意気な口をきいた分、しっかりとお仕置きしてあげるから♪」





菜々「言ってなさい。結局、泣いて土下座することになるんだから♪」

 

ありさ「・・・ふん」





『さぁ!リング上の二人も気合十分といったところ!

各々のコーナーに戻りゴングを待ちます!』

 

カーン!



~試合開始のゴングとともに次回に続く!~

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