【自由の船編】白銀麗子VS浅見＆宮ケ瀬ハンデキャップマッチ① (Patreon)

本編作り切って力尽きました！
楽しんでいただければ幸いです！

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リベラトゥール号

この船で大金と自身の自由を賭けて行われる、10日間のプロレスサバイバル

生き残れば自由と大金を得、負ければ組織の奴隷として人生を奪われる

そんな過酷な戦いに放り込まれた白銀麗子をはじめとする百数十人の女性たち

白銀麗子は船上で知り合った海老名栞・穴沢ほのか・高島さや等と結託し、ルールの隙をついた方法で第1ラウンドの突破を計画する

しかし、それらの計画は海老名と穴澤が白銀と高島さやからポイントを奪うための罠だった。

穴澤を信用しきっていたさやは、全てのポイントを奪われて客船の地下営巣落ちとなった

同時に試合を行っていた白銀麗子も、海老名に騙されて追い詰められ、所持する3ポイントのうち、2ポイントを失う形で敗北する。

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ラウンドを突破する為には失った2ポイント分を取り戻し、計3ポイントを集めなければならない。

制限時間である午後9時が迫る中、白銀は、自分と同じように残り1ポイントしか残されていない二人の女性と接触する

もう後が無いのは共通している3人はトリプルスレットマッチでポイントを賭けて戦うことに同意する

彼女たちとの死闘を制し、白銀麗子は第2ラウンドへの進出を勝ち取った。

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翌日の朝

第1ラウンドの連戦でのダメージと疲労で寝込んでいた麗子は黒服から第2ラウンドの説明を受けた。

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・第2ラウンドはその日の夜に行われるタッグマッチとなる。

・タッグパートナーは各自でペアを見つけること

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早々に第1ラウンドを突破していた者たちは、ほとんどが既にパートナーを見つけタッグ戦に向けた準備を始めていた。

パートナーが見つからなければ、準備を整えた対戦相手に対して単独で試合に臨まなければいけなくなる。

必死で船内を巡り、パートナーを探す麗子は一人の女性を見つける

 椿山みさき

この春に上京してきたばかりの女子大生であるという彼女

麗子は一回戦でパートナーと信じた海老名に騙されたために警戒していたが、みさきの人柄を信じてタッグパートナーとなることを依頼する。

こうして二人は第2ラウンドのタッグマッチに協力して望むことになったのだが・・・・

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「ねえ！あなた、白銀さんのタッグパートナーの人でしょ！？」

「えっ！あ、はい！」

 「大変なの！白銀さんがデッキからの階段で転んでしまって！

今、医務室にいるから一緒に来てもらえる？」

「はい！」

「白銀さん！」　バンッ

カチャリ

「え？・・・あれ？」

「ふふ・・うまく行ったぁ♪

やっぱり逆恨みされそうな相手には、ちゃんと消えてもらわないと心配だしね♥」

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審判「試合開始時刻だけど、パートナーの子はきてないのかね？

 このままだと一人で戦ってもらうか、失格で営巣送りだよ？」

白銀「・・・もう少し。もう少しだけ待ってください」

宮ヶ瀬　「マジで相手一人しかいないじゃん♪　こりゃ楽勝だね」

 浅見　「ふふ♪　でも、気は抜かないでいきましょ」

 【左：浅見里緒奈　　右：宮ヶ瀬千夏】

「椿山さん・・・」

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10分後

『会員の皆様ごきげんよう！

洋上で行われていう美しき乙女たちの戦い、オーシャンクルーズファイトも第2ラウンドが始まっております』

『第2ラウンドは美女2人同士によるタッグマッチですが、展望デッキ特設リングでの試合は特殊な状況となっております』

『というのも、この会場では白銀麗子・椿山みさき組VS浅見里緒奈・宮ケ瀬千夏組の対戦を予定しておりましたが、椿山選手が会場に現れず、急遽2対1のハンデキャップマッチとなりました』

ドボォ！　「ごはっ！」

『二人を向こうに回しての変則マッチ！当然のごとく白銀が追い詰められる一方的な展開！

白銀「っはぁ・・はぁ・・」

浅見　「ふっ！ふっ！」

            ドン！ドス！ドム！

 白銀　 「んっ！んぐ！んっ！」

『白銀は決して弱くない！むしろ序盤は鋭い動きを見せておりましたが、如何せん相手はタイミングを見て交代をしながら、体力を回復しながらの長期戦狙い。

試合開始から10分。スタミナの消耗が見えてきた白銀に対し、浅見と宮ケ瀬の攻撃が本格化してまいりました！

白銀　「はぁ・・・はぁ・・・

浅見　「ほらほら♪　休んでる暇なんてあげないわよ？

グイッ

ギッシィ！

白銀　「んぁあああっ！

 ギリィ！・・・ギリギリィ！

白銀　「んぁあっ！ぅあああっ！

『そして今度はヘッドロックだ！

白銀のこめかみをぎりぎりと！果実を絞るがごとくに締め上げております！

そんな窮地の白銀からは、果汁ならぬ悲痛な悲鳴がこぼれ出すばかり！

基本技ながらも、こめかみは人体の急所の一つ！
ゆえにその痛みとダメージは、確実に心と身体を弱らせます！

ブン！

『そしてここで白銀をロープに振る浅見！

ぐぐっ　　　　ダダダッ

 バゴォ！

「あっ・・・がっ・・！

『エルボースマッシュ！

  ロープから跳ね返ってきた白銀の、左頬を打ち抜く肘鉄砲！！

まるで交通事故にでも遭ったように！白銀の身体が一回転だ！

『リングに倒れた白銀は、半失神のグロッキーか？

そんな白銀の脚を抱え込んで、浅見が白銀を引きずっていく！

ズズズッ

グリンッ 

『そしてひっくり返す！リング中央で！

白銀の身体を一足に跨ぎ越すぞ！

ズン！

『逆エビ固め！白銀の身体が海老ぞりに反りえる！

そしその上からずっしりと、浅見が腰を落として重みをかける！！

『別名、ボストンクラブ！

背中と腰が極まりつつ、呼吸もままならない拷問技だ！

これがフィニッシュになってもおかしくないが、これを白銀は返せるのか！？

白銀　「うぁああっ！はぁあっ！

   『耐える白銀！　上から腰を落としてずんずんと重みを掛ける浅見！

  しかし抜けられない！このまま痛めつけられたままとなってしまうか白銀！

両腕に力を込めて！なんとか這いずって逃げたい白銀！

しかし抜けられない！

このままだとじわじわとダメージが積み重なり続けるぞ！

これはまずいか！？逃げれないか白銀！

ギシィ！　ギリリィ！

「んぁあっ！んぁああっ！

『ここでいったん技を外す浅見！

白銀の粘りに、さすがに技を維持出来ないか？

しかし白銀には十分以上に、ダメージを与えたといったところか？

『呼吸を荒げて立ち上がれない白銀の、髪を掴んで引き起こす浅見！

がしっ！

バゴォ！

『カチ上げアッパーカット！

顔をうつむけていた白銀の、顔面をカチ上げる、アッパーカット！

仰向けに倒れ込んだ白銀！

さらに倒れ込んだ白銀は、朦朧とした表情で視線をさまよわせております

『これは全く一方的な展開だ！

白銀はまったくいいところを見せれません！

そして再び白銀を引き起こす浅見！今度はどうするか？

ガッ

ズダァン！

「がはぁっ！

『ネックブリーカードロップだ！

相手の首元を掴んで、後頭部からリングに叩きつけたぁ！

バッ

ズン！　「ぐふぅ！？

『そしてその場飛びボディプレス！そのまま抑え込んでフォールに入る！

カウントが入るぞ！

『ワン！

『ツー！

『ス！

ガバッ　　浅見　「あっ？

『しかし返した！カウント2.9！

満身創痍に見えた白銀！しかしいまだ心は折れず！

カウントスリー寸前で身体を返して決着を阻止だ！

白銀　「はぁ・・はぁ・・はぁ・・

『フォールは返したが、いまだピンチは終わらない！
瀕死の白銀を自陣コーナーへと引きずっていく浅見！

パシッ

シュバン！　白銀　「かはっ！！

 『そしてここで宮ケ瀬にタッチだ！
さらにすかさずのフライングメイヤー！
白銀をリングに投げつける！

ガシッ！　ガシッ！　「あっ！・・・なにを？

「さて♪　何かしらね？　　　　　ダッ

ズン！

白銀　「ぐっほぉ！！

白銀　「うぁああっ！あああぁあっ！

『ニースタンプだぁ！
白銀のはらわたをえぐる、コーナー最上段からのダイビングニースタンプ！

タッチと同時に相手をリングに押し付けてのコンビ技だ！
こういったコンビネーションが使えるのも、2対1ならではの際立った優位性か！

白銀は腹部を押さえて悶絶の表情だ！！
これはダメージ甚大か！？

『そんな白銀に対して、さらに容赦なく追撃が迫る！
タッチで入った宮ケ瀬千夏が、白銀を掴んで立たせて再び自陣コーナーへ！

そして浅見が背後から白銀を拘束する！

ギュン！　メギィ！　　白銀　「ひぐぅっ!!

『ああーっと！浅見がロープを利用して白銀の首を無理やり反らした！
情け無用のロープ断頭台！

白銀の首から嫌な音が響く！
これはたまらない！自陣コーナーではさらに無法なラフファイトを行う浅見・宮ケ瀬組！

『審判も注意をするが、これはなかなか止め切るのは難しいか？

宮ケ瀬　「ちょっと・・・脚によだれが垂れてんだけど・・

   みっともない悪あがきしないで、地獄行きを受け入れろってのにさぁ・・

『そしてリング内は今度は宮ケ瀬対白銀の展開へ！
そして白銀はすでに満身創痍の状況！

これはこのまま一方的な展開が続くのか！？

次回へ続く！

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という感じで今回は完全に僕の中のベビーフェイスをいじめたい衝動に駆られて作りました！
リビドー任せの制作なのでどう決着つけるかは決まっておりません

ぼくが力尽きるとその時点で有利な方が勝つことになりそうです！
とりあえずまだまだやる気なので次回も続きます！お楽しみに！

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