Home Artists Posts Import Register

Content

創造神と呼ばれる白竜が住んでいる、聖なる力によって守られている聖域の森。

それは、この自分が踏みしめている大地から空、宇宙までの全てを作り出したと言われている。


今日はその白竜に会う為に準備万端にして来たのと、天気も良いので探索日和と来た。

一見なんて事の無い普通の森に見えるが、奥の方に行こうとすると方向感覚が狂って迷ってしまうのだ。

魔物が入り込まない為の聖なる力が働いているのか、それが人間にも作用しているらしい。


しかし、俺はどうしても白竜に会いたかったのだ。

会う事が出来れば、創造神なだけあって何でも望みを叶えてくれると言う噂だ。

ありったけの金を貰ったり、その気になれば世界を手に入れる事だって出来るかもしれない。

いや、白竜とアレコレするのも行けるのか……?いやいや、流石にそれはないか。


なんて事を考えながら、俺は分かれ道や木々が密集している

迷いそうな所に松明で目印を立てながら先に進んだ。

そうすれば、同じ所に出たとしても自分が置いた物だとすぐ分かる。


しかし…まただ、また同じ所に出てしまった。

いくら色々な方向の道へ進んでも、自分の立てた松明の所に出て来てしまうのだ。

かなり時間が経っているのもあって、夕暮れになって来ている。


その時、ズシン……ズシン……とこちらに向かって来る音と同時に定期的な揺れが起きる。

流石にマズい、ここで魔物と遭遇してしまう可能性もゼロではなかったのだ。

なので俺は一度、引き返す事にしたがその時…


ミシッ!メキィ!バキバキッ……ズッシイイイイイン……!!!


と、一瞬にして目の前の木々が白い壁で押し潰されてしまった!

呆然と立ち尽くしている間に、とてつもない轟音と共に衝撃が全身を襲い、意識が飛んだ。


「たまにはこのサイズで、その辺を歩き回るのも楽しい物ですね……♪」


巨大な足に踏み潰された人間は、何故かミンチにはならず気絶したまま足裏にへばりついている。

散歩と言う名の蹂躙を行っているのは、その聖なる森の主である白竜だった。

本来の大きさは大人の男性ぐらいのサイズである筈だが……


「フフフ、みさきもたまには役に立ちますね……この巨大化魔法」


なんと、巨大化した白竜による「おあそび」が始まっていたのだ。

気まぐれと言われている白竜は、このように別の意味で簡単に会える時もあれば

永遠に聖域の森をさまよう事になってしまう時もあるとか。


「そうですねぇ……たまには人間の街の様子でも見に行きましょうか」


白竜目線では、ズシン……ズシン……と普通に歩いているつもりでも、

足元の人間や魔物からすると、通り道にある構造物や障害物など関係無く全て踏み潰して

こちらに迫って来るので、ただの破壊兵器でしかない。


「早く逃げろー!」

「何だあれば……!?」

「グルル……ギ、ギャオンッ!?」

「マ、魔王様ジャナイ……ニゲル!」


ついに白竜は魔物の住処も踏みにじりながら、人間の街までやって来た。

そこそこ規模がある王国であったが、この体格差では片足で半分が隠れてしまうレベルだ。


「おやおや……このサイズでは人間の街もゴミみたいなものですねぇ……?」


と、呟きながら白竜が土で汚れた足裏を見せつけて来た!

汗で蒸れているのか、かなり香ばしい激臭が人間の街を襲う。


「ヴォオエッ……気持ち悪ィ、くっせぇ……」

「汚ぇんだよ!デカブツめ!」

「は、白竜様の足裏…ハァハァ」


街の人々からは罵声を浴びせられ、城の内部からは炎魔法や大砲が飛んで来ている。

しかしそんな事は白竜にとって失礼になる行為だった。


「ふむ……人間の分際で失礼ですね、私がこの世界を作り出したと言う事を

『わからせ』してあげないとダメなようですね……?」


ズズズ……と踵の部分が街の外壁を簡単に押し潰し、次の瞬間には城を足の指先でグニグニと弄んでいる。

流石に城なだけあって簡単には崩れないが、あちこちにヒビが入り始めていた。


「国王!このままでは城が崩れてしまいます!逃げるべきです!」

「しかし国民を置いて逃げる訳にはいかぬ!全力で反撃するのじゃ!」

「で、ですが……」


ガラガラ……ズズン、ズシィン!

既に兵器はおろか逃げ道も破壊されていたのだ。


「あらあら、もう終わりですか……?」


巨大な両足で弄っている間に、やがて城は足裏に押し潰されて消えてしまった。

ドゴォ!ズズズ……ズッシィ……ン!と、仰向けになりながらお腹やお股をだらしなく広げておっぴろげている体勢になった。


「少し汗をかいてしまいました……では綺麗にしてもらいましょうか、愚かな人間共に、ね?」


そう呟きながら指を鳴らすと、滅茶苦茶になってしまった街や城の残骸から

複数の人間が白竜の足裏や、スリット部分などに集められた。


白くて綺麗な筈の足裏は茶色くなっており、あまりの激臭に吐いてしまう者がいた。

破壊による興奮なのか、既にスリットからは汁が出ており

この体格差ではスリ汁に呑まれて流されてしまう者もいた。


「これぐらいも耐えれないとは……人間は情けないですね?」


少しばかり唾液を垂らして足裏サンドイッチをし、スリット付近にいた人間はナカに押し込んでしまった!

グチュッ、グチュッと下半身からいやらしい音を立てながら、白竜は身体が熱くなるのを感じていた。


---


久しぶりに小説を書いてみました、ブランクあり過ぎて怪しい所が多いかもしれません( ˘ω˘ )

もし良かったら感想を頂けると嬉しいですね( ˘ω˘ )

Files

Comments

No comments found for this post.