香水の魅力 - 電車の中の欲望 序章~2章 (Patreon)
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序章:魅惑の香水
近代と古代が交錯する街の中心で、平凡な日々が私の影を落としていた。毎日が前回の反響に過ぎず、予測可能な瞬間の無限ループのように感じられた。休息を求めて、私は偶然、場違いなようで興味をそそるアンティークショップを見つけた。
店内には香水の瓶があり、その別世界のような魅力に引き込まれた。店員は近づいてきた。彼女の視線は揺るがず、その声はメロディックで、ほとんど催眠術のようだった。
「ああ、これはただの香水ではありませんよ」
彼女は不可解な笑みを浮かべ、温かさと警告を織り交ぜた口調で話し始めた。
「この香水をつけた人は、近づく人すべてを魅了することでしょう。でも、お客様、その力を軽々しく扱ってはいけません」。
彼女の言葉は、謎めいた態度と相まって、私の中の感情の嵐をかき立てた。その夜、香水をテーブルに置きながら、私は自分の人生を振り返っていた。平凡な日常、サイクルから抜け出せない感覚、何か変化をもたらすものへの渇望......この香水は私の逃避行、平凡でない人生への切符になり得るだろうか?しかし、店主の注意は私に危険を思い出させた。
夜明けが明瞭になった。不安と興奮が入り混じる中、私は未知の世界を受け入れることにした。香水をつけると、その香りが新しい章を約束してくれるようだった。深呼吸をして外に出ると、今まで感じたことのない街の鼓動を感じた。駅までの道のりはいつもと違って、可能性を感じた。
いつもの電車に乗ると、その雰囲気は生き生きとしていて、電気が走っているようだった。今日、世界はいつもと違う私を見るだろう。
1章 予期せぬ出来事
聞き慣れた電車のリズミカルな音は、私の頭皮の不気味な感覚によって中断された。初めは少しピリピリする程度だったが、やがて動いたような、紛れもない感覚を覚えた。私の髪が変わり始めたのだ。
髪の束はまるで液体のシルクのように流れ、信じられない速さで伸びていった。それは私の耳を過ぎ、首筋を流れ、理解する間もなく肩に達した。その重みが私の頭皮をやさしく引っ張り、その感覚は異質でありながら魅惑的だった。なめらかで輝く髪の流れはさらに続き、ついに私の背中の真ん中にたどり着いた。
驚きのあまり、私は思わず声を漏らした、
「どうなってるんだ!?」
その言葉は私が思ったよりも大きく響き、車両のみんなの注意を引いてしまった。乗客たちのおしゃべりは、ざわめきとどよめきに変わった。私の変身を目の当たりにした人々は目を見開き、指をさした。
すべてを理解しようと、私の心は激しく揺れ動いた。
「これがあの香水の効果なのか?」
パート2:開花
電車の走る音が次第に耳に入らなくなり、私の中に奇妙な感覚が湧き上がってきた。最初は胸が微妙に引っ張られるような感覚だったが、それが続くうちに圧迫感が増し、シャツがますますきつく感じられるようになった。そのとき、ふと思った、
「もしかして、洗濯でシャツが縮んだのかな」
しかたなく、私の指はシャツのボタンを外そうとした。しかし、私が目にしたものは想像を超えるものだった。生地の下には、柔らかく膨らんだ2つの丘があった。あまりに異質で、あまりに予想外の光景に、私は一瞬固まった。
私の心臓は高鳴り、眉間には冷や汗が浮かんだ。
「こんなことありえない」と私は思った。
ショックに耐えながら座っていると、乗客たちのざわめきが大きくなってきた。香水の魅力によって感覚が研ぎ澄まされ、目の前で繰り広げられる変身に敏感になっているようだった。近くにいた年配の女性が驚いたようにささやいた、
「あんなに早く大きくなるなんて、まるで魔法みたい!」。
私からそれほど離れていないところにいた若い男性は、驚きの入り混じった表情を浮かべていた。
香水の力は私の肉体的な形を変えるだけでなく、私という人間の本質そのものを作り変えていたのだ。
更新が遅くなってごめんなさい。
前作はだらだらと書いてしまったので、今回は短くして、早く次のバニーガールの話を書きたいです!