Home Artists Posts Import Register
The Offical Matrix Groupchat is online! >>CLICK HERE<<

Content

とあるコラムを読んだので、私の意見を書いてみます。 結論から言うと出版社は必要です。 何故なら販路の規模や知的財産を守る点でレーベルは強い味方です。近頃は漫画家の為のエージェントなども流行ってますけど、自前でやるコストを考えたらある方が当然良いです。 しかし良く考えてもらいたいのは次の2点です。 漫画家が出版社に出版をお願いしてるのか? 出版社が漫画家に出版をお願いしてるのか? この2点を区別しない作家が沢山います。 最近はオファーが流行っています。Twitterやネットで気楽に才能を発掘できますし、直ぐに声をかけてデビューさせる流れが顕著です。 これはなぜかと言えば、出版社というのは一般企業です。企業というのは会社の儲けを考えるのが最優先であって作家の利益が1番ではありません。これは基本的な事です。どの企業もこの考えは基本理念として持っています。そうでないと、会社が潰れるからです。 会社が儲かる上で、ちゃんと利益分配をしてお互い納得のできる契約をする、そしてWinWinの関係を築く。お金が発生する以上、基本的にビジネスの話です。だから、どちらからお願いしているのかが重要になります。 作家側からお願いしているのであれば、多少のサービスはする事になりますし、しなければならないです。結果ヒットして大きな利益を産むようになって立場が逆転することもあるでしょうけど、そんなことは稀だと思った方がいいですね。 逆の場合はどうでしょう。そもそもオファーするという事は、出版社としては利益が最初から見込めると感じているから商品化しようと企画するわけです。しかし、出版社からお願いしてきておきながらネーム会議に1回通してからとか、編集長の判断をとか、間抜けなことを言う方が多すぎます。オファーをするという事はその作家の情報、つまり作品をネットか何処かで入手済みのはずです。それを編集会議なり、あるいは編集長、上の者に見せて話を通してから声をかけるべきなのに、何故かお願いしてる立場なのにタダ働きをさせようと平気でしてきます。これが問題なのです。自分が今どういう立場に立っていて、何をしようとしてるかを作家も出版社も考えて行動、発言すべきではないかと思います。 もちろん、立場がどうであれ、前提がどうであれ持ちつ持たれつと言うのはあります。しかし、それはビジネスにおいては当たり前の信頼構築です。ケースバイケースで対応するとか、そんな基本的なことは一々説明する必要はないし、社会ではしてくれません。 とにかく何が言いたいかというと、出版社は必要、しかし出版社にとって作家も必要。だから双方のそもそもの立場を把握して、互いのメリットデメリットを考えて行動すべき、という事です。もっと端的に言えば、どちらが上か下かという事です。そこをなるべくフラットにやっていきたいから、お金が絡む訳です。 さて、出版社が必要か不要かと言う内容のつもりが、作家と出版社はどう付き合うべきか?みたいな話になってしまいましたね。最初に結論として必要と書いたので、必要だけどお互い必要な存在だからこそ立場が明確でないとスジがぶれ始める可能性があるね、という事でした。 おしまい。

Comments

No comments found for this post.