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親切な方に意訳していただけたので中国語版を投稿いたします。

ありがとうございました!

我会发布中文版,因为我能够由一个好心人翻译它。

谢谢!

I will post the Chinese version because I was able to translate it by a kind person.

Thank you!


尋問を終えた春麗は格闘戦に入る前に蹴り飛ばした男の拳銃を拾った。

盤問結束後,春麗撿起了交戰前被踢飛的手槍。


男が不安そうに春麗の様子を覗う。

男子則一臉不安的看著春麗。


銃を握りながら器用に携帯電話を扱うと春麗は廃工場に侵入する際に分かれたパートナーに連絡を入れる。

只見春麗一手拿著槍,另一只手輕巧地掏出手機,打給此前與自己分開的同伴。


「今犯人を捕獲、被害者の消息が分かったわ。パナマ船籍、船名はグレートシャドウ。番号8909至急手配して」

“我抓住犯人了,受害者的下落也查明了,在巴拿馬籍的船,船名影羅,編號是8909,儘快安排。”


「わかりました」

“收到”


「私はこいつを連行するわ。車で落ち合う‥ やめなさい!」

“這傢伙就由我帶回去,我們車上匯合… 幹嘛!快住手!”


突然大声で叫んだ春麗は、手に持った拳銃で誰もいない背後に向かって、パンパンパンッと連射した。

通話中的春麗突然大喊道,並朝著身後的空氣連開了數槍。


通話は銃を撃っている最中に切ってある。

就這樣,電話在槍聲中被掛掉了。


男が不安に襲われながら呆然と、ただ情景を見ていた。

男子被眼前這一幕給嚇壞了,只能呆呆地看著。


「受刑者のコストは少なく見積もっても年間300万円。知ってた?生活保護者より高いのよ?」

“你知道嗎?關一個囚犯一年至少得花費300萬日元,比養老支出還高哦。”








柱が倒れ、立ち昇った埃が静まった廃工場の中を駆けてくる足音が近づいて来る。

當廢棄工廠中發生的一切都塵埃落定時,遠處傳來了腳步聲。


「春麗捜査官!ご無事でしたか!」

“春麗搜查官!你沒事吧!”


自分が作った惨状の様子を確認した春麗は、足音の主に振り向いて見つめた。

在欣賞完自己親手打造的“傑作”之後,春麗望向聲音的主人。

「船の方は?」

“船那邊怎樣?”


「発見したそうです。詳細はまだ不明ですが、行方不明者は4名。残りは確保。全員無事です。残念ながら、既に国外へ連れ去られた可能性も考慮して、国際手配の方へ手続きを準備しました」

“已經找到了。具體情況還不太清楚,目前4人下落不明,其餘人都沒事。不過,人員可能已經被帶到國外了,現在正在聯繫辦理相關國際手續。”


「そうですか…」

“這樣啊…”


春麗は悲しく表情を曇らせた。

春麗聽後面露憂色。


「でも、どうしてここへ?」

“可是,你怎麼會跑來這裏?”


「えっ!?それは、あんな電話の切り方をされたら心配するでしょ?」

“欸!?因、因為你的電話就那樣掛掉了,我肯定會擔心的吧?”


ICPOから対シャドルーの教官として派遣された春麗とチームを組んでいた刑事は、経験で叱られる事を悟って言い訳を口にした。

與ICPO特派作為對影羅特別教官的春麗搭檔,這名刑警預感自己可能會因此被責罵,於是找了個藉口為自己開脫。


「‥そうですね。ありがとう」

“…原來如此,謝謝你。”


「‥それで、犯人は?」

“…那麼,犯人呢?”


「あの下です」

“在那下面。”


大量の瓦礫の山を指さした春麗。

春麗指著地上的那一大堆瓦礫說道。


「シャドルーの構成員のベガへの忠誠心は並大抵ではありません。分かっていたのに迂闊でした」

“影羅成員對維加的忠誠心非同小可。我明明知道卻還是大意了。”


「やはりですか…」

“果然如此麼…”


「ええっ、実習が済んだらあなたがこの国で、対シャドルーの指揮を執る事になるでしょう。よく覚えておいて、彼らは投降すると見せかけて、必ず最後には神風を仕掛けてくる」

“是的,實習結束後你應該就會在此地擔任對付影羅的一線指揮吧。以後記住了,他們投降都是裝出來的,為的是最後伺機拼死一搏。”


男は、過去の実戦とその壮絶な結末を思い出して戦慄した。

男人回想起過去實戰中的種種壯絕結局,不禁背後發涼。


勿論それらの全てが春麗によって巧妙に仕組まれた公開処刑だったのだが‥

當然,這些全都是春麗設計巧妙的私刑罷了。


「もう、誰も殺したくないのに‥」

“我明明…不想再殺人了……”


「私は、あなたがどれ程シャドルーのメンバーに対しても、救おうと努力なさっていたかをよく知っています。誰が何と言おうとこれは、正当防衛です。私が証人です!」

“你煞费苦心地為了拯救這些影羅成員而做出的種種努力,我是最清楚不過的了。不管別人怎麼說,這都是正當防衛。我就是現場證人!”


対シャドルーにおいて、多大な実績で権限を与えられている春麗は、各国での研修生選抜で、とても大切にしている基準がある。

因對影羅取得赫赫戰績而被給予極大許可權的春麗,在選拔各國的學生時有一項很重要的考慮因素。


それは、能力よりもその候補生の背景だ。

不是候選人的能力,而是他的背景。


彼の一族も警察一家で、親戚にも数多く、警察は勿論、検察、弁護士、果ては裁判官に至るまで警察司法にコネクションを持っていた。

這位刑警也是出身司法世家,他的大多數親戚,下到員警,上到檢察官、律師,甚至大法官,都有人脈。


「あなたは悪くない‥」

這不是你的錯


慰めようとそっと肩に手を置いた男に振り向いて咄嗟に抱き着いて胸元に顔をうずめる春麗。

男子像在安慰她一樣轻轻地把手放在她肩上,春麗轉身抱住他,臉貼在他的胸前。


「ありがとう‥安心してください心当たりがあります。国外へ連れ去られた人達は、私が必ず‥」

“謝謝… 你放心吧,我心裡有數,那些被帶到國外的人,我一定會…”


この国の支部を壊滅させた春麗の目は、既に次の獲物を捕らえていた。

這個國家的影羅支部已被摧毀,春麗盯上了一下個獵物。


「はい。こっちで何かあれば必ず春麗さんに報告します。ただ、気をつけてください。あなたを失っては、せっかくの連携がバラバラになってしまう。各国で連携を強めて包囲しなければ、シャドルーに太刀打ち出来ない。あなたは連携の中心なのですから」


明白。這邊一有什麼消息一定會跟春麗捜査官報告的。不過還請你務必多加小心。如果失去了你,好不容易建立起來的合作關係就會分崩離析。如果沒有各個國家齊心協力合作圍堵,我們很難與影羅組織相抗衡。你是我們合作的核心。


春麗は男の胸の中で小さく頷いてみせた。

春麗在男人胸前點了點頭。


こうして春麗は、各国に地盤を固め、個人的にシャドルー対して包囲を狭めていた。

就這樣,春麗鞏固了各國的地步,收窄了自己對影羅的包圍網。


ドウライを殺したシャドルーは絶対に許さない。

殺了自己父親的影羅組織是絕對不可原諒的。


幹部は、非戦闘員も含めて全員処刑する。

包括幹部與非戰鬥員在內,所有相關人員全部都要被處決。


その為に、とっくに捕捉し、いつでも始末可能な状態のベガを泳がせているのだから…

為此,才會放任早已淪為甕中鱉、隨時可以處理掉的維加作為誘餌,暫時逍遙在外…


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