#2020年まとめ 前編 (Pixiv Fanbox)
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今年も1年間お疲れさまでした,まだ仕事がある人もいると思いますので,そういう方はお疲れさまでしたの先取りということで……。
本記事ではおおむね今年1年のざっくりした統括をしつつ,評判の良かった記事や個人的に気に入っている記事なんかを公開,ついでに補足していくことで,支援してくださってる方,フォローしてくださってる方ともどもにそういう事もありましたね~って感じで振り返りをやっていけたらな~と思います。年末なんでね! 振り返りも楽しく元気よくやっていきましょう!
前編となる今回は2020年前期,FANBOXを始めた3月~7月の5か月分をざっくり振り返っていきますよ~! みんな~! 乗り遅れるな~!
3月:FANBOXの開始
まずFANBOXを始めた理由なんですが,この月に給料がちょうど1割減ったこと,今では新型コロナという呼び名が定着した新型肺炎などによる社会的なピリピリ感による追い詰めでいろいろ限界になってしまっていたことが大きく影響します。
時を前後して,元々ポケモン剣盾でマックスレイドをやるために建てたDiscordのサーバーがあり,実際は一回もマックスレイドをやらないままただの雑談サーバーに変化したその場所で「お金がなくて死んでしまいますねえ」「なんかメンタルの調子が悪いですねえ」とボヤいていたら支援サイトの提案をされたことが始まりでした。
しばらく経った頃にはメンタルが完全に限界になり,社長に何度も「会社を辞めさせてもらいたい」という相談をするようになっていました。有給がかなり溜まっていたらしく,まずは有給を消化して休むことを提案され,3月の下旬以降はたぶん一度も会社に出てない……かな? ちょっとそこらへんは記憶があいまいですが。
そういう感じで有給を食いつぶしながら毎日ウダウダしていたら,Discordの方で「傷病手当金という制度があり,病気になっていれば保険金をもらいつづけることが可能である」ということを伝道していただき,かくして「会社を辞めたら立ちどころに生活が成り立たなくなる」という枷から解き放たれた僕は,会社を辞めたいという希望が確定的な決意として顕現したのでありました。
そんな3月からは以下の3本の記事を公開させていただきます。
fanbox post: creator/9495/post/877845
記事としては最初のものになるのかな。今後の方針やら当時の心身の状態やらが語られており,まあ,体調がよくなかったんだなあというのがおもんばかられますね。あと僕のゲームのRTAについての話なんかもしています。RTA的な遊び方自体には僕は賛否あるのですが,ひとつの消費の形としては……詳しくは後ほど!
fanbox post: creator/9495/post/886413
「本物志向」的なものについての話,他・他です(ほかほかで暖かい)。金遣いの荒さみたいなのは置いておく反面,この当初はまだ社会的に「コロナで生活が立ちいかなくなった時の自己責任論」みたいなものに対する世間的な逆風が強かったんだな~とかの思い出もありますね。
fanbox post: creator/9495/post/890450
恐らく人生で3回くらいしかやらんであろう創作論です。技術的な話が少ないため誰でも参考になるかもしれませんし,誰の参考にもならないかもしれません。作ろうという気持ちがあれば大抵の障害は突破できる,みたいな根性論を書いてるだけです。
4月:退職
世論がテレワーク主体に動いていく中,会社の方針として「現時点で原則テレワークは考えておらず,出社可能な人は出社して欲しい」みたいなコメントが出たりとか色々あり,退職届を出したのが4月の初頭だったかなと思います。引き止められるであろうことや,それに僕が耐えきれるかわからなかったため,退職願は出しませんでした。
退職届を出したのち,世が緊急事態宣言を発令されたり,それにともなって会社が完全テレワークに切り替わったりなどしたことで「裏目を引いたな~」とは思いましたが,別に撤回するほどのことでもなかったのでそのまま退職しました。
退職の際に様々なトラブルが無数に発生したのですが,後ろ足で砂をかけるような真似をするほどのことでも今更ないかな。文句はめちゃくちゃ言いましたししかるべき機関にタレコミもしたので……(それが後ろ足で砂をかける真似なのでは?)
そんな仕事を辞めてハッピーな4月からは,以下のハッピーな4本の記事をご紹介させていただきます。
fanbox post: creator/9495/post/934891
ちょうどコロナが拡大し始めていよいよ著名人などがお亡くなりになられるケースが出始めた時期の話ですね。それとエイプリルフールの話とかをしています。この僕自身の死生観はおそらくあんまり倫理的に容認されるものではないとはいえ,ある種ぼくの生き方,あるいは創作への向かい方など様々な価値観の土台になっている側面があるなと自分では思っています。
fanbox post: creator/9495/post/980100
ゲームの遊び方とかについての話をしています。ぼくのゲームを遊んでいる人のスタンスが気になるな~とか,そういう話をしてます。
fanbox post: creator/9495/post/990193
このころ精神科に通院しはじめ,不眠解消のためにもらった眠剤を飲んだら前向性健忘が頻繁に出るようになり,ラリった状態で取っている行動が結構面白いのでその勢いで記事を書いたら途中からガンギマりになった奴です。
本来は眠剤を飲んだ後は「素直に寝る」以外の行動をとってはいけないので,こういうことをしてたらお医者さんに怒られますし,皆さんは真似しないでくださいね。
fanbox post: creator/9495/post/1002703
この時は自炊をする気力がめちゃくちゃあったみたいで,とにかく自炊をしまくっている写真が上がっています。最近は自炊をサボりまくっててカスみたいな食生活をしているので,半年もあれば人は変わりますね。
とはいえ自炊云々はツカミであり,本題としては「リテラシー」って何やねんみたいな話をしており,ぜひ皆さんにもご覧いただきたいと思い公開させていただきました。
5月:傷病手当金が振り込まれない
会社を辞め,事務処理に忙殺される傍ら,もう秋葉に毎月12万も家賃払って住む理由がないということから引っ越しも考え始めます。
結果的に引っ越しは成功して田舎の巨大な家に住めるようになり,生活も快適そのものになるのですが,その過程ではやはり色々なことがあり色々な目にあいました……。
特に保険金や退職に伴う事務処理が会社都合でめちゃくちゃ遅延したのが5月度はやばくて,この間は「ほんまにただの無職」だったので収入の証明なども出来ず,部屋を探すことが不可能で青息吐息な人生を送っていました。メンタル的にも5~6月は相当窮まってたのではないかなと思います。
そんな5月病で死を迎えている5月からは,ジメジメとした記事を4本お送りさせていただきます!
fanbox post: creator/9495/post/1029135
5月は母の日があるから皆お母さんと仲が良かったら贈り物してみよ~,ということを書いています。何度も述べるのですが関係が良好であれば贈り物はだいたい成立するので,逆に言うと「贈り物したい相手じゃねえなあ」と思ったら贈り物はしなくてよいと思います。そのほか1本
fanbox post: creator/9495/post/1048054
朝起きた瞬間に一句詠む,というデイリーポータルの記事がめちゃくちゃ好きで,僕も真似してみようと思ったやつです。ほぼ三日で飽きてるのでまさしく三日坊主と言えるでしょう。今見返してもまじで面白かったので僕は多分「突然狂う人」が好きなんだろうなと思います。
fanbox post: creator/9495/post/1059820
fanbox post: creator/9495/post/1067476
どちらもゲーム「CELESTE」を遊んだ感想となっています。2本で1セットみたいな所あるのであわせてどうぞ。後者の記事では僕が好きな「あいうら」というアニメの話もしています。
6月:引っ越し先が見つからない
事務書類は相変わらずトラブるが続くのですが,その一方で僕自身の「無職で精神病」というレッテルがあまりにも強すぎ,あらゆる引っ越し業者から「いや無理でしょw」みたいな扱いを受け続ける日々で,徹底的にダメージを追い続けていました。一方で「打つ手は全部打った以上,ダメならどうしようもないよね」という開き直りも並走していたため,何だかんだで上手く生きていけていたのではないかと思います。
このころはおたくのやどかりさんがマジで親身に接してくれ,僕のようなほんまに終わっている人間と最後まで付き合ってくださった仲介業者さんがおたくのやどかりさんだけだったので,インターネットの胡散臭さと現実の胡散臭さは混同しない方が良いよねみたいな感じになりました。そこらへんは8月の記事で書いてますので,また後日。
梅雨時の6月はしめっぽい記事を3本お届け! ピザーラお届け! エッビマヨマヨエビマヨ~
fanbox post: creator/9495/post/1105132
このごろ緊急事態宣言が解除された一方で,ゲームセンターの営業自粛などはまだ続いており,「我慢我慢とは言うけど我慢だけで全員が同じ方向を向き続けることが出来るほどタフに人間は出来てないよね……」って3月くらいから言い続けてた奴がいよいよ爆発してしまった時期だったと思います。そういう話をしています。
fanbox post: creator/9495/post/1127008
FANBOX,あるいはDiscordで僕は政治的なトピックについてもガシガシ話題にしていくのですが,一方で僕は完全なノンポリで,政治的な主義や主張を一切持ち合わせていません。
単純にロジックが気になるところや,面白そうなトピックに飛びついているだけで,そこに何ら意識の表明がないことは徹底させていただきたいと思います。右派左派みたいな話で言うとぼくは基本的には極右的な思想ではあるのですが……
あとはこのごろまでずーっとゲーセンが自粛ムードだったため,その間IIDXをずっと練習していたのですが,最終的に穴冥も穴卑弥呼も無理(略)かたつむりということがわかってしまったことや,ようやく久々にポップンをバチバチ叩いたらあまりにも面白くて1回ボタン叩くたびに神気発勝してしまいIIDXがどうでもよくなってしまったなどがありました。
IIDXはスクラッチも判定もどうしても好きになれないんですよね。否定的なニュアンスですが,おもろいゲームだとは思います。ただポップンの方が好きなだけ!
fanbox post: creator/9495/post/1143463
社会的弱者について,センシティブな話題だな~……と思いつつも触れてます。こういう考え方はやっぱりいつでも共通しているものの,その時々に起こった時事に対した角度から触れている場合が多いので,ちょっとずつアプローチが変わってるケースが多いですね。直近で言うとファミマの「お母さん食堂」の話なんかがそうでしょうか。
7月:引っ越すぞ!!!!!!!
7月の初旬に恐らく引っ越しが確定したんだったかなと思います。ほんまにめでたいですね。引っ越し作業は真剣に大変で,毎日「もういいかな……」ってぐらい箱詰めをしてるのに丸々半月荷造りにかかりました。オタクは物を減らせ。
何度か上がっているのですが業者から30箱とか段ボール箱もらったのに足りないという事態が発生して,当日の深夜に泣きながら箱を整理したり,当日に業者さんに頭を下げまくりながら一緒に箱詰めするみたいな事をやったりしました。
そんなこんなで引っ越しも無事終わり,とはいえこの月はとにかく絶対忙しくなることがわかりきっていたので「HANBOKKUSUの更新回数は減らしまふ・・・ごみんね・・・」って前月に言っていました。そんな感じで密度の薄い月ですが,人生の長さは同じや!
また,引っ越しや退職に伴って金銭的な事情が落ち着いたことなどから,FANBOXの主な目的を「生活資金の確保」から「僕のゲームユーザーのコミュニティグループの維持」に変更するため,100円のプランを新たに作り,メインの記事更新をそちらに移行し始めた月でもあります。
熱中症に気を付けて欲しい7月からは燃え盛る記事を以下の3本お届け!
fanbox post: creator/9495/post/1227944
退職に関するあれこれと,ツクル君の話をしていますね。ツクル君はわれわれRPGツクールを長年使っている存在にとっては身近なのですが知らない人もいるかな~と思います。ツクル君も今頃は有名ゲームクリエイターになってるかもしれんな……みんながんばれ……
fanbox post: creator/9495/post/1233384
インターネットの方言的ジョークが通じにくくなってることに対して遺憾の意を表明しています。実際これは現実にどんどん侵食していて,なかなか表立って発言することに気を使わなくてはならない一方,自分の言葉が通じる場所に居続ける居心地の良さみたいなものに溺れそうな感覚に沈み込まないようなバランスに苦慮しています。
fanbox post: creator/9495/post/1241119
引っ越しに泣きながら,インターネットの変な広告にウケてます。情緒不安定だね
番外:競技化するゲームシーン
というわけで,前期は会社を辞めて引っ越しという,盆と正月と葬式と結婚が同時に来るくらいめちゃくちゃ大騒動だったのですが,それにともなって全体的に記事もスピード感というかアクセル踏みっぱなしな圧が感じられて今見返してもなかなかヒヤヒヤさせる記事が多いですね~。という感想です。
さて,せっかくなのでもう1個話題を。今年は全体を通して新型コロナ感染症が社会的な圧迫感を蔓延させる中において,本来は不要不急なものであるゲームが大きくクローズアップされる年だったようにも感じます。
多くの人が暇に喘ぐなかで,エンターテインメントがどうあるべきか,みたいなのがぼんやりと輪郭として描かれていたような,そうでないような,みたいな。「暇がなければ娯楽なんていらない」のは当然で,娯楽を消費できない人生はカツカツでやばいですけど,消費する娯楽がないほど隙間だらけの人生もきついよね~,という話ですね。
そういう中にあって,ゲームの競技的な消費がずいぶんと進んだように感じる1年でもありました。ぼくはゲームの競技化自体は好き勝手すればいい,というかむしろどんどん増進して欲しい思うのですが,それが社会的なお題目になってしまうことは全体主義的な感じがあって気持ち悪いな~っていうスタンスです。
そういう意味で言うと,今やっているRTA in Japanなんかが有名ですが,僕はそれ自体は好きにやってればええんちゃいます? と思うし,興味のあるゲーム種目は見るんですけど,個人的な感情としては,箱全体は「苦手」寄りかなと。一部RTAというレギュレーションで縛ってしまってはいけないゲームをRTAでやっている事でゲームの評価がRTA基準になってしまっているケースが苦手なのと,RIJがチャリティという社会的な意義を持ってしまっていることで,批判的な意見が社会的な意義を武器に叩き潰されてしまっているのが露見しているのが理由です。
このへんニュアンスが難しいのですが,チャリティをやることはやらんことよりは完全に良いことだと思いますし,特定のレギュレーションでゲームを遊ぶことを競い合う人たちがいることも別に好きなようにすればよいとも思います。解説まで完成されたRTAはそれ全体が一つの番組として成立していると思いますし,実際めちゃくちゃ面白いです。
ただ,それらが絡み合った時に,よくない相乗効果を生み出している側面があることがどうしても好きにはなれんな~,というのが僕の意見であるというだけです。
要するに,たまに見かけるRIJに対する批判的な意見に「じゃあ君がチャリティのゲームプレー配信イベントを立ち上げたら? 支援するで」みたいな奴はほんまに揚げ足取りも良い所というか,いかにも日本的なニチャニチャした言い草で気持ち悪いよなーと思うとか,そういう感じの,コミュニティに対する「苦手」意識がある,という所です。ほかにも,RTAで使われる技術やRTAの遊び方だけ知ってるけど本来どういうゲームなのか知らない人が(RTAの参加者も含めて)いるという所とか。競技化の弊害ですかね。
そこらへんも踏まえて,ゲームを遊ぶこと,ゲームを見ること,上級プレイヤーがどういう立ち位置にいたらいいのかなんかをずーっと考えあぐねている一年でもありました。FANBOXでもその話題には定期的に触れており,以下の記事はそこらへんの中でも特に僕が気に入っていたり周囲の反応が良かった記事となります。
内容的には,正しいとか間違いみたいなものを論じているわけではないので,考え方の一つとして見てもらえればと思います。
fanbox post: creator/9495/post/926204
fanbox post: creator/9495/post/902054
fanbox post: creator/9495/post/1014702
fanbox post: creator/9495/post/1135636
fanbox post: creator/9495/post/1158990
あと,記事全体を公開するモンでもないなと思ったので引用させてもらうと,↓の辺りで「白か黒か」に固執しすぎてて「その確定プロセスに問題があること」を誰も議論してないのがイヤよねっていう話があったりします。
「マジック:ザ・ギャザリング」で,今何が起こっているのか。プロプレイヤー・渡辺選手の追放処分から,競技シーンの未来を考える
https://www.4gamer.net/games/136/G013687/20190516136/
将棋ソフト不正使用疑惑騒動
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E4%BD%BF%E7%94%A8%E7%96%91%E6%83%91%E9%A8%92%E5%8B%95
ウリャオイ! そんな感じで前期についてまとめさせていただきましたぞ~! 明日か明後日には後期分もまとめるんで皆シクヨロ!笑笑