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※割とネガティブだと思う内容が含まれてますのでご注意ください※

※一部マギレコ第2部のネタバレが含まれています※

※2020年7月時点での内容です※


いつもお世話になっております。ないんです。

スマホ向けアプリのマギアレコードについて、私個人が現在思っている事をただ語りたいからという理由だけで書かせていただきます。

今回はここ1年くらいのシナリオで気になっている点について書きたい思います。


昨年(2019年)の話です。否定的な意見もありましたが個人的には楽しめたマギレコ第1部が終了し、第2部への期待が高まっているなか開催された時女一族のイベント「深碧の巫」、田舎の集落という閉鎖された空間で繰り広げられるちゃる達3人の奮闘劇、伏線の回収っぷりとボス戦での挿入歌は今後のマギレコの大きな躍進を期待するものでした。

(個人的にはひぐらしのなく頃にっぽいと感じたのでそういった部分も私の好みだったかもしれません)


ところが続いて開催された第2部へ向けたイベント「Crimson Resolve~深紅の決断~」にて気になる点がありました。

虎屋町と竜ケ崎の紛争で3本の橋をどう攻めるかといった話で各キャラが作戦を語るのですが、正直何を言ってるのかよく分かりませんでした。登場キャラは今回のイベントで登場した新キャラばかりで2つの勢力の戦力差もよく分からない、その上で「この作戦なら勝てる!」「すごい!」みたいなやり取りで頭の中は「???」になりました

その作戦も相手の方が上手でどんでん返しになるのですが、元の作戦のすごさがよく分かっていないのでまったく感情移入ができませんでした。

プロミスドブラッドの各キャラ・設定は個人的に好きなのでイベント全体でもったいなさが残りました。


しばらくはこういった違和感はあまりなかったのですが第2部のストーリー「第三の矢」にてやちよさんのプロブラを出し抜く作戦の独白が始まりました。その最後に

本当は灯花・ねむ・みっふが考えた作戦なのですが、さも自分が建てた作戦のような言い方に見えてしまっているのも違和感の原因なのかもしれません。

そもそもさなちゃんってそんな難しい作戦を聞いて瞬時に評価できるようなキャラという印象がなかったのでそう思ったのかもしれません。


話は変わりますが最近金曜ロードショーで実写版キングダムが放送され、とても面白くてハマってしまいアマプラでアニメ最新話まで一気見してしまいました。

とっさの機転や戦略で戦力差をひっくり返す熱い展開、敵味方の将軍が策略に負けて消えていく悲しさ、各国の思惑が錯綜する混沌の戦国時代、非常に面白い作品だと思いました。

そしてちょっと第2部のマギレコっぽいなとも思いました。もしかしてマギレコが第2部でやりたいのってこうゆうのなのではないか?三国志や信長の野望のような群雄割拠なのではないかとも思いました。


それで少し考えたのですが、やっぱりマギレコのような紙芝居だとこういった作品は難しいのではないかと感じました。圧倒的演出力不足です。一騎当千している姿がないとそのキャラがどれだけすごいか分かりにくいですし、文章だけでは戦略・戦術の表現には限界があります。(それにライターさんも苦手分野なんじゃないかと勝手に感じています

 

また、各キャラの強さがあまりにも明確ではないので、どのキャラがどのくらい強いのかが読んでいてもよく分からないので意図が通じていない部分もあると思います。

例えば第1章4話のラストでかりんちゃんが樹里サマに焼かれるシーンは、いくらプロミスドブラッドが対人戦に強いとは言え「かりんちゃんってこんなに弱かったんだ」という感想しか生まれませんでした。

事前にかりんちゃんが平均的な魔法少女より弱い設定である事と樹里サマの火炎放射の威力が強い事を表現していれば、大切な人の事を知りたくて必死になってしまっているか弱い少女が敵大物の必殺技を受けてしまい倒れてしまう心揺れるシーンになったのではないかと思います。

願わくばこの展開がかりんちゃんを入院させてアリナ先輩と一緒に隠居させるためだけではないことを祈っています。

※これは樹里サマを弱く見せる演出の一例です(ネタ元では瞬殺されるため)

(プロブライベント時に描いて放置していた絵)


最後に以前から思っていたのですが、どうにもシナリオを成立させるためにキャラを登場させてセリフをしゃべらせているように感じています。まあこれは一般的な物書きからすると普通な事ですが、あまり多いと評価の低いアニメのような結果になってしまうと思っています。(私もクトゥルフ神話TRPGネタの同人誌では後から見ても顕著だったと反省しています)

キャラが多すぎて、名前もないモブも多すぎるのが原因だと思うんですけどね・・・。


前回より長くなってしまいました;こんなところまで読んでもらってありがとうございます。

でも言いたいことは大体書きました。批判したいのではなく、現状の違和感を私なりに言いたかっただけです。私マギレコのストーリーは概ね肯定派なので、ただバトル展開なのにこの表現しないのはもったいないという感じです。(運営さんには届かない事を承知の上で)

ご意見・ご感想ありましたらコメントいただけるとうれしいです。長文大歓迎です。

次回はガチャについて書きたいですね。(終)

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Comments

H4W

ここ一年ほどはアニメの方にイヌカレーさんやメインライターの人の手が取られてて監修が行き届いてないのかなあって気はします。 シナリオはしっかり練りこんでもらいたいですけど気軽に新ネタが供給されるのがソシャゲーの良いところでもあるのでなかなか難しいとこですね。

ka-009

イヌカレーさんはゲームでは本当に一部のイベントシナリオを担当されていたかと思いますが、メインストーリーや監修などはどうなんでしょうかね・・・? あとたまたま求人募集を見つけたのですがシナリオは各コンテンツで作業分担しているようですね。 https://www.green-japan.com/job/54785

杏寿ちゃん

作戦もそうなんですけど、ユニオンが数だけ多くてそれぞれがどんな気持ちで戦ってるかとかも迷子なんですよね。 口では優しい世界とか言ってたりする割に、騙し討ちみたいなこと繰り返してて手段ばっかり悪辣になって、でも人殺しのPB相手にどういう理由でどう対応することに決めたの?というのがはっきりしないというか。 だから魔法少女同士の抗争ということだけが残って正直中身に欠ける…

ka-009

明記されていないですがユニオンだけ数が多い訳ではなく名前持ちが多いだけでモブを合わせると同じくらいの勢力の前提でシナリオが進んでいる気がします。 結菜さんがユニオンのモブを殺したのはプロブラの怒りとそうゆう世界で生きてきた事を表現するためだけに書かれているかと思いますので、書き手からすると「そんなに固執されても・・・モブだし・・・」と考えているかもしれませんね・・・。使者や人質を殺っちゃっては残虐性を表現するのは戦国時代作品あるあるなので・・・現代で考えると違和感の嵐ですね

DDD

これだけ感想まとめるのも大変だったと思います。 知略戦だけど描写&演出力不足、バトル展開なのに各人の力量が不明、みふゆさんの作戦がやちよプレゼンツみたいになってる(笑)、概ね同意です。 ただ自分はマギレコはキャラゲーとして評価しがちなので、2部以降はイベント含めキャラの絡みや掘り下げが増えたという点でライターは以前よりいい仕事されてると思うことも多いです。 しかし、それだけにキャラの個性にも関わる実力はしっかりして欲しい!かりんちゃんとか初出ではふゆぅを助けてドヤってたのに何故か樹里サマの評価は逆だったりするし、いろはちゃんはひかるとなんかすごいバトルするくらい強くなってるし情報の更新が大変だ…… 総合的には先の楽しみが強いですが、こうしたバトロワ系は最後の締め方で評価一転したりもするのでとりあえずそこまで見守りたいと思います。 今回ネガティブ寄りとのことですが忌憚のない意見を言うのは大切ですし、これからもこうした記事楽しみにしています。

ka-009

なるほど、確かに1部とは違い各勢力がなぜ神浜に集まるのかをイベントなどで表現しているので掘り下げは増えていますね。1部はそれを隠すことで最後のどんでん返しがありましたが2部はこの先どうなるか?といったところですね。確かに楽しみです。 記事楽しみにしてくれているということで非常にうれしいです。

Anonymous

僕は何があってもいろはちゃんにういちゃん、灯花ちゃんとねむちゃんがちゃんと生きてちゃんと幸せになれればいいなと。これからの展開で何があってもちゃんと幸せを掴めるならいいなと思います。 それが叶わぬなら2部などなかった事にしますけどね。なんでもかんでも鬱にしなきゃ文句言う奴らも居ますがね、マギレコは最後にゃ幸せな終わり方にして欲しいです。

ka-009

マギレコは鬱やキャラの死亡(ストーリー開始時点で亡くなっている3人は除く)が無いのが救いですよね。私もハッピーエンドが好きです。 さらわれたういちゃんがどうなるのかが今後の注目ポイントですが、ういちゃんに諭されたプロブラがユニオンと和解した瞬間にネオマギとナユタ勢力が襲ってきたらたぶん今回みたいな記事書くと思います