80年代アニメ風女子プロレス『新人王トーナメント決勝』 (Pixiv Fanbox)
Published:
2023-10-06 11:00:00
Edited:
2024-01-12 13:31:05
Imported:
2024-05
Content
最近いろんな年代のアニメを観ているのですが、
80年代のアニメってなんとも言えない味があって良いなと思いまして。
加工や色合いをレトロ風に寄せたイラストを描いてみました。
~ストーリー~
昭和6●年8月。
団体の垣根を超えデビュー2年目以内の女子レスラーが競う女子プロレス新人王オープントーナメント決勝の舞台に駒を進めた2人の少女。
学校卒業後すぐに入門しプロデビュー後
めきめきと頭角を現した黒髪の少女(赤い水着)。
相対するは人気絶頂のアイドルから突然のプロレス転向宣言、
特例でプロデビューを果たした茶髪の少女(ストライプの水着)。
「あのコにだけは負けたくない…!」
数千人の厳しいオーディションを突破し地道な努力で力をつけてきた黒髪の少女は、アイドルから転向し華々しくデビューを飾った茶髪の少女に並々ならぬ闘志を燃やしていた。
真夏の風物詩、女子プロレス新人王オープントーナメント決勝。
61分3本勝負のゴングが鳴る。
その真っ赤な水着のような闘志を燃やして攻めかかる黒髪の少女。
序盤からの猛攻で1本目を先取する。
しかし敗北寸前と思われた茶髪の少女は驚異の粘りを見せ
なかなか2本目を奪えない展開が続く。
試合が動いたのは開始30分過ぎ。
初めての経験する30分越え、2本先取制の激闘。真夏の会場。
観客の熱気も相まってリング上の温度は50度を優に超え、
序盤から休みなく攻め続けた黒髪の少女の動きが徐々に鈍くなる。
アイドル時代のステージで観客からの熱気やプレッシャーに耐性があり驚異のスタミナを誇る茶髪の少女に徐々に試合のペースが移っていく。
試合時間40分過ぎ、ついに茶髪の少女が1本目のギブアップを奪うと形勢は一気に傾き、ほぼ一方的な試合展開に。
黒髪の少女にもはや反撃の力は残っていなかった。
茶髪の少女の執拗な押さえ込みにより体力が完全に尽きた黒髪の少女。
暑さと疲労、そしてダメージにより意識を失ってしまった彼女は力なく虚空を眺める。
無念のピンフォール負けも彼女に耳に試合終了のゴングは届いていなかった。
試合時間48分10秒。
茶髪の美少女はアイドル時代に獲得した日本新人歌謡賞につづき
女子プロレス新人王という2つ目の勲章を手にしたのであった。
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こんな感じの物語をイメージしてます。
年若きまだ華奢な身体の少女たちが新人王戦で火花を散らすという
昭和のスポ根女子プロレス的展開は良いなぁと。