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C96新刊「メルトリリス本」のあとがき


正式な本のタイトルは「メルトが素足になりまして」。

表紙のまんま直球タイトルですが、制作中は「完全流体」の再解釈がキモでした。

以前から、この設定を使ってメルト本を作りたいという野望があったのです(今のサークルを立ち上げる前にコピ本で発行したことはあるのですが、誰の手にもとってもらえず闇に消えた過去があります。くやしみ)


「液状化」という特性を設定としてもちながら、これが「CCC」本編ではほとんど見えなかった特性でして。

「FGOコラボ~深海電脳楽土~」でトリスタンの矢を無力化したり、組み敷いたりしたシーンは「マジで!?」…とベッドで寝がえりを打った記憶があります。ここで、テキスト上では完全流体の特性の一端が見られましたが、グラフィック上では液状化までの表現はされていなかったということもあり、どこまでの表現なら読み手に受け入れてもらえるのか?という挑戦欲と不安があったというのはあります。


草案の時点では「完全流体だからできること」として色々なえっちなアイデアをバーッと書き出してみました。

しかし、彼女の理想とする形を逸脱したり、シルエットが完全に崩れると読み手もメルトリリス本として認識できなくなってしまうのでは、と多くの案がボツになりました。(「メルト風呂」とか「液状化スライム姦」とか)


紆余曲折を経て、「武装は解き」「理想の少女の体系は崩さず」「完全流体回転ホール」という無難な(?)ものに落ち着きました。

あとは素足時の移動で水流で床との摩擦を減らしながら滑走するシーンは「完全流体の解釈」の名残でもあります。


メルトリリスの脚部については、「彼女の意思が成長によって変われば、あるいは…」という自己解釈です。

彼女の奉仕欲求や恋愛の形を自分なりに精査したところ、こういったカタチの本に仕上がりました。

メルトが好きな人1人1人に色々な解釈があって、一読み手としてもとても楽しく感じています。


「次はヒール有りのメルトリリス「エッチ四十八手」でベッドも部屋もズタズタにしながらラブえっちする本とかいいな」などと、無事脱稿して疲れ切ったよーさいはわけのわからないことを言っていました。


というわけで、「メルトが素足になりまして」をお楽しみいただけたら幸いです。

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