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※この記事はご本人からの依頼を受けずに執筆されました

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こんにちは栞です。

近頃、本格的なマンガ作品に着手したいと思いはじめ、それならまず同じジャンルの先人の作品を見るか、ということでこちらを買ってまいりました。


この記事のカバー画像は表紙から引用させていただきました。

既に買って読んだ方は懐かしみながら、買っていない方は購入の検討材料にしてみてはいかがでしょうか。

それではさっそく見ていきましょう。


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まず表紙ですね。前回の限定記事で言っていますが私はシャツをたくし上げているポーズが大好きです。恥じらいながらも自分から見せてくれてるんですよ。コンテクストに想像が膨らみますね。

指もぷにぷにで非常にかわいらしいです。手を肉付きよく描くのを自分はおろそかにしがちな部分なので参考にさせていただきましょう。


冒頭はヒロインがなぜ細身なのかという背景が語られます。今回わたしが一番見たかったのがこのツカミの部分です。


「どう始めたら興味を持って読み続けてもらえるか?」がわからず、今回試しに、とこの漫画の購入に至りました。


このヒロインは痩せている理由は「少食」とのことです。サラダしか食べてないのにお腹がいっぱいと言う彼女。なるほどこれくらい極端な方が印象に残りやすいのかもしれません。


5ページ目にはヒロインのぶち抜きの絵があるのですが、これをよく見るとすでに割とぽっちゃりなんですよね。特に前腕とふくらはぎのあたりが。ぽっちゃり好きの痩せてるは世間一般で言うところのぽっちゃり。あるあるだと思います。


ヒロインのバックグラウンドが一通り語られると場面は変わり、彼氏の家に。外でのご飯前に天気が崩れ、彼が手料理をふるまうことになりました。


ここで個人的に気に入ってるコマが7ページの左上のコマ。普段料理をしない彼女がダイニングでキッチンで作業を進める彼を見て尊敬と申し訳なさをわずかに表情に湛えてその背中を見つめています。正座して股に両手を添えながら。ここまで勝気な印象のセリフや所作が続いたなかでのこれなのでちょっとギャップですね。


やがて彼氏の炒飯が完成するのですが、そのボリュームに彼女はびっくり。残していいからと言われしぶしぶ食べ始めるとあまりのおいしさに完食してしまいます。


その後思い出したかのように盛り付けの多さに苦言を呈し、謝る彼氏。謝りついでに全部食べてくれてありがとうとお礼をいうのですが、その時の彼氏の顔が、何と言ったらいいんでしょう、とっても小清水です。


何を言ってるのかわからないと思うので説明すると、数ページ前の表札に小清水孝平とあるので彼は小清水なのですが、気持ちいいくらいにその顔面と佇まいがド真ん中の小清水だという意味です。ちょっとかんたんに模写してみます。

この↑小清水感半端なくないですか。

ツインロールの高飛車が西園寺で、筋肉質で無口な短髪スーツ男が二階堂であるように、この男は小清水であってしかるべきです。あ、でも「早乙女」も割とイケそうです。


すみません、だいぶ脱線してしまいました。後日女子会にて孝平の作るごはんが多すぎたことを軽く愚痴るヒロイン。ここで既にホットパンツにお腹のお肉がわずかながら乗っかってる描写があるんですよね。


…たった一回食べ過ぎただけでそんなに体型って変わるものでしょうか。その彼氏のごはんをきっかけに自分ひとりでも食べる量が増えたことを暗示しているのではないかと睨んでおります。


炒飯の件以降、彼に手料理をふるまってもらうことが日常と化したヒロイン。少食らしからぬ食べっぷりを見せてくれます。そしてその結果がこちらです。

  (商品サンプル画像4枚目より引用)


この辺からはもう、終始眼福のひとことです。絵にばかり目が行ってセリフがあまり頭に入ってきません。


二の腕をつまむ様子って絵としてはあまり描かれませんが私は好きです。ぽっちゃりボディの一番美味しそうなところって二の腕だと思うんですよね。


ほかにお腹とお尻もしっかり摘まんで、全身の肉付きをしっかり魅せつけてくれます。次のページに後ろ姿の全身を映したコマがあるのですが、これがまた堪りません。イラストとしてはレアなアングルで新鮮味があって、つい見とれてしまいました…。


さて、細身が自慢だった彼女は現実に向き合い、ダイエットを決意します。


房さんの漫画でダイエットといえばジャージでジョギングです(偏見かも)。そしてきちんとジャージの下からぽっこりとアウトラインを拾うお腹を描写してくれます。


この「ジャージ+お腹」の組み合わせが私は昔からすきで、例として何度も見返している作品のひとつに以下が挙げられます。

比較的体型を隠してくれるアイテムのはずなのに、その効果を貫通してくるボリューミーなお腹。脱いだら凄いんだろうなと想像がかきたてられます。


今回の漫画でもしっかりと描かれていて抜け目がありません。運動後の汗がまだ引かぬなか下着をたくし上げてくれるサービスカットまで用意されています。といってもまあどれもサービスカットみたいなものですけどね。


話のあらすじに戻ると、ジョギングの継続は体力的な問題で断念。食事制限でのダイエットを試みるも胃が大きくなったためか自制が効かず、ひとりベッドで苦悩する彼女は長年のある勘違いに気がつく…といった感じです。


ちなみにこの間(かん)も、ずっとお腹はしまわれずに私たちのもとにさらされ続けます。ありがたいです。フェチに特化した作品だからこそできることですね。


まだ残り3分の1ほど残っていますがあらすじの紹介はこのあたりでおしまいにしておきましょう。もちろんまだまだ見どころは残っていますし、むしろここからが本番です。太ったヒロインが最後は痩せてハッピーエンド、のような一般的な商業誌とは一線を画す房さん節が発揮されています。


最終的には身長が160cmであれば…90kgくらいでしょうか。彼氏の手料理に育てられて、上にのせたカットより一回りか二回りほど大きくなってこの作品は幕を閉じます。

おわりに

一度読み終わって表紙に戻ると、局部が出てないので当然とはいえ全年齢なんですよね、これ。

私は随所にしっかりとエロスを感じましたよ。


ということで、BOOTHで購入した同人誌の実況レビューでした。漫画の描き方の研究のつもりで買ったのですが、ついつい入り込んでしまいました。こんな記事まで書いてしまうほどには。


皆さんの中ですでに読んだことがあるという方は当時の感想でもなんでもよいのでどうぞコメントしてくださいませ。語り合いましょう。


まだ読んだことがない人は購入されてみてはいかがでしょうか。ワンコインです。私のFANBOXをフォローしていただいているあなたなら気に入るコマが1つはありますよ。


それでは。

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