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アルビオンの竜。妖精騎士メリュジーヌ。

かつては死闘を繰り広げた彼女ともすっかり打ち解け、今ではやや過剰なほどの愛情を向けられるほどになった。

だから夢にも思っていなかった。

最愛の恋人である彼女が。自分のことを誰よりも好いてくれていたあのメリュジーヌが、他の男のものになっていたことなんて――

(あっこれ……マスターのより何倍もおっきぃ……♥ 今からこれが私の中に入っちゃうんだ……♥)

「ははは、柄にもなく緊張しているね。そんな心配しなくても、ちゃんとゆっくり挿れてあげるから安心していいよ」

マスター以外の男に抱きかかえられ、今まさにセックスを始めようとしているメリュジーヌ。

どうしてこうなったのか――確かキッカケは些細なことだったと思う。大好きなマスターを馬鹿にされたとか、そんな感じで。

カルデア職員であるその男の売り言葉をまんまと買ってしまった彼女は、自らの体でマスターの優秀さを証明しようとしていた。

「言っておくけど、君じゃあマスターには遠く及ばないよ。僕を満足させられるのはこの世で彼一人だからね。やるだけ無駄だと思うけど……」

「まあまあ、試してみないと分からないって。それとも……私の言った通りになるのが恐ろしいかい?」

「ッ……!」

メリュジーヌは鋭い視線を向ける。

決してマスターのことを疑っているわけではない。自分と彼は最高の相性で結ばれていると確信している。

だが男の言ったように、確信しているのならばこそ、この挑発を受けざるを得なかった。

逃げるのは、そこに疑念があるからだ。

信頼しているからこそ、それを証明する必要があった。

「ま、すぐに私と彼の違いを理解することになるだろうがね。それじゃあ始めるよ」

「あっ……♥(来る、あんなに大きいのが……マスター以外のオチンポっ……♥)」

「んっぐぅ、ウウウうぅぅッ……♥♥♥」

「はっ、はっ、はっ……♥」

「なんだ、挿れただけでもう限界かい? 意外とチョロ……ていうか、竜っていうのも大したことないね」

男のペニスに突き刺さされた瞬間、メリュジーヌの体は今までに感じたことのない刺激に包まれた。

何をされたのか理解が追いつかないほどの衝撃。それは間違いなく、マスターとの間では感じることのできなかった快感だった。

「あんっ……なんでこんなぁ……っ♥ マスター以外のオチンポでキモチよくなっちゃうなんて、僕は……っ♥」

「それだけ私たちの相性が良かったってことだよ。メリュジーヌちゃんの運命の相手が、おじさんだったってだけの話さ」

「馬鹿なこと、言わな、い、で――」

「んんんんぅッ♥ はっ、あっ♥ それぇ、ッ……んあっあ、オチンポひゅごぃぃッ♥ 僕のおまんこ、っ……簡単に、感じちゃって……ッ♥」

男が動き出すと、メリュジーヌはいとも簡単に快楽に屈した。

自身のいまだ幼さの残る陰部を、強引に押し広げる男のペニス。

マスターのサイズに慣れた彼女にとって、そらはあまりに巨大にすぎた。

「はぁんッ♥ ああッ……♥ んっ、やめッ……僕に、こんなことしてッ……あんっ♥ はぁっ……後でどうなるか、分かって……ッ♥」

せめてもの抵抗として吐き出したセリフにも力が無い。破格の戦闘力を誇る彼女に唯一の弱点があったとすれば、快楽であるのだろう。

「ふーっ、ふーっ♥ どうして、ッ……僕は、マスターと……マスターのことが、好きなのに……っ♥」

「さっきも言ったけど、キモチ以上に体の相性が良かったんだね。こればかりはメリュジーヌちゃんでもどうしようもないよ」

「んな、ッ……あっ、そんな……♥」

男の言葉に少女は愕然とする。

肉体的に最高の相性を持つとされる存在。それはマスターであると疑わずに信じてきた。

だから彼を「繁殖」の相手とも定め、積極的に関係を持ってきた。――それが間違いだったと気付かされる。

(うん、間違いないっ……♥ 僕の運命の相手はこの人だ……っ♥ おまんこがそうだって叫んでるッ♥ このチンポと本気の交尾したいってずっと鳴いてるからッ♥)

(マスターじゃ、なかったんだ……♥ 僕私の、恋人はっ……♥ こんなオチンポを知っちゃったら、もうマスターのには戻れないっ♥)

理解した瞬間、全てを受け入れた。

この事実も、快楽も、全て。

いつかマスターにと大事に準備してきた子宮を、この男に捧げてしまおうと決意をさせた。

「はぁっ、はあッ♥ もっとオチンポちょうだぁいっ♥ 私の、ナカぁ……君のチンポで満たしてッ♥ 子宮もっと突いてキテっ♥」

「ああ任せなさい。メリュジーヌちゃんが満足するまでたっぷり愛してあげるからね」

「あんっ♥ あッ♥ イクイクっ♥ イっちゃう、私ッ……♥ 孕ませてほしくて、奥のお部屋……下がっちゃってる♥」

「イクぞッ! お望み通り孕ませやるよッ!」

「おっオッ♥ イぐっ♥ 交尾セックスでおまんこイっちゃううッ♥ マスターごめんなさいっ♥ 私この人のチンポで繁殖しちゃうからぁッ♥」

身も心も屈したメリュジーヌ。その体には変化が訪れていた。

発情した肉体。切なそうに鳴き始めた下腹部。繁殖を望み始めた子宮は、その入り口を瞬く間に緩ませていた。 

「オラッ、孕めッ――!」

「んおぉぉおおオッ♥ オ゛ッ、オオッ♥ 精液の量すごぃいッ♥ マスターの何倍も、ッ……♥ こんなのドラゴンでも妊娠しちゃうッ♥ アルビオンの竜孕まされちゃううぅッ♥♥♥」

「おぉッ……おほぉッ……♥」

「ふぅ……これで違いが分かっただろ。メリュジーヌちゃんは私と結ばれるべきなんだって。分かったら後でマスターくんにお別れ告げに行こうね」

「う……うん……♥」

膣内出しの衝撃に放心するメリュジーヌは、素直に男の言葉に頷いた。

そして自らの腹部に熱い何かを感じ取り、自身が孕まされたことを確信、心の中で恋人「だった」少年に懺悔と別れを呟くのだった……



その後……

突然の報告。メリュジーヌから一方的に「別れてほしい」と告げられ、理由を聞く間もなく彼女は離れていった。

数ヶ月後、自暴自棄になっていた俺の元に、少女から久しぶりの連絡が入る。

俺はそれを見た瞬間、「そういうことか」と全てを納得し、絶望した。

『やっほー、見てるマスター♥ 連絡遅くなっちゃってごめんねー♥』

「なっ……あ、あぁッ……!」

『ふふ、驚いた? 最近会ってなかったし、きっとビックリさせたよね。そうです、サーヴァント・ルーラー、メリュジーヌ……妊娠しちゃいました♥』

見知ったカルデア職員と一緒に映ったメリュジーヌ、その姿は紛れもなく妊娠した女性のそれだった。

愛おしそうに自らのお腹を示す少女。それがつまり、全てを証明していた。

『マスターが悪いんだよ。あれだけチャンスをあげてたのに結局私を堕とせなくって……その点、この人は完璧♥ アルビオン一発で孕まされちゃいました♥』

「そんな……」

『仕方ないよね、雄としてマスターより彼の方が遥かに優秀なんだもん。今日もこれから朝までボテハメする予定♥ マスターも良かったら見ていってね♥』

そう言うとメリュジーヌは、画面越しの俺に一切意識を向けることもなくなり、男との愛情を紡ぎ始めた。

より強い雄に惹かれるのは雌として当然のこと。それがアルビオンの竜たる少女なら尚更だ。

自分はただ生物としての競争に敗北しただけ。メリュジーヌはもう戻らない。そのことを俺は本能として悟っていた。



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