「虚ろ目」「レイプ目」「催眠目」を再現しよう! (Pixiv Fanbox)
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さて突然ですが、皆様は催眠シチュって…お好きですか?
賢木は…大好きです!
催眠シチュでなくとも軽率に虚ろ目にしたいし、エロシーンの締めくくりに虚ろ目は不可欠派だし、通常時に比べてエロシーンの目のハイライトはなければないほど良いと思っているし、NovelAIを使い始めて最初に検索したプロンプトは「blank eyes」でした。虚ろ目とかレイプ目とか催眠目とかいろんな言い方がありますが、要するにハイライトが消えた瞳に色んなニュアンスを感じてグッとくるんですよね。
こちらはピンク色にglowingさせてハート目にすることで催眠状態を表現していますが、やっぱり「正調」の催眠表現はハイライトのない虚ろ目だと思うのです。
NovelAI時代は「simple eyes」がいいのではないかとか、いやいや「drunked eyes」だとか、「flat color eyes」の方がそれっぽい…などと研究が変遷。その後環境がローカルに移り、また研究のし直し…とあいなったわけですが、世界は広く、先人たちがプロンプト路線ではなく追加学習によって問題を解決しつつあるので、本日はその紹介をしたいと思います。
そんなわけで、今回は版権キャラではなくシチュエーションを再現するLoRAのご紹介。LoRAの素晴らしさと導入方法については前回「LoRAでキャラ再現!15分でできる追加学習入門」でお伝えした通りなので、まだお読み頂いていない方はそちらもご覧くださいませ。
虚ろ目(レイプ目)
こちらはきせのん(xenon3134-mc)氏がhugging face上で配布されている「empty-eyes-LoRAs」で再現した虚ろ目の作例です!催眠といえばこれ、これですよ!
ご覧の通り、ハイライトが消えてグラデーションした影のついた瞳になります。使用モデルは7th anime v3ですが、empty eyesを掛けただけではなかなかここまで綺麗に虚ろにできないんですよね。瞳孔もきちんと描かれていて、シンプルかつ十分な効果。瞳のカラーは指定しないと暗い紫になることが多いようです。
AIが描いた瞳を画像編集ソフトでフルスクラッチ(書き直し)している方々には、いちいち全部塗りつぶして描き直す手間を避けられるので、そういったニーズにも応えられるかもしれません。参考画像のプロンプトは以下のとおり。expressionless(無表情)と相性がよいですね!
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1girl,solo,expressionless,(masterpiece:1.2), (high resolusion:1.2),(illustration:1.2),(unity 8k wall paper:1.05),(utsurome,empty eyes:1.2)
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【適用方法】
リンク先のfiles and versionsから「utsurome.safetensors」を右クリックしてLoRAフォルダに保存するだけ。トリガーワード「utsurome」で発動します(empty eyesと併用がおすすめ)。
【上手に効かせるコツ】
LoRAのWeightは1がいいようですが、特定キャラクターの再現LoRAと併用する場合は0.6~0.7程度に弱める必要があります。常に強く掛けているとイラストの全体に影響して線がぼやけてしまうことがあるので、後述するinpaintで顔や目部分にピンポイントでi2iする手法が効果的。
Hires.fixをLatentで強く掛けるとハイライトありの通常瞳に描き直されてしまうので、クオリティアップしたいときはHires.fixでなく低Strengthのimage2imageでサイズアップしたほうが良いようです。
同じサイトで配布されている寄り目LoRA「yorime.safetensors」も大変有用なので、ぜひチェックしてみて下さい。こちらのトリガーワードは「yorime」。
ぐるぐる催眠目
civitai.comで「Numeratic」氏が配布されている「Hypnosis / @_@ / Spiral Eyes / pupils | Multiple Models See Versions | 433」。単に虚ろ目になるだけでなく、ぐるぐる線の入った混乱感を演出してくれます。Numeratic氏は他にも大量のRoLAファイルを公開しており、一見の価値ありです。
【適用方法】
リンク先の「Download Latest」からhypnosisSpiralEyesPupils_mixV13.safetensorsをLoRAフォルダに保存し、トリガー「spiral eyes, @_@」で発動します。こちらも目の色を「blue eyes」「pink eyes」などと指定でき、「glowing eyes」で光らせることも可能。Weightは1がおすすめで、こちらも特定キャラクターの再現LoRAと併用する場合は適宜調整の必要があります。
というより、ぶっちゃけ虚ろ目LoRAに比べて、キャラクター再現LoRAとの相性は悪いかもしれません。0.8以上に強めると上画像のような顔のどアップになりがちで、0.6まで弱めるとぐるぐるが上手に再現されません。
そこで、虚ろ目LoRAのときも触れた「先にLoRA抜きでイラストを生成し、inpaintでピンポイントにLoRAを作用させる」作例を紹介します。
実際の作例
例えばこちらのミオリネさんをi2iで催眠目にする場合、レタッチ画面でこの画像を呼び出して、黒目の部分を丁寧にマスクします。瞳の大きさが不自然にならないためには、目全体ではなく、できれば白目を除外できればベター。
はい、このように白目を避けて塗りつぶします。
プロンプトはほぼ同じで、冒頭部分にトリガーワード「spiral eyes, @_@,」を追加。LoRAのWeightは1で、目の部分だけマスクしているのでしっかり目の「ノイズ除去強度0.7」で生成したのが以下の画像です。
瞳以外はそのままに、しっかり瞳部分だけLoRAの効果を効かせることができましたね。普通i2iでは元画像から離れすぎないようノイズ除去強度を控えめにするのですが、このようにピンポイントで書き直させる場合は強めでも大丈夫です。
他にもCivitaiでは瞳に関する多くの追加学習モデルが公開されており、一見の価値ありです。個人的には風俗風の「手で目隠しLoRA」をさきほど発見してしまい、衝撃を受けていたところでした…。LoRAの効果気持ちよすぎだろ!!
ちなみに、クリスタで催眠っぽい効果を掛けるときは、合成モードを加算(発光)にしたレイヤーで柔らかめ・超大きめのスプレーにしてどピンク色を何度か吹きかけるとそれっぽいですわよ!瞳孔を黒く塗ったり、ピンクに塗ったりするのもよろしい感じ…この先は自分の目で確かめてくれ!
そんなわけで、今夜の更新は「虚ろ目」「レイプ目」「催眠目」を再現しよう!でした。明日からまた平日が始まる…。