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はい、スタジオ真榊です。本日はもう最近の寝取られ同人誌では標準装備となりつつある「定点カメラシチュエーション」を作画AIで再現することはできるのか?という挑戦をしてみたいと思います。



もはや説明するまでもないのですが、定点カメラシチュエーションというのはHシーン室内を同じ画角から複数コマにわたって描写するもの。時間経過とともにタバコや酒、使用済みティッシュが増える、休憩シーンが入る、時計が映り込む、陽光描写が変化するなど、時間経過を感じさせることで、長時間にわたってセックスにふけっていたことを味わえるキュートなシチュエーションであります。


特に、画角が「ヒキ」で描かれることが多いのが特徴で、キャラクターの顔面などは省略して描かれる事が多いです。AIも小さい画像になるとキャラクターの細部が描写できなくなってしまいますし、そもそも「同じ背景画像」を使うという縛りがあるので、いろいろと工夫せねばなりません。


寝室画像を作ろう

というわけで、何をおいてもまずはベッドのあるエロ寝室がなくては始まりません。もうそんなの慣れたものなので、さっさとno humanなbed roomを生成してしまいましょう。


dark,erotic,pink,black,detailed bed room,no humans,night,bed,sofa,{{{masterpiece}}}, {{{{high resolusion}}}}, {ultra detailed 8k art}


目をつぶっても出せるこちらのプロンプトで生成したのが以下の画像。「pink」を入れることでちょっとエロティックさを出してみました。

コマに配置してみます。今回は画面に収まるよう3コマにしました。ちなみに、こうした等間隔のコマ割りをするときは、大きなコマを生成してから「レイヤー→定規・コマ枠→コマ枠を等間隔に分割」することで簡単に作ることができます。


どうやって人物を作る?


さて、ここからが本題。こちらの寝室画像をi2iで放り込んで、例えば

①ベッドの上でSEX

②ソファ前でフェラ

③ティッシュの散らばったベッド上でピクピクするヒロイン

という画像を生成できるでしょうか。


NovelAIに慣れた方ならおわかりでしょうが、ストレングスを高めれば寝室が別の部屋に変容してしまうし、画面いっぱいにヒロインが描かれるくらい人物が大きくないと低劣なイラストになってしまうし…と、i2iでの実現は展望が薄そうです。そこで、寝室画像はこれはこれとして置いておき、人物の切り抜き画像を男女それぞれに用意して合成するという手法が最善手であろうと判断しました。


具体的にはこうです。


①ベッドの上でSEX→男女のH画像を生成して合成

②ソファ前でフェラ→男性の全身画像+フェラする女性画像を合成

③ティッシュの散らばったベッド上でピクピクするヒロイン→寝ているヒロインの画像を合成し、その他はクリスタで加工


例えば、2コマ目を作るには、こうした2枚の画像を男女別に作ります。なぜ1枚で作れないかというと、普通にAIに描かせるとヒロインにフォーカスが当たるので、男性の上半身がどうしても見切れてしまうのですね。男性の全身を入れるとなると大変な手間がかかる上、低劣なイラストになることが目にみえているので、こうした手法を採用しました。


AIで切り抜きをしよう


さて、このままでは合成できないので、AIを使った画像切り抜きサービス「Anime Remove Background」を利用します。こちらのサイトの画面左側に画像をアップロードして「Run」を押すだけで、画面右側に切り抜き済みのpngが出てくるという優れもの。


無事、背景部分から人物だけが切り抜かれた画像をゲットすることができました。さて、これをさきほどの寝室に配置し、色味を調整すれば…


なんということでしょう。あんなに空虚でがらんどうだった寝室が、とたんにHな雰囲気に…


というわけで、かなり自然にできたのではないでしょうか。男性のイラストがかなり色白に出力されたので、肌の色味がかなり暗くして、彩度を上げることで

解決しています。足元に影を簡単に描き、いつも紹介している陰毛ペンで局部にも加筆しました。


同じ方法で、さらに1コマ目、2コマ目をやっていきます。最終的に擬音や台詞のコマをかなり大きく挿入するので、細かな部分はさほど気にしすぎなくても構いません。顔の目付近も影で塗りつぶしてしまい、遠目から覗き見ているような背徳感を演出しています。


で、こちらがとりあえずの配置が終わった状態。

1コマ目は色が浮いてしまっているので調整が必要なのと、男性キャラの髪部分が適当ですね。スキンヘッドで生成されてしまったので、髪用のペンで雑に書き加えただけなので、こうした感じになりました。ただ、あとで擬音やフキダシをかぶせてしまうつもりなので、この程度で構いません。


3コマ目はクリスタの本領発揮ですね。素材「コンドーム」「なにかに使う個包装

使用済みティッシュブラシ」などを駆使した上で、ベッドのエロ染みは「飛沫」エアスプレーで再現しました。


擬音を散らして一応の完成


これだけだと寂しいので、簡単に擬音を散らすとこうなります。


まだここのページに至る前ページが確定していないので台詞はあとから載せますが、短時間でここまでできたのはかなり良い結果だと思います。実工程は2時間程度でした。


おわりに

いかがでしたでしょうか。寝取られ定点シチュはどうしても作品に導入したかった憧れのシチュエーションだったので、思いつきから2時間でここまで作れたのは大変感動的でした。もちろんここから加筆によるブラッシュアップはしないとならないのですが、AI作画の応用力の高さにただただ驚くばかりです。前から使いたかった「何かの個包装」素材もついに使えてよかった!


そんなわけで、「寝取られ妻のビフォーアフター」の製作も最終盤に突入してきました。皆様の応援のおかげで充実した創作・記事執筆ができる毎日を過ごさせていただいております。いつも本当にありがとうございます。1月中になんとか最終ページにこぎつけられるよう、引き続き頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします!


追伸:ツイッターに青い認証マークがつきました。こんなツイートをしているので、良かったらフォローしてみてくださいね。







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