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目次

①絵師になりたい/絵描きになりたいという人

②ワナビーに身を窶すな

③偉そうなこと言いやがって、じゃあそういうお前はどうだったんだ

④おわりに



ということで記念すべきブロマガ的なアレ第一回です。

絵師になりたい、絵描きになりたい。どうしたらなれるのかと悩んでいる方向けの内容になっています。

聞こえのいい事ばかり言うわけではございません、むしろ耳に痛い内容かもしれませんが僭越ながら僕なりの助言を書かせて頂きます。

ぶっちゃけたこと言うともし間違えて僕のブロマガ的なアレを読んで将来的に神絵師が誕生し僕の食い扶持を潰すようなことになってしまってはなんともお粗末な話なので、是非とも神絵師になるのだけは控えて頂きたいです。

絵のテクニックとか練習法とか、そういうのはプロの方々がいくらでも公開していると思いますのでどちらかというと精神的な内容を書くつもりです。


まず前提の前提を置かせて頂きます。

・むすか自身もまだまだ発展途上、修行中の身です。

・あくまで個人の見解です。数ある参考の中の一つ程度に捉えてください。

・コメント欄が荒れてほしくないので、物申したい!という際はお手数ですがメールにてお願い致します。circle.7ten8tou@gmail.com

ためになったよ!とかそういった類のコメントでしたら歓迎ですm(_ _)m




本題に入ります。

①絵師になりたい/絵描きになりたいという人

ありがたいことにTwitterでは身の丈に余る数のフォロワーさんにフォローして頂いております。数が多く全てのフォロワーさんを追えているわけではないのですが、時折どんな人にフォローして頂いているのか見させて頂いています。

まぁ大体の方は電子の海に蠢く魑魅魍魎のような方達なのですが、ちらほらと「絵師になりたい」「絵描き目指して練習中!」とプロフィールに書いている方を見ます。

その度にうーん...と思ってしまいます。ハッキリ言ってTwitterのプロフィールにそう書いている限り、その方はいつまで経っても絵描きにはなれないと思います。


はい。いきなりチクチク発言が出ました。不快に思われたら申し訳ございません。

ですが僕は決して人を見下し虐めたいわけではござません。その考え方はきっとつらいだけだから、ちょっと考え方を変えてみてはいかがですか と言いたいだけなのです。




②ワナビーに身を窶すな

ワナビーという言葉をご存知でしょうか。want to be~(~になりたい)を短縮した英語の俗語です。何かになりたい憧れはあるものの努力や実力が伴っていない状態を指す、嘲笑的なニュアンスの言葉です。

先程のわざわざTwitterのプロフィールに「絵師になりたい」「絵描き目指して~」と書いている方たちは こうなりたい という理想が先に来てしまっているのではないでしょうか。理想ばかりが先に来てしまうと、その理想と実力・評価の伴わない現状の乖離に苦しむことになってしまいます。


その方たちは絵描きになって何をしたいのでしょうか。自分の思うままに描きたい理想のイラストを描き、まぁあわよくば他の人にも見てもらう事だと思います。目的と結果を混同させてはいけません。

「絵描き」とは結果であり、目的ではありません。


ちょっと話はズレますが絵師という呼称もあまり使わないほうがいいかもしれません。些か大げさな表現であり、僕の身の回りでは有名な作家さん含め誰一人自らを絵師と名乗る方はいません。多分。


Twitterのプロフィールで自分が絵を描いていることをアピールしたい場合は

「絵を描きます/描いてます」くらいでいいのではないでしょうか。

「絵を練習中!」というのも小うるさいですがちょっと違うかな~と思います。

漫画「ベルセルク」の中の僕が好きなやり取りで主人公ガッツがイシドロ少年に剣の稽古をするシーンのセリフ「何十年も修行して達人にでもなるのを待ってから戦場に出るつもりか?気のなげェ話だな。今手持ちのコマでやりくりするしかねぇだろ。」というのがあります。絵にしてもそう。「これの絵はまだ練習だから~」と言うとセルフ・ハンディキャッピング的に聞こえます。絵なんて例えお金を頂いて仕事として描く時でも学ぶ事は多々あります。一枚一枚が練習であり本番だと思います。偉そーっ!




③偉そうなこと言いやがって、じゃあそういうお前はどうだったんだ

おうおう偉そうに言いやがって。じゃあそういうお前はどうだったんだこの野郎。

ごもっともでございます。人の痛いところばかりツンツン男したからには僕も痛みを伴いましょう。はい、ドン。確認できる最古レベルの絵、2008年11月のイラストでございます。


↓ 以下、肌色絵注意














自分で自分に精神攻撃をして画面を直視できません。

自らの実力不足を認識し、理想との乖離に苦しむ賢い頭でっかちタイプの方々と違い当時のむすかはもうバカ丸出し。このレベルのイラストを量産しあまつさえ(ちょっと俺の絵、うまいカモ…)という怒涛の勘違い学園をしてインターネット上に公開していたのですから、もはやホラーの領域です。


散々自分を鞭打ちましたが僕の場合幸いだったのはこの自分の下手さを自覚できない程鈍感だった事かと思います。この後も何年も自分の実力不足を認識しないまま何も悩むことなく描き続ける時期が続きます。自分で言うのもなんですがこの手のおバカタイプは強いです。

人間って案外優しいものでわざわざ他人の絵を見て「お前は下手!」と罵る人はほぼいません。自分の現状に満足し、自分の描きたいものだけ描く。あまり深く考えることもなく描き続けている限りひたすら前進していきます。ただ、このタイプの成長は遅いです。成長には長い年月がかかります。


絵には「描く能力」と「見る(認識する)能力」があります。

理想とのギャップに苦しむ頭でっかちタイプの方達はこの見る目が先に肥えてしまっている事も大きいのでしょう。

ですがこれは武器でもあります。自らを客観視できる頭でっかちタイプの方が自分の至らない部分を冷静に見極め、そこを意識した絵を描いていく事ができたとしたらその成長速度は一足飛びです。


理想ばかりが先行して、苦しい思いをしてばっかり。『頭でっかちタイプの君もおバカタイプの僕みたいに何も考えず楽しくお絵かきしようよ♪』と言われたところでそれは無理な話です。賢い頭でっかちタイプの方はあたまからっぽにするなど無理なのです。

頭でっかちタイプの人に重要なのは自分のタイプを認識し過度に理想ばかりを追い求めず、自分の長所である客観視を自己批判ではなく自己成長のために使うことです。




④おわりに

まとめると

・「絵描き」とは結果であり、目的ではない。


・理想を掲げるのは結構、ただしその理想に押しつぶされては本末転倒。


・頭でっかちタイプの人は理想ばかり先行させず自分を客観視する力を有効活用する。

といったところでしょうか。



自分の絵が理想通りにいかないのはわかってる、だけどどこが悪いのか自分じゃわからないんだ!って人は誰か他の人に見てもらうのもいいでしょう。

最近ですと有償ですがskebで「アドバイス」という機能があります。

僭越ながら(宣伝)僕もskeb上で一応アドバイス機能もオンにしています(宣伝)

https://skeb.jp/@muska_


第一回はこの辺りで終わりたいと思います。イラスト/同人界隈のあれこれ 何か思いついたらまた書きたいと思っています。

このブロマガ的なアレなあれで取り上げても良ければお便りやご質問も受け付けております。お気軽にメールにて投稿してください。その際の題名は「ブロマガ的なアレ」でお願い致します。

ではでは、ありがとうございました。




むすか

circle.7ten8tou@gmail.com

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