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男が二人の少女から逃げるように立ち去ったとき…すでにあたりは赤く染まっていた。 もともと人気はあまりない公園だから…この時間になると人通りは皆無だ。 腐女子少女は、無言のまま制服のボタンを外す。 胸を開け、ブラも外すと制服と下着に押し込まれていたおっぱいが弾けるようにして飛び出した。 ぶるんっ!! 「ふぅっ……」 大きく息を吐くと、腐女子少女は自分の胸を見つめる。 夕陽よりもなお赤い、焼きただれたような赤く腫れたおっぱいだった。 「あはは……ざまぁないね。私のおっぱいに歯向かうからそうなるんだよ…♪」 ランニング少女はそう言って、ひとしきり腐女子少女の胸を嘲笑した。 この胸を、こんなめに合わせたのはランニング少女なのにその言い草…!腐女子少女が悔しそうに歯ぎしりする… そして…今度は彼女がスポーツウェアとブラを脱ぎ捨てる。 ボロンっ!!と、スポーツウェアとブラに押し付けられていた爆乳が解放され、飛び出た。 腐女子少女のそれとまったく同じ…赤く腫れ、少し垂れてしまった痛々しい乳房。 「……ははっ…♪人のこと言えた義理じゃないですね……あなたもおっぱい垂れ下がってるじゃないですか。私のおっぱいに喧嘩売るからそうなるんです…!いい気味ですよ」 腐女子少女は薄暗い笑みを浮かべて、さっきのお返しとばかりにランニング少女の乳房を嘲る。 ランニング少女は、自分の胸を悲しげに見つめ、悔しそうに歯を噛みしめるばかりだ。 この喧嘩が始まる前までは、自慢の胸だった。男がその胸を好きでいてくれることに微塵も疑いを持っていなかった。しかし、今は……見る影もない。 目の前の…同じ男を好きになった女に…恋敵に、台無しにされた。 「……あなたが私のことをバカにする資格はないでしょ?……この貧乳女」 「……それは、あなたも同じでしょう?この駄乳女……」 互いの女の魅力に手をかけ、傷つけあった少女たちは、互いに一歩も引かない。 「……お兄さんが、私のことを応援してくれたんだもん……!こんなところで負けられないよ……!」 「お兄さんは、私のことを応援してくれたんです……!私だって…絶対負けられません…!」 二人の少女は、しばらく睨み合っていたが……やがて、どちらからともなく動き出す。 「お兄さんに帰ってもらってよかったです…」 「そうだね…お互いさ、きっと好きな人に見せる姿じゃなくなるから…」 お互いを睨む瞳から涙が溢れる。 「よくも私のおっぱいをこんなにしてくれましたね…!」 「そっちこそ……お兄さんのお気に入りのおっぱいだったのに……許さないから……!!」 二人の少女は、硬く握った拳を振り上げる…! 彼女たちの小さくて柔らかい手は、おっぱい程の重量は無いが、…おっぱい同士の戦いが面での潰し合いなら、拳での攻撃は点の破壊だ。 彼女たちは…その破壊を相手のおっぱいに突き立てるべく、殴りかかる……! 「今度こそ…今度こそ…叩き潰します!!あなたのおっぱいなんて!」 「やれるものならやってみなよ!でも…その前に、あなたのおっぱいを叩き潰すから!!!」 二人の少女が放った小さな拳がすれ違い…お互いの左乳房に食い込んだ! グチャアァァアァァァアァ!!! 「いぎゃああああっ!!!」 「ひぎぃいいいぃいっ!?」 二人の少女の可憐な口から……似つかわしくない叫び声が漏れる。 「あぐぅうっ!!くぅぅっ……!」 「くぅぅっ!!かはぁっ……!」 二人は、苦痛に顔を歪めながら……相手の乳房に手首まで食い込ませた拳をグリグリと捻りこむ。 あまりにもおっぱいを潰しあったために、拳からは肋骨の硬い感触さえ伝わってくる。 だが、二人は止まらない……。 「負けませんっ…お兄さんが好きだって言ってくれたおっぱいで…あなたなんかに負けませんから……!」 「私だって……お兄さんが好きだって言ってくれたおっぱいで……あんたなんかに負けたくない……!」 二人の少女は、涙を流しながら……相手を憎み続ける。 「絶対に、あなたには渡しません……!お兄さんは、私が幸せにしてあげます……!このおっぱいで……愛してあげるんです……!」 「ふざけないでっ……!誰が渡すもんか……!お兄さんは、このおっぱいで守ってみせる……!このおっぱいで……ずっと一緒にいるんだからっ!」 彼を好きな気持ちなら、誰にも負けない。 二人とも……そんな自信があった。 だから、彼女たちは相手の乳房から拳を引き抜き…また拳を振りかぶる。 「私のおっぱいがっ……一番お兄さんに愛されてるんですっ!!このおっぱいで……私は、あなたには負けられないんですっ!!」 「お兄さんに一番愛されてるのは、私のおっぱいだよっ……!!このおっぱいで……あなたにだけは、負けないから……!!」 殴られたばかりの右胸は拳を振り上げただけでズキズキ痛み、彼女たちは悔しげに顔を歪めたが…構わずに拳を振るう。 今度は互いの左胸を目掛けて……! 「「ぶっ潰れろぉっ!!!」」 少女たちのパンチが左胸を同時に殴り合う! 拳は乳肉の中に手首まで、食い込み、肋骨にぶつかる。 バキィィィイイイイィィイイッ!!! 「「うぎゃああああっ!!!」」 すでに彼女たちの乳房はおっぱい同士のぶつけ合いで痛めつけられて腫れ上がり、限界を迎えていた。 そこに、さらに胸を殴打され、少女たちは絶叫するしかない。 彼女たちは、普通の女の子と言うにはエッチすぎるし、バトルファックが大好きなのを見ればわかるがそれなりに好戦的な性格はしている。 だけど、腐女子少女もランニング少女も、喧嘩慣れしているわけじゃない。 それどころか幼少期も含めてこんなに喧嘩したのは初めてだ。 おっぱいを殴り合うなんて、やったこともなかった。 敏感な乳房を叩き潰される激痛に、涙を流す。 だけど…涙を流しながら二人は相手の乳房から拳を引き抜き不格好にファイティングポーズをとる。 まだ、戦いは終わっていない。 「「えぐっ…えぐっ…!」」 泣きながらも、少女たちは相手に向かって拳を繰り出す。 「「このぉぉおぉおっ!!」」 そして、再び互いの胸に拳を突き立てた! ドグチャァァァァアアァアアッ!!! 「「ぎゃあああぁぁあっ!!壊れるっ!おっぱい壊れるぅううっ!!?」」 繰り返される悲惨な潰し合い、少女たちの喉を裂くような絶叫…しかし、彼女たちはもう止まらなかった。 すぐさま拳を引き抜き…さっきとは逆の胸を殴り合う! グチャアァァアアアッ!!! 「「ふんぎぃいいいっ!?おっぱい壊れちゃうぅううっ!?!?」」 泣き叫び、もだえ苦しみ、しかしすぐに拳を引き抜き…また思いっきりおっぱいを殴り合う! 「「おっぱい壊れろっ!おっぱい壊れろっ!おっぱい壊れろぉっ!!!!」」 バキィィイイッ!!グチャアァァア!!ドガァァアアァッ!!! もはや、相手のおっぱいを殴ることしか頭に無いかのように。 「「おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱいぃいいいっ!!!!」」 ドコォオオッ!!グジャアァアア!バチィィインンッ!!! 何度も乳房を殴り潰し合い、殴り壊し合い、殴り殺し合い……二人の乳房は加速的に破壊されていく…! 「「いやっ!こんなところで負けたくないっ!!お兄さんに嫌われたくないぃいいぃっ!!」」 無様に垂れ下がり、真っ赤を通り越して殴られた場所が紫色に変色した乳房を振り乱しながら……二人は、拳を振り上げる。殴り合いを続ける。 「「いやああっ!許さないっ!許さないぃいいいっ!!」」 涙でぐしゃぐしゃになった顔で、二人は憎しみを込めて叫ぶ。 「絶対!ぜったい潰してやるっ!!この駄乳女ぁああっ!!」 「あんたのおっぱいなんか、私が叩き潰してあげるっ!!この貧乳女ぁああっ!!」 バギィッ!ドカァッ!!ボゴォオッ!!グジャアッ!! 「「ひぎゃああっ!?おっぱいがぁ!?私のおっぱいがぁ!?!?負けないんだからっ!!おっぱい壊れるのはそっちなんだからぁぁあっ!!ぎゃあぁぁあっ!!?!」」 何度もお互いの爆乳を同時に殴り合う。 相打ちにつぐ相打ち。 腐女子少女と、ランニング少女はまるでそうなるように設計された人形のように、互いのおっぱいを同時に殴り合って相打ちを繰り返す。 「「ひぎゃああっ!!おっぱいが……おっぱいが……おっぱいぃいっ……!!」」 二人のおっぱいは、度重なる殴り合いでもまだ球形を保ってはいた。 だが、乳首の位置が目に見えて下がり、おっぱいは垂れ下がって、見る影もない。 胸を殴り合う激痛はもちろんだが…二人の涙の理由は他にもあった。 男と交際するようになって、二人のおっぱいへの執着は高まっていたのだ。 男がことあるごとに触りたがった、触らせてあげれば興奮してチンポを立ててくれた、彼女たちのおっぱいは女性としての魅力の象徴であり、幸せな思い出の詰まった宝物だったのだ。 それが今、そのおっぱいが…恋敵の手にかかって、めちゃくちゃにされている。 恋敵におっぱいを壊されている。 おっぱいの痛みだけじゃない、精神的にも追い詰められて、泣いてしまう。 「「私のおっぱいは……私のおっぱいは……私のおっぱいは……!!」」 涙が溢れる。 悲しくて、悔しくて…二人はその悲しさと悔しさを互いにぶつけ合う…! 何度殴られても、何度おっぱいを潰されても、絶対に引かない。 何度も何度も、ひたすらに互いの爆乳を殴り合う。殴り合い続ける。 「んぎびっ!?あぎぃっ!!ごほぉっ!?!んばぁっ!!?」 「あぎゃあっ!?あひっ!?あふぅっ!?!あへぇっ!?!?」 そして、何十回、何百回目かの相討ちの後……ついに限界が訪れた。 腐女子少女がランニング少女の胸にしがみつくようにして、動きを止めたのだ…。 俯いた彼女の瞳からは大粒の涙がこぼれ落ち、嗚咽が漏れている。 ランニング少女は、その声を聞き拳をおろした…しかし、呆然と涙を零し続ける彼女には勝利した実感など微塵も感じられなかった。 ……自分の胸が取り返しもつかない程に壊れてしまい、失意の涙を流す彼女はとても勝者には見えなかった…… いや…それどころか……彼女は勝者ですらなかった。 腐女子少女は敗北を認めたわけでも、力尽きたわけでもなかった…相手の胸にしがみついて息を整えた彼女は…より残忍な攻撃を始める…! 「もう……ホントに……ズタズタにしてやります……!」 「へっ……?」 終わったと思っていた腐女子少女の憎悪の声に、ランニング少女が呆けた声を上げる。 腐女子少女は、その整った爪をランニング少女の垂れ乳に食い込ませ…! 「いったぁぁあぁあああっ!!?!」 「今度こそ…くたばりなさいよぉぉおおおおっ!!!」 バリバリバリバリィィィイッッ!! 「ふんぎぃいいいぃいぃぃいっ!!?!裂けるぅううぅうっ!!?!おっぱい裂けるぅううぅうっ!?!?!」 腐女子少女の指が、ランニング少女の乳房を掻きむしる! 乳房の肌を、肉を小さくて綺麗な爪が引き裂く! 乳房を潰された時の鈍痛とは違う鮮烈な痛みに、ランニング少女は絶叫を上げた! 「この泥棒猫っ!!あなたさえ居なければ私はっ!!私はっ!!お兄さんとあんなことやこんなことを出来たはずなのにっ!!」 「あぎゃああぁぁっ!!やめっ!!やめてっ!!やべでっ!!あががががっ!!」 「許さないっ!許さないっ!絶対に許さないっ!!二度と逆らえないようにしてやる!!二度とお兄さんに近づけないようにしてやる!こんな…こんな駄乳のせいで…こんな女のせいで……私は……私はぁぁぁああああぁぁっ!!!」 メス猫が爪研ぎをするみたいに、腐女子少女は何度も何度も、ランニング少女のおっぱいを引き裂いた! 「許さないぃいいぃっ!!許さないぃいいぃっ!!許さないぃいいぃっ!!」 「あぎゃああっ!?あぎぃいいっ!?ぎゃああっ!?!」 無数のミミズ腫れと、爪痕がランニング少女のおっぱいをズタズタにする。 おっぱいはあっという間に血まみれになり…あのエロ可愛かった爆乳が見るも無惨な惨状に…。 だけど…ランニング少女はそんなふうにズタズタにされていくおっぱいを守ろうとはしなかった。ただ、泣き叫びながら相手の攻撃のなすがままに…。 しかし、腐女子少女が死にものぐるいでランニング少女の乳房をかきむしり続けても…仕留めることまではできない。 いくらおっぱいが柔らかくても、人間の肉を少女のか弱い指と爪が、命を落とすほども引き裂くのなんて容易じゃない。 せいぜいが、肌と表層の脂肪を傷つけるだけだ。それでも、ランニング少女は痛みに狂いそうに悶えていたけど……。 「なんで……どうして……?……はぁ……はぁ……なんで死なないんですかぁ……?」 ようやく、腐女子少女の指が止まった。彼女の指は血まみれで、酷使しすぎたせいで爪が剥がれかけていた。 そして…ランニング少女の反撃が始まる……! 「ズタズタになるのは……おっぱい引き裂けるのは……あんたの方よぉおおおおおおっ!!!!」 「あぎゃあぁぁああああぁぁあっ!!?!」 手の止まった腐女子少女の爆乳を、ランニング少女が掻きむしる番だ。 爪を立て、皮膚を破り、乳房の脂肪を引き裂く! バリバリバリバリィィィイッッ!! 「私のおっぱいを返せぇっ!!私のおっぱいを壊すなぁぁあっ!!私からお兄さんを奪うなぁぁあぁっ!!」 「ぎゃひぃいっ!?ぎゃああっ!?やめっ!!やめてぇっ!!痛いぃ!?!痛いっ!!?痛いぃいいぃいっ!!?!」 上乳から下乳に、何度も爪を立て直しては掻きむしる! 腐女子少女の垂れ乳はあっという間にミミズ腫れだらけ、ひっかき傷だらけになる! 腐女子少女は発狂したみたいに泣き叫び、ランニング少女は復讐する喜びに満面の笑みを浮かべた! 「はははっ!!ざまあみろっ!!この泥棒猫っ!!お兄さんの彼女になれたのは、このおっぱいのおかげだったんでしょうがっ!!この淫乱売女っ!!この駄乳女っ!!……こんなクソ女のせいで…私の……私のおっぱいはっ………このぉおぉぉおぉおっ!!!」 「ぎゃあぁぁあぁっ!!やめっ!!やめへっ!!やべでっ!!ごわれるからっっ!!おっぱいほんとにごわれるからぁっ!!んぎびぃいいぃぃいいっ!?!!」 「やめないっ!!やめてなんかあげないっ!!この駄乳女っ!!あなたみたいな汚い雌豚は、死ぬまでこうしてやるっ!!私が受けた苦しみを味わって苦しめばいいんだっ!!」 胸を掻きむしられている腐女子少女はもちろん、ランニング少女の瞳にも涙が浮かんでいた。 自分の胸の痛みが全然引かないからだ…悔しさと悲しみが、胸の奥底から湧き上がってくる。 でも、それは怒りへと書き換えられ…腐女子少女の垂れ乳への攻撃が、さらに苛烈さを増していく。 「あ、れ……な、んで…動かないのっ……!わ、たしの指……駄目だよっ……このまま、殺さないと…!こいつに……トドメ、ささないとぉ……!」 だが…腐女子少女がそうだったように、ランニング少女の指も限界に達する。 彼女の爪も捲れ、剥げかかっていた。 腐女子少女をこのまま一方的に攻撃してトドメをさして、勝って終わりにしたいのに……死にものぐるいで引っ掻いたのに……仕留めきれなかった。 だから…胸を滅茶苦茶にされた腐女子少女が復讐のために、ランニング少女に襲いかかろうとする…! 「渡さない……お兄さんは、渡さない…!あなたみたいな泥棒猫にお兄さんを取られてたまるかぁぁぁあっ!!!」 ランニング少女も迎え撃つ…いや、ランニング少女も腐女子少女に襲いかかる! 「お兄さんは私のものだよ…!図々しいよ…泥棒猫のくせにっ…!あなたなんかにに、お兄さんは渡さないんだからぁぁぁあああっ!!!」 「「んぎぃいいぃいいぃいっ!!?!」」 お互いに襲いかかって、身体の前面…血まみれの垂れ乳を激突させ、互いの乳が垂れてしまったせいでお腹とお腹までもがぶつかり合った。 そして二人は、相手を逃さないように…その肉付きの良いムチムチした太ももを絡めあう。 脚で脚を締め付け、お腹とお腹を食い込ませ合い、傷ついたおっぱいとおっぱいを、なおも押しつぶし合って…涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔で、額同士、鼻同士をゴリゴリ擦り合って睨み合う。 「そろそろ…決着つけましょうよ…!」 「望むところだよ…今度こそ、決着つけよ…!」 二人は密着したまま、相手の垂れ乳をつかみ合った…。 それを引っ張り上げ、自分の口の方に乳首を引き寄せようとする……。 おっぱい同士がぶつかったけど…それでも引っ張り合うとお互いの左乳を両乳で挟み込むようにしてすれ違った。 二人の目に前に、爆乳にふさわしいピンク色の大きな乳首が現れ……! 「「がぶぅうっ!!」」 二人同時に、相手の乳首に噛み付いた! 二人の目から涙がボロボロとこぼれ落ちその可愛い顔が激痛と憎悪のために醜く歪む。 (痛い痛い痛い痛い痛い痛いっ!!!千切れるっ!!?!乳首千切れちゃうよぉおおおっ!?!!) (あぎぃいいぃいぃっ!?!?!おっぱい千切れるっ!?!?!乳首千切れるっ!?!?乳首取れちゃうぅううっ!?!?!) 歯を乳首に突き立てる。 乳首に激痛が走り…その痛みに耐えようとして歯を食いしばって…そのせいでさらに乳首は強く噛まれ痛みが強くなって…それを耐えるためにさらに強く歯を食いしばり…どんどんお互いを追い込んでいく。 お互いの乳房に食らいつき合う腐女子少女とランニング少女。 それは美少女同士の共喰いのようで、酷く背徳的な光景だった。 「「んぎゅぅぅぅぅぅっ!!!!」」 二人の口から悲鳴が漏れる。 乳首がちぎれるような痛みに、意識が飛びそうになる。 だけど……乳首の痛みのおかげで気絶することすら簡単にはできない。 人間の咬合力は、全力を出せば70kgに達するという。 彼女たちは自分の乳首を噛まれた激痛のために、火事場の馬鹿力で、咬合力の限界を超えていた…。 その力が可憐な乳首に、牙となって深く食い込み、血を流して……でも、二人は決して離そうとしない! 「「んぎぃいいぃいいぃいいっ!!」」 乳首を噛み合わせたまま、頭を振り回して暴れ回る少女たち。自分だけは痛みを和らげようと…二人は相手の乳房から手を離し… ランニング少女は腐女子少女の黒いロングヘアを掴み、腐女子少女はランニング少女の銀髪のツインテールを掴んだ。 つやつやした、手入れの行き届いた美しい髪を、互いに引っ張り合う。 ブチィッ!ブチブチブチブチィィィィィイイッッ!!! 「「んぎぃいいぃいいぃいっ!!?!?!」」 (やめて!やめてやめてぇっ!髪は駄目っ!私、お手入れ欠かさないんだから…!自慢の髪なんだからぁ!) (あ、あぁあぁぁっ!私の髪っ…大切にしてたのに…自慢の髪だったのにぃい…!) 髪は束になって頭皮から引き抜かれ、引きちぎられる。 その度に二人は髪を掴み直し、抜けた髪が地面に散乱する。 「「んごぉおぉぉおぉっ!!!」」 二人は髪を捕まれ引っ張られながらそれでも相手の乳首をかみ続ける…! 乳首に走る痛みのせいで、悲鳴と涙がとまらない。 口の端からは唾液が垂れ流しになり、鼻水も垂れ流しだ。 それでも二人は乳首を食い千切ろうと必死に顎に力を入れる。 「「んぎぃいぃいぃいいいぃいいっ!!!!」」 可愛い女の子の、共食いは延々と続いた…お互いにもう限界だ。 これが最期の戦いになる。 二人は最後の力を込めて、相手の乳首に噛み付く……! 残された力、男への愛情と恋慕、相手への憎悪…! そのすべてを振り絞って、相手に競り勝とうと乳首に渾身の力を込める……! 「「んぎぃいいぃいいぃいいっ!!」」 二人の少女は、互いのおっぱいを潰し合い、乳首を食らい合って……! そして……ついに、決着がつく。 ((こいつさえ……こいつが、いなけりゃぁああぁぁあっ!!)) 互いを憎しみ合う二人の少女の想いは一つになった。 そして………… ((お兄さんは、私のものだぁぁぁぁぁぁあ!!!)) 二人は、歯が砕けそうになるほどの、噛みつき合いの末に……… 「「んぎぃいいぃいいいいぃぃいいっ!!?!?!」」 共倒れになる…! 二人の少女の、乳首がいよいよ引きちぎられそうになった瞬間……! 余りの激痛のために、脳が二人の意識をシャットアウトしたのだ。 「「………………っ!?」」 互いのおっぱいに噛みつきあったまま白目を剝いて失神した少女たちは、地面に崩れ落ち……身体が弛緩したために無様に失禁してしまった。 倒れるたびに立ち上がり、立ち上がっては潰し合いをしていた少女たちも……とうとう力尽きたのだ…… 数時間後…目が覚めた二人は、傷だらけ、噛み跡だらけの乳房に涙しながら逃げるように帰宅した。 こうして、恋敵二人の最初の決闘は相討ちという形で幕をとじることになる…

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