土曜日の使者 (Pixiv Fanbox)
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海外渡航の制限が解除され、4年ぶりに『世界神秘学国際会議』が開催される。
今年も招待された私、壇呉零太郎は、仕事ながらも久々の遠出に心弾んでいた。
場所はドイツ・ケルン。何度目かの訪問だが、この4年で街の風景も色々変わっているんだろうな、などと考えていた。
だが大学から支給されている研究費はそこを突き始めており、旅費を考えると足が出てしまう。困った。自腹はなるべく切りたくないが…
「そこで、提案があるのじゃが!」
「なっ…何ですかいきなり!」
いつの間にか理事長たちが研究室の私の部屋に入り込んでいた。
「お前さんが深刻な顔するのはまぁ金の問題ぐらいじゃろうて…」
付き合いが長いだけになかなか鋭い。
「いつもこの時期にヨーロッパ方面に少し用事があるんじゃが、ワシらももうこの歳で海外へ出向くのは疲れて仕方ない…そこで、今後は君に頼みたいと思っている…」
「なんとも都合がよろしいのが毎年丁度、君の学会の時期に重なっておる」
「この学園ではワシらか君しか参加できない貴重なイベントなのだ!」
理事長たちか俺しか参加できないイベント…?嫌な予感しかしない…
「...もちろん承諾してくれれば研究費を増額するがのう…」
パチパチと電卓をはじく老人。
覗き込む俺。
「...もう一声」
「なかなかぼるのう…これでどうじゃ!」
「...まぁいいでしょう、で、どんなイベントに参加すればいいんですか?」
「スイスに学園設立の際に手助けしてもらった恩人がいるんじゃが、彼が開いておるパーティーなんじゃが…とても趣味性の高いパーティじゃ…」
「まぁこれ以降はまず君の全身脱毛をしながら話そうじゃないか!」
「ぜ、全身脱毛!?」
話はこうだ。クリスマスの頃の週末開かれる男だけの秘密のパーティー。資産家たちの交流会みたいなものらしい。
紳士的な集まりなので、セックスパーティーという訳ではないらしい。そこは安心していいそうだ。彼らの恩人という人物が世界中の資産家の中の、特に巨根の者を集めた、趣味性の高いパーティー…らしい。
「ギャーっ!!」
老人たちが喜色満面で俺の股間にワックスを施す。
「彼はツルツルが好きでのぅ、ワシらもいつもツルツルになって参加しておったのじゃ」
「まぁ壇呉君の場合は、少しでもモッコリが目立たないようにするためなんじゃが…」
モッコリ…??
「さて見事にツルツルになったのう!」
「このでっかいチンポをキツめに褌を締めていい形のモッコリに仕上げていくぞい」
「イテテ、なんでそんなキツく締めるんですか!」
「訳はこれじゃ」
「...タイツ?」
「そうじゃ、参加者全員が下半身タイツ一丁で参加するパーティーなのじゃよ」
「モッコリの美しさが重要な場なので、デカすぎるものは下着で抑えつけるのはOKだそうじゃ」
「周りのデカい奴らも下着付けとらんからスケスケでなかなかいい眺めじゃぞ」
「は、はぁ…」
「まぁ折角行くんじゃから、世界中の金持ちと仲良くなっておいで」
「は…はぁ…」
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そして一週間後、学会も終わり、土曜日の夜。
スイスに移動し、指定されたホテルの部屋で勃起させないように、痛いほどきつく褌を締め、タイツを履いて迎えを待った。
18時ぴったり。ドアがノックされ扉を開けると、俺より頭一つ背の高い、筋肉質な男が立っていた。運転手らしき帽子、黒のベストと真っ白なシャツ、下半身は真っ白なタイツだ。股間のモッコリは見事で、長く、太いチンポとテニスボールほどの睾丸が伺える。
「壇呉様ですね」
日本語で案内された。周りの目を気にすることなく、ホテルのロビーを抜け車へ。
そこで目隠しをされた。移動場所は秘密という事らしい。
数分後、車の停まる感覚。暗闇を案内され、目隠しを外されると、そこはパーティ会場だった。
豪華絢爛、行き交うのは筋肉質なタイツ男たち。股間のモッコリをブルンブルンと震わせ誇らしげに闊歩している。夢の様な世界だ。
「日本からのゲストですか?」
次は英語で話しかけられた。
「ええ、日本の学校経営者の代理で来ました」
「おお、あの老人たちの代理という事ですか!」
…どうやら奴らはここでも有名らしい。
「という事は初参加ですな!これはこれは楽しみだ!」
「楽しみ…?」
そう話していると、いつの間にかゴツい3人に囲まれていた。
「初参加の者は、参加に足る巨根なのか皆の前で披露することになっています…」
「!!そんな!聞いてないぞ!」
「まぁまぁ落ち着いて、紳士的な集まりなので酷い事は致しませんよ」
「さぁ、リラックスして、私に身を任せると良いですよ」
背後の男が耳元でささやく。
全くあの老人たちときたら…
俺は観念してどうにでもなれ!と背後の男に身をゆだねた。
会場内のむせ返る雄の臭いと、行き交う巨大な股間に理性をやられたという事もある。
何かがはじまる予感にざわつく周囲。
タイツを脱がされて、褌があらわになる。
そして解き方がわからないのか、どこからか用意されたナイフが肌に触れるのを感じた。
「動かないでミスター、動くと貴方の美しい身体が傷ついてしまいますよ」
ナイフの触れる冷たい感覚。横みつは一閃された。
その瞬間、俺の平常時が踊るようにはじけ出る。
「おお、勃起していないのにこんなに大きいなんて!」
大げさに驚く巨漢の声にさらにギャラリーが集まる。
俺はすっかり裸に剥かれ、無数の手が俺のチンポを撫でまわす。
これではあっという間に勃起してしまう
「おお!素晴らしい!このパーティーでも1,2を争う大きさだ!」
「パンパンに張っているいる亀頭のあの艶はどうだ!?」
亀頭、竿を撫でまわす手はどんどん増え、とめどなく先走りが溢れ出す。
「ダメだ!これ以上はいけない!射精してしまう!」
俺がそう呻くと、背後の巨漢が「ミスター、ここは紳士の社交場ですよ、下品な行為は我慢するべきです。」
「っぐぐう…」
念のため昨晩は10回ほど抜いたが、それを上回る興奮で今にも果てそうだった。
俺のチンポをさする手は時に優しく、時に強く、寸止めをしながら上手に俺を限界へと導く。
「がぁぁぁ!ダメだ!射精るっ!射精るっ!!!」
ドドド、と轟音が聞こえるほどの勢いのある射精だった。
精液の太い線はほぼ垂直に天を突き、豪奢なシャンデリアをべっとりと汚す。
10数回の放出が終わり、俺はぐったりと背後の男に倒れ込んだ。
「いけませんね日本のミスター、これではパーティーが台無しだ…」
「まだ宵の口だというのにこんなに大量に出されて…しかし最高のパフォーマンスでしたよ…」
「さぁ、まだ来ていないゲストの為に次の射精の用意をしましょう」
周囲の拍手の中、俺はうっとりとした顔でチンポにまた血が集まるのを感じていた…
おわり
オマケ
結局使わなかったモブ雄たちとお父ちゃんの裸を供養
お父ちゃん…喜んどるやんけw