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※こちらは手直し前&最終展開未執筆の早読verとなります。 完成verがpixivに公開されます。ご了承ください── 「オオッ、これは僥倖デス!」  クゥクゥは自分のスマホに示されたメッセージを見て、思わず声をあげてしまった。ざわめきが続く教室の休み時間でも、その声量はひときわ大きかったようだ。クラスメイトたちが訝しむようにこちらを見ていきた。  クゥクゥが慌てて口を押え、自分の興奮を鎮めようとする。 (まさか……かの有名カメラマンさんにポートレートのお誘いをいただけるなんてッ?)  クゥクゥは日々、スクールアイドル活動の広報もかね自分の趣味であるコスプレ写真をササヤイターといSNSに載せていた。平行してめぼしく映る他のレイヤーさんの画像も入念にチェックしていたのだが、その中で一際素晴らしい出来と思えるものはいつも同じ名前のカメラマンの名前だった。いつかこんな風に撮ってもらいたい。  そんな憧れに似た思いを抱いていたのだが、まさか相手の方からこのようにコンタクトをもらえるとは予想だにしていなかった。 (もしかして、ワタシの魅力が認められたということデショウカ?!)  そう思うだけで顔がニヤケてしまう。さっそく二つ返事でOKを返した。  それから数日、打ち合わせを兼ねてDMをお互い送りあった。今回はクゥクゥのお気に入りである人口音声のヴァーチャルアイドル、所謂ボーカロイドの有名キャラ、「初音ミク」のコスプレをすることに決まった。しかも撮影スタジオの近くのプールで少しの時間使用許可も得られたという。  クゥクゥはウキウキしながら水着を選んでいた。キャラのイメージカラーを強調した鮮やかなミントグリーンでフリルスカートのついた可愛いものを。  ──当日。  待ち合わせ場所は撮影スタジオのあるビルの前。カメラマンの例の彼ははまだ来ていないようだったが、クゥクゥは早く着きすぎて落ち着かない様子でそわそわしてしまっていた。手持ち無沙汰にスマホをポチポチとほとんど意味のないブラウジングをしてしまう。 (うぅぅ、さすがに緊張シマスねぇ……)  やがて、約束の時間の数分前、曲がり角から現れた人物にクゥクゥは気づきハッとなった。  彼はクゥクゥの姿を目にすると軽く手を上げ挨拶してきた。 「どうも、本日は宜しくお願い致します。SNSで173と名乗ってるイナミです」  そして彼はクゥクゥの全身を眺めると、 「いいですねッ」  と屈託のない笑顔を浮かべた。イナミと名乗ったその青年カメラマンの言葉を受けて、クゥクゥも満面の笑みでを返した。 (この人があの有名なカメラマンサンなのですねっ)  クゥクゥは興奮気味の胸の内をなんとか抑えようと努める。イナミは噂通りの長身痩躯で、柔和そうな笑顔が印象的だった。年齢も、まだ学生のような若さに見える。シンプルなジーンズに白いシャツという格好も手伝って、清潔感があった。クゥクゥは背中が空いたオフショルダーのアウターに、ホットパンツという夏らしいがちょっと露出が多めの服装だった。憧れのカメラマンとの撮影で、つい無意識に大胆になるほど張り切ってしまっていた。  若干の緊張を残しつつ、クゥクゥは促され二人でスタジオへ入っていく。受付を済ませ、別れるようにクゥクゥ更衣室へ向かった。まずは今日やるキャラのスタンダードと言える、ノースリーブのシャツにネクタイ、ミニスカート姿に着替えを開始した。ウィッグをつけ、メイクを終わらせてスタジオに入ると、そこにはもうすでに準備を終えたイナミの姿が。  さっそく撮影用のライトを浴びながらポーズをとる。イナミの指示に従いつつ自分なりの解釈も加えてみる。  撮影は順調に進んだ。途中休憩を挟み、最後に一枚ということでカメラの前に立つ。 「それじゃ、最後だけど好きなポーズをとってみてくれるかな?」  言葉にクゥクゥは一瞬戸惑った。 (どうしよう……どんなポーズがいいんだろう?)  とりあえず両手を広げてみた。いや、何か違う。  うーん、と思い悩みながらクゥクゥはスクールアイドルとしてステージに立った時を思い出した。あの高揚感。お客さんと一体になったと思える瞬間の煌めき。  (うん! コレならイケます……ッ)  そう思いながら、目一杯の笑顔でくるりと舞うようにその場で回転した。  パシャリとシャッター音が響いた。とても心地よい音に思えた。 「うん、すごくいいよ今の。でも、あまり激しく動くとそのスカートが……」  クゥクゥは言われても、頭に疑問符を浮かばせてしまった。そもそもアイドル活動をしている彼女にとって、足を出すことに抵抗感はあまり無い。 (あぁ、もしかして……) 「だいじょうぶデスよ、ちゃんと見せパン履いてマスから!」  鼻を鳴らすように得意げに言って、再びくるっと回った。そしてスカートの裾をつまみ、ひらりとはためかせアピールする。白いふとももの奥、レースのついた黒いインナーパンツが見え隠れする。 「うん、うん、わかったからそんな見せなくていいよ」  イナミは苦笑しながら、それでも満足そうな表情を浮かべていた。  スタジオでの撮影が終わり、件のプールに移動する。  プールでの撮影も順調に進み、クゥクゥは彼のその仕事ぶりに驚嘆していた。  まるでこちらの意図を汲んでくれているような的確な指示。ポージング、視線の誘導の仕方。どれもクゥクゥをその気にさせるものだった。  おかげでロケ撮影の時間は巻いて、予定よりも早く満足のいく写真が撮れたようだ。 「時間もあるし、どうせならこのまま少しプールで遊んでいく?」  イナミからの提案に、クゥクゥは即答で了承していた。運動自体は得意ではないが、こういう時の気分というのはなかなかに良いものだ。  そんなわけで、クゥクゥはウィッグだけ外し、はしゃぐようにプールサイドを駆け回っていた。  流れるプールで浮き輪を使って流され、 ウォータースライダーで滑る。その間イナミはプールの縁で腰を下ろして休んでいた。時間が経ち、施設はだんだんと混んできた。  流れるプールが気に入ったクゥクゥは、そこで何度目になるのかわからないほど浮き沈みを繰り返していた。増してきた人混みに、思わず浮き輪を離してしまうクゥクゥ。それを追いかけようとするが、気づけば体格の良さそうな男の数人が前に居て、行く手を阻まれてしまう。すり抜けるように進もうとしたが、そのとき──  むにゅん。 (えっ?)  明らかにお尻に男の手がかかった。 (まぁ、混んでマスから……)  偶然だと思い込みそのまま進もうとするが、次の瞬間には揉まれる感覚があった。 (まさカ、こんなプールで痴漢!?)  気のせいだと思いたかったが、その手は明確な意思を持ってクゥクゥのお尻を撫でまわしている。クゥクゥはパニックになりながら、足をなんとか動かし前へ出ようとする。が、男達の垣根は隙間がなくうまくいかない。  やがてお尻にかかる手は左右からの、ふたつのものに増えていった。クゥクゥの柔肌が男たちの無骨な手に蹂躙されていく。捩るように腰をも、逃げようとした方向の手のひらが待ってましたとばかりにいやらしい動きを増してくる。それを嫌がり逆に動いても、今度は別の手が追いかけてきて、また同じことを繰り返される。クゥクゥのお尻には男たちの指が這いまわり続け、その柔らかさを堪能するように形を変えていく。 (ちょっとコレ、やり過ぎデしょ……ッ!?)  気づけば完全に包囲されていて、少しばかり声をあげても喧騒にかき消されてしまう。 クゥクゥの焦りは加速し、それに比例するように男達はさらに大胆な行為を働いてくる。 水着のふちに指をかけ少しずつクイクイと食い込ませるようにずらし始めたのだ。 「ちょっと、やめてください!」  クゥクゥはさすがに抗議の声をあげ、それを直そうとする。だが、そんな手もすぐに掴まれ、抵抗の手段は奪われてしまう。いとも簡単にふたつの手により水着はおしりの割れ目にそって完全に食い込まされ、Tバックのような状態にされてしまった。あらわになったクゥクゥの瑞々しい桃のような双丘。なおも男達はその感触を確かめるように、あるいは味わうように、その両手を動かし続ける。水の中なので、直接お尻が衆目に晒されているわけではなさそうだが、それでもクゥクゥの顔は羞恥に染まっていく。 (誰か助けて!)  絞られた部分をギューっと掴み上げるように、何度も上下に動かされる。力強くそうされると、水中の浮力も手伝って体が浮き上がりそうになるほどの勢いだ。そして男達は更にクゥクゥの両の尻たぶを外側に引っ張り、肉付きを確認するように割り開く。そうされると、極限まで狭まれた布地をくぐり抜け、隠されていたクゥクゥの小さな蕾までもが露になってしまいそうになる。クゥクゥの体は恐怖心から震え始め、次第に力が入らなくなっていく。 「やめてくだサイ、お願いデスから」  懇願するクゥクゥの言葉に耳を傾けることなく、男達の手の動きはさらに激しくなる。そしてついに、 「あっ……」  小さな悲鳴とともに、クゥクゥの体から一気に力が抜けた。 「あ、あの、私、もう、無理……です」  クゥクゥの目からは涙がこぼれていた。、嗚咽混じりに泣き出し、その場で崩れ落ちそうになってしまう。  水の中での脱力は流石に危ないとでも思ったのだろうか、男達はクゥクゥの両脇に手を入れて立ち上がらせようとする。  それでも力の入らないクゥクゥに男達は諦めたかのように浮き輪を拾い上げ、その場から離れていった。クゥクゥは一人取り残される。  しばらく呆然としていたが、イナミが近寄ってきて、いっしょにプールサイドへと上がっていった。  プールサイドに上がったクゥクゥは、先程の出来事を思い出して再び身を震わせる。しかしイナミには何が起きたかは話せないでいた。その後、プールで遊び続ける気力など起きるはずなく、クゥクゥは帰り支度を始めた。  着替えを済ませ、帰路につく。クゥクゥは今にも倒れそうなほどに疲弊していた。  だから電車が混んでいる事は、ことさらクゥクゥの気分を悪化させた。混雑した車内、吊革を持ったままの姿勢で揺られるクゥクゥ。少しでも体を休めようと目を瞑ろうとしたとき、ホットパンツのお尻側に違和感を覚える。  最初は何かが当たっている程度だったが、その感触は徐々に明確なものに変わり、それが人の手だと気づくのに時間はかからなかった。 (もしかして、また痴漢なのデスカ……)  クゥクゥは気づかないふりをしてやり過ごそうとしたが、手はお構いなしに動き回り、その指先はクゥクゥのお尻を撫でまわす。プールでされたのと同じような動きに、クゥクゥは息を飲み込んだ。  やがてその手が太ももの裏側に差し掛かり、さわさわと内腿にまで指を伸ばし始めた。クゥクゥはその感覚に背筋が凍る思いだった。 (これってやっぱり……)  その手は明らかにクゥクゥの股間を目指している。ホットパンツ越しではあるが、その指はクゥクゥの大切な部分に触れようとしていた。流石に声を上げなければと思い、クゥクゥは口を開こうとする。プールでの喧騒と中と違い、ここではその効果は大きい。  しかし、次の瞬間、クゥクゥの口を塞ぐように男の手が回ってきた。後ろから覆い被さるようにして、クゥクゥの口を押さえつけたのだ。 (ウソ!?)  クゥクゥは戸惑うが、それと共に目の前にスマホの画面をかざされる。そこには水着姿の少女の写真が表示されていた。 (え?)  それは紛れもなくクゥクゥ本人であった。先ほどのプールで水着をTバック状にされ、お尻を露出させられてしまった瞬間を収められれている。柔肌に男の指が食い込み、あと数ミリで桃色の穴まで晒されてしまう、そんな決定的瞬間である。 (なっ!)  クゥクゥの驚きもよそに男はさらに、別の角度から撮影されていたであろう画像も見せつけてくる。そこには羞恥に塗れたクゥクゥの顔もはっきりと写っていた。  そして男が耳元に顔を寄せてきた。 「こんな写真、見られたくないよね? そしたら……わかってるよね?」 耳をくすぐる男の声に、クゥクゥは再び震え出す。プールでの痴漢は撮影されていて、それを使って同一の男達に卑劣にも狙われていたのだ。クゥクゥには黙って頷く選択肢しかなかった。  そのまま男の指はホットパンツ越しに秘部を狙って上下し始め、クゥクゥはビクンッと体を跳ねさせる。 (んぅ……やめてくだサイ……)  クゥクゥは唇を噛み締めて、必死に耐え忍ぶ。  しかし一方でもう一人の男が密かにクゥクゥの背中側で行動を開始していた。お洒落にと、背中を開けたデザインのアウターを着ていたのが災いしてしまう。ブラジャーを引っ張り上げられて、続けてハサミのような物の先端が肌に当たる感触がする。 (もしかして……そんなぁ、ダメぇ……っ)  クゥクゥは心の中でそう呟くが、立て続けにシャキンと音が耳の中で鳴り響く。それはまるで意識までも断ち切ろうしているように思えてしまった。そのまま数回同じ音が聞こえたかと思うと、シュルっと背中からブラジャーが引き抜かれた。  男は薄布越しになったクゥクゥの胸を、背後から鷲掴みにする。  クゥクゥの胸は男の手のひらで収まるサイズで、揉まれてもなおその形が歪むことはなかった。その柔らかさと弾力が心地よかったのか、その感触を堪能するように、男は何度もクゥクゥの乳房を捏ねくり回す。  しばらくすると、その丘の頂点にある突起物を探り当てたようで、それを摘まんだり転がしたりし始めた。その刺激にクゥクゥは思わず声が出そうになる。それを堪える為に、手で自分の口を覆った。 (ふああっ……ダ、だめデス、そこは……)  乳首を弄られるたびにクゥクゥのお腹の奥がきゅんきゅんとうずくのを感じた。一方、クゥクゥの意識が自分の胸に向いている隙を狙って、もう一人の男の手はホットパンツの股下で動き始めていた。あろうことか男は先ほどのハサミでホットパンツの股の部分を切り裂いていたのだ。すぐさま、まるで超がつくほどのミニスカートのようにされてしまい、少しの身の捩りで薄紫のショーツが露わになってしまう。 (いやこんなの……見ないでクダサイぃ)  もはやクゥクゥに抵抗の術はなく、なすがままにされていくばかりであった。屈強な男四人に囲まれいるおかげで衆目には晒されないものの、それでもクゥクゥには耐え難い辱めである。 「おいおい、縞パンじゃないのかよ。ちゃんとキャラ守らないとなぁ」  男の一人は笑いながら言うと、クゥクゥの秘裂に指を這わせる。その言葉の意味を追う余裕などクゥクゥには無く、ただその感覚に耐えるしかない。男の指先はクゥクゥの秘部をショーツ越しにまさぐり始める。割れ目の上にある蕾を指先でこすり上げ、さらにその奥の肉芽を探し出して、指の腹で撫で上げる。 (ひゃうっ!)  クゥクゥは声が出そうになるが、男の手が口を押さえているため叶わない。男の指はそのままクゥクゥの股間で擦るような上下動を繰り返しながら、クリトリスというポイントも何度も執拗に責め立てる。  クゥクゥはその度にビクビクと体を震わせ、無意識のうちに腰を揺らししまう。 (うぅ……やめて……くだサイ……そ、こ、ダメなんデス……)  クゥクゥの中のそんな願いなど聞き入れらるはずなどなく、やがて乳首を摘まんで遊んでいたはずの男の手にハサミが握られ、残されたトップスが切られていく。いとも容易くクゥクゥの上半身はあられもない姿にさせられてしまった。  胸元を隠そうとする腕も男たちによって取り払われ、小ぶりながらも形よく膨らんだ胸を、男たちは好き勝手に弄び始める。 (あ……ダメ……です……)  左右の頂を同時に、またあるときには強く押しつぶすように。そして先端を口に含まれたかと思えば甘噛みされたり、舌でコロコロと飴玉を舐めるようにして愛でられてしまう。そうやって男の指と口に翻弄されていると、今度は下半身でまたハサミが動く気配がした。上の責めに意識がいけば、下を切り裂かれ、下の責めに意識がいけば、上を切り開かれる。クゥクゥは完全に男達にオモチャにされていた。  すぐにホットパンツはズタボロに刻まれ、スカートとしての頼りない役目さえ果たせなくなってしまう。そして仕上げと言わんばかりに、側部を一線に切り開かれ、力なくその場に落ちていく。ついにクゥクゥの身に付けているものは、薄紫色をしたショーツだけになってしまった。クゥクゥは羞恥心で顔を真っ赤にする。 (こんな……あり得ナイ……です……)  クゥクゥはなんとかしてわずかでも身を隠そうと、左手で胸を覆い隠し、右手で股間を隠した。しかし、そうすると無防備なお尻を狙われる。男達はその小さなお双丘をプールでの再現のように激しく揉みしだき始めた。クゥクゥは唇を噛んで必死に耐える。男達は抵抗が無いことに気をよくしているのか、さらに調子に乗りそのショーツをまたもお尻に食い込ませた。 「ほら、クゥクゥちゃんこういう風にお尻出すの好きだもんねぇ?」 (もう許シテ……くだサイ……。これ以上恥ずかしイことしないデ……)  懇願するクゥクゥには、なぜ男達が自分の名前を知っているかなんて考える余裕はなかった。やがて、ショー ツを強く掴み上げられたことで主張してしまうことになった前側の恥丘に、男の指先が触れた。  割れ目の始まり、小さく窄まった部分を指先でなぞられる。先程までの責めで、すでにそこは濡れぼそっている。ショーツ越しとはいえ、何度も往復するように触れられると、クゥクゥの体は従順な反応をしてしまう。  そのうちに男の指が一本、二本とその柔らかい割れ目に飲み込まれていく。そのたびに、クゥクゥの体がぴくんっと反応するのが面白いのか、男はしつこくそこばかりを刺激し始めた。  (それ以上は……ダめぇ……)  クゥクゥは目を閉じてその刺激に耐えるしかなかった。やがて男の指がショーツの中に入り込み、直接クゥクゥの秘所に触れてきた。 「ひゃうっ!」  クゥクゥは思わず声を上げてしまう。男の指先はクゥクゥの花弁を左右に開き、その奥の秘裂を露わにしていく。  (それ……いやぁ……)  クゥクゥは首を振って拒否を示すが、もちろんそれで止まるわけなどない。男達にとってはむしろ、クゥクゥが嫌がれば嫌がるほど興奮材料になるのだった。  男の指はゆっくりと割れ目を上下に擦りながら、時折その割れ目の中へと沈み込んでいく。指がクゥクゥの膣内に入り込むたび、クゥクゥの腰はヒクンッと跳ね上がった。  最初は入り口付近を撫でるようにしていた指先は、次第に奥深くまで差し込まれるようになり、クゥクゥはその感覚に震えることしかできない。そうしているうちに、別の男の指先がある一点を捉えてしまう。その指はクゥクゥの小さな肉芽を愛でるように、クニクニと転がし始めた。なおも続けられる秘裂の入り口をかきまわす動きに合わせての、クリトリスへの直での同時攻撃。 (それだめデス……!そんなにされたらおかしくなる……から……)  クゥクゥは体をよじらせ逃れようとするものの、無駄な抵抗でしかなく、かえって男たちを喜ばせることになっただけだった。やがて、ショーツの中で蠢く男達の手が二つから三つに増えていき、クゥクゥの蜜壺を争うように弄び始める。そのたびに、ショーツの中からはピチャピタとした水音が聞こえ始め、溢れ出る液体はクゥクゥ自身の足の間を濡らすようになっていた。クゥクゥは羞恥心と快楽の間で揺れ動く。そんな状態でも男たちの手は休まることなく、クゥクゥの敏感な部分を攻め立て続けた。  しばらくすると、クゥクゥの体に変化が現れ始めた。 (何か……来ちゃいますぅ……!怖いデス……助けてクダサイぃ……)  クゥクゥの腰がカクッカクッと小刻みに揺れ始める。それと同時に、秘部からは止めどなく透明な汁が流れ出し、太腿を伝っていく。  男達はその変化を見て、一斉にクゥクゥの弱点である甘豆を我先にと指を伸ばす。 (ああああっ!!!)  それは、クリトリスが摘み上げられ、コリッコリッとこねくり回された瞬間であったか── あるいは、膣内の最も弱い部分を、三本の指が同時に突き上げた時であったのか──もはやクゥクゥには判断できなかった。しかし、次の瞬間にクゥクゥを襲ったのは、今まで経験したことのないような激しい絶頂感。そして、その波は留まることなく押し寄せ続け、クゥクゥはまるで陸に打ちあげられた魚のようにビクビクと痙攣し続けた。  クゥクゥの頭の中では、真っ白な閃光がチカチカと瞬き続ける。 (こんな……のっ……知らない……デス)  クゥクゥは初めての体験に戸惑うことしか出来ない。完全に脱力してしまったクゥクゥを男達は支えるようにしながら、唯一残されているショーツに手をかけた。 「こんなびしょ濡れなパンツはもういらないよね」  男は意地の悪そうな笑みを浮かべ、ショーツを股間に押し付け密液を吸わせるように、くにくにと揉み込む。    そして、そのまま男ショーツを一気に引き下ろした。その勢いでクゥクゥの股間からは白く濁った糸がツウッと伸び、やがてプツンと切れて床に染みを作った。ショーツを脱ぎ取られたことで、クゥクゥは電車内で完全な全裸にされてしまった。その事実に蕩けかけていた思考が追いついたとき、クゥクゥは顔を真っ赤に染め、 「いやぁっ!」  と、小さく悲鳴をあげた。胸と股間を手で隠し、座り込むように身を縮こまらせる。今までクゥクゥの抵抗を全て無力化していたはずの男達は、不思議とそんなクゥクゥを眺めているだけだった。  あまつさえ…… 「おっ、トイレ空いたみたいだぜ? クゥクゥちゃん。逃げこむなら今のうちだよ?」  などと軽口を言いながら、その方向を指さした。  今のクゥクゥにとって、それはとても甘言に感じられた。クゥクゥはその男の言葉が事実だと確認すると、床に放り出されていたバッグを一心不乱に掴み、そのままトイレの中へと駆け込んだ。  クゥクゥは個室に入ると、鍵を閉め、その場にへたり込んでしまった。  これからどうすれば、いいのだろう。クゥクゥは考える。さすがに全裸でずっと居るわけにはいけないとバッグの中からコスプレ衣装を取り出した。ノースリーブのシャツに、黒のミニスカート。とりあえずと着てみるが、下着が無い状態で身に付けると、何とも頼りない気持ちになってしまう。バッグに残っていたインナーパンツは男達の仕業であろう、引き裂かれた状態だったのだ。  しかし、今はそんなことを気にしている場合ではない。入れていたはずのスマホも無くなっていたので、自分の目的駅まで時間もわからない。恐る恐る扉を少しだけ開けて、外の様子を伺う。男達の姿は無いように見えた。  電子表示を見ると、あと二駅で最寄駅だ。タイミングを計って一気に降りる。この格好は少しだけ恥ずかしいけど駅員に説明すれば電車賃はどうにかなるだろう。そう考え、クゥクゥは覚悟を決めた。  そして、最寄り駅に電車が着くと同時に、クゥクゥはトイレを飛び出していった。勢いよく、颯爽と。そんなつもりだったが……  しかし、現実はそんなに甘くなかった。電車の扉をくぐろうとしたところで、クゥクゥを阻んだのは── 「なんで、アナタが……?」  思わず声を出してしまう。目の前に現れクゥクゥの進行を阻んだのは、今日一緒に撮影をおこなったクゥクゥの憧れのカメラマン……  イナミ──その人だった。 「やっぱりその格好似合ってるよクゥクゥちゃん。さぁ、撮影の続きを始めようね」

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