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前回(https://atsukake.fanbox.cc/posts/5043637 )の続きです。 ごろつきの責めは、さっきまでとはまるで違っていた。乱暴にリナの大きな胸を鷲掴みにしていた指は、今やリナの乳輪のふちを円を描くようにゆっくりとなぞっている。乱暴な刺激に慣れ始めていたリナの身体は、その繊細とさえ言える動きに惑いながらも、絡み取られてしまいそうだった。ぷくりと膨らんだ乳輪を触られる羞恥が、そしてなんどもなぞられる触覚が、嫌でも胸に意識を集中させる。 漏れ出そうな声を抑えようと、リナの口数が減ってくると、ごろつきは緩急をつけるようにリナの胸を揉んだ。するとリナはびくんと肩を跳ねさせ、小さく喘いでしまう。 ごろつきがあざけるように何かを言っているが、快感を耐えるリナには届いていない。 頭の中でこんなことはおかしいと、ありえないと何度も繰り返す。 ごろつきなんかの手によって、自分がこれほどまでに余裕を失うなんて、と。 戦闘、実力においてはリナの足元にも及ばない彼らだったが、ことセックスについては話が別だ。スラムという環境がごろつきに与えた娯楽といえば、酒を飲むか女を犯すぐらいのものだ。 それを繰り返すうちに、彼らはどこをどう刺激すれば女という生き物がヨガるのかを理解していった。当然、彼らには女に気持ちよくなってもらおうなどという献身的な気持ちはなかったが、仲間にヘタクソといわれることを避けるため、なにより女が喘いでいる方が興奮するという自分本位な理由でその技術は磨かれていった。彼らは時に男という種の優越を誇示するために、時に仲間内でのゲームのため, 時にただ性欲の発散のためだけに女を犯した。 リナにどれほど実力があっても、自慰を覚えたばかりの少女では太刀打ちできないほどの経験の差が、そこには広がっていた。 胸の根元から中心へ、円を描くようにごろつきの指がなぞる。ゆっくりと、味わうように黒布の上をすべり、その先端へと向かっていく。 リナがうつむいてそれに耐えていると、それは中心に到達する寸前で止まり、また根元へと戻っていく。何度そんなお遊びを繰り返されただろう。ごろつきの太い指が、先端の突起につま先さえ触れず戻っていく度、リナはお腹の奥が強く疼くのを感じていた。そこから意識をそらそうとしても、刺激はリナを捕らえて離さない。 頬を伝った汗が、ぽつりとリナの胸の上に落ちる。 こんな風にされたら、どうしてもその先端に意識が向いてしまう。そこはすでに黒布を押し上げ、ごろつきにその存在を主張している。 早く触ってほしい。絶対に触られたくない。相反する気持ちがリナの中で強く渦を巻く。部屋で一人でいたならば、隣の部屋など気にもかけずに一目散にそこを強くつねってしまうだろうほどに。 それが焦らされているのだと気づかず、リナはなんとか耐えようとする。うるさかった口はすっかり荒い呼吸と喘ぎ声を漏らすだけになり、太ももをこすりつけ、しゃがみこまないよう男の太い腕に両手で掴まっている。それを見ているごろつきが口元をゆがめたのを、リナは視界に入れてすらいなかった。 そろそろこっちもさわってやるか、とごろつきがリナの胸の先端に軽く指を落とす。わずかに押し付けられただけだというのに、歯を食いしばってようやく声を抑えた。ずっと触られなかったそこを、ごろつきがすりすりとなぞる。そうされただけで、リナは理解してしまった。この後自分がどうなるのかということを。 そんな醜態をさらすよりは幾分かマシだと,恥も外聞も投げ捨ててごろつきに「お願い」する。 それを無視してごろつきの指がリナの胸に、その先端に迫る。 それが致命的だということはわかっている。反撃しないといけない、それができないのなら、逃げ出さないといけないのに。 心臓がひときわ早く脈を打つ。 わかっているのに身体が動かない。蛇ににらまれた蛙が飲み込まれるのを待つように、その指が自分の胸の先端に迫るのを、リナはただ見つめていた。 続き(https://atsukake.fanbox.cc/manage/posts/5055081)

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