はあちゃまりん ビデオテープVSディスク (Pixiv Fanbox)
Content
船長が過去に出演していた幻のビデオテープをレンタル落ちながら入手したので、
はあちゃまの着エロBDと一緒に並べて撮ってみました!
売ってるものを買っただけだから自分は悪くないよねぇ?
ビデオの方は特に焼けと汚れがひどかったので、スキャンして修正しておきました。
というわけで画像を作った経緯と、せっかくなのでこだわりポイントを詳しく解説。
(有料プラン向けには原寸PSD等をまとめたZIPファイルを用意してみました)
昨年9月にホロライブの赤井はあと&宝鐘マリンによるエッチな絵を募集する
コラボ配信企画が予定されていたのですが、マリン船長が喉を痛め休養に入った
関係で無期延期状態となり、それに伴って投稿のタイミングを失ってこの画像は
ずっとお蔵入りになっていました。
それが今回開催される事になってようやく発表する事が出来、企画動画内でも
取り上げてもらって多くの人に笑ってもらえた様なのでホッとしました。
【#6】超ギリギリ!?エッッ絵選手権!withマリン船長【#エロちゃまりん】
https://www.youtube.com/watch?v=swA3XVYvgN4&t=2950s
私がはあちゃまの投稿企画に参加する際いつも心がけているのは、
「Youtubeで流せるライン(スジや乳首突起等を描かない、股おっぴろげ等露骨なポーズを避ける)」
「男性との性行為を想起させる様なエグい内容にしない」
「配信でコメント欄が盛り上がる様な仕掛けを作る」
という事。
エロ漫画家なんだから直球なのを描けば?と思われるかもしれないですが、
二次元キャラクターと違って当人が居て直接見せるうえ配信に流せる内容、
となればどうしてもガチエロ絵を描くわけにはいかないという制約があるので、
それならいっそ面白がってもらう側に全振りした方が
自分の能力を発揮出来るかなと思ってやっています。
過去作
・盗撮投稿雑誌
https://twitter.com/takaflo/status/1327304703877599232
・ヤゴオクで落札した週刊誌袋とじグラビア
https://twitter.com/takaflo/status/1358390469634322433
・アクリルペットボトルスタンド
https://twitter.com/takaflo/status/1423241235909677059
・Amezon.comで注文したPLAYAHOY
https://twitter.com/takaflo/status/1425105171198136325
なのでこのコラボ企画でエロ絵を募集すると聞いた時も、
真っ先に浮かんだのはどんなエロい絵を描くかではなく、
"二人の対比をどう表現するか"でした。
そこからは自然と二人を同じイラストに収めるのではなく、
それぞれ独立したものを並べて比較する方向性でいこう、
となれば新旧比較がいいかな、メディア媒体の変遷を使えば違いが出せる!
とあっさりすぐに決まりました。
船長はいかにもあの当時あったビデオテープ感を出す為に
絵柄をあえて90年代風にし、わざと似て非なる顔のバランスにする事で
カットや作監によって絵柄が不安定だったあの頃のアニメの感じを出したり、
昭和~平成初期の若干だらしない身体のAV女優をイメージしてお腹をたるませたり
と(自己満足ですが)絵そのものから結構細かい調整をしていました。
キャッチコピー等のテキストも昔のAV感が出る様に文言を考え、
フォントの感じも古い雰囲気が出るものを選んだりしていました。
おじさん構文を考えてバカバカしいワードを並べている時は本当に楽しいですw
「パイレーツ企画」という社名(あの頃は◯◯映像や◯◯企画といった名前が多い)や
「○デ倫」的なシールなど、いかにもあの頃のAVメーカーといった
雰囲気が出たんじゃないかと。
レンタルビデオ店の管理番号シールの数字はポケベルのメッセージだと…?
(分からない人はググってみよう!)とか、
バーコードの数字にプロフィールに関係する数字が…?
みたいな小ネタも仕込んでいました。
ジャケットはあまり蛍光灯に当たっていなかった背表紙<面陳列されていた表紙<
その後長年棚差しされていた背表紙の順に日焼けし退色がひどい想定に
なっています。その後レンタル落ちで長年ワゴンに置かれて紙がカビて染みが
付いてしまったり、一部印刷が滲んでしまった雰囲気も再現してみました。
汚しの作業はとても楽しかったですね。
私自身は昔ビデオを普通に使っていてレンタルショップで貸出中のタグをゴムで
括ってあるのをギリギリ見ていたものの、当時まだ子供だったのでこういった
"ビデオテープのAV"は知らず、小学生でDVDが、正式にアダルトコンテンツを
観る事が出来る年齢になった頃にはもうBlu-rayが登場していた世代です。
しかし「これ作った奴絶対40代後半~50代だろw」と見た人が思うくらい
実際に当時存在したかの様な解像度で作らないと確実に面白くならないので、
その辺りはかなり調べて気を付けながら作成しました。
一転はあちゃまの方は現在発売されているアイドル売りの
着エロ系イメージビデオ風です。近年のIV~IV風AVはパッケージが全体的に白く、
使われている写真も雑誌グラビアっぽいので、
それを再現する方向で構成を決めました。
絵柄も塗りも今風と言うか自分の絵柄で描く事で統一感も出て船長との対比が
くっきり出せたんじゃないかと思います。とはいえ船長ビデオ案を先に思い付いて
これだ!となった後に考えたので、もう何を描いても勝ち確だなと思って
描きたいものを自由に描いたところではありますw
ちなみに裏面の下着姿は以前配信内で本人が言っていた
某メーカーのものを参考に…。
ロゴは近年この手のビデオやエロ漫画の表紙ではすっかりお馴染の、
文字にぼかし縁取りで色グラデを採用。工数が超少ないのにそれっぽく見えるので
低予算のアダルト系コンテンツでは多用されていますが、
デザイナー目線だと手抜きなのがすぐにバレる奴ですw
船長のビデオもそのまま実在のロゴ意匠を使うわけにいかないので「VHL」と
微妙に変えて回避してありますが、Blu-rayもロゴを使うには許諾と認定が必要な為、
それっぽいアイコンをホロライブカラーで新規に作りました。
現実に販売されているソフトでも、小さい会社だときちんとしたプレスではなく
BD-Rを使っていたり、認定を受けずに出しているメーカーがある為、
実際に行われている回避策だったりします。
ちなみに商品番号はどちらも「HL-」から始まる様にあえて揃えてあります。
昔のパイレーツ企画が名前を変えて今は…というわけです。
住所をパッケージに記載しない、自社でホームページを持たない、
レンタルではなく販売のみになっている辺りも時代の変化ですね。
こういったバックストーリーを考えるのはとても楽しいです。
写真は印刷して実際にレンタル落ちのビデオケースとBDケースのスリーブに入れて
撮影しました。PC上で作成した画像だけ並べたりコラ画像では確実にネタとして
弱いので、実在させたうえで写真に撮る事は最初から決めていました。
あえてプロっぽくはせず、個人が買ってきた物を机の上に広げてスマホで
三面撮影した感じも狙ってやりました。
たかが紙1枚、されど1枚、実際に作ってみるとそれだけで
かなり本物っぽさが出るので面白いですね。
ちなみにビデオの紙の方が若干ケースに対して左右が小さいのも寸法を測って
作成しました。恐らくですが、レンタル用の抜き差し出来るケースは
作品の人気が無くなったら次の作品で使い回す関係で、
きっちり左右がフルサイズあると抜き差しが難しくなるので、
わざと少しだけ小さく作られていたのではないかと思います。
ビデオ会社提供の純正ケースを使っていた店の場合は販売版と同じ幅なんですよね。
こういった考証も楽しい作業のひとつでした。
長々と書いてしまいましたが、こんな感じで趣味絵のネタをひとつ作るにも
実は色々調べて考えて仕込んでるよというのが伝われば幸いです。
毎回ネタを仕込む事で自らハードルを上げてしまっているので、次がもしあったらどうしようとは正直思っていますが…w