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ご挨拶

いつもご覧いただき、ありがとうございます!

遅くなってしまい申し訳ありません。


今回はちゃんこ鍋研究会が竿役ということで、ちゃんこ鍋専門店で初ちゃんこしてきました!(特に意味はない)

GWのお供にお楽しみ頂ければ幸いです。


今回のおまけの短編は『搾精の才能を開花させたえりな様が危険日種付けを了承する小話』となります。

エッチです。


『原作』食戟のソーマ

『人物』薙切えりな(メイン)、新戸緋紗子(サブ)

『あらすじ』かつてえりなに潰されたちゃんこ鍋研究会の主将は、催眠アプリを手に入れ彼女に復讐を決行する。そしてえりなは違和感を覚えながらも食材である精子をかき集めることに...

『文字数』本編約17,000字+おまけ約1,500字


※本作品は登場キャラクター同士で事前に合意した上で演技している内容です。

 また登場キャラの実年齢は成人以上ですが、作中ではフレーバーとして未成年と表記されている場合がございます。

 合意を得ない性行為(S眠、S脳、レ○プetc…)は存在しません。

本編

「ついに、ついに手に入れたでごわす...!叡山くんからリボ払い(?)という契約で手に入れたこの催眠アプリで、憎き暴君に正義の鉄槌を下してやる!」

「主将!我々もぜひ参加させてください!」

「もちろんだ!学園創立期から続いていた由緒正しき我らが『ちゃん研』を取り返し、あの食の魔王にきついお灸を据えてやろう!」

「うぉぉぉぉーーー!!」


 薄暗く狭い部屋でスマホを握りしめ、憎しみのこもった言葉を吐いている男たちがいた。

彼らは、遠月茶寮料理學園 元「ちゃんこ鍋研究会」のメンバーである。

その中心にいる男は、第76代主将 高等部2年『豪田林 清志(ごうだばやし きよし)』。

ちゃんこをこよなく愛する正義漢であるのだが、とある出来事を境に闇堕ちをしてしまったようである。


 かつてある1人の1年生との食戟によって『ちゃん研』を潰され、個人用の調理棟に建て替えられたことに納得ができなかった彼ら。

彼らは虎視眈々と復讐の機会を伺っており、今宵ついにその手段を手に入れたのであった。


——————————————————

数日後...


「えりな様、お手紙が届いているのですが...」

「手紙?仕事の依頼かしら?」

「いえ、それが...以前えりな様が食戟で圧勝した、元ちゃんこ鍋研究会からでして」

 

 遠月学園内に鎮座する豪邸で、優雅に紅茶を啜る女の下に、一通の手紙が届いた。

彼女の名は『薙切 えりな(なきり えりな)』。

まだ高等部1年ながら、才能あふれる『薙切の血』と絶対的な味覚センスを持つ『神の舌』を武器に、天才が集う学園の中でもさらに選ばれし者のみが就ける『遠月十傑評議会』に名を連ねていた。

そんな超天才的な才能に加え、腰まで伸びた金髪に近い薄茶色のロングヘアー、誰もが魅了される圧倒的な美貌、モデル顔負けのスタイルまで持ち合わせる彼女は、神から贔屓されたと言われても異論はないだろう。

性格は『氷の女王』と呼ばれるほどに冷酷で傲慢で完璧主義と思われているが、極一部の親しい者には非常に優しく、また年相応な一面も持ち合わせている。


 そんな極一部に入っているのが、えりなに手紙を渡した『新戸 緋紗子(あらと ひさこ)』。

えりなを様付けで呼んでいるが同学年であり、幼少期から激務に追われるえりなを公私共に支え続けてきた真面目で忠義に厚い努力家な女性である。

赤みがかったピンクのショートヘアに、知性を感じる整った容姿、平均的なボディライン。

えりなの影に隠れがちではあるが、緋紗子も十分に上質な美少女であろう。


「あぁ。そんな研究会もあったわね...内容だけ総括して教えてくれるかしら?」

「かしこまりました。ええっと...『ちゃんこ鍋研究会の再興を賭け、食戟の再戦を申し込む。我々が負けた場合には退学を条件とする』と書いてありますね。いかがなさいますか?勝負を受けたところでえりな様にメリットはないと思いますが」


 その無謀極まりない内容を聞いたえりなは、不敵な笑みを浮かべゆったりと紅茶を口に運んでから言った。


「ふっ。貴方の言う通り、そんな連中を相手にしても意味ないわ...でもそうね、あれだけ力の差を見せつけたのに、退学を賭けてまで再び勝負を挑んできた気概は買ってあげようかしら」

「つまり...お受けなさるのですか?」


 想定していなかった意外な回答に、思わず緋紗子は聞き返す。

その強引なやり口に納得できず再戦の申し込みを受けることもあるえりなだが、今回同様に勝ってもメリットがない食戟をするほど暇ではない。

そのため普段は無視しているのだが、この時のえりなは何故か不思議とその食戟を受けることにした。


「ちょうどいい機会です。他の不要な研究会への見せしめとして、きっちり学園から排除することにしましょう。緋紗子、最短で食戟を組んでくれるかしら」

「かしこまりました!セッティングはお任せください」

「ええ、よろしく頼んだわ」


 早歩きで部屋を後にする緋紗子を見送ると、えりなは数日後に退学になるであろう彼らを想像して、1人冷たい笑顔を浮かべた。


——————————————————


「......よし、ここなら誰もいないな」


 えりなの部屋を後にした緋紗子は、人気のない場所に移動し、周囲に人がいない事を確認して電話をかけ始めた。

いつもとは違う不審な動きであるが、当の本人にその自覚はないように感じられる。


Prrrrrr…Prrrrr…ガチャ


「もしもし?豪田林だが」


 緋紗子が直通電話をかけたのは、なんと元ちゃんこ鍋同好会の主将。

学年も違いほとんど接点もない2人が番号を交換するはずはないのだが、緋紗子は当たり前のように彼に連絡を取った。


「新戸だ。ちゃんこ研究会復活をかけた食戟についてだが、えりな様はお受けになるそうだ。いつもならこんな食戟の申し込みなど掃いて捨てるのだが...今回は特別だぞ。ありがたく思え」

「当然受けるだろう。そういう風にすでに『催眠』をかけてあるからな」

「催眠...?何を言っているか分からんが、とにかく近日中に食戟を執り行う。すぐに退学できるよう、荷物をまとめて待っているんだな」


 えりなを崇拝する緋紗子は、たとえそれが先輩であっても楯突く者には敵意剥き出しの対応をする。

彼女の生意気で鋭い煽り文句に怒ってもいい位だが、豪田林はむしろ上機嫌になっていた。


「ふふふっ、今のうちに何とでも言うがいい。すでに勝負は決まっているからな。では、手筈通りに頼んだでぞ」

「はぁっ...言われなくても分かっている。そちらの計画通りにセッティングしておこう...失礼するぞ」


(なにか違和感を感じる電話だったが...そのことについて考えようとすると頭痛がしてくる。気のせいだと良いのだが...)


 不穏な会話が万歳であったが、緋紗子は特にそれに対して明確な回答を持ち合わせることができない。

正解に辿り着こうと、まるでその思考を握りつぶされるような頭痛に苛まれるのだ。

動物的直感によって寒気を覚えながらも、緋紗子は早速食戟の手配を開始した。


——————————————————


 数日後、緋紗子の手腕によってトントン拍子に食戟が開催されることなった。

会場は小さなドーム状になっており、中央の調理場を囲うように観客席がざっと並んだ豪華な建物である。


「こちらです、えりな様」

「ええ、ありがとう緋紗子」


 えりなが勝負の場に入っていくとまもなく、いつもの熱気あふれる食戟の雰囲気とは異なる空気を感じとる。

遠月十傑が食戟をする時はその腕前を見ようと大勢の観客が集まるのが常であるが、今日は異様に観客が少なかった。

その代わり、いたるところにカメラが設置され、観客もスマホで調理場を撮影している。


(?...何かいつもとは違うような?...観客がやたらと少ないわね。それに女子生徒の姿が見えないわ)


 会場を包むどこか淀んだ空気は場末の映画館のようであり、入場した瞬間えりなの体に嫉妬・恨み・好奇といった観客の視線が突き刺さる。

だが幼少期から尋常ではないプレッシャーに晒されて育ったえりなにとって、その程度の視線などそよ風に過ぎない。

一瞬で思考を食戟に集中し直すと、反対側の調理場にちゃん研のメンバーが4人立っているのが視界に入った。


「薙切えりな!待っていたぞ!」


 1人は言わずもがな、対戦相手の豪田林。

その後ろにいるのは、えりなの眼中にすら入っていないような研究会のメンバーであった。


「こんにちは、豪田林先輩。さっさと始めましょうか。私も暇ではないので」

「ふん!生意気な口を。まあいい...では今回の食戟のルール説明を頼む」


 豪田林はえりなの後ろに立っていた新戸に目配せをすると、彼女は首を縦に振ってから2人の間に移動した。

そのスムーズな進行に違和感を覚えたえりなだったが、その疑問を遮るように緋紗子が喋り始める。


「ごほん...本来は中立な第三者が説明をするのがルールですが、今回は急な食戟のため、新戸緋紗子が進行を務めさせていただきます。今回のテーマは事前に伝達したとおり〜〜〜」


 流れるような司会進行で語られた食戟のルールは、以下の通り。

・テーマ:精のつく料理

・制限時間:60分

・審査方法:審判『新戸緋紗子』の判断で勝敗を決定する


「〜〜〜以上となります。遠月学園の名にかけて、公平にジャッジしますのでご心配なく。何か質問はありますか?」

「くくっ。特にないな」

「こちらも質問はないわ」


 シンプルな説明の後えりなと豪田林の顔を一瞥すると、両者はそのルールを了承した。

本来の食戟であれば、公正公平な審査員3名の総評で勝者を決定するのだが、えりなは特に疑問を呈さない。


「....では、食戟開始です!」


 緋紗子の凛とした宣言とともに、えりなは今回のメイン食材を確保するため、カツカツと歩きだした。

到着したのはもちろん食材保管庫......ではなく、敵陣であるちゃん研へと赴いた。


「む?何か用かな?」

「いえいえ、食材の調達に来ただけですわ。今回は『精のつく料理』がお題ですから」

「くくくっ...して薙切くん。我々の陣地で何を調達するつもりなのか、よければ教えてもらえるかな?」


 最初からまともに戦う気がない豪田林は調理する様子すら見せずに、わざとらしくえりなへ質問する。

初めから予定調和の回答が来ることは分かっているのだが、それでも憎き食の魔王から、ぜひともその言葉を言わせたいようだ。


「......ふふっ、どうせ私の勝敗は揺るぎませんし、教えてあげましょう。私のメイン食材は.——————『精子』ですわ」


——————————————————


 えりなはちゃん研の面々の前で背筋をピンと伸ばして、場違いな正座をしていた。

必然的に彼らに見下ろされる形になるのだが、それでも女王の気品は損なわれない。


「おやおや、急に床に座りこんでどうしたのかね?汚いぞ?」

「ふんっ!男性から貴重な精子を恵んでもらうために、女性が土下座でおねだりするのが常識でしょう?私が貴方達ごときに土下座をするなんて屈辱でしかありませんが、それでも礼儀は礼儀。完璧な料理を作るために必要なことですから」

「ぷっ...くくくっ。さすが薙切くん。では我々におねだりをするといい」


(さっきから何をヘラヘラと笑っているのかしら?...まあいいわ)


 えりなはコック帽を自分の傍にそっと置くと、地面に三つ指をついて、美しい所作でゆっくりと上半身を倒していく。

すぐに彼女の額が地面とキスをし、プライドの塊であるえりなが深々と土下座する姿が、無数の電子機器に記録される。

彼女が着ている純白のコックコートは、ボディラインが分かるほどピッシリとしたものであるため、土下座によってお尻が突き出されるとその美しいヒップがますます強調された。


「遠月茶寮料理學園 高等部1年 遠月十傑第10席の『薙切えりな』です。身長162cm、体重50kg、スリーサイズはB88-W56-H87のえ...Fカップ。私の料理には200mlの精子が必要不可欠なため...くっ!...どうかこの卑しいメスに、オス様の搾精をさせていただけないでしょうか?手でも口でもお...おっぱいでも、私の身体を自由に使ってくれて構いませんので...何卒よろしくお願いいたしますっ」


(なんで私がこんな三流料理人どもに頭を下げないといけないのかしら?......精子のためだから当然のはずだけど......?)


 会場の巨大モニターに映し出されたえりなの姿とおねだりに、観客たちがザワザワとどよめく。


『おい!本当に豪田林の言ってたとおりだぞ!』

『はははっ!あの偉そうな薙切えりなが、バカみたいな宣言をするなんてな』

『俺たちの潰された研究会も立て直せるんじゃないか?ついでにあのエロい体も好き放題に

…』


 耳に入ってくる怨嗟混じりの驚嘆が、えりなに更なる屈辱を与える。

ぶつけようのないイライラを抱いていると、頭上から豪田林の浮ついた声が聞こえてきた。


「そこまで言うなら我々の精液を恵んでやろう。薙切くんのお手並み、拝見させてもらうぞ」

「貴方たちの精液を搾り取ることなんて、私の手にかかれば簡単です!」


 豪田林からの了承を得たえりなは、勝利を確信したのかすぐに傲慢な態度に戻って立ち上がる。

そして、躊躇いのない動きで豪田林の浴衣に巻かれた腰紐に手を伸ばし...


「まずは貴方たちの邪魔な着物を脱がさせていただきます」

「好きにしたまえ」


 しゅるしゅる...ぱさっ...しゅるっ...ぶるんっ!


 美女が巨体の男の浴衣を丁寧に脱がしていく姿は、まるで亭主関白の夫婦のように見えるが、その実態は性的奉仕を目的としたものである。

豪田林の浴衣を脱がすと下着を履いていないため男性器が飛び出し、それがえりなのお腹へとぶつかった。


(っ〜〜〜!!!な、なんて大きさなの!?男の人のオチンチンってもっと小さいものじゃ...)


 豪田林の肉棒は、えりなの顔と同じかそれ以上の長さを誇っており、これからの期待によってすでにバキバキと血管を浮き上がらせていた。

恋愛観と性知識が少女漫画で止まっているえりなにとって、初めて生で見る完全勃起状態の肉棒は、もはや凶器に等しい存在である。

心の内では本能的な恐怖に襲われながらも、えりなは依然鍛え上げた精神力で、気丈な態度を振る舞い続けた。


「どうしたのかな、薙切くん?そんなに俺のチンポをじっくり見つめて」

「ふっ...ふんっ!すでに勃起していらっしゃるとは、協力的でいい心がけだと感心していただけです!さあ、後ろの3人も脱がして差し上げますから、こっちに来なさい!」


 えりなは豪田林の竿から視線を切ると、集まった3人の浴衣も不服そうな顔つきで手際良く脱がした。

当然彼女の目に映るのは、豪田林に負けるとも劣らぬ屈強な肉棒。

脂肪をたっぷりと蓄えた巨躯を持つ4人が四方を囲むと、えりなは自然とその場に跪いた。

異性と手を繋いだ経験すらないえりなだが、彼女の脳はまるで何かに操られるように、自動的に体を動かしているようだ。


「うっ...しゃがむとオ...オチンポ臭がキツいわねっ!」

「そうだろうよ。この時のために、昨日は風呂に入っていないからな」

「っ!...料理人どころか人として最低よ!」


(...あれ?オチンポですって?...そんな言葉いつ覚えたかしら?......いえ、搾精の時は男の人が興奮するように、エッチな言葉と態度で誘惑するのが効率的。自然と口から出てきちゃうのも、当然...のはずよね?)


「さあ、時間もないぞ?どうやって我々から精液を貰うつもりだ?」

「分かっています!ま、まずは......えっと...そうだわ!フェラチオ...?...でオチンポをヌキヌキして差し上げます!」


 口から知らない下品な単語が出たことに疑問を覚えつつも、えりなはそれ以上深く考えることはせず、目の前の男たちから精液を搾り取ることに集中することにした。

後ろで結んだ髪をファサりとかきあげると、豪田林の肉棒の先端についばむようなキスを連続で行い始める。

その軽い刺激は、まるでコース料理の前菜のようであった。


「うぅっ......ちゅ...ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」


(私のファーストキスが、こんな臭くて汚いオチンポでっ...でも精子を貰うためだから、しょうがないわよね...)


 えりなは清い体を汚されたような感覚を覚えながらも、知らないはずのフェラチオを慣れた動作で行う。

口を小さく開けると、ゾッと身震いをしながら亀頭までを含み、カリ首に唇を押し当てた。

そして...


「むちゅ...むちゅ...ペロッ......っ!!」

「おぉっ!」


 数回唇でカリをねちっこく刺激した後、絶対味覚センスを持つ神の舌を、無洗チンポの尿道へと押し付けた。

生まれてから常に超一流の美食を味わい、少しでも不味いモノを食べれば辛辣な感想で料理人の心をへし折ってきたえりな。

そんな彼女が、男の体で2番目に汚い肉棒を口にし、汗と小水と精液が混ざり合った恥垢を味蕾に乗せて固まった。


(こっ、この味は?!......臭くてしょっぱくてエグみも舌触りも最低最悪っ!......のはずなのになぜかしら?お腹の奥がきゅっと熱くなるような感覚がっ)


「......おい...ひぃ...?」


 あまりの不味さに嘔吐してもおかしくないはずであったが、えりなは小声で真逆の感想をボソリと口にした。

当の本人も完全に無意識で発したその4文字。

それは豪田林と部員3名の耳に、ばっちりと聞こえていた。


「聞いたかお前ら。あの神の舌が、男のチンポを舐めて『美味しい』と言ったぞ!」

「はい!俺も聞きましたよ」

「ばっちり録画しました!」

「ごわす!」

「性技と味覚までいじれるとは、催眠アプリは恐ろしいくらい優秀だな!ふははははっ!」

 

 豪田林はえりなの頭をわしゃわしゃと撫でながら、同志達と滑稽なえりなの姿を見て笑い合う。

えりなにその侮辱が聞こえているかは不明だが、女性の命とも言われる髪の毛を雑に乱されても一切怒らず、豪田林の太ももを掴んで肉棒への性奉仕を続けていた。


「そうだお前たち、フェラを邪魔しない範囲でこの女の体を触って構わないぞ」

「ありがとうございます!」

「へへっ、それじゃあこの無駄にデカいおっぱいを楽しませてもらうとしますよ」

「お、俺はお尻触りたい!」

「ちょっ!貴方たち!何を勝手に...きゃっ♡」


 両脇の男がFカップの胸を、後ろの男がお尻を、コックコートの上から無遠慮に触り、揉み始める。

初めて異性に触られるゾクゾクとした感覚に、えりなは思わず声を漏らした。


「待ちなさいっ♡…触っていいなんて...はぁっ♡一言も許可してないわよっ♡…ふっ♡」

(どうしてこんなに感じるのよ?...1人でする時はここまで...)


 好きではないどころか、名前も知らない男たちにセクハラをされているにも関わらず、えりなは感じていた。

ゴツゴツとした大きな手で、豊満な胸に指を埋めるような感覚。

痴漢をするようにスリスリとお尻の表面をなぞる感覚。

そして目の前には、雄の象徴である巨大な肉棒が鎮座する。


「ほら薙切くん、続きをしないと出るものも出ないぞ?」

「くっ...覚えておきなさいよ......レロっ♡レロレロレロっ♡むちゅる♡むちゅる♡…ぐりゅ♡ぐりゅ♡」

「うっ...いきなり激しくっ...初めてのくせに亀頭全体を隈なくネットリ舐めてくるぞ」

(悔しいけどやっぱりこの味...美味しいわ)


 えりなはセクハラについて考えることをやめ、神の舌を唸らせる程の美味を噛み締めるように男根を一心不乱に舐め回す。

プルプルの唇を小刻みに動かしてカリを刺激し、亀頭に舌を密着させてグルグルと舐め、時折尿道を丁寧にほじくる。


「んじゅ♡むちゅ♡れりゅ♡れりゅ♡じゅるるる♡…ぷぁっ♡」

(そんなっ...もう味がしなくなったわ......もっと奥まで、根元まで咥えないと♡…はしたないですが、これも料理のため♡)


 亀頭がピカピカになるまで味わい尽くすと、えりなは誰に言われるまでもなく、口をがっぽりと大きく開け、そして肉棒を一息に飲み込んでいった。


「んぶっ♡…あごがっ♡外れっ……ぐぷっ♡ぐぽぉぉぉ〜〜〜♡」

「迎え舌で一気に奥まで!ヨダレたっぷりで温泉に浸かっているような気分だぞっ」


 えりなのザラザラとした舌が竿の裏筋を滑り、狭い口内はあっという間に満杯になる。

息をするたびに濃縮されたオスの匂いが鼻を抜け、彼女の脳を揺らす。


「ふぅ〜、ふぅ〜...じゅろろろっ♡…レロっ♡レロレロレロ〜♡じゅぼるるるる♡」

「おぉっ...いきなりここまでのフェラをしてくるとは...オナ禁していたとはいえ、これはすぐに1発目が射精そうだなっ」

「そうれひょう♡...さっさと精子をわらひなふぁい♡」

「何を言ってるかよく分からんが、とにかく気持ちがいいぞ!」


 ヨダレを口の中で転がして竿全体をふやかすと、亀頭舐めと同じ要領でグルグルと舌を動かし、バキュームフェラをし始める。

恥もプライドもかなぐり捨てるような、ベテラン風俗嬢顔負けの激しいフェラは、催眠をかけた豪田林の想定をはるかに上回る快感を生み出す。


「うっ!...射精るぞっ!」

「んぼぉ゛っ!??!」


 射精直前、豪田林はえりなの頭を掴むと、腰をグッと押し付けて限界まで挿入をした。

口いっぱいに頬張られていた肉棒は、えりなの狭い喉をえぐり、押し広げる。


びゅる!びゅるるるるーーーっ!びゅっ!


 チンポへのキスからたった3分で、豪田林は今日初めての吐精をした。

彼女の胃袋へ精液を直流させるその様は、フォアグラを作るために強制給餌されるガチョウのようだ。


 驚きと苦しさと反射的なえづきがえりなを襲うが、その喉の蠢きは射精の後押しでしかない。

根元までミッチリとくっつく肉壁が、最大限まで精子を絞りだす。


「んぶっ〜〜〜!!んむぅっ!!」

(くっ...苦しいっ!この男!......息がっ...できない...!)

「ふぅ〜...もう少し待ってくれ、薙切くん。今いいところなんだっ......」


 ギブアップのように、豪田林の脚をペチペチと叩いて合図を送るえりな。

だが射精の余韻を楽しんでいる彼は、頭をがっちりと押さえつけて離さない。

射精が完全に終わってからもしばらく、極上の口オナホの感触を楽しんでいた。


「..................がぼぉっ!!!...げほっ!げほっ!ごほっ!...ひゅっ〜...ひゅっ〜」


 頭のホールドが緩んだ瞬間、えりなの頭が後方へ勢いよく引っ込んだ。

ヨダレと精液がミックスされた液体を周囲に飛び散らせながら、口の中に収まっていたとは信じられない長さの肉棒がずるりと姿を表す。

えりなは胃袋の物まで吐き出してしまわないよう、咳き込みながらも意識を強く保ち、必死で不足していた酸素を補給した。


(うぶっ...我慢なさい薙切えりな!いくらオナホ同然の扱いをされて屈辱的でも、精子を恵んでもらったのです!...それに口にわずかに残った精液...チンカスよりも更に酷いはずなのに、脳が溶けそうなくらい濃厚でクセになりそうな...♡)


「はぁ〜...まだまだ射精したりないが、次はお前たちの番でいいぞ。待たせてすまないな」

「いえ!えりなさんのおっぱいを揉み放題で最高ですよ」

「むしろあんなどすけべフェラを見せつけられて、期待が高まってますよ!」

「ごわす!」

「そうかっ!お前たちも存分に、この女にちゃん研の誇りを見せつけてやれ!」


 豪田林は部員に発破をかけると、浴衣をさっと羽織り直し、のんびりと調理を開始した。

一応は食戟であるため、何かしらの料理は作らねばならないからだ。

とはいえ、この勝負の結末は最初から決定している。

適当な品を出しさえすれば、緋紗子が豪田林の勝利を告げる手筈になっているのだから。


——————————————————


 えりなは3人を相手にビッチ顔負けのフェラと手コキを行い、効率的に精液を絞り続けていた。

その間も胸を集中的に愛撫され続け、コックコートからでも分かるほどに乳首を勃起させ、軽イキを繰り返している。


「ほらっ♡…んふっ♡さっさと...じゅっぽ♡じゅっぽ♡…精子を私にぶっかけちゃいなさい♡…我慢なんてしなくていいですから♡」

「うっ!3発目が射精るでごわす!」


びゅるる!びゅぼっ!どぴゅっ!どぴゅっ!


「ぐちゅ♡ぐちゅ♡…ごっくん♡…げぷっ〜〜〜♡」


 3方向から夥しい量の精液が排泄される。

口・顔・髪・服のすべてが男たちの自由気ままに白濁液で汚され、えりなの気高い雰囲気はすっかり消え去っていた。

顔の所々に陰毛を付着させながら、えりなは艶かしい表情で男たちを誘惑する。


「はぁっ♡濃厚で生臭くて素晴らしい味ね♡…イ゛っ〜〜〜!♡…こ、こら♡乳首をいきなりつまむのはやめなさい♡…ほら♡まだオチンポがガッチガチじゃない♡次はどうして欲しいのかしら?♡」


 舌を突き出して指で輪っかを作り、レロレロと手コキフェラのポーズを行い、オスのチンポを挑発する。

そこには彼女の女王としてのプライドは微塵も感じられないが、内心では拭いきれない屈辱感で不満を募らせていた。


(くぅっ...精子は思わず傅きたくなる位の美味しさだけど、やっぱりこんなはしたない事までしないといけないなんて屈辱だわっ!)


 何度目か分からないその考えを嘲笑うように、3人のうちの1人が口を開いた。


「パイズリ!えりなさんの無駄にデカいおっぱいでパイズリ射精がしたいっす!」

「パ、パイっ?......ふんっ、それで射精できるのなら、喜んでして差し上げます」

「まじかよ...つ、次俺もパイズリで!」

「ごわす!」


 パイズリの意味が分からず一瞬困惑したえりなであるが、その知識を不自然なほど鮮明に思い出した。

大画面に映し出されていることも気にせず、えりなはコックコートのボタンをそそくさと外して前を開くと、ピンク色の可愛らしいブラジャーが顔を見せた。


(パイズリってことは...そうだったわ。ブラジャーを外して、オチンポを挟むんだわ.......?どうしてそんなことを知っているのかしら?...いえ、とにかく今はビュルビュルって射精してもらわないと)


 背中に手を伸ばしてホックを外すと、えりなはブラジャーを引っ張り床に置いた。

汗と熱でグショグショになっていたブラが消えた2つの乳房は、ほんのりと湯気を立てながら、プルプルと柔らかさをアピールするように揺れ動く。


しゅる...ぶるんっ♡…もわんっ♡♡


「おおっ...なんとエロいおっぱい!」

「乳首もキレイな桜色で、形も大きさも最高品質じゃないか」

「っ!...そんなにじっくり観察しないで!」


 えりなは顔を真っ赤にしながら胸を手で覆い隠すが、押しつぶされるように胸が横へ広がり、それが余計に男たちの興奮度を上げていく。

とその時、適当な料理を作り終えた豪田林も参戦してきた。


「お前たち、そろそろ俺も参加させてくれ」

「主将!もちろんどうぞっす!」

「ほら薙切くん、胸を隠していたらパイズリができんだろう」

「うぐっ!...わ、分かってます」


 豪田林の一声に押され、えりなは顔を背けながらゆっくりと手を離した。

彼らも目に映るのは、年相応の瑞々しい弾力と大人顔負けの包容力を両立した、Fカップの美巨乳。

しつこい乳揉みによってビンビンに膨れ上がった乳首は、初々しさを感じるキレイなピンク色。

オスを誘惑するためだけに与えられた芸術的なまでの胸で、満足するまで性奉仕をしてもらうという想像だけで、男たちの肉棒は最初以上に固く太く大きく膨れあがる。


「では床に寝そべってもらえるかな?その方がパイズリがしやすいだろうからな」

「はぁっ...仕方ありませんね」


 えりなが素直に床へ寝転がると、アイコンタクトを送られた1人の男が、彼女の上に跨った。

ちゃんこを食べてでっぷりと肥えた男の体重の何割かが、彼女のお腹を圧迫する。

精液と唾液でドロドロになっている肉棒が、えりなの胸に乗せられてにちゅにちゅと卑猥な糸を引く。


「重っ......うぅっ...こんなものを胸でシゴくなんて。信じられないわ」

「はぁっ...はぁっ...えりなさん。もう我慢できないっすよ!早くしてください」

「ふんんっ♡…こらっ、乳首をコリコリしないで!...ちゃんとしてあげますから」


 えりなが両手で自らの胸を横へ引っ張ると、グロテスクな竿が胸の谷間へと収まり、その大部分が見えなくなった。

だが、えりなの巨乳を持ってしてもちゃん研選りすぐりの巨根を完全に包み込むことは叶わず、亀頭がえりなの顔の近くまで迫っている。


「おぉぉっ!ふわふわムチムチのどすけべおっぱい!包まれただけで油断したらイっちゃいそうっす!」

「ほーう。それは俺たちも楽しみだなぁ!」

「勝手に人の胸で盛り上がらないでいただけるかしら?」

(はぁっ♡この男のチンポ、熱々でオス臭もキツくて♡脳が焼き切れちゃいそうだわ♡…って、うっとりしてる場合じゃないわ!)


 えりなは羞恥と屈辱と発情の気持ちを抱えながら、頭にいつのまにかインストールされていた通りに、初めてのパイズリに挑み始める。


(えっと、最初は...乳肉を上下左右にこねくり回して、オチンポマッサージをする...だったわよね)


ぎゅっ♡ぐりゅん♡ぐりゅん♡にゅっちゅ♡にゅっちゅ♡


 えりなは持ち前の乳房を、餅でも捏ねるような手つきで縦横無尽に動かし、強弱緩急がついた刺激を肉棒に与える。

むっちりと竿にまとわりつく乳肉は、時に母のように優しく抱きしめ、時に搾精するためだけの強引な乳オナホへと変幻自在に形をかえる。

料理で鍛え上げられたその手捌き...乳捌きによって、男は快感の奔流にただ飲まれるだけの家畜と化していた。


「んふっ♡力加減はどうかしら?オチンポ気持ちいい?」

「こ、これやばいっす!...はぁぁあっ!まだ10秒も経ってないのにっ...天国が見えるっ...」

「ほらほら♡いつでもイっていいわよ♡…貴方みたいな下賤な料理人が、この私の役に立てるんですもの。ヨダレを垂らしながら私の顔までぶっかけちゃいなさい♡」


 蠱惑的なえりなの態度と見ただけで極上の刺激だと分かる胸の動き。

豪田林と2人は、それらをおかずに無意識で肉棒をしごいている。

えりなを中心としたその空間は、とても公衆の面前とは思えない別世界。

男たちが放つイカ臭い香りと、最高級の女が放つピンク色が可視化できそうなほどに甘く上品な香りが、そこには溢れかえっていた。


ぎゅっむ♡ぎゅっむ♡ぎゅっむ♡にゅぎゅ♡ぱっちゅん♡ぱっちゅん♡


 かつて自分たちの大切な居場所を容赦無く破壊した薙切えりなが今、乾坤一擲といわんばかりの熟練なパイズリで、自分の精子を搾り取ろうと奮闘している。

その事実によって、男は憎悪と征服感から湧き上がるアドレナリンで気が狂いそうになりそうであったが、廃人にされる寸でのところで、限界を迎えた。


ぱちゅ♡ぱちゅ♡…ぎゅむ〜〜〜〜♡♡♡


 肉棒の小刻みな振動から射精のタイミングを感知したえりなは、トドメに思い切り乳肉を圧迫し、1mlでも多くの精子を搾取しようと画策した。

すなわちそれは、オスにとっては最大級の快感となる。


「うぅぅうっ!い、イきますっ!!あぁっ〜〜!」

「っ♡♡♡」


びゅぼっ!ぼじゅぼぼぼ!びゅるる〜〜〜!!


 男とは思えぬ情けない声と共に、夥しいほどの精液が彼女の端正な顔に向けて解き放たれた。

周囲の男たちも堰を切ったように、えりなをおかずに生成された精子を彼女の顔と髪に遠慮なくぶちまけていく。

便器へ向かって無駄撃ちするかの如き雑な射精で、えりなの顔一面が汚いオス汁で汚染される。


「は〜〜〜っ...気持ち良すぎて腹上死するかと思ったっす...」

「うぶっ♡…ぷぁっ♡精子が♡鼻にも口にも♡…お、おぼれ...じにゅ♡」

「ふふふっ...薙切えりなのザーメン顔が見られるとはな!永久保存モノだぞ」


 えりなが必死で顔を拭う姿はばっちりと会場モニターで中継され、豪田林たちは自前のスマホでぐっちょりと糸を引いた乳房とともにカメラに納めた。

その時、緋紗子の声が会場に張り詰める。


「残り時間10分です!」

(えりな様!頑張ってください!)


 無慈悲な残り時間の宣告は当然えりなの耳にも入り、それが彼女の焦りを引き起こす。

かつてどんな相手との食戟でも優雅に傲慢に振る舞い圧勝してきたえりなだが、今回はまだ材料集めすら満足に終わっていない。

料理の良し悪しで負けるのであればまだ納得できるが、時間切れによる不戦敗など彼女のプロ意識が絶対に許さないだろう。


「っ...なにをしているの貴方たち!まだまだ精子が足りないわ!...ほら、パイズリしてあげるから早く交代なさい!...豪田林先輩は私の喉マンコをゴリゴリ使っていいから、オナニー射精なさい!そっちの貴方は...髪でもなんでも使ってシゴきなさいな!」


 普段はなかなかお目にかかれない、鬼気迫る命令口調の女王えりな。

だがその真剣さと命令の内容のギャップに、会場の観衆は大なり小なり下賤な笑い声を上げている。

その雑音がえりなの耳に聞こえていないのは、不幸中の幸いだろうか。


「くくくっ...ここまで来てまだそんな態度を取れるとはな!お前たち、お望み通りこのビッチ姫に性欲をぶちまけてやれ」

「っす!」 「はい!」 「ごわす!」


 巨漢たちは一斉にえりなに襲いかかり、残り時間限界までひたすら湧き上がる性欲を満たし続ける。

女側の負担など全く顧みないその様子はレイプそのものな光景に見えるが、これも彼女自身が望んだこと...そのように仕込まれたものであった。


——————————————————

ビーーーーーー!!!


「っ.......そこまで!」


 タイムアップを知らせるブザーと、主人の敗北が確定した悔しさをまとった緋紗子の声が鳴り響く。

えりなは口の奥まで肉棒をねじ込まれ、胸で男性器に媚を売り、大切に手入れしてきた艶のある髪をおもちゃにされた状態で、終わりを迎えた。


「むっ、もう終わりか...お前たち、一旦離れるぞ」


ずるっ...ずるるるるっ!...ぬぼっ!


「げぼぉっ!♡…ごふっ♡……う゛っ♡あ゛っ...?」


 豪田林はえりなの喉から手を離すと、根元まで入り込んだ肉棒をずるずると引きずり出した。

喉から異物が消えたえりなは反射的に咳をするが、酸欠で意識が朦朧としているようでピクピクと力なく床に倒れ込むだけである。


「少しやりすぎたか?...まあいい!では薙切えりな、私からサーブするぞ。もう勝負は決まっているがな」


 上半身を体液まみれにされ、虚な目で天井を見つめるえりなを見下しながら、豪田林は適当に作ったちゃんこ鍋を緋紗子に提供する。


「ふむっ、牡蠣を使ったちゃんこ鍋だな...味は普通か。では次は...」


 緋紗子がえりなに視線を送るが、彼女は以前地べたに這いつくばったままである。

ギュッと目をつむってから手を高くあげると、緋紗子が食戟の勝敗を告げた。


「薙切えりなタイムアップにより...豪田林清志の勝利となります!...くっ!」

「ふはははははっ!我らちゃんこ研究会の勝利だ!」


 最初から仕組まれていたことではあるが、絶対的な主人の敗北という事実を目の当たりにして、緋紗子は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。

自分ではない勝者の名を呼ぶ旧知の仲である人間の声は、意識を回復しつつあるえりなの耳に断片的な反響を及ぼす。


(.........ひさ...こ?...たしか食戟で...料理を...なんで精子を...?......集めなきゃ...時間は...負け?私が?)


 徐々に鮮明になる思考回路は、彼女が料理すら完成させれずに惨敗した事実を残酷にも認識させていく。

『敗北』の二文字が脳内で加速度的に膨れ上がり、覚醒したえりなは勢いよく上半身を起こした。

キョロキョロとあたりを見渡し目に入ったのは、モニターに映し出された『WIN 豪田林清志』の文字列。

視界を妨げるようにドロドロと垂れてくる精液を振り払うと、えりなは暗い顔でノロノロと立ち上がった。


「...................」

「えりな様...」


 会場の人間全員が、彼女の次の動向に注目する。

緋紗子を除くえりなに恨みを持つ者たちは、彼女が泣くのか、悔しがるのか、絶望するのか、いずれかのパターンを想像しながらニヤニヤと笑っていた。

だが——————彼女の料理人としてのプライドは折れなかった。


「豪田林先輩...悔しいですが私の負けは事実です。ちゃんこ研究会の復興を認めます。ですが、一つだけお願いが」

「なんだ?」

「せめて最後まで料理を完成させてください。時間切れで未完成など、料理人としての矜持が許しません!」


 顔をザーメンまみれにし、胸を丸出しにしながらも、えりなの醸し出す雰囲気はピンっと真っ直ぐに張り詰めていた。

無様に敗北してもなお凛々しいえりなの言葉に、緋紗子は感動のあまり一粒の涙を流す。


「ふっ、良いだろう。そこまで言うなら俺も協力してやろう。まだまだ射精し足りないからな」

「えりな様!私もお手伝いいたします!」

「先輩...緋紗子...ありがとう」


 えりなは一瞬だけ笑顔を見せると、緋紗子が持っていたマイクを手に取って会場全体に声を響かせる。


『今から私の料理に必要な精子を集めます。不足分はおよそ130ml!大量に搾精する必要があるので、私の処女マンコも捧げます!貴方たちの濃厚な子種汁を私のどすけべオナホボディに思う存分ぶちまけなさい!』

『わ、私、新戸緋紗子の身体も好きに使ってくれて構わない!どうかえりな様に協力してほしい!望むなら謝礼も払う!』


 どこまでも男たちにメリットしかない2人の肉便器宣言に、会場は最高潮の盛り上がりを見せる。

盛りのついた猿としか表現できない男たちが、観客席を飛び降りて2人の美少女に向かって我先にと走り出す地獄のような光景がそこにはあった。


「私の処女は、勝者である豪田林先輩にあげましょう♡ズボンもパンツもすぐに脱ぎますから♡遠慮なく処女膜を破り捨てて子宮に精液を貯めさせてください♡」

「そうさせてもらおう。薙切くんの初めては俺のモノだ!」


 精液を搾取する頭に切り替わったえりなは、彼を誘惑する甘い声を出しながら、手早く下半身の衣類を脱ぎ捨てた。

そして、一切の躊躇なく己の割れ目に極太の肉棒を挿入していく。


「こらっ、お前たち!そんなにがっつかなくとも、全員根こそぎ抜いてやr...んむっ♡いきなりきしゅを♡…んぐぅっ♡むちゅ♡んちゅ♡」


 フリーの緋紗子はあっという間に男たちの手で裸に剥かれ、口に手に胸に女性器に容赦無くオスの本能をぶつけられる。

たった数分であらゆる初体験が散らされ、すぐに緋紗子もザーメンで全身を汚し尽くされていった。


 食戟が終わってからはや数時間、とっくにえりなの求めていた精液の量はクリアしたものの、思春期真っ只中の男たちの性欲は尽きることを知らず、反応が薄くなってきた2人の身体の内外に、次々と精液が注ぎ込まれる。

ただの乱交と化した行事が全て終わった会場には、濃縮されたザーメンの匂いと、身体の大部分が白い液体で彩られたか細い少女が2人、投げ捨てられるように放置されているのみであった...


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 『薙切えりなVS豪田林清志』の非公開食戟から数日。

えりなに取り潰された他の研究会たちもこぞって催眠アプリを使い出し、食戟という名の乱交が毎日のように執り行われていた。

催眠アプリは彼女らの周囲の人間にも使用され、誰もが違和感を覚えつつも明確におかしいと思えない環境が完成していた。

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side〜新戸 緋紗子〜


 今日も私はいつも通り、えりな様への朝のご挨拶とスケジュール確認に伺う。

このところ食戟の申し込みが多く、何年も前から予定していた重要な予定をキャンセルする事態が多発している。

薙切家の信頼が日々失墜してしまうのは忍びないが、食戟を申し込まれれば最優先で引き受けるのがこの学園のルールなのだから。


「おはようございます、えりな様。お体は大丈夫ですか?」

「おはよう緋紗子。ずるるるるっ...少し昨日の疲れが残っているけど問題ないわ」

「それなら良いのですが...」


 シワくちゃに乱れた制服を着ているえりな様は、ティーカップを片手に私へ挨拶を返してくる。

口では大丈夫と仰っているが、明らかに疲れが蓄積しているご様子だ...それも当然だろう。

昨日申し込まれた食戟は、かなりハードな戦いだったからな。


 おっぱいを使ったソーププレイやアナル舐めパイズリ、全身舐め舐めご奉仕に恋人ラブラブガチハメセックスなど、搾精のためとはいえ屈辱的なプレイを朝から晩までほとんど休憩なしで行っていたのだから。

途中から加勢した私でさえ、まだ筋肉痛と生臭い匂いのザーメンが胃袋に残っている。

えりな様の疲れは、私の想像を絶することだろう。


「そうだ!後ほど疲れがよく取れる薬膳茶をお持ちしますね!」

「えぇ、ありがとう。貴方はやっぱり気がきくわね...それで、今日の予定を教えてくれるかしら?」


 えりな様は全幅の信頼を寄せた顔で、私を褒めてくださった。

高慢に見られがちなえりな様だが、本当はとても思いやりに溢れた優しいお方なのだ。


「はい。今日はお昼から大阪で三ツ星フレンチのコース料理試食会...の予定でしたが、昨晩急遽食戟の申し込みが2件入ったため、キャンセルいたしました。ですので午前9時から元餃子研究会との食戟、14時から元アフリカ料理研究会との食戟となっています」

「はぁっ...また食戟なのね。もう6連敗もしているせいで、自信が...いえ、なんでもないわ。今日こそ三流料理人たちに、格の違いを見せつけてあげます!」


 えりな様は深いため息とともに弱音を吐きかけたが、途中から自分を鼓舞するように前向きな言葉を口にした。

私を心配させまいと気を使ってくれていることは理解しているが、もっと私に弱い部分をさらけ出してほしいのも本音だ...


ぶーっ!ぶーっ!


 ん?メールか?......そんなっ!また食戟の申し込みだと!

ぐぬぬっ...食戟は絶対に受けなくてはいけない。

言いにくいが言うしかないか...


「えりな様...その、言いにくいのですが...」

「ずぞぞぞぞっ...あら?どうしたのかしら?」

「もう1件食戟の申し込みが...元トルコアイス研究会から」

「っ...仕方ないわね。21時から受けて立つと伝えておきなさい」

「かしこまりました。どうかご無理はなさらず...ではお茶を挿れて参ります」


 私はペコリと軽い会釈をして、部屋の扉を閉めると、足早に厨房へ移動した。

すぐに薬膳茶をお持ちしなくては!


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side〜薙切 えりな〜


 ふぅっ、緋紗子は行ったみたいね。

あの子に気を遣わせちゃうなんて、そんなに疲れた顔をしているかしら?

…鏡で見ても、普段とあまり変わらないわよね。

首筋のキスマークが毎日増えるのは気になるけど、みんな『自分のモノだ』って印を付けたほうが征服感が増して射精しやすくなるらしいし、こればっかりは我慢するしかないわ。


ことっ...かちゃ


 私は鏡を机に置いて、ティーカップに残っていた最後の一口を飲み干した。


「ずっ...ずぞぞぞぞっ...ごっくん...げっぷ...?髪の毛かしら?...私のでも緋紗子のでもないわね......?」


 チクチクとした違和感を感じて口周りを指でなぞると、指先に黒く縮れた短い毛が付着していた。

……あぁ、そうだったわ。昨日飲みきれなかった精液を飲んでいるんだもの、チン毛が入っていても普通のことよね...あれ?これって普通だったかしら?何かおかしいような......?いえ、これは考えてはいけないことだったわね。


 それより...あと1時間ちょっとで食戟の時間じゃない!

お風呂でベタベタの身体を洗って、おまんこの中の精液を掻き出して、歯を磨いて...油性ペンで書かれたお股の文字も消さないといけないわね。

今日着けていく下着は、緋紗子と一緒に選んだこの白いマイクロビキニ...いえ、こっちの黒い透け透けランジェリーの方が、オチンポ受けイイかしら?

…あとで緋紗子に聞いてみましょう。


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 かくして遠月学園の裏で瞬く間に出回った催眠アプリ。

主な標的とされたのは、学園で良くも悪くも目立っていた『薙切えりな』とその秘書である『新戸緋紗子』。

彼女たちはこれからも、恨みを買ってきた男たちに爪の先から髪の毛の1本にいたるまでしゃぶり尽くされ、知らぬ間に誰とも分からない子供を妊娠することになるだろう。

復讐心から始まったどす黒い性欲は、彼女らの運命を完全に狂わせるまで終わることはない。


                   完


おまけ:搾精の才能を開花させたえりな様が危険日種付けを了承する小話


 えりなは今日も、名前も知らない男たちに食戟を申し込まれ、食戟という名の乱交に明け暮れていた。

今回の食戟は特別ルールとして、コックコートではなく制服を着用するように言われており、えりなは疑問を覚えつつもそれに従うしかなかった。

そして——————今まさに前戯を終えた薙切えりなの膣に、肉棒が挿入されるところである。


「はぁっ〜♡んちゅ〜♡れろっ♡れろ♡…いつまで舌フェラさせるのよ♡…は、早くオチンポを挿入れなさい♡時間がなくなるでしょう♡」

「ふひひっ、もうえりなちゃんのオマンコあんかけみたいにトロトロになってるねぇ」

「仕方ないでしょ♡ここ最近、連戦で愛液が止まらないんだからっ♡」


 えりなは不摂生が形になったようなキモデブに抱き抱えられ、リクエスト通りに男の舌に熱烈な奉仕をしていた。

チンポを挿れてもらうのと引き換えに、男へがっちりと四肢を絡め、べろっと出された舌を一心不乱に舐めしゃぶる。

かれこれ5分以上続けたところで、ついにキモデブがその気になった。


「ふひっ、そろそろ挿入してあげようかな〜」

「んぢゅ♡ぢゅるる♡…お願いするわ♡」

「そういえば今日は一番危ない日なんだって、秘書子ちゃんから聞いてるよ。そんな時に生ハメなんてしていいのかな?」

「っ...えぇ、そうよ。もちろん嫌に決まってるけど、食戟に勝つためだもの...もしそれで妊娠しちゃっても、貴方たちに否は一切ありません...だから好きなだけ膣内射精してちょうだい♡」


 えりなは発情した真っ赤な顔で、キモデブに無責任種付けの許可を出す。

くじ引きで後回しにされた複数の男たちは、今か今かと2人の様子を眺めながら自慰に耽っていた。


「そういうことなら...安心して中出しできるね。いただきま〜す」


 ぬるっ♡ぬりゅりゅりゅりゅ〜〜〜♡こっちゅん♡


 キモデブの平均以上の巨根を、えりなは一切の抵抗なく飲み込んでいく。

この数日間で何十本もの肉棒を射精に導いてきた彼女の膣は、順調に開発され、男たちに都合のいい穴へと進化していた。


「んっ♡イくっ♡…はぁっ♡奥まで挿入ったみたいね♡…太さも長さも硬さも、中々優秀なオチンポだわっ♡」

「うっ!なんだこの穴はっ...ゆるゆるかと思ったが、心地いい締め付けと無数の肉ヒダが絡み付いてくるっ...だめだっ...こんなマンコすぐに射精ちゃうっ!」


 えりなは子宮を小突かれただけで絶頂し、ヨダレを垂らしながらキモデブの獲物を褒めたたえた。

一方のキモデブは、予想を超える極上の穴具合に驚嘆の声を漏らす。

男の隙を見つけたえりなは、チャンスとばかりに耳の横へ顔を動かすと、生暖かい息を吐きながら優しく言葉をかけた。


「いいんですよ先輩♡さっさとえりなの危険日マンコに、無能料理人精子をぶっかけちゃってください♡もしかしたら貴方の子供を...孕んじゃうかもしれませんね♡」

「あっ...」


どびゅるるるるーーー!♡♡ぼびゅっ♡♡びゅるびゅる〜〜〜♡

 

 才気あふれる薙切えりなは短期間でセックスの才能まで開花させ、セックスに慣れてない男であれば、挿入させて言葉責めをするだけで射精をさせるまでに至っていた。

このキモデブもその例に漏れず、魅惑的な言葉と耳にかかる吐息、ぎゅっと締め付けられた膣によって、一瞬のうちに限界を迎えたのである。


「あぁっ♡無様なくらい大量に射精しちゃて♡…イグっ♡♡…ふぅっ♡濃厚すぎて...ヤッバいわね♡」

「うっ......極...楽っ...」


 最後の一滴まで搾り取ったえりなが軽やかに地面へ着地すると、キモデブはヘロヘロと地面に崩れ落ちた。

股からこぼれ落ちる精液をペロリと舐め、恍惚とした表情を浮かべる彼女は、サキュバスと見間違うほどの妖艶さを醸し出す。


「さぁ、次は誰かしら?♡」


                 完


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