テレビ番組のテロップ制作のお仕事 (Pixiv Fanbox)
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少しの間だけでしたがテレビ局に勤務して
番組のテロップやスタジオモニタ用の静止画作成のお仕事をしてました。
担当したのは5分のニュース番組と関西ローカルの情報番組。
一応業種は「CGデザイナー」でしたがゼロからデザインしてるわけではなく、
番組ごとに定型(テンプレート・決まったパターン)が存在するので、
それに合わせて表示する文字情報を整えるのがメインでした。
記者さんが対面・電話・データ送信で
「この情報を番組の定型に合わせて整えてほしい」と我々デザインチームに依頼し、
それをPhotoshopやVWS(テロップ制作ソフト)で加工する、
というのが基本的な仕事の流れ。
・テロップ
画面の大きさには限りがあるので字数制限があります。
文字が入らなければ相談してその場で言い回しを相談したりします。
テロップのルール
おそらく業界全体で決まってる?ルールがあります。
基本的に赤い文字(暖色)は良いこと、青い文字(寒色)は悪いことを示します。
人名は男性が青、女性は赤(トイレのマークと同じ)。
もちろん例外も多々ありますがニュースで文字を表示する上ではこれがスタンダード。
また「さん」や「容疑者」など人の名前の後ろにつける呼称は名前そのものより
文字のサイズを小さくする、「元○○」などの「元」の文字も小さくする、
など数秒しか表示されない情報を一瞬見ただけで伝わりやすくする工夫がされています。
用語
「エッジ」 文字の周りにつける境界線のこと。「白文字赤エッジ」
「マット」 文字の下に敷く長方形のこと。「白文字赤マット」
口頭で発注されることも多々あるので
発注側・受注側に伝わるよう、こう表現されています。
・マルチ(静止画)
番組で毎回やってるコーナーで定型が作られてるので、
記者さんが持ってきた写真・画像をそこにはめ込みます。
発注時、専用の用紙に手書きで軽くレイアウトを書いてもらいます。
野球選手のプロフィール画像を作る機会がとにかく多かったです。
手書きはかなりラフなので野球知識ほぼゼロの自分は
背番号「00」を「∞(無限大)」と誤読して作ってしまったり…w
今後の記事では業界の体質や、情報を扱う仕事の話を細かくしていきます!