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「お~らぁ澪樹~オレと柔道の稽古するぞ~」


うざい親父の柔道レクチャーと冠するスキンシップの時間が来た。

俺はいつも通り無視を決め込む。


「オイコラぁ!親を無視してんじゃねぇぞぉ?澪樹ぃ」


親父は普段、工場で重労働をしており、プライベートではボディビルも嗜んでいる。巨大な背丈も相まってすごい迫力だ。

親父は俺を叱りながら、汗でびちょびちょの作業着から、数あるビルパンの中から赤いビルパンをきつそうに履き始めた。

このビルパン一丁がオヤジの柔道スキンシップのユニフォームだ。

汗っかきの親父は、もう秋も終わるこの時期にかかわらず、大量に発汗し、体中のムダ毛が濡れ、てらてらと輝いている。実に気持ち悪い。


俺は面倒になる前にそそくさと立ち去ろうとしたが・・・・・・


「おらぁ!逃がすかぁ!!」


親父に通せんぼされ、片腕で身体を持ち上げられ、親父はうんこ座りの状態になり、巨大な太腿に股を挟む形で座らされ、俺の胴体以上ある極太の腕で頭を巻きつかれた。





「うがあぁぁぁぁぁぁぁ!」


汗でぬるぬるする気色悪い胸板とで挟まれ、この世の地獄のような苦しみを、全身の感覚器官で味わわされる。


「ようし澪樹~抜け出してみろ!タイムリミットは30秒だ!超えたらまた今日も落としてやるからな?い~ち・・・」


横暴にもカウントダウンを始めるクソ親父。強烈な元々濃い男のきつい体臭に、最近強くなってきた加齢臭がブレンドされ、悲鳴を上げたくなるような激臭を放っていた。でもこの馬鹿力で、その悲鳴を出すことはできなかった。


・・・・・・・・・


必死に抜け出そうと頑張ったがやはり、無理なものは無理だ。このクソ親父は息子を絞め技の練習台にしては喜ぶ畜生だ。親を選べない子供の立場はつらい。そろそろカウントダウンが終わるので、俺はこのうんざりな運命を受け入れることにした。


「さ~~んじゅぅ!タイムオ~バ~。今日は漏らすんじゃねぇぞ?うおりゃあぁぁあ!!」


父親は目いっぱい力を込め、自分よりはるかに細く小さい息子の頭を締め付けた。

息子は気を失い、それに伴いまっ黄色の液体を垂れ流してしまった。





「あ~あ、澪くんま~たお漏らししちゃったなぁ~、もう高校生なのにお漏らししちゃったなぁ~」


ぎゅっぎゅっぎゅうぅぅぅぅぅぅ~・・・・・・


息子が漏らしたのに、まだしつこく腕に力を入れる。


「もう高校生なのに恥ずかしくないのかなぁ~?くちゃいくちゃい澪くん、女の子に嫌われちゃうかもなぁ~」


気絶はしているはずだが、それの寸前に、失禁という自分に起こるであろう自尊心を喪失する事への、悔しさからなのか息子の目から涙が流れた。



(げっ!!泣かしちまった。やりすぎたな~)


「よしよし泣くな澪くん、今日も俺が一緒に寝てやるからな?澪くんの大好きなおっぱいでハグしてやるからな?布団にいこうな?」


こんな、小学生のいたずら小僧が調子に乗り、泣かして結局罪悪感マックスで謝り、必死になんとか慰めようとするこの呆れるような一連のスキンシップを、このバカ親父は度々起こす。


バカ親父は息子を胸に埋めて、抱きしめたまま寝室に向かった。


今は、心の底から反省の色を見せているが、数週間もすれば、この親父はまた繰り返すだろう。息子のこれからの生活やいかに。


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