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こんにちは🌞

昨年制作した初めての同人誌制作についての振り返りや感想や思い出を書いて残しておきたいと思います📝



1.さに厚同人誌の制作話

これまでに描いた漫画は最長6ページ、漫画への苦手意識がとにかく強かった自分が、50ページ以上(合計66ページ)の漫画を描けたのが今回の本でした!制作の大体の流れを記録しておきます。


①テーマ決めと前編の制作

先に勢いでイベントに申し込んで初めて作ることになったこの同人誌ですが、漫画のテーマについて最初は全く決めていなくて描きたいネタだけがたくさん溜まっている感じでした。

その中でも、スマホに残していたメモが絵もあってイメージしやすかったので、そこから「本丸の温泉で厚とくっついていたら興奮して勃ってしまったさにわが、そのまま厚と声我慢えっちする話」にしようと思って描き始めたのでした・・・♨️


↑この青い線がその時のメモです。(自分にしか分からない雑さですみません;)

この左側のメモがほとんどそのまま反映されたのがこのシーンです↓

(興奮の伝染っていいですよね・・・)

「本丸の温泉」→「温泉旅行」にしれっと変更してます。(さに厚、2人きりの空間にしないと、一線を超えなさそう・・・!)

最初は露天風呂でそのままえっちをする予定でしたが、せっかくなら本番は旅館の部屋までおあずけして、ここではちょっとすけべなことをするぐらいにしよう・・・!と思い、この同人誌は前後編まとめたさに厚の初夜本にすることがだんだんと決まっていきました。


そんなこんなでえっちなページを増やしつつ、16ページの温泉あほえろ漫画ができました❗️(この時大体9月中旬ごろ)

一旦前編は完成しますが、後編を描いているとき&描いた後に前編の絵の修正をいくつかすることになります・・・笑(時間が経つと直すべき点に気付いて修正するという二度手間になってしまうのは、長い期間をかけて漫画を描くことの弊害かもしれない・・・)



②反省と後編の制作開始

前編を描いている時に漫画を描くことの難しさの壁にまんまとぶつかりまして、自分の計画性のなさ&力の無さにとても落ち込みました!

なので後編では前編で生まれた反省を踏まえて、より推しカプの魅力を伝えられる漫画を描けるように漫画の基本的な手順を踏んで描くことにしました!


まず最初にプロットを書き始めました。「プロット_書き方_同人誌」などで検索して出てくるものを色々と読んでみて、とりあえず実践してみました!

↑プロットの一部

何を描きたいのか、大体の流れなどを明確にして後でなるべく迷わないようにしました。プロットやネームの工程はとても大切なんだなぁと後々しっかりと実感します。


次はネームです。最初から原稿サイズでネームを描いていた前編とはネームの描き方を大きく変えて、小さいところにバーっと見開きで描いていく方法にしてみました。

↓こちらの素材を使っています(無料)↓


(少しネタバレを含みます)

自分自身が絵を描くとき、広い場所に大きく描くのが苦手で小さいところに小さく絵を描く方が描きやすかったので、この方法はかなり進めやすかったです! 

前後のページと構図やコマ割りが被りすぎていないかなぁとかも確認しやすいのでおすすめです🙆‍♂️


こんな感じでネームを作っていきました。最初は長くても前編の倍くらいかなぁと思っていましたが、描く手が止まらず気付いたら50ページの後編ネームができていました!笑

後編ネームができたのは9月下旬ごろだったので締め切りまでは2・3ヶ月ほど。16ページの漫画にかなりの時間を割いたので間に合うのか・・・!?と不安でなりませんでしたが、描かないことには始まらないのでとりあえず描き始めたのでした。

プロットやネームをやったおかげで、前編の時よりかは絵を描くことだけに集中できたんじゃないかと思います!


すごく飽き性な性格でも原稿をコツコツ進められるように、コマ割り→台詞の打ち込み→線画・ベタ・トーン・背景→吹き出し・効果音1見開きごとに行なっていきました。(同じ作業が続いて飽きないように、線画・ベタ・トーンに関しては一コマずつすることが多かったです)


また、描きながらも話の流れを改めて確認するため、描くページは最初から最後までページの順番通りに進めました。進めていく中でタイトルも頭の中で決まっていきました!

(11月上旬に大体半分まで進んだ状態)

まだ真っ白な後半はほとんどがすけべシーンなのでさらに時間がかかっていきますが、苦しみ&楽しみながらもとにかくコツコツ進めていきました!(間に合うか不安だけどとにかく描く!の気持ち🔥)


このあたりから気分転換も兼ねて、原稿と並行して表紙・ノベルティなど他の作業も本格的に進め始めました。



③表紙とノベルティの制作

表紙絵は4案ほど考えていました。



アンケートなどで意見もいただきつつ、タイトルに合いそうなものとしてこちらを選びました。

↑ラフを元に表紙サイズでラフを描いた

↑原稿の合間に色を置いて気分を上げたりする

↑後編の原稿が半分進んだあたりで線画、色塗りを始める

↑仮完成!(後ほど微調整)


こんな感じでじわ・・・じわ・・・と表紙を描きました。本の顔となる表紙は、パッと作って完成にするよりもできるたけ長い時間向き合って作りたかったので、原稿の合間にちょくちょく進めるという方法にしてみました。



本のタイトルは、本のテーマである「2人の初夜」が始まるきっかけの言葉としてセリフから引用しています。

実はフォロワーの方にご協力いただき、素敵な英語翻訳タイトルを入れることができました😭🌸

「何もしなくていいのか?」という言葉に「オレたちは今夜何もしないのか?」という遠回しな誘いの意味を込めたいと思いそのように相談したところ、"Boss, are'nt we going further...?"という翻訳を教えていただき、そのまま使わせていただきました。

この "going further" は「もう一歩進む」という意味だそうで、もう一歩先へ進めずにいる2人の関係を変えるきっかけの言葉としてぴったりな言葉だと思っています。

この素敵な英語翻訳タイトルと目の前のさにわの浴衣を引っ張る厚くんの表紙絵とが合わさって、「さっきの温泉でしたことの続きがしたい」という意味を込められた表紙にできたんじゃないかな・・・と勝手に思っております!!



一方で、表紙の絵は表紙として描きながらも表情差分を作り、会場ノベルティや本文の最初にも使いました。

(ポストカードでは、ほんのちょっと桜の花を咲かせています🌸)

せっかくノベルティを作るならいろんなことしてみたいなー!と思いまして、プリントオンさんのオーダーメイドでポストカードを作ってみました!


特にやってみたかったのは香り印刷で、お風呂上がりの匂いを感じて欲しいな〜と思い、イラストの頭〜首元を擦ると石鹸の香りがするように作りました🧼

紙はヴァンヌーボVスノーホワイト175kgで、両面マットPPです。優しい触り心地の紙でマットPPによって香り印刷範囲も目立たなくて綺麗に仕上げていただけました。

裏面はミニ漫画にして両面カラー印刷の楽しいポストカードを作ることができました!半分自己満足でしたが、手にとってくださった方に喜んでいただけてとっても嬉しかったです!



④後編の完成・入稿とイベント準備

締め切りが近づいてくる恐怖と焦りの中、一日のノルマを決めてとにかく描きました!

↑そんなことをしている場合ではないと分かっていても、気に入らないラフがあったら直すこともありました。(諦めが悪い!)

原稿中は鍵垢などで進捗をずっとあげていましたが、それもとてもモチベーションに繋がったのでおすすめです!


また、前編のデータを再度開いては上の画像と同じような感じで違和感をなるべく潰していきます・・・;;必死です


そして12月の上旬(締め切り間近)、とうとう後編50ページが完成しました❗️🙌

ここから細かい修正作業や悲しき局部修正などを大量にして、急いで入稿へと向かっていきました!🏃‍♀️

無事締め切りに間に合わせることができ、不備もなく脱稿することができました・・・!(心の底からの安心)

余裕を持った入稿は本当に大事だと実感します。描き終わってからが地味に長いから油断は大敵でした。


入稿後はお品書きやポスターや無配などなどの準備をして最後まで突っ走ったまま休む暇もなくイベント当日を迎えることとなりました😂(次にイベントに出るときは余裕を持って準備をしたい)


↓無配はこんなものを作りました。↓



全年齢とはいえ、コンビニでこれを大量にコピーするのは勇気がいりました・・・!笑



2.(おまけ)イベント当日の思い出

イベント当日、ビッグサイトへの人の波についていったら迷わず到着できました!ビッグサイトへ向かう参加者の人々の背中がかっこよかった・・・🌞

(完成した本!!!!)

直接搬入にしたので、会場の自分のスペースに着いて初めて自分の本を手に取りました!この時の感動は忘れられません〜・・・じーん


初めてのイベント参加で、何もかもが新鮮でした!いろんな人の好きなもので溢れた熱気あふれる空間、心地良かったです。

書ききれないほどたくさんの新しい経験ができて素敵な時間でした〜✨

自分のスペースに足を運んでいただいた皆さん、本当にありがとうございました!



さいごに

誰が読んでくれるのか分からない不安な気持ちもある中で作り始めた本でしたが、いろんな方の力をお借りしてなんとか完成までたどり着くことができました。助けてくださった皆んも見守ってくださった皆さんも本当にありがとうございました!

頑張って愛を込めた一冊めの本だったので、自分が思っていたよりもたくさんの方に手に取っていただけたことがとっても嬉しかったです!

推しカプの妄想を本という形にしたことで気持ちはスッキリしましたが、推しカプへの好きという気持ちはさらに深まりました!これからも掘り下げて探っていきたいです・・・!


ここまでお読みいただきありがとうございました!

同人誌サイコー!









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