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とある女子校の1クラスでは最近流行りの遊びがあった。

エスカレーター式の女子校であるこの学校は完全寮生活のお嬢様学校ではあるが、どれだけ品性良好な生徒といえども花の女子高生。

やはり遊びたい時というものはどうしてもあり、お昼休みになると教室の後ろで集まって最近流行りの遊びに興じていたのだった。


「はっけよ〜〜い、のこったっ」

「んんうっ」

「ええいっ」

ぎゅうううっ


行事役の女子生徒の仕切り声とともに、向かい合っていた二人の女子生徒たちが正面から組み付いていった。

制服姿の女子生徒たちはそっと抱き合う形で組み付くと、相手の腰の部分を両手で掴んで全身で押し合いを繰り広げていった。

とはいうものの元々体育の授業程度でしか運動したことがない女子生徒たちの押し合いはそう激しいものではなく、基本的には側から見てもただのじゃれあい程度のものだった。


「頑張って下さい〜」

「もうちょっとですよ〜」

「のこったっ、のこったっ」

「「んんうううう〜〜〜〜」」

ぐぐぐうう〜〜


周りの声援に押されてさらに寄り合う女子生徒たちだが、腰は完全に上がり棒立ちの状態での押し合いはまるでただ単に抱きしめ合っているかのようだった。

そんなクラスメイトの様子を萌絵は自分の席からそっと眺めていた。


萌絵(もう少しで花奈さんが舞花さんを押し出しそうですね。)


萌絵の思っていた通り、しばらくすると片方の女子生徒が相手の女子生徒を決められた枠から押し出して勝利を収めた。

周りで見ていた女子生徒たちが拍手をするなか、女相撲をとっていた二人の女子生徒たちは笑い合いながらそっとお互いの背中を叩いて健闘を讃えあっている。



最近のクラスに広がるブームは、このじゃれあいのような女相撲だった。

何がきっかけで始まったのかは定かではないが、最初は一部の女子生徒たちだけだったのがどんどん広がっていって今では大半のクラスメイトが一度はやったことがるほどにまでなっていた。

普段の厳しい生活に不満はないものの、やはり多少の刺激が欲しい年頃の女子生徒たちにとっては同性とはいえ真正面から抱き合って押し合う女相撲は中々刺激的な遊びのようで、お昼休みに始まると参加していなくてもクラスに残っている女子生徒たちは自然とそちらに視線を向けていた。

萌絵もまたそんな女子生徒の一人だったが、萌絵はまだ女相撲に参加したことはなかった。

元々そういった運動系が苦手であり、またクラスの中でも1、2を争うほどの胸部を誇るゆえあまり正面から抱き合うのを好まなかったからだ。

しかし女相撲がクラスの中に広まっていくと萌絵も段々と興味を持つようになっていったが、今更参加するとも言い出せなかったので自分の席で他の女子生徒たちの取り組みを眺めているだけだった。

そんな時たまたま行事の女子生徒と目があったことが、萌絵の日常生活を大きく変えることとなった。


「萌絵さん、よかったら1度参加してみませんか?」

萌絵「え、・・・私がですか?」

「萌絵さんはまだやったことがないですよね?

 よかったら1度くらいやってみてはいかがかと思いまして。」


行事役の女子生徒はクラスの中でもリーダー格の子だった。

だからと言って性格が悪いわけでもなく仮に断ったとしても問題は起こらないが、萌絵は戸惑いつつも伺いを立てるように聞いていった。


萌絵「ええっと・・・私は運動の方は少々苦手ですがよろしいのでしょうか?」

「全然大丈夫ですよ。ちょっとしたお遊びみたいなものです。」

「ええ、少しばかり気晴らしに動くのもいいものですよ。」

「ぜひ一度お試しになってはいかがですか?」


他の女子生徒たちからも勧められた萌絵は、もはや断る空気ではないと察して自然と参加する旨を口にしていた。


萌絵「そうですね。せっかくですからやってみようかと思います。」

「いいですね。それではこちらにどうぞ。」


行事役の女子生徒の言葉に誘われて、萌絵は座っていた席から立って先ほどまで他の女子生徒たちが女相撲をしていた場所に歩いていった。

周りにいた女子生徒たちは歓迎するように柔らかい笑みで出迎えてくれて、萌絵少し恥ずかしくなってかすかに微笑んで会釈を返した。


萌絵「それで、私のお相手はどちらの方ですか?」

「う〜ん、どうしましょう?

 せっかくですからまだやられていない方にしましょうか。

 お互いに初めて同士の方が不公平ではないですよね。」

萌絵「それは、おっしゃる通りですね。

   私もできれば初めての方がいいです。」

「では・・・あ、鈴音さん。よかったらどうですか?」

鈴音「え、私ですか?」

「ええ、鈴音さんも確かまだお相撲を体験されてなかったですよね?

 ちょうど背丈も同じくらいですし、初めて同士いかがですか?」

鈴音「ええっ・・・はい、そうですね。

   私も一度くらいはやってみたいと思ってました。」


いきなり指名された鈴音は戸惑ってはいたが押し切られるようにして参加することになった。

鈴音がゆっくりと座った椅子から立ち上がると、萌絵の視線は自然と鈴音の胸元に引き寄られた。

そこには萌絵に勝るとも劣らない立派な胸部が誇らしげに張り出していた。

このクラスの中でまさに一、二を争う胸部の持ち主同士の女相撲に、クラス中の視線が二人に注ぎ込まれていった。

実を言えば口には出さなかったものの、萌絵と鈴音の二人が女相撲を取ったらどちらの胸部が押し勝つのかをクラスの女子生徒たちは結構気になっていたのだ。

萌絵が参加すると言い出したのをきっかけに、鈴音に白羽の矢が立ったのはある意味では必然であった。

ゆっくりとした足取りで萌絵の前までやってくる鈴音。

二人が向き合うと、自然と前に張り出した胸部同士が向かい合う。

クラスの女子生徒たちの視線が二人の胸部に注がれ、どちらも甲乙つけ難い見事な胸に感嘆の息や絶望の吐息を吐く女子生徒がちらほら見受けられたのだった。

しかし萌絵も鈴音も初めての女相撲に緊張しており、自分達の胸部にクラス中の女子生徒たちの視線が注がれていることに気づいていない。

お互いに自分に勝るとも劣らない相手の胸部にむけていた視線を上にもっていき、正面から視線がかち合うと思わず照れて視線を逸らしてしまう。

しかし行事役の女子生徒が二人の間に手を差し込んでくると、再び萌絵と鈴音は視線を合わせていった。


萌絵(鈴音さん、相変わらず立派なお胸をお持ちですね。)

鈴音(萌絵さん、すごく素敵なお胸をお持ちです。)


奇しくも同じようなことを心の中で思っていた萌絵と鈴音だったが、行事役の女子生徒に声をかけられるといよいよ始まるのかと緊張が全身に奔るのを感じていった。


「それでは、お二人とも準備はよろしいですね。」

萌絵・鈴音「「は、はい・・・」」

「参りましょう。みあって〜〜〜、みあって〜〜〜〜」

萌絵・鈴音「「っんん」」


萌絵と鈴音は恥ずかしさと緊張が混じった視線をまっすぐにぶつけ合い、視線を逸らしたい気持ちをぐっと堪えて見つめ合った。

口から吐息を漏らしながら少しだけ腰を落として身構える二人の様子は紛れもなく素人の構えであったが、それについて何かをいう者はこの場にはいない。

行事役の女子生徒は萌絵と鈴音の準備が整ったと見ると、二人の間に差し込んでいた手を上に跳ね上げながら仕切り声をかけていった。


「はっけよ〜〜〜い、のこったあああああ〜〜〜〜」

萌絵・鈴音「「んんうううっ」」

ぐにゅううううううっ


萌絵と鈴音は駆け引きもなくただ真っ直ぐにお互いに組み付いていった。

必然二人の豊満は胸部同士が真正面からぶつかることとなり、ただでさえ制服を押し上げていた胸部がぶつかり合うことで乳肉を大きく広げながら盛り上がってしまった。

まさに今でもブラウスのボタンを弾け飛ばしてしまいそうなほどの盛り上がりに、周りで見ていた女子生徒たちの口からは自然と感嘆の声が漏れた。


「「「「おお〜〜」」」」

萌絵(そんな・・・)

鈴音(こんなことって・・・)


しかしがっぷりと組み合っている当の本人たちはそんな外野の声に耳を傾けている余裕はなかった。

密かに自慢に思っていた自分の胸部。

他の人よりもはっきりと優れていると言い切れる数少ない場所であるはずの胸部が、互いに拮抗して潰し合っているのを間のあたりにして、かなりの衝撃を受けていたのだ。


「のこった〜〜〜、のこった〜〜〜、のこったのこったっ」

萌絵・鈴音「「んうううう〜〜〜〜っ」」

ぐぐぐぐぐうっ

萌絵(認められません・・・)

鈴音(あってはならないことです・・・)


互いにぶつかり合う自分達の胸部にむけていた視線をもう一度正面に向け合った萌絵と鈴音。

先程までとは違い、そこには緊張も恥じらいもなかった。

目尻はわずかだが吊り上がり、互いの瞳の中に闘争心の炎が燃え上がっていた。

真っ直ぐに相手を睨みつけて視線の火花を散らす萌絵と鈴音は、相手の背中に回した腕を下げて腰を掴み合うとさらに全身を前に出して寄りを仕掛けていく。

段々と密着度を増していく二人の様子に、周りで見ていた女子生徒たちも興奮を隠せないようで応援も盛り上がっていった。


「どちらも頑張ってください〜〜っ」

「そのまま押していけば勝てますよ〜〜っ」

「ここからですっ。押し出していきましょうっ」

「のこったあっ、のこったあっ、のこったのこったのこったあっ」

萌絵・鈴音「「あふうううう〜〜〜っ、んんっ、くう〜〜〜〜っ」」

ぐぐぐぐぐ〜〜〜〜〜っ


完全に拮抗した萌絵と鈴音の押し合い。

互いに譲らぬ二人は、真っ赤に染めた顔を突きつけて額同士をぶつけ合いながら必死になって相手を押し出そうとしていた。

どちらの目尻にも涙が浮かび上がっており、側から見ていても本気の本気で女相撲を取り続けているのがわかるほどだった。

しかし休み時間はいつまでもあるものではない。

残念ながら萌絵と鈴音の決着をつけるのに、休み時間はあまりにも少なすぎた。


キーンコーン、カーンコーン

「ああ、予冷がなってしまいました。

 お二人ともここまでですっ」

萌絵・鈴音「「ぷはあっ、はあっ、はあっ、はあっ、わ、わかりました・・・」」「水入りというものでしょうか?」

「残念です。せっかくなら決着まで見てみたかったのですが。」

「致し方ありません。さあ、授業の準備を始めましょう。」


流石に優等生ということもあってか、すぐに授業の準備に取り掛かる女子生徒たち。

萌絵と鈴音もゆっくりと押し潰し合っていた体を離していくと、そのまま自分の席に戻っていった。

しかし二人の瞳にはいまだに闘争心が燃え上がっており、一瞬だけ交えた視線が大きな火花を散らしていったが他の女子生徒たちは授業の準備でそのことに気づいた者はいなかったのだった。



萌絵と鈴音はその後の休み時間に再度女相撲に誘われたが、どちらも一度で十分とはっきりと断った。

決着を見たがった他の女子生徒たちの何人かがなんとか女相撲を取らせようと二人を誘ったものの、きっぱりと断る萌絵と鈴音の態度に最終的には諦めてしまい、他の女子生徒たちが女相撲を取り始めていった。

それからというものの、萌絵と鈴音は他の女子生徒たちが女相撲を取るところを自分の席で眺めているだけで参加することはなかった。

そして必ずと言っていいほど授業が始まる直前にお互いに鋭い視線をぶつけて火花を散らしていた。

だが表面上は一切揉めるようなしない萌絵と鈴音。

そのまま半年が過ぎていき、夏期休暇目前となると二人の取り組みのことなどを気にかけるような女子生徒たちは一人もいなくなっていた。


萌絵・鈴音「「どすこいっ、どすこいっ、どすこいっ、どすこいっ」」


当事者である本人たちを除いてだが・・・。

放課後に人目のつかない場所で萌絵と鈴音は向かい合って四股を踏んでいた。

二人とも体操服にブルマ姿で自慢の胸部を大きく弾ませながらしっかりと腰を落として同時に掛け合う声とともに四股を踏み続けていく。

あの取り組みから人知れず、萌絵と鈴音はこうして女相撲の練習に励んでいたのだ。

とは言ってもあくまでも仕切り前までで実際には取り組みは行っていない。

萌絵も鈴音もお互いに胸の内は一緒だった。

どちらも相手に絶対に負けたくないという思いを燃え上がらせ、どうせなら誰にも邪魔されないときにしっかりと女相撲で決着をつけたいと考えていたのだ。

約半年間ほとんどかかさずに踏み続けた四股はかなり様になっており、頬を垂れる汗が自身の胸部を覆う体操服にしみを作るほど、二人は熱中して四股を踏んでいた。

相手と真っ直ぐ視線をぶつけ合い、溢れ出んばかりの闘争心を燃え上がらせていく萌絵と鈴音。

待ちに待った激突の時までもうあとわずか。

二人の全身には活力がみなぎって早くその時が訪れないかと待ち遠しく思っていることがはっきりと見てとれた。


萌絵「ふ〜〜〜、ついに明日ですね・・・」

鈴音「ふ〜〜〜、ええ。決着をつけましょう・・・」

萌絵「私が必ず勝ちます・・・」

鈴音「いいえ、勝つのは私です・・・」


四股を踏み終えた萌絵と鈴音は腰を落とした蟹股のままゆっくりと息を吐き出すと、汗が浮かび上がる額同士を押し付けながら至近距離で顔を突き合わせていった。

どちらもどっしりと構えたまま自身の気持ちをぶつけ合う萌絵と鈴音は、どうしようもないほど目の前の相手を叩き潰したくて仕方がなかった。

自然と両手が地面に下がっていき、握られた拳が地面に置かれていく。

ブルマをはいたお尻が高々と掲げられて完全に女相撲を取る仕切りの構えをとっていく萌絵と鈴音。

自慢の胸部が重力に引かれて垂れ下がり、二人は今すぐにでも目の前の相手とがっぷりとぶつかり合いたいという思いを抑えられなくなっていた。


萌絵「やめておきましょう。

   せっかく誰にも邪魔されずに決着をつけられるのです。

   ここで初めては万が一があります。」

鈴音「そうですね。

   今までの努力を水の泡に変えたくはありません。

   ここはお互いに引くとしましょうか。」


だがあとほんの何かがあれば爆発しそうだった二人の気持ちは、ぎりぎりのところで互いが引いたことでことなきを得たが、萌絵と鈴音は仕切りの構えから起き上がるのと同時に胸部を突き出してわざとぶつけ合っていった。


むぎゅうううう〜〜〜

萌絵「明日こそ、その目障りなお胸を潰して差し上げます。」

鈴音「潰れるのはそちらの目障りなお胸ですよ。

   身の程を弁えさせてあげます。」


最後に一度思いっきり胸部を押し潰し合った萌絵と鈴音は、すぐにぱっと離れるとそのまま視線を合わせることなく寮の自室に戻っていくのだった。



Comments

BNM

たった一度の戦いで少女からメスになりましたね!

rin

女の本能はきっかけさえあればあっという間に目覚めるものだと思ってます!