短編・日常闘争14(加筆版) (Pixiv Fanbox)
Published:
2021-06-27 10:50:21
Edited:
2021-08-07 18:00:56
Imported:
2024-05
Content
諸事情ありまして先行投稿できませんでしたが、代わりに最後にFANBOX限定のちょっとしたおまけがあります!よろしくお願いいたします!!
スーツ姿の若いOLが夜の繁華街を歩いていた。
一見すれば仕事帰りに見えるその女性は、肩の高さでそろえたショートボブの髪を軽く揺らしながら週末の賑わう人通りの合間を歩き続けた。
ショートボブの女は歩いていた表通りから外れて裏通りに入ると、少し奥まったところにある一軒のビルに入っていった。
地下に続く階段を下りて行くとバーの入り口があり、その入り口には屈強な男が二人立っていた。
普通なら気が引けそうな強面の男性二人に気兼ねなく声をかけるショートボブの女性。
彼女にとってはここは行きつけのバーであり、入り口に立つ男たちとは顔見知りの間柄だった。
男たちも笑顔で気軽に声を返し、ショートボブの女のために入り口を開けた。
お礼を言いながら入り口をくぐると、見慣れた店内がショートボブの女の視界に広がる。
カウンターでグラスを拭いているオネエ系のマスターがショートボブの女の来店に明るい声をかけると、ショートボブの女も笑顔で返してカウンターに歩み寄った。
店内には数人の客がすでにいたが、そのどれもが年若い女性ばかり。
それもそのはずで、ここは女性限定で開かれている特別なバーだった。
表にいた男性たちは余計な客が入ってこないようにする用心棒であり、かつこのマスターの愛人だと聞いた時にはさすがのショートボブの女も飲んでいたお酒を吹くぐらい驚いたが、今では慣れたものだ。
カウンターにはショートボブの女の他には、少し離れたところに同じ年ぐらいの短くポニーテールに髪をまとめたスーツ姿の女が一人座っていただけだった。
マスターと軽く会話をしながらその女性をチラ見したショートボブの女は、しかしそれっきりポニーテールの女には視線を向けずにマスターとの会話を楽しんだ。
ショートボブの女が来店した後に数人の女たちが新たに来店してくると、バーの中はそれなりの人数が集まっていた。
大体が2,3人のグループで来ており、一人で来店したのはカウンターに座っているショートボブとポニーテールの女ぐらいだ。
それから少し時間が経ってショートボブの女もいい感じにお酒を楽しんだころ、店内の照明が暗くなって奥のスペースにスポットライトが当たった。
それを待ってたとショートボブの女も含めた客の女たちの視線が一斉に集中する。
そこには四角いリングが設置してあり、中には泥が敷き詰められていた。
まさに泥レス用のリングだった。
というのもここは女性限定でキャットファイト観戦ができる特別なバーだった。
週に一度開かれるこのバーは、普段抑圧された衝動やストレスを発散させるために女たちが女同士のいやらしい戦いを見るための場所だ。
ショートボブの女もだいぶ前に別の女に紹介されて以来、ほぼ毎週通うほどの常連になっていた。
しかしそんなショートボブの女から見ても、泥レスは初めてだった。
どういうことかとマスターに聞くと、マスターは入ってくる選手を見ればわかるわと言うだけだ。
言われたショートボブの女が再びリングに目を向けると、両サイドから今回戦う女たちが入ってきた。
いや、女というにはだいぶ年若い少女たちだ。
せいぜい高校生ぐらいだろう。
スクール水着を着ているショートカットの少女とロングヘア―の少女は、観客の女たちには目もくれずに互いを睨みつけていた。
視線で火花を散らしながらリングインする少女たちを見て、今度こそどういうことかとマスターに聞くショートボブの女。
今までの戦いでも若い女が確かに多かったが、ここまで若いのは初めてだった。
マスター曰く、ショートカットの少女はマスターの姪っ子らしい。
どうやら同じ水泳部に所属している少女たちは、同じ男を巡って対立したとのことだった。
どっちが男に相応しいか部室で決闘まがいのことをしたらしいが、それがばれてしまって停学になってしまった少女達。
それでも決着をつけることを望んだ少女達が、このキャットファイトバーを経営している叔父(本人は心は女といっているが・・・)を頼ったとのことだった。
マスター曰く一応何度か止めたらしいが、このままだと別のところで勝手にやり始めそうだったので、どうせやるなら目の届くところでやってもらった方がいいと判断したらしい。
それに店の売り上げにもなるので一石二鳥だそうだ。
自分の姪っ子のくせに、なかなかえぐいことを考えるなとショートボブの女は思ったが、マスターはけがや少女達の体面を考えて泥レスにしたとのことだった。
泥レスなら泥にまみれてあまり体は目立たなくなるし、また怪我もしにくくなる。
同意書を書いてもらったとはいえ、最低限のことはしているらしい。
ショートボブの女はなるほどねと言いながら、リングに視線を向けた。
そういいながらもしっかりと少女たちの決闘を見る構えのショートボブの女も中々肝が据わっている。
リングに入った少女たちは、足を泥に浸しながらゆっくりとリングの中を回っていた。
お互いに睨み合いながら一周回った後に戦い始めるのがこのバーのルールだった。
戦いが始まったら、あとはどちらかがギブアップか失神するまで終わらないデスマッチ。
今回はいつもと違って因縁ある戦いのため、見ごたえはありそうだなとショートボブの女は内心思っていた。
カーーーンッ!!!
ゴングが鳴り響くと同時に相手に向かって掴みかかる二人の少女達。
泥を跳ね飛ばしながら互いに走り寄った少女達は、両手をがっしり組んで力比べをしていく。
額と額を押し付けあって相手を睨みつけながら呻き声と罵倒を叫ぶ少女達からは、本気で相手を潰しにかかっていることがはっきりと見て取れた。
普段のキャットファイトはある意味ショーを前提にしたものになっているが、今回は本気の喧嘩ということで客の女達のボルテージもいつもより上がっている様子だった。
ショートカットの少女を応援する声もあれば、ロングヘアーの少女を応援する声も上がり、その声援に押されるようにして力比べを行う少女達の腕にも力が籠る。
プルプル腕を震わせるほど力を込めているが、段々と少女達の組んでいる腕は横に伸びていった。
お互いに相手との距離を詰めた少女達は、スクール水着に包まれた程よく育った胸と胸を押しつぶすように上半身を押し付けあっていった。
がっしり組み合ったまま力比べを続ける少女達だったが、ショートカットの少女が先に動きを見せた。
一瞬体の力を抜いてロングヘアーの少女のバランスを崩すと、掴んでいた手を離してロングヘアーの少女のスクール水着のお尻の部分を掴んでいった。
ロングヘアーの少女のお尻にスクール水着を食い込ませながら、見事な下手投げで泥の中にロングヘア―の少女を投げつけたショートカットの少女。
しかしロングヘアーの少女もショートカットの少女の肩紐の部分を咄嗟に掴んでおり、結果二人は折り重なって泥の中に倒れ込んでいった。
直後泥を跳ね上げながら激しい取っ組み合いを繰り広げる少女達。
何度も上と下を入れ替えながら互いの髪やスクール水着を掴んで引っ張り合う。
全身泥だらけになりながら相手を組み敷こうと揉み合う少女達の姿は、ショートボブの女から見てもとっても魅力的に見えた。
いつも見ているキャットファイトも決してつまらないものではないが、こうして後先考えずにただただ感情のままぶつかり合うことができるのは、若さゆえの特権のように感じられた。
どちらも一歩も譲らない取っ組み合いを繰り広げていた二人だったが、突然ショートカットの少女から悲鳴が上がった。
下に組み敷かれていたショートカットの少女は、ロングヘアーの少女にスクール水着をずり下ろされて胸を晒されてしまったのだ。
全身が泥まみれだからこそ泥のついてない胸が白く強調されてしまい、興奮して勃起した乳首がショートボブの女にもはっきりと見えた。
観客の女達から歓声が上がり、ロングヘアーの少女はその歓声に腕をあげて応えている。
咄嗟に自分の腕て胸を庇うショートカットの少女に、容赦なく襲いかかるロングヘアーの少女。
胸と腕の隙間に手を差し込み、泥を潤滑油代わりにしてショートカットの少女の胸を揉んでいく。
勝手に胸を揉まれているショートカットの少女の口から嬌声が上がり、観客の女達からは歓声が上がる。
泥だらけの顔で勝ち誇った笑みを浮かべるロングヘアーの少女だったが、ショートカットの少女は諦めてなどいなかった。
すぐに胸を隠すことをやめたショートカットの少女は、腕を伸ばしてロングヘアーの少女の肩紐を掴むと、一気にずり下げていった。
ポロンとロングヘアーの少女の胸がむき出しになり、そしてすぐにロングヘアーの少女の口から悲鳴が上がった。
思わずショートカットの少女の胸を揉んでいた手を離し、自分の胸を隠すロングヘアーの少女。
その隙を逃さないショートカットの少女は自分の上に乗っていたロングヘアーの少女を突き飛ばして泥の中に倒すと、今度は自分の番とばかりにロングヘアーの少女の上に乗って胸を揉み返していった。
ロングヘアーの少女の口から甘い嬌声が上がる。
胸を揉まれて悶えるロングヘアーの少女だったが、すぐにショートカットの少女を睨みつけると下からショートカットの少女の胸を鷲掴んで揉んでいった。
泥に塗れた少女達が、剥き出しになったお互いの胸を揉み合って嬌声をあげていく。
淫靡なその姿に観客の女達からの応援の声にも力が入っていく。
どっちも譲らない胸の揉み合いは、一際甲高い嬌声が二人の口から迸ったことで一旦の終焉を迎えた。
どちらも胸を揉み合った結果、軽い絶頂に達してしまった。
互いを逝かせ合った少女達は、お互いの胸を鷲掴みしたまま絶頂の余韻に体を震わせて心地よい快感を味わっている。
上に乗っていたショートカットの少女がロングヘアーの少女の上から降りて離れていき、コーナーポストに寄りかかると、ロングヘアーの少女も起き上がって反対側のコーナーポストに寄りかかった。
トップレス状態のまま泥だらけの体を向かい合わせて息を整える少女達。
どちらの少女もずり下げられたスクール水着を直すつもりはないようだった。
少しの休憩を挟んだ後、寄りかかっていたコーナーポストから体を起こした少女達。
第二ラウンドの開幕に、観客の女達の期待が高まっていく。
かくいうショートボブの女も、剥き出しになった胸を揺らしながらリングの中を回る少女達の姿に心臓を弾ませながら見入っていた。
少女達の次の狙いは丸わかりだった。
お互いに相手のスクール水着を剥ぎ取ろうとしているのだ。
相手の隙を伺いながらゆっくりとリングの中を回る少女達だったが、突然弾かれたように前に出て互いのスクール水着に手を伸ばした。
相撲のように真正面から組み合ってお互いのスクール水着を掴み合った少女達は、なんと相手のスクール水着をずり下げるのではなく逆に上に引っ張って食い込ませていった。
剥き出しの胸と胸を押しつぶし合いながら互いを吊り上げようと掴んだスクール水着を引っ張り合う少女達。
スクール水着がお尻に食い込み、泥にまみれていない白い尻肉が露わになっていく。
観客の女達は少女達のがっぷり組んでの女相撲に大声で歓声を上げていった。
ショートカットの少女とロングヘア―の少女を応援する声が交互に上がり、少女達は相手の肩に顎を咬ませて力の限りスクール水着を引っ張って吊り合っている。
しかし少女達の力は拮抗しており、まるで刀の鍔迫り合いのように全身を押し合わせながら動けないでいた。
するとロングヘア―の少女がショートカットの少女の股間を覆う部分を掴むと、一気に上に引っ張ってショートカットの少女の割れ目にスクール水着を食い込ませた。
ショートカットの少女の口から悲鳴のような嬌声が上がった。
怯んだショートカットの少女を泥の中に投げたロングヘア―の少女は、倒れた隙にショートカットの少女のスクール水着を剝ぎ取ってしまった。
全裸になったショートカットの少女は悔し涙を流しながらロングヘア―の少女を睨みつけていく。
ロングヘア―の少女は剝ぎ取ったショートカットの少女のスクール水着をリングの外に投げ捨てると、なんと自分からスクール水着を脱いで外に投げ捨てていった。
そしてショートカットの少女の前に座り込んでいく。
ともに全裸になった少女たちは、泥の中で座り込んで向かい合った。
ロングヘア―の少女は足を広げて互いの股間同士の真っ向勝負を持ち掛けた。
ショートカットの少女はその勝負を受けると同じように足を広げていく。
ゆっくりとお互いに近づき合った二人は、互いの右足を相手の左足の上に乗せていき腰にしっかりとまわして逃げられないように組んでいった。
そして互いの片手を握りしめ合って体勢を整えると、犯してやるッという叫び声とともに腰を突き出して割れ目と割れ目をぶつけていった。
観客の女達のボルテージは最高潮に達していた。
少女達は観客の女達の歓声に後押しされるように互いの腰を激しく動かして割れ目同士をを擦り付けていく。
だんだんと少女達の嬌声が甲高くなっていき、全身を震わせると大きな嬌声をあげた。
だが少女達の攻め合いはまだ終わらない。
互いに抱き着き合って泥の中に倒れこむと、上になったり下になったりしながら腰を振って割れ目や胸を擦り付けていく。
全身を使っての犯し合いは、まさしく少女達の最後の力を振り絞ったぶつかり合いだった。
どちらも甲高い嬌声をあげながら必死に相手を逝かせようとしている少女達。
はたしてどちらが競り勝つのかと手に汗握り見守る女達の目の前で、ついに決着のときが訪れた。
片方の少女がひときわ大きな嬌声をあげた後、全身を脱力させて相手の少女の体を抱きしめていた手足が泥の上に落ちていった。
そして競り勝った少女がゆっくりと起き上がる。
勝ったのは、ショートカットの少女だった。
ショートカットの少女はロングヘア―の少女を見下しながら勝ち誇った笑みを浮かべた。
泣きながら下から睨みつけるロングヘア―の少女は、盛大に逝った直後で体が弛緩して動けないようだった。
するとショートカットの少女はロングヘア―の少女の顔をまたぐと、自分の割れ目をロングヘア―の少女の顔に押し付けていった。
顔面騎乗して自分の割れ目をロングヘア―の少女の顔に押し付けながら腰を振っていくショートカットの少女。
勝ち誇った歓喜の嬌声をあげて絶頂したショートカットの少女は、荒い息を吐きながら立ち上がり、自分の愛液まみれのロングヘア―の少女の顔を踏みつけながら手をあげて勝利のアピールをした。
歓声を上げる観客の女達は、盛大な拍手をショートカットの少女に送っていった。
ショートボブの女もリングから去っていくショートカットの少女に惜しみない拍手を送っていく。
負けたロングヘア―の少女はしばらくリングに横たわっていたが、ふらふらと起き上がると同じようにリングを去っていった。
十分に満足したショートボブの女はマスターにお礼を言って支払いを済ませていく。
他の客の女達もショーが終わったためそれぞれ帰り始めていた。
ショートボブの女もその流れにそってバーを後にする。
火照った体を一人暮らしの自宅に帰ってゆっくりと慰めるかと思っていると、後ろから声をかけられた。
振り向くと、そこには同じカウンターに座っていたポニーテールの女が立っていた。
その女の視線を受けただけで、ショートボブの女はすぐに用件を察することができた。
思わず口の端が吊り上がる。
それを見てポニーテールの女の口も吊り上がる。
互いに考えていることは一緒だった。
ただ単に飢えた雌が互いに獲物を定めただけのこと。
女たちはまるで気の知れた親友のように仲良く手をつなぎ、その実目の前の獲物を逃がさないように拘束し合いながらショートボブの女の家に向かうのだった。
FANBOX限定公開
ショートカットの少女は上機嫌にシャワーを浴びていた。
それもそうだ。忌々しい恋敵を衆人の前で犯したのだ。
これでロングヘア―の少女は彼から手を引くだろうと疑わなかった。
しかし、ショートカットの少女は少々考えが足りなかった。
叔父に頼んで半ば非合法なショーで行われた決闘。
それに自らの意志で参加した相手が、そう簡単にあきらめるわけがないことに。
ガラァッ、と勢いよくシャワー室の扉が開く音がした。
ショートカットの少女が振り向けば、そこには泥だらけのロングヘア―の少女が険しい表情で立っていた。
驚くショートカットの少女に、ロングヘア―の少女はシャワー室の中に飛び込んで襲い掛かっていった。
ショートカットの少女の両手を掴みながら自分の体を押し付けて壁との間に挟み込むと、ショートカットの少女の口に吸い付きながら自分の割れ目をショートカットの少女の割れ目にぶつけてきた。
ロングヘア―の少女の舌が口の中に入ってきて、自分の舌に絡まってくることに驚き怯むショートカットの少女だったが、すぐにロングヘア―の少女の手を振りほどいて体を突き飛ばした。
反対の壁に突き飛ばされたロングヘア―の少女と睨み合うショートカットの少女。
頭上から降り注ぐシャワーが少女達の体についた泥を落としていき、生まれたままの裸体を晒していく。
負けたくせにッとショートカットの少女が叫べば、まだ負けを認めていないッと叫び返すロングヘア―の少女。
なら今度こそ負けを認めさせてやるッとショートカットの少女が覚悟を決めると、ロングヘア―の少女はどちらかが負けを認めるまでやめないわよッと宣戦布告していった。
望むところだッとショートカットの少女が前に出るのと同時にロングヘア―の少女も前に出る。
狭いシャワールームの中で最終ラウンドのゴングが鳴った。
お互いに真正面から抱きしめ合った二人は、互いの胸を押しつぶしながら相手の尻肉を鷲掴んでいくと、腰を振って割れ目と割れ目をぶつけ合い始めた。
パンッパンッパンッと肌と肌が打ち付けられる音がシャワー室の中に響き渡る。
ショートカットの少女とロングヘアーの少女は相手の肩に顎を乗せながら、互いの耳元で嬌声と罵声を聞かせあった。
同じ男に抱かれた女同士、自分の股間の方が彼のものを気持ちよくさせることができることを証明するために一歩も譲らない二人。
段々と感度が高まり絶頂の兆しが見えてくると、二人の少女達はより一層激しく腰を振って割れ目と割れ目をぶつけ合わせていった。
一気に高まる快感は少女達をあっという間に限界に追い込んでいき、ほぼ同時に絶頂に導いていった。
二人の割れ目から、勢いよく潮が吹き出していく。
全身を震わせながら喘ぐ少女達は、それでも互いの割れ目を押し付けあってお互いに握り締めた相手の尻肉を離さない。
爪が食い込むほど力の限り握り締めあった少女達は、絶頂の余韻を感じながら相手の肩から顔を上げて互いの顔を突き合わせた。
そして荒い息をする口と口をクチュッと押し付けて舌と舌を絡ませていった。
割れ目と割れ目を押し付けあったまま、熱い口づけを交わす少女達。
しかし相手に向ける目線は絶対零度の冷たさを放っている。
シャワーに打たれながら互いの全身の感触を味あわせ合う二人だったが、突然シャワー室の扉が叩かれて外から声をかけられた。
そこにいたのはショートカットの少女の叔父であるバーのマスターだった。
マスターは客は全員帰ったが、どうせならリングの中でもう一度決着がつくまでやったらと二人に声をかけてきた。
少女達はそれを聞いてお互いに視線を交わすと、抱きしめあっていた相手の体を離して少し間をあけた。
シャワーを止めてシャワー室から出た二人は、マスターには目もくれずに片手で相手の髪を掴み、もう片方の手で相手の胸を揉みながらリングに向かって歩いていった。
リングに向かう間にも互いに罵声を飛ばし合い、胸を揉みしだいたり乳首をつねったりして互いの口から悲鳴や嬌声を上げさせ合っていた。
ずぶ濡れになった状態で歩く二人の後には水滴が大量に落ちており、マスターはしょうがないわねとため息を吐きながら二人の後を追った。
マスターがバーに戻れば、スポットライトを当てられたリングの中で、再び泥だらけになりながらショートカットの少女とロングヘアーの少女が取っ組み合いながら互いを犯しあっている。
泥をはね上げながら互いの頬に張り手を打ち合い、激しく揉み合いながら在らん限りの嬌声と罵声を叫び合う少女達の姿を肴に、マスターは自分で用意したお酒を飲みながらカウンターに腰掛けた。
ちょうどマスターの方に泥だらけのお尻を向けた状態で上下に重なった少女達は、上と下から割れ目をぶつけ合っている。
まだまだ決着がつくまでかかりそうねと思いながらも、マスターは少女達の延長戦を独り占めしながら見守っていくのだった。