帝姫激闘 前(多少の加筆・修正済み) (Pixiv Fanbox)
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2020-11-07 17:50:55
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2022-05
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広大な領土を誇る大陸。
そこには様々な国々が乱立し、我こそは大陸の覇者であると覇を競う群雄割拠の時代を迎えていた。
男たちは己の力を証明するため、時には同盟を結び、時には裏切り、互いを退け合ってきた。
50年以上続いているこの戦乱は、各地を疲弊させ多くの者を貧困へと至らしめた。
何時までも続く戦乱に人々は絶望に陥り、この大陸中の人間がすべて死に絶えなければ終わらないかに思われていた。
しかし、そんな中一人の女帝が立ち上がった。
彼女は神から神託を受ける巫女の一族の出で、その神秘的な能力でまとまりがなかった国内を纏め上げ周辺諸国を飲み込むと、
強敵たる3つの国々に攻め入り、ついには大陸全土を統一することに成功した。
彼女は疲弊した民たちを慈しみ、善政を布いて疲れ果てた大陸を癒していった。
民たちはそんな彼女を敬い、心酔し、多くの者が彼女を女帝として崇め祭った。
その後も彼女の娘らが女帝として即位し、大陸は安寧の時代を迎えることとなった。
しかし、盛者必衰はこの世の理である。
絶対的だと思われていたこの国にも陰りが落ちてきた。
きっかけは第10代女帝が生んだ双子の娘たちだった。
戦乱の世の記憶は遠く、太平の世が続いた中で初めての双子だった。
その娘たちは片方が褐色の肌をしており、片方は白色の肌をしていた。
対照的な肌の色をする双子に、一族の者はまるでそれが陰と陽をあらわしているように感じた。
それにより、この二人はお互いに支えあいながら国をまとめていくだろうと誰もが思っていた。
しかし、成長していくにつれてこの二人の仲がかなり悪いことがわかり始めてきた。
些細なことで言い合いになり、時にはお互いに取っ組み合いの喧嘩をするようになってくると、
さすがに母親たる女帝もこのことには頭を悩ませ、決断を迫られた。
そしてついに女帝は二人を別々の場所で育てることとした。
娘たちに専属の侍女を一名ずつつけると、それぞれを親族が納める領地へと送り届けた。
そして15歳になるまでそこで領地の仕事を手伝うように言いつけたのだった。
それから数年後、15歳になった娘たちは再び女帝たる母親の前に現れた。
別れたときはまだ小さな子供だった二人は、それはそれは美しく成長していた。
預けていた親族からの評判もよく、またお互いに幼少の頃のわだかまりを謝り合い、その場で抱き合って和解していた。
二人の成長した姿を見た女王は安心し、二人を再び城で生活する許可を与えた。
娘たちは東と西の部屋をそれぞれ希望し、昼は女帝たる母親の政務を手伝いをしたり、他の部下たちと接したりして過ごしていた。
また、お互いの部屋に時折遊びにいってはお茶をするようにもなっていた。
そして二人が城を出て行くときに共をした侍女は、いまや侍女長となり二人の腹心としてよく二人に仕えていた。
どこに行くにも良く連れて行っていたが、なぜか娘たちがお互いだけで合うときはその侍女たちも席を外させていた。
おそらくは姉妹水入らずで過ごしたいのだろうと思った侍女長たちは、主の意を汲んで二人っきりにしてあげるようにしていた。
……しかし、いつのころからか時折お互いの部屋から出てくる主の顔が赤く染まっていることにかすかな疑問を感じ始めていたが、
いらぬ詮索は主の顰蹙を買うと思い、胸の内に留めていた。
そうして娘たちが城に戻り姫として生活し始めて二年が経った頃、後に大陸を二つに割る大きな事件の始まりともいえる出来事がついに起こったのだった。
その日は二人の姫が一緒に湯浴みをすることになっていた。
姫たちに仕える侍女長は本来なら主たる姫の湯浴みを手伝うのだが、例に漏れず今回も姫たちだけで入るとのことだったので、
二人は入り口の前で待機していた。
だが、その日は何時まで経っても二人の姫は出てこなかった。
元から長湯の傾向があった姫たちだが、さすがに長すぎる。
不審に思った侍女長たちは中の様子を除くことにした。
脱衣所には姫たちの姿はなく、まだ浴室にいるようだった。
褐色姫の侍女長「どうしましょう?浴室を見てみますか?」
白色姫の侍女長「そうですね。万が一浴室で倒れられていたら大変です。一度様子を見てみましょう。」
侍女たちは相談すると、脱衣所の中に入り浴室へ続く扉の前に来た。
すると浴室の中から姫たちの声が聞こえてきた。
白色姫の侍女長「あぁ、お声が聞こえるということは大丈夫そうですね。思っていたよりお話が伸びたのではありませんか?」
褐色姫の侍女長「でも、このお声少々おかしくありませんか?」
白色姫の侍女長「えっ、……そういわれてみると。」
二人の侍女長が浴室の中から聞こえる声に耳を傍立てる。
中からはまるで言い争うような、そしてなんだか艶やかな声が聞こえていた。
白色姫の侍女長「不敬ではございますが、少し覗いてみませんか。」
褐色姫の侍女長「たしかに、どうされたのか気になりますね。」
侍女長たちは少しだけ入り口を開いて中を覗いて見た。
すると、そこには予想だにしない光景が広がっていた。
褐色姫「あっ…んふぅうう……いっ、いい加減、引き下がったらどうですかっ」
白色姫「うぅっ…はぁああっ……そっ、そちらこそ、もう限界でしょうっ」
褐色姫「んはぁっ……げっ、限界なのは、あなたのほうでしょうっ!
わっ…私はっ、まだまだ余裕ですっ!!……くひぃいいっ」
白色姫「あぁっ……わっ、わたしだってっ…ぜんぜん余裕ですっ!
あっ、あなたにはっ……んはぁああっ…ぜっ…ぜったいに負けませんっ……あふぅううっ!!」
王族と許された者しか入ることが出来ない大浴場。
その中で二人の姫は濡れた手ぬぐいを股下にくぐらせて、お互いの股間やお尻に食い込ませあう淫闘を行っていた。
侍女長たちは信じられない光景に思わず息を止めて見入ってしまった。
二人の姫は豊かに実った柔らかい巨乳をぶつけ合わせながら前と後で手ぬぐいの端を握り、前後に擦るようにして相手の股間を刺激している。
お互いの口からは相手を攻める言葉と共に、甘い淫靡な嬌声ももれ出ていた。
すでに何度か達しているようで、二人の腰はビクビク痙攣しており、甘い匂いが辺りに漂っている。
褐色姫・白色姫「「あっ…ああっ…いっ…いやぁああああっ!!!
あっ…あなたなんかにっ…まけたくないぃいいいいいいいいっ!!!!」」
ぷしゅっ、ぷしゅぅううううううっ!!!!
二人の口から一際大きな嬌声があがると共に、同時に達してしまった。
手ぬぐいが吸いきれなかった潮が、浴室の床に飛沫となって飛び散った。
崩れ落ちるようにして座り込んだ二人の姫は、肩で息をしながら相手と睨み合っている。
褐色姫「はあ…はあ…また…相打ちですか。」
白色姫「はぁ…はぁ…納得は…いきませんが…これ以上は…さすがに時間が足りませんね。」
褐色姫「仕方が…ありません。今回は…ここまでとしましょうか。」
息切れをしながらも、ここで手打ちにする話をしている二人の姫を見て侍女長たちはハッと我にかえると、
急いで、それでいてばれないように扉からはなれて入り口に戻っていった。
あまりの衝撃的な事実に頭が追いつかないのか、二人の侍女長の間には一切の会話はなかった。
しばらくすると入り口から二人の姫が姿を現した。
二人とも先ほどの淫闘が嘘だったかのように和気藹々と談笑しながら出てきた。
白色姫「それでは、またいづれご一緒しましょうね。」
褐色姫「ええ。喜んで。」
二人の姫はお互いに会釈をするとそれぞれ廊下を歩いて去っていく。
二人の侍女長はその後を粛々とついていくが、離れる一瞬、自分たちの主に気づかれることなく視線を絡ませていた。
夜更け。
姫たちが床に就いたのを見計らい、どちらかともなく二人の侍女長は顔を合わせていた。
二人が今いる場所は普段空き部屋になっている一室だった。
顔を合わせたっきり話し始めなかった二人だったが、やがて片方がおそるおそる話し始めた。
褐色姫の侍女長「姫様たちの関係が…まさかああなっていたなんて想像だにしませんでした。」
正直に自分の胸中を語る侍女長に、もう片方の侍女長も答えました。
白色姫の侍女長「私もです。てっきり完全に仲は回復しているものだと思いました。」
褐色姫の侍女長「幼少から御遣えさせていただいている私たちですら気づかなかったのですから、
他の方々はおそらく気づいていられないでしょう。」
白色姫の侍女長「ええ、そうだと思います。
……姫様方が行われていたのは、『陰』ですね。」
褐色姫の侍女長「やはり……そうですか。」
『陰』とは、身分の高い女性たちの間で揉め事が起こった際に行われる一つの決闘方法だった。
身分の高い女性はなによりも外見に気を使う。
だが、どんなに取り繕うても気に入らない相手は気に入らないし、怒りが高じて争いになる可能性は十分ある。
しかし、万が一に取っ組み合いなどして顔や体に傷だ出来たら、それこそ一大事だ。
そこで生み出されたのが、相手を極力傷つけることなく屈服させる方法。
それは、お互いを性的に責め合い先に根をあげたほうが負けという、いわゆる犯し合いだった。
だがおおっぴらにそれを言うことは出来ないため、隠語を使い『陰』と呼ばれるようになった決闘は、
今までも何度も人目を憚って行われてきた。
実をいえば、身分の高い女性の間で『陰』が行われるのはさほど珍しいことではない。
なぜならその原因の大半は色恋沙汰であるからだ。
身分の高い女性は自分ですきに恋をすることは難しかった。
その為、一度自分が気になった相手には徹底的に入れ込む女性たちが多かったのだ。
当然、他の女性が自分の気に入っている相手を狙っているとわかれば邪魔をするのが当然だ。
そして、それがすぐに終わるほどお互いに入れ込む熱は低くはなかった。
そうして、ぶつかり合った女性たちは、当事者の男性が知らぬところで『陰』を行い、邪魔者を排除していくのであった。
さらに、男性が複数の女性を娶っている場合に家庭内での序列争いや、派閥間でのトラブルがなど、
女性たちが『陰』を行う環境はいたるところにあった。
白色姫の侍女長「小さき頃はかなり仲が悪く、取っ組み合いの喧嘩など日常的に行われていました。
離されて生活したことによって、二人の仲は改善されたように思われましたが、それも演技だったのですね。」
褐色姫の侍女長「おそらく、また離されてしまうと思ったのでしょう。
姫様方はお相手と決着をつけたかったのでしょうね。」
白色姫の侍女長「最近、お二人だけでお会いすることが何度かありましたが、そのたびに『陰』をされていたのでしょう。」
褐色姫の侍女長「そして、未だに決着がついてないところを見るに、おそらく相討ちか、時間が足らずに途中で止めることになっているのでしょうね。」
白色姫の侍女長「ええ、そうだと思います。……すぐに決着がついて、あの色つきの姫を屈服させると思っていたのですが、
予想外に梃子摺っておられるようです。」
褐色姫の侍女長「色なしの姫など、すぐに犯しつくせると思ったのですが、存外しぶといものですね。」
二人の間にあった空気が一変した。
そして、お互いに間合いを計りながら睨み合っている。
そう、二人の姫に『陰』を教え技を仕込んだのはこの二人だった。
幼い頃から使えているこの侍女長たちは、それぞれの姫から相手を屈服させる方法を相談されたことがあった。
そのときに二人の侍女長はそれぞれの姫に身分の高い女ならではの決闘方法を教えたのだ。
二人の姫は侍女長の教えをあっという間に習得し、二人の侍女長にとっては自分の技量をすべて教え込んだ自慢の弟子だった。
侍女長たちはお互いの姫がとうに相手の姫を屈服させているものと思っていたので、浴室で『陰』を行っている姿は予想外だった。
まだお互いに決着がついていないことがはっきりわかった侍女長たちは、
自分たちが教え込んだ技量がお互いに同じくらいだということがまだ決着のつかない原因の一つであると考えた。
そこで、姫たちが寝静まったときを狙い、お互いを呼び出したのだった。
褐色姫の侍女長「屈辱です。あなたなどと同じ技量なんて。」
白色姫の侍女長「それはこちらの台詞です。あなたなんかと同レベルなど認められません。」
褐色姫の侍女長「言いましたね。ならばもう二度とそのようなことがいえないようにはっきりと格の違いを分からせて差上げます。」
白色姫の侍女長「受けて経ちます。お覚悟を。」
二人の侍女長は着ていた着物を脱ぎ捨てると、褌一つのみ身に着けた状態で構えた。
ジリジリと円を書くようにゆっくりと回りながら間合いをはかっていたが、部屋の外で何かが鳴く声がした瞬間、
相手に向かって襲い掛かっていった。
がしぃッ
褐色姫の侍女長「んくぅうううううッ!!」
白色姫の侍女長「んはぁあああああッ!!」
手を握り合っての力比べ。
お互いに相手を押し負かそうと全力で押し込んでいくが拮抗してなかなか片方に傾くことがない。
二人は力では攻めきれないとわかると、自分の自慢な胸を使って攻め始めた。
ばしんッ!!
褐色姫の侍女長「くぅんッ…どうやらその目障りなものを潰されたいようですねッ!!!」
白色姫の侍女長「はぁんッ…潰されるのは、そっちですけどねッ!!!」
ばしんッ、ばしッ、ばしッ、ばしんッ!!!
手は握り合ったまま、上手く上半身を使って柔らかな双球をぶつけ合わせる。
二人の双球がぶつかる度、はじける四つの胸。
何度も何度もぶつかるたびに、どんどん赤く染まって痛々しい。
さらに二人の乳首は固くなり、ぶつかる際に相手の胸に刺さったり乳首同士ではじきあったりしている。
痛みと快感が同時に二人の胸を苛み、徐々に二人が胸をぶつけ合う力が弱くなる。
ついに耐え切れなくなった二人は、お互いに胸を押し付けあうことで互いの動きを封じに掛かった。
ぐにゅぅううううううっ
ぶつけ合った結果、柔らかい乳肉は張りを失い、まるで持ちのように横に広がっている。
二人は頭の上で握り合っていた手を広がった乳肉と同じように横に腕を伸ばすと、
額を押し付けあって至近距離で睨み合った。
白色姫の侍女長「はぁ…はぁ…どうしたのですか?もう休憩が必要ですか?」
褐色姫の侍女長「はぁ…はあ…そちらこそ。そんな駄乳を必死に押し付けてきて、潰されるのが怖いのですか?」
白色姫の侍女長「ふっ。押し付けてきているのはそちらのほうでしょう?
無様に張りの失った乳肉が広がってますよ。まったくみっともないとは思わないのですか?」
褐色姫の侍女長「はっ。ご自身のことをおっしゃっているのですか?
それとも目が悪いのでしょうか?よろしければ良い眼医者をご紹介しましょうか?」
白色姫の侍女長「……ふふふふふ」
褐色姫の侍女長「……あはははは」
お互いに不自然なほどにこやかな笑みを浮かべる、が……
白色・褐色姫の侍女長「「潰れてしまえぇええええええええええええッ!!!!!!!!!!」」
むぎゅぅううううううううううううううううッ!!!
一瞬で鬼のような形相になると、お互いに握り合っていた手を離し相手の背に回して激しく締め付けあった。
白色・褐色姫の侍女長「「ぐひぃいいいいいいいいいいいぃいいいいいいッ!!!!!!!!」」
二人の侍女長の口から苦悶と快感の嬌声がもれ出た。
乳肉は大きくたわみ、横にはみ出している。
そしてその中では乳に囲まれ逃げ場のない状態でお互いの固くとがった乳首同士がぶつかり合い凌ぎを削っている。
どちらも一歩も引かない潰し合いは、お互いの体が限界を向かえ同時に絶頂するまで続けられた。
白色・褐色姫の侍女長「「あっああッ…んんんんんんんんッ!!!!!!!!!」」
びくんッ、びくんッ、びくんッ!!!
絶頂を迎えたことで体は大きく痙攣するが、二人は最後の意地で嬌声を噛み殺すことが出来た。
しかしお互いに相手に絶頂に追いやられたことはわかっている。
ほぼ同時に絶頂したことで、お互いに相手と互角と突きつけられたようで二人の怒りはさらに増していった。
二人の侍女長はその後もお互いに犯し合いを続けていった。
しかし、結局決着をつけることはかなわず、
翌朝、互い違いの状態でお互いに相手の股間に手を突き刺し、白目をむいて気絶しているところを部下に発見されることとなった。
互いの侍女長が犯し合い、相討ちで果てたことはすぐに主人であるそれぞれの姫に伝えられた。
お互いの姫は別室で看病されている侍女のところに向かうと、体はきれいに拭かれていたが激しい犯し合いの痕を見て絶句した。
自分にいろいろと『陰』について教えてくれた相手の変わり果てた姿を見て動揺すると共に、相手に対して言葉では言い表せないほどの怒りを感じた。
ついに全面戦争勃発かと思われたそのとき、二人を驚かすとんでもない知らせが舞い込んできた。
現女帝であり、二人の母親でもある陛下が病で倒れたとのことだった。
二人の姫は、一旦侍女長の件はおいておき慌てて母の元を訪れた。
その場で顔を合わせた二人だったが、当然侍女長の件を出すことはなかった。
母親である女帝は眠りに落ちており、そばに主治医がついて看病していた。
寝ている姿を見る限りどこにもおかしな様子は見られないが、どうやら内臓辺りに病巣があり、発見が遅れたらしい。
主治医の話では、最悪目覚めることなくそのまま果ててしまうこともありえるという。
あまりの事態に二人の姫は呆然とし、そして次の瞬間には深い絶望を感じた。
姫たちはお互いに相手のことはこの世から消してしまいたいとさえ思ってはいるが、
実の母親に対しては普通に親子の愛を持っていた。
母親がこのままこの世を去るといわれて平気なわけがなかった。
しかし、二人は娘であると共に女帝の姫でもある。
その日は侍女長の件と母の件でかなり混乱したものの、次の日には母の分まで政務を取り組み始めた。
姫たちはお互いに一時休戦を結ぶと、国を混乱させないように必死に政務に取り組んだ。
そして、回復した侍女長たちもすぐに互いの主人を支え始めた。
その際、侍女長たちは姫たちに一つのことを吹き込んだ。
自分のように絶対に信頼できる仲間を作りなさい、と。
一週間後。
ついに二人の姫の母親たる現女帝がこの世を去った。
姫たちは涙を流しながら国葬を行い、一ヶ月の喪に服すことを宣言した。
一ヶ月なのはそれ以上は国政に支障をきたすからである。
国民たちは女帝の死を悲しむと共に、いったいどちらがあとを継ぐのだろう思っていた。
そして、当の姫たちにもそれはわかっていることだった。
そう、この一ヶ月とは二人にとっては喪に服すと共に、ついに決着をつけるための準備期間でもあったのだ。
そうして一ヶ月が過ぎた。
喪が明けるとともに二人の姫が最初に行ったことに国民たちは大いに驚いた。
なぜなら姫たちは自分こそが次代の女帝に相応しいとし、お互いにどちらが女帝に相応しいか決闘を行うと宣言したのだった。
てっきり二人の仲は改善していると思っていた国民たちは、二人の仲が改善どころかより一層悪化していることにようやく気づくこととなる。
姫たちは屋敷の皇族と認められたものしか入れない聖域で行うことにした。
本来聖域は大切な行事を行う際に使われていたが、実は皇族の間で争いごとが起こった際、決着をつける決闘場でもあったのだ。
当然、過去に『陰』が行われたこともあった。
その『陰』は普通、争っているもの同士が一対一で行うものである。
しかし、今回の『陰』は少々勝手が違う。
本当なら帝位をめぐり対立している姫同士の一対一の犯し合いであったが、
なんと姫たちのほかに配下となる五人の若き女性たちも一緒に闘う、いわゆる団体戦であったのだ。
これはこの前に相討ちになった侍女長が提案したことだった。
侍女長たちは自分の姫に勝ってもらいたちと思いつつも、その程度では相手への鬱憤が収まらなかった。
そこでより一層激しく淫靡になるように複数での『陰』をするように言葉巧みに誘導したのだ。
信頼できる仲間を作るようにいったのも、その為だった。
最初は困惑していた姫たちだった。
自分たちが『陰』を行うのは当然だと思っていたが、他の者まで巻き込むのはどうかと思ったのだ。
しかし侍女たちの強い押しに最後は頷くこととなるが、姫たちはそれと引き換えに侍女長たちに見届け人になるように命じた。
皇族間で『陰』のような決闘を行う際は、最低一人は見届け人が必要だからである。
見届け人は決してその決闘に手を出すことは出来ない。
いかなる状況になってもただ見届けるしか許されないのである。
本当なら自分たちも参加したい侍女長たちだったが、姫の申し出を受け入れることとなった。
そして決闘当日。
聖域の広場にはそれぞれ東西に五人ずつ若い女性が控えており、その背後の少し高くなった位置に簡易の玉座に座った二人の姫の姿があった。
その背後には侍女たちが控えており、普段の着物姿であったが、この場ではまともな服を着ているのは侍女長たちだけであった。
広場で控えている女性たちは、皆黒と白の褌しか身に着けていなかった。
黒い褌を身に着けているのは褐色姫の配下、白い褌を身に着けているのが白色姫の配下である。
『陰』を行う際は極力衣服は身に着けないため、下帯である褌しか身につけていないのであった。
当然姫たちも褌姿であるが、一応薄い羽織を身に着けていた。
侍女長たちがそれぞれの陣営にある火鉢に粉状の者を入れると、紫色の煙が立ち上り辺りに広がった。
これはいわゆる媚薬というもので、体の感度と相手を犯したいという欲望が増す効果があった。
即効性の媚薬なので両陣営、すでに荒い息を吐き、体にはうっすらと汗が浮き出ている。
今にも相手に襲い掛かりそうになりながらもしっかり主人の号令を待っているが、お互いに相手を睨み付ける視線は増す一方だ。
見届け任である侍女長たちだけは媚薬を打ち消す薬を飲んでいるため冷静にその場を見ることが出来ている。
そして二人の姫は同時に立ち上がると、お互いに相手を睨み付けながら言い放った。
褐色姫「ついに…このときが来ましたね。」
白色姫「ええ…決着をつけましょう。」
褐色姫「覚悟しなさい、この色なしめッ!!母様のあとを継ぐのはこの私ですッ!!!」
白色姫「覚悟をするのはそちらのほうです、この色つきめッ!!!母様のあとは私こそが相応しいのですッ!!!」
どちらも自分こそが次代の女帝に相応しいという主張を崩さない。
それがより一層双方の苛立ちを増す結果となり、お互いに忌々しさをうめき声であらわしながら、自らの配下に命じた。
褐色姫・白色姫「「ぐぅううううッ!!!犯し尽くしてしまいなさいッ!!!!」」
過去にない人数の『陰』の火蓋が、ついに切って落とされた。
それぞれの配下である十人の女性たちが、一斉に相手に襲い掛かった。
各々真っ直ぐに相手に向かっていくと、五箇所で壮絶な犯し合いが始まった。
実はこの十人。姫たち同様お互いに因縁を持つもの同士だったのだ。
それぞれでいやらしい喘ぎ声や罵倒する声、体を打ち付けあう音や殴り合う音が絶え間なく響いていた。
しばらくして最初に絶頂したのが、この中でも最年少である二人の少女たち。
この少女たちはそれぞれの姫に使える侍女であるが、侍女の中では一番新しい者たちだった。
白侍女「あひぃいいいいいいいいいいいいいッ!!!!!!!!逝け逝け逝けぇえええええええええええッ!!!!!!!!」
褐侍女「んはぁあああああああああああああッ!!!!!!!!逝っちゃえ逝っちゃえ逝っちゃえぇえええええええッ!!!!!!!!」
ぷしゃぁあああああああああああああッ!!!!!!
彼女らはそれぞれ隣り合った村から姫に拾われたのだが、この村同士が仲が悪く何度か小競り合いが起きていた。
少女たちも林のなかで木の実や薪を集めているときに偶然出会ったのだが、そのとき見つけた木の実をめぐって喧嘩になったのだ。
もともと貧しい村だったので貴重な食べ物を譲るわけにはいかず、さらに仲の悪い村同士であることが災いし、
二人の喧嘩は激しいものになった。
薄汚い着物は取っ組み合いのさなかに脱げてしまい、いつの間にか生まれた姿になった二人はお互いに胸や股間をぶつけ合いながら林の中で泥だらけの淫闘を行っていた。
初めての同性との淫闘にあっという間に絶頂にいたり、気を失ってしまった二人。
気がつけばもうあたりは暗くなり始めており、淫闘の最中に件の木の実は失ってしまったため、その場は傷みわけで別れた。
その後それぞれが姫に拾われて侍女として働くこととなったが、お互いに再会したときはすぐにあのときの相手だとわかった。
決着をつけたいと思いつつも問題を起こすわけにはいかない立場であったゆえ今まで鬱憤が溜まっていたが、今回の出来事はまさに渡りに船だった。
白侍女「今日こそあの時の決着をつけてやるんだからぁあああああッ!!!!!!めちゃくちゃに犯してやるぅううううううッ!!!!!!」
褐侍女「私だってこの時を待っていたんだからぁああああああッ!!!!!絶対にあなたには負けないぃいいいいいいいいッ!!!!!!」
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅッ!!!!
以前に着けられなかった決着をつけるため、この少女たちが五組の中でも一番激しく犯しあっていた。
その少しはなれた場所では、姫たちを影から守っていた暗部に所属している二人の少女たちが、
お互いに蹲踞の姿勢で向かい合い、褌をずらして互いの股間に指を突き刺して攻め合っていた。
白暗部「どうしたッ?早くも腰が震えているぞッ!!!!もう逝きそうなのかッ!!?」
褐暗部「そっちこそあそこから随分と淫液が垂れ流れているぞッ!!!さっさと潮を吹いたらどうだッ!!!」
じゅぶッじゅぶッじゅぶッじゅぶッじゅぶッ!!!
暗部に属する二人は、常に影から姫を守ったり情報収集で敵の内部に忍び込んだりするため、
身体能力が高いものが選ばれる。
その為、不格好な姿勢でもバランスをとることは造作もないことであった。
この二人の少女は喪に服していた一ヶ月の間、お互いに相手の姫の情報を盗みあった者同士だった。
時折、お互いに相手と出会っていた二人は、その場で相手から直接情報を得るため、
誰にも気づかれないように影で淫闘を繰り広げていた。
よく屋根裏部屋で、先に絶頂したほうが一つ情報を相手に与えるといった勝負方法で行うことが多かった二人は、
今のように蹲踞の姿勢でノーガードでの手マン合戦で幾度も犯し合ったのだった。
勝ち負けを繰り返してきた二人は、このメンバーの中では一番犯しあってきた間柄であろう。
その為、一見地味に見えそうな二人の淫闘であるが、その右手は絶えず相手の弱点を果敢に攻めており非常に高度な犯し合いを擁していた。
白暗部「んッ、んッ、んッ!!!くッ姑息な攻めを続けてッ!!!んきぅううううッ・・・逝くぅッ!!!!」
褐暗部「あッ、あッ、あッ!!!ひッ人の弱点ばかり攻めておいて何を言うッ!!!!あひぃいいいッ・・・逝くぅッ!!!!」
ぷっしゃぁああああああああああああああああああああッ!!!
どちらも譲らない手マン合戦の結果、ほぼ同時に潮を吹き上げる絶頂に追い込みあった。
お互いの潮を相手の体に吹き付けあう二人。
だが、二人は潮を噴出すほどの絶頂に達しても指の動きを止めることはなかった。
今までは情報を持ち帰るのが絶対だったため、一度勝負がつけばその場は決着がついた。
だが、今回はどちらかが負けを認めるまで終わらない。
少女たちの中で燻っていた相手とどちらが上なのか、決着をつける絶好の機会。
二人の少女は口元に笑みを浮かべながら、完全決着をつけるために攻め続けるのだった。
その少女から少しはなれたところ。
そこでは若い女性が二人、真正面からがっぷり組み合って褌を掴むと、お互いに吊り合いを仕掛けていた。
この体勢はこの帝国の国技である相撲といわれる競技であり、二人の女性はその相撲で勝負をしているのである。
女性たちは姫たちの周囲を守る近衛兵の隊長たちであり、訓練兵のときからの同期であった。
二人の因縁は訓練兵のときから続いている。
訓練兵になった当初から二人の実力は抜き出ており、すぐにお互いに相手をライバル視するよになった。
二人は座学、体術ともに優秀で文武両道に秀でていたが、それだけに常に張り合ってくる相手が忌々しかった。
だが、私闘は厳罰対象であり最悪訓練兵を脱退処分にされてしまう可能性もあるため、せいぜいが模擬戦で闘うくらいしか出来なかった。
そんなとき、国技である相撲を訓練で行った。
これがまさに二人にとってはピッタリな対決方法だった。
真正面から己の力だけで相手をねじ伏せる様は、二人の性格にがっちり当てはまり、
そして相手を傷つける可能性も低いため、何かあっても自主練習と通すことが出来る。
相手を潰すのにこれほど都合が良いものがないと思っていた二人に、さらに転機が訪れる。
なんと、お互いに忌々しく思っていた相手と同室になったのだ。
しかも成績優秀ということで他の部屋よりも広い部屋が与えられた。
その広さは二人だけで相撲をとるには十分だった。
そして、次の日が休みの日の夜。
ついに二人は相撲で決闘を行った。
扉に鍵をかけ誰も入ってこれないようにすると、
お互いに服を脱ぎながら今まで忌々しく思っていた相手にさんざん感じていたことを吐き出していく。
白近衛「ようやく貴様と決着をつけられるッ!!!今夜はどちらかが潰れるまで徹底的にやり合うぞッ!!!!」
褐近衛「望むところだッ!!!今までうっとうしかった貴様を真正面から叩き潰せるのだッ!!!どれだけこの日を待ちたことかッ!!!」
白近衛「うっとうしかったのは貴様の方だッ!!!いつもいつも張り合ってきて目障りだッ!!!」
褐近衛「貴様こそッ、私よりも劣っている分際でいつもうろちょろと目障りなのだッ!!!」
白近衛「なんだとッ!!!」
褐近衛「なんだッ!!!」
同じようなことを相手に言われ、一層苛立ちが増していった。
苛立ちのままに荒々しく服を脱ぎ捨てると、褌一丁の格好でどっしり腰を落として仕切りの構えを取った。
白近衛「さあッ、はじめるぞッ!!!!!みあってみあって~~~ッ!!!!!」
褐近衛「はっけよ~~~いッ!!!!」
白褐近衛「「のこったぁあああああああッ!!!!!」」
ばしぃいいいんッ!!!!!!
お互いに同時に掛け声を掛け合うと、真正面から全力でぶつかりあった。
相手の褌を掴み思いっきり吊り合いを仕掛ける。
褌が激しくお互いの股間やお尻に食い込んでいく。
歯を食いしばり、苦悶の声を上げながら必死に相手を吊り上げようと力を込める二人だったが、
残念ながら決着がつく前に褌のほうが耐え切れずに破れてしまった。
褌の残骸が床に散らばると、二人は相手のお尻を鷲掴み、露になった股間同士を打ち付けあい始めた。
そして二人の犯し合いは激しさを増していった。
時に片方が先に絶頂し、時に同時に絶頂し、何度も潮を噴出しながら逝かせ合いを続けた。
伊達に訓練を受けてはおらず、体力のあまった二人の淫闘は朝日が上るまで続けられたのだった。
……相討ちに果て、決着のつかなかった二人は、昼ごろに意識を取り戻した。
あまりの激しさに気を失うまで続けた淫闘のせいで、部屋中に淫靡な匂いが蔓延していた。
倒れこんでいた床から体を起こすと、ちょうど相手も起き上がるところだった。
お互いに体を起こした状態で睨み合っていたが、片方がゆっくりと足を広げて相手に見せ付けるように自らの股間を指で開いて見せた。
その膣口からはいやらしい淫液が新たにあふれ出し始めており、まだまだ闘えると挑発しているようであった。
見せ付けられた女性はゆっくりと這うようにして相手に近づいていく。
そして、あと一歩で相手と触れ合う距離まで近づいた瞬間、一気に襲い掛かった。
挑発していた女性もそれを待っていた。
飛び掛ってきた相手をしっかり抱きとめると受身を取りながら倒れこみ、両足を相手の腰に回してしっかり抱きしめると、
下から股間を相手の股間にぶつけていった。
飛び掛った女性も相手の女性にしっかり抱きつくと、上から自らの股間で相手の股間を潰すようにぶつけていった。
こうして第二ラウンドが始まったのだった。
結局、その後も何度も淫闘を繰り広げたが、二人は決着をつけることが出来なかった。
姫たちの近衛兵になり、隊長になって何度か二人で再会することはあったが、
そのときは褌越しに股間を打ち付けあうような小競り合いしか出来なかった。
しかし、ついに決着をつけることが出来る舞台が来たことにより、二人は全力で相手を犯そうとぶつかり合っているのだった。
そこよりまた少し離れたところ。
そこではすでに褌をはぎ取り合った二人の女性が、互い違いに上下に重なり合いながらお互いの股間に顔をうずめ、舌で相手の股間を蹂躙し合っていた。
この二人の女性は、共に同じ男性に嫁いだ側室同士だった。
共に夫である男性を深く愛している二人は、ほぼ同時期に婚姻を交わした相手を敵視していた。
正室である女性はとっても穏やかで、二人との関係も良好なものを交わしていたが、
その女性が場を離れると、たちまちこの二人の周りの空気は悪化していった。
さらに二人の関係を悪化させたのは、夫である男性の性癖だった。
男性は正室である妻に不満はなかったが、一つだけ妻にも明かしていない性癖があった。
それは仲の悪い女性たちを犯し合わせるというものだった。
男性は自分の側室二人の仲が悪いことにすぐに気がついた。
そして、慎重に準備を重ねていくと、ついに自分の前で二人の側室を争わせることに成功した。
女性たちも勝ったほうの女性を今後は優遇するといわれ、絶対に相手に負けられないと本気で犯しに掛かった。
白側室「んじゅぅうううううううううッ!!!!!!旦那様のお情けをいただくのはわたくしですッ!!!!!
さっさと逝ってくださいッ!!!」
褐側室「じゅるるるっるるるるッ!!!!!!ふざけないでくださいッ!!!旦那様に愛していただくのはわたくしのほうですッ!!!
あなたが逝きなさいッ!!!!!」
ぐちゅッ、じゅるるるッ、ぶちゅぅううううッ、ぱんッ、ぱんッぱんッ!!!
男性が座る椅子の前に設置された寝具の上で、二人の女性がくんずほぐれつ絡み合う。
先に逝かせられれば、すぐさま相手を逝かせ返す激しい淫闘に男性は大いに盛り上がった。
ついに我慢できなくなった男性は、そのときに片方の女性が逝かされたところで二人の淫闘を一時止めると、
勝った女性の股間に自らの性器を挿入し、女性の膣内に中出ししたのだった。
勝った女性は男性の精を出されて喜びの声を上げたが、負けた女性は屈辱でならなかった。
再開された淫闘で、負けた女性が相手の女性の膣内から精を吸いだすために股間にむしゃぶりつくのは当然の流れだった。
必死に出された精を守ろうと抵抗する女性だったが、あっけなく逝かされてしまう。
すると男性は今度は先ほど負けた女性に性器を突き刺すと、同じように膣内に中出しした。
そこからは互いにしての膣内から精を吸いだすために、お互いの股間にむしゃぶりついての犯し合いが続くことになった。
相手の潮や淫液が顔にかかったり、飲み干すことにも一切の躊躇を見せずに必死に犯し合う。
そうしてどちらかが気を失うまで続ける犯し合いは、これまで何度も繰り返されてきた。
お互いに勝ち負けを繰り返し、勝ったほうはその日に男性にたっぷりと愛され、負けたほうはそれをまざまざと見せ付けられる。
そうしてお互いに犯しあってきた二人だったが、完全な決着はまだついていなかった。
今日はついにお互いにどちらかが負けを認めるまで止めないことを取り決めて挑んでいる。
時折上下を入れ替えるようにして転がりあいながらも、二人は相手を屈服させるために何度も逝かせあうのだった。
そして最後になる二人の女性。
この女性たちをみたら、まず間違いなくそのたわわに実った胸部に視線を釘付けにされるだろう。
今回集まった女性たちの中でもっとも大きい巨乳の持ち主だった。
二人の女性たちはその自慢の巨乳で殴り合いをしている。
腰の後で腕を組み、巨乳だけを使って相手の巨乳を叩き潰すつもりのようだ。
白巨乳美女「んぎぃ……あぐぅ……このッ……潰れなさいッ!!!!!」
褐巨乳美女「あうッ……ふぎぃッ……えぇいッ……潰れなさいッ!!!!!」
ぱんッ、ぱんッ、ぱんッ、ぱんッ、ぱんッ!!!
この二人の女性はそれぞれ姫たちの親戚にあたる血筋の者たちだった。
それぞれの姫に近しいものとして名が挙がることもそうだったが、
何よりもその巨乳の持ち主としてもよく名が挙がっていた。
そして、果たしてどちらの巨乳が優れているのかと、両陣営の話の種としても良く知られていた二人であった。
二人の女性たちも自分の巨乳が話の種としてよく挙げられていることは知っていた。
それでいて、相手の巨乳と比べられていることも。
だが、特に気にすることはなかった。
なぜなら彼女たちはどちらも自分のほうが優れていると確信していたからである。
どうせ自分が上に決まっていると、そう思い切っていた二人はお茶会の話の種ぐらいはしょうがないと、
いわゆる優越感に浸った思いで聞いていたのだった。
そんなとき、とある晩餐会で二人の女性たちは対面した。
確かに自分と比べられることはあると相手の巨乳を見ながら思いながらも表面上は謙遜した態度をとる二人。
しかし、その後化粧直しにと席を離れた二人はたまたま人のいないところで二人っきりとなった。
他の目がないとわかるやいなや、二人の女性たちは自分の巨乳を相手に見せ付けるようにして自慢し合った。
当然、それを聞いて黙っている女性たちではない。
あっという間に我慢の限界が来た二人は、真正面から巨乳同士を押しつぶし合わせた。
簡単に決着がつくと思っていた女性たちであったが、二人の予想はあっさりと裏切られた。
押し、押されを繰り返し、どちらの巨乳も一進一退の攻防を続け、まったくの同格であったのだ。
このままでは収まりがつかないと、今度は直に押しつぶし合わせようとしたが、
他の女性たちが化粧直しにきた気配を感じた二人は、急いで取り繕うとその場を後にした。
この日から、二人にとって相手は絶対に潰さなければならない不倶戴天の敵となったのだ。
その後、二人は何かと理由をつけてお互いを呼びつけあった。
そうして二人っきりで合う度、褌だけを身に着けて、もしくは生まれたままの姿でお互いの巨乳を潰しあい続けた。
相手の乳首を潰し、母乳を噴かせ合うこと幾度となく繰り返してきたが、今まで相討ちばかりでどちらかが有利になったことはなかった。
今度こそ決着をつけて、長きに渡る因縁にけりをつけようと、その自慢の巨乳で殴り合うのだった。
こうして五組の壮絶な『陰』を姫たちは上から見下ろしていた。
媚薬の効果で発情した体に、目の前で行われる淫靡な戦い。
どの者たちも、女の激情を全身から発して因縁ある相手を犯し潰そうと躍起になっている。
そんな淫闘を目の前で見せられた姫たちは、おのずと自分の胸と褌に覆われた股間に手を這わせてしまう。
褐色姫「うんっ…あぁっ…ふぅうう」
白色姫「んっ…くぅっ…はぁあああ」
見れば相手の姫も自らの体を慰めている。
それがわかると、お互いに相手に見せ付けるようにして自慰を始めた。
お互いに相手の指の動きを真似て、乳首をいじったり股間に指を刺しこんだりする。
口の端から唾液をこぼしながらも不敵な笑みを決して崩さない。
そうしてしばらくの間、お互いに視線を絡まし会いながらの自慰合戦は、されどどちらも絶頂することなく続けられた。
下では五組の淫闘、上では姫同士の挑発が続けられるなか、五組のうちの一番若い侍女同士の淫闘に決着がついた。
白褐侍女「「おぉおおおッ、ほぉおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!
こッ、こんな奴にぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッ!!!!!!!!!!!!」」
ぷっしゃぁあああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!
絶叫を上げながら潮吹きして絶頂する様子に姫たちが視線を移すと、二人の侍女は折り重なって気絶していた。
褌は引きちぎられ、全身に引っかき傷とお互いの淫液まみれで壮絶な淫闘を行ったことが伺えた。
そして、それを皮切りにあちらこちらで決着がついていった。
……結果は、どれも相討ち。
盛大に潮を噴出しての同時絶頂で、皆失神してしまった。
褐色姫「それでは、そろそろいきますね。」
白色姫「後の事は頼みましたよ。」
その結果を見届けると、姫たちは羽織を脱ぎ捨てると決闘上へ降りていった。
辺りはそれぞれの配下が噴出した淫液まみれになっているが、気にせず足を踏み込むと、
いままでお預けを喰らっていた獣のように相手に飛び掛っていった。
褐色・白色姫「「逝き果てろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!」」
ぱぁああああんッ!!!!
二人の姫は真っ向から激突した。
その様子を上から見届け任である侍女長たちが淫靡な笑みを浮かべながら眺めていた。
姫たちは真正面からぶつかり合うと、互いの褌を食い込ませ合いながらお互いの胸と股間を押しつぶし合った。
褐色・白色姫「「んぎぃいいいッ、ひぐぅううううッ、ふごぉおおおおおおおおッ!!!!!!!!!
逝けッ、逝けッ、逝けぇえええええええええええええええええええええええええッ!!!!!!!!!」」
ぷしゃぁあああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!
褌が吸いきれないほどの潮を吹きながら、縺れ合って倒れこむ二人の姫。
互いに相手の上になろうと激しく揉み合いながら犯し合いを続けていく。
隙あらば自分の股間を相手の股間にぶつけ合い、相手の胸を鷲掴みにして揉みしだく。
気絶している配下の女たちの上に乗り上げながら、お互いしか見ていない姫たちはただただ相手を逝かせるためにぶつかり合い続けたのだった。
姫たちの結果はその侍女長たちにしか知られていない。
しかし十二人で行われた『陰』の勝敗は、国民には明らかにされることはなかった。
その後、姫たちはそれぞれの国に帰ると、国政をまとめることに勤めて『陰』を行うことはしばらくなかった。
お互いに幼少時代に過ごした屋敷を拠点とし、その都市を新たな聖都とした。
そして『陰』が行われた聖域のみ中立とし、そこ以外はきれいに東西に分かれることとなった。
姫たちはそれぞれ女帝を名乗ると、その後結婚し、次代を生み育てていくことになる。
この姫たちが次に『陰』を行ったのは次代が成長し、女帝の位を託した後だった。
こうして行われた『陰』は、これから長く続く二つの帝国の長い因縁の始まりだった。
……その後1000年たった今も、分かたれた帝国はいまだ元には戻っていなかった。