先行投稿・「欲求・対面」 (Pixiv Fanbox)
Published:
2020-08-15 16:05:31
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2022-05
Content
後半ちょっと行き詰った感があります。pixivに上げる際は少し手直しするかもしれません。よろしくお願いします!
ああ、私は餓えている・・・。
大学に進学をしたのを機に上京し、マンションに一人暮らしを始めた。
すでに2ヶ月がたち、慣れない暮らしにもだいぶ落ち着きが出てきた。
大学では新しい友人も出来、そこそこ順調なキャンパスライフを送っている。
今年1年はバイトやサークルには入らずに生活を安定させることに苦心すると親と約束しているため、授業が終わればたいてい真っ直ぐ家に帰る。
最上階の一番奥の部屋を借りている私は、いつもエレベーターに乗るたびに自然と鼓動が早くなるのを感じていた。
思えば、この部屋を借りたのがいけなかったのか?
それともこのマンションを選んだのがいけなかったのか?
考えればきりがないが、せっかくだ。
この逸る気持ちを少しでも落ち着かせるために、今までのことを振り返ってみよう。
最初は偶然だった。
元々狭い土地に無理矢理建てたマンションだったせいで、隣のマンションの角部屋との間が1メートルあるかないかというほどの狭い幅。
その為室内を見られたくない私は、常に向かいのマンションに面した窓にはカーテンを閉めいた。
しかしその日はたまたま何かのきっかけで普段閉め切ったままの状態のカーテンを開けていたのだ。
そして偶然にも向かいのマンションに住む住人もおそらくカーテンを開けたところだったのだろう。
驚きの表情でこちらを見た顔は、今でもはっきりと思い出すことが出来る。
『彼女』は、私とほとんど年の変わらなそうな若い女性だった。
もしもこれが男性だったなら、私は二度とカーテンを開けることはなかっただろう。
だが、自分とほとんど年がかわらない同性と会って、私は驚きつつも会釈で挨拶をした。
彼女も同じように会釈をし返してきて、そしてその日はそれ以上のことは起きなかった。
ああ、私は餓えている・・・。
その日以降、向かいのマンションに住んでいる相手が分かったので私は時折カーテンを開けるようになっていた。
とはいってもレースのカーテンはさすがに閉めたままではあったが、部屋がほんの少し明るくなり、気分的にも少し違った感じがして良い雰囲気になっていた。
向かいに住む女性とはたまに視線を合わすことは会っても、会釈をするぐらいの関係でそれ以上親密になることもなかった。
そうして数日が過ぎたころ、私たちの関係を変える二つ目のきっかけが起こった。
その日はたまたま大学の講義が延びて帰りが遅くなっていた。
いつもならとっくにかえっている時間を過ぎて帰宅した私が部屋に入ると、向かいの部屋の明かりが室内に入り込んでいた。
そういえばカーテンを開けたまま出たのを思い出しながら部屋の電気をつけようとした私の視界に、向かいの部屋で着替えている彼女が入ってきた。
彼女は下着しか身に着けていない格好で姿見の前で自分の体をチェックしているようだったが、
私にはそんなことはどうでも良かった。
私はただ彼女の巨乳や張り出たお尻に釘付けになっていたのだった。
内心自分のスタイルにそれなりの自信を持っていた私が、一瞬でも負けたと思ってしまうような見事なスタイルだった。
張りのある大きなお尻に食い込むショーツ、見事に実った柔らかそうな巨乳を包み込むブラが、
彼女の体を淫靡なほど際立たせていた。
しばらく身動きが取れなかった私は、ジッと彼女の体を凝視していたが、
ふとこちらの視線に気づいたのか、彼女が振り返った。
彼女は暗闇の部屋の中から自分をジッと見てくる私に気づいて、驚きの表情を浮かべてとっさに両手で体を隠した。
しかし彼女は私の視線が両手で隠されたことで大きく歪んだ巨乳にむいていることを察すると、
おそるおそる両手を胸の下に持っていくと、その手で自分の巨乳を持ち上げてこっちに見せ付けてきた。
彼女の顔は自分の巨乳に絶対の自信があるかのように、堂々とした笑みを浮かべていた。
それを見て我にかえった私は、慌てて窓に駆け寄るとカーテンを閉めて彼女から見えないようにした。
そのときの私の胸の中では、激しい屈辱感が湧き上がっていたのだった。
ああ、私は餓えている・・・。
それから2,3日経ったが、私はあの日からカーテンを開けていない。
あの時感じた屈辱は日に日に増してきて、昨夜は夢にまで見たほどだった。
どうにかして彼女を見返したかった私は、人生で初めて大人の下着をネットで買ってしまったのだ。
そして今日届いたのその下着が入った箱を前に、私は気持ちを固めていた。
おそらくこれを着たらもう後には引けない。
引き返すなら今のうちしかない。
だが、私はこの屈辱を晴らすために引くつもりは毛頭なかった。
服を脱いで下着姿になった私は、目の前にある箱を開けて購入した下着を取り出す。
今までは地味な下着しか買っていなかった私にとってこの下着はかなりアダルトだったが、
意を決してそれを身に着けていった。
思いのほか胸やお尻にしっかりとフィットして、全身を締め付けられながらも気が引き締まるような思いだった。
私は下着姿のままで久しぶりに向かいの部屋側のカーテンを開けた。
どうやらまだ彼女は帰宅してないようで部屋の電気はついていなかったが、
何より気になったのがカーテンが閉められていないことだった。
その事実が私をより一層苛立たせた。
私はその苛立ちを抑えるために一旦彼女の部屋から意識を外し、姿見の前で自分の下着姿を確認した。
密かに自慢に思っている巨乳がこれでもかと強調されており、お尻の割れ目に食い込み気味のショーツがヒップラインを盛り上げている。
まさに女を感じさせる姿に、私は自分自身の体にかかわらず少なからず興奮していた。
そのまま姿見の前でいろいろとポーズをとって自分の体を確認していると、ふと誰かの視線を感じた。
私がそれに向かって振り返ると、暗いままの向かいの部屋から彼女が私を凝視していた。
まさに数日前とは正反対の状態だ。
だが、それこそ私が待っていた状況だ。
私の顔には意識するまもなく、自然に笑みが浮かんでいた。
彼女に見せ付けるため、私は下着のみを身に纏った自分の体をくねらせて胸やお尻を強調するポーズをとった。
彼女の視線が私の体を這って嘗め回すように視癇しいるのが分かる。
たまらなく自分の飢えが満たされていくのが心地よかった。
私が彼女の顔に視線を送れば、屈辱に歪みながらも興奮してたまらないと
いう視線を送り返していた。
そうだ。やはりそうだ。
私は自分の考えが間違っていないことを確信した。
ならば、次にとるべき行動は決まっている。
私は彼女に見せ付けるように胸を覆っていたブラを脱ぎ捨てた。
『!!』
彼女が驚いて目をむいている。
その顔を見るだけで、私の内側が満たされていくのを感じる。
だけど、まだまだ足りない。
私は胸の下で腕を組み、自分の腕で胸を持ち上げて彼女に見せ付けた。
彼女の視線が私の胸に釘付けになり、その整った顔が歪んでいくのが見えた。
こんな挑発をされた彼女の気持ちを考えるだけで、私は今にも達してしまいそうなほど感じていた。
もっと、もっと感じたい・・・、そう思ってさらに行動を起こそうとする直前、彼女は窓に駆け寄るとカーテンを閉めてしまった。
・・・・・・残念。
でも、私は『次の』機会があることを確信していた。
なぜなら、カーテンを閉める前に見えた彼女の顔には・・・・・・歪な笑みが浮かんでいたのだから。
ああ、私は餓えている・・・。
それからまた2,3日が経った。
あの日以降向かいのマンションの窓のカーテンは閉められたままだった。
しかし私は何も心配してはいなかった。
最後に見た彼女の歪な笑み・・・あの表情はここ最近鏡でよく見るものだ。
だから彼女の内心は私が一番よく理解いていると思う。
そんなことを考えながら部屋でくつろいでいると、自分の背後から強烈な視線を感じ取った。
ゆっくと振り返ってみれば、そこには案の定カーテンを全開にして部屋の真ん中で立っている彼女の姿があった。
彼女は今まで見たことがないほど鋭い視線で私を睨みつけてくる。
その視線を浴びているだけで、私の心臓はどうしようもないほど鼓動を速めていった。
私が沸き上がる期待と興奮を押さえつけることに苦心していることを知ってか知らずか、
彼女は私に見せつけながら着ていた衣服を一枚、一枚と脱ぎ始めていった。
私はただただ彼女のストリップショーに目が釘付けになっていた。
正直最初から下着姿で来ると予想していたため、焦らすようにして衣服を脱ぎ始めるのは意外だったが、
これはこれでかなりくるものがある。
瞬きする間も惜しいほど食い入るように見つめている私に、どうやら彼女はいたく満足感を感じているようで、
最初は固かった表情に嫌らしい笑みが浮かんでおり、動きもだんだんと扇情的になってきた。
そして遂に下着だけの姿になると、彼女はゆっくりとブラに手をかけてそれを脱いでいった。
ぷるんっ
そんな音が聞こえたような気がするくらい、彼女の胸は大きく跳ねた。
右手の指でつまむように持っていたブラを床にポトリと落とす姿がかすかに視界に写っているが、
私は彼女の胸を凝視することに夢中だった。
私と同じくらいの巨乳がきれいな形をしてそこにあった。
十分な張りをもち、それでいて少し触れれば指が沈んでしまいそうなほど柔らかさを感じさせる。
きれいな肌をしており、淡い桜色をした乳首がピンと立っている。
たならない・・・私の心の底からあの巨乳を・・・いや彼女をどうにかしてやりたいという欲求が際限なく湧いてくる。
しかしふと彼女の顔を見れば、彼女はトップレスの格好のまま腰に手を当ててこちらを眺めていた。
その視線は私に何かを求めているようで、そして私はすぐにそれを察した。
座っていたベッドから立ち上がり、私は彼女と正面から向かい合う。
互いに別々のマンションにいながら、ほんのわずかしかない間隔をあけて対面している。
窓は締め切っているためお互いの声は聞こえないが、声がなくても相手の目を見れば気持ちはおおよそ察せられる。
私は彼女が求めているように、そして自分も求めてやまないことを得るために、
ゆっくりと来ていた衣服を脱ぎ始めた。
彼女に見せつけ、彼女が欲情し、彼女が屈辱を感じるようにと願いながら一枚、一枚脱いでいく。
そして遂にブラを外して彼女と同じトップレス姿になると、彼女の視線が私の胸に釘付けになるのを感じた。
ああ、すごくいい・・・
彼女の視線を感じるだけで、私の飢えていた何かが満たされていく。
私はもっと満たされたいと思い、前回できなかったことをやり始めた。
『!!』
彼女の顔が驚きと興奮と屈辱に染まる。
私はその顔を見つめながら、自分の巨乳をこれ見よがしに揉んでいった。
これでも私は自分の胸にかなりの自信を持っている。
こうしてただ揉むだけでもかなり淫靡な光景が彼女の視界に写っているはずだ。
「!!!」
やっぱりそうだ。彼女ならきっとと思っていたが、やはりそうだった。
彼女は私が胸を揉んでいる姿を見ながら、自分の胸を揉んでいた。
それだけではなくとがった乳首も軽く指でつまみ、私に向かってとろけた表情を見せつけてきた。
そんなものを見せられたら、もう止まれない。
私は本気で自分の胸を揉み、乳首を刺激し始めた。
向かい合わせのマンションのそれぞれの部屋で、お互いに自分の胸を揉む姿を見せ合う私たち。
私の口からは普段オナニーをする時以上の卑猥な声が出ていた。
声は聞こえないが、彼女の様子を見るにあちらも相当乱れている様子だった。
彼女の股間を覆うショーツにはすでに色濃いシミが広がっており、かなり感じているみたいだ。
私も自分の股間が今までにないくらい濡れているのを感じていた。
すでに数回軽い絶頂を迎えていたが、それでもまだまだ物足りない。
もっと、もっと満たされたい私は、ついに胸を揉んでいた右手を下に持ってくると、ショーツの中に入れていった。
くちゅっ
その音を聞いた途端、私の口からは絶叫が迸っていた。
軽く割れ目をなぞっただけなのに、私は今まで感じたことがないほどの絶頂を迎えていた。
腰が勝手にがくがく動き、子宮から熱いしぶきがあふれ出てくるのがはっきり感じとれた。
右手がぐしょぐしょに濡れて、ショーツにシミが広がっていっているのがわかる。
さぞや淫靡な顔をしているのだろう、私の痴態を目の当たりにした彼女は自分の胸を揉む手を止めて私のことを食い入るようにして見ていた。
私が絶頂の余韻に浸りながら彼女に向かってほほ笑むと、彼女の喉がごくりと動くのがはっきり見とれた。
そして彼女はゆっくりと右手を下に持っていき・・・・・・
私はその痴態を、息をするのも忘れるぐらい見入っていった。
彼女の姿はまさについ先ほどの私の姿。
それは快楽に溺れる浅ましい雌でありながらも、私をひきつけてやまない淫靡な光景だった。
腰が震え、ショーツにシミが広がり、透明な液体が床に飛沫となって飛び散っている。
彼女は激しく喘ぎながらも決して膝をつくことなく私に痴態を見せ続けた。
やがて余韻が落ち着いてくると、彼女は私に向かって勝ち誇ったかのような笑みを向けてきた。
それを見て、私の心は燃え上がった。
望むところっ
私が再び胸を揉み、ショーツに入れた指を動かし始めれば、彼女も同じように自らの胸と股間にやった手を動かしていく。
私たちは何度もお互いに痴態を見せつけあいながら、気を失うまで自分の体を慰め続けていったのだった。
ああ、私は飢えている・・・。
チンッとエレベーターが最上階についた音で私は意識を取り戻した。
少し速足で自室に向かう私の頭の中は、これからやろうと思っていることでいっぱいだった。
部屋につくと玄関にしっかりカギをかけて明かりをつける。
彼女の部屋と向かい合わせになっている窓にはもはやカーテンはかかっておらず、お互いにはっきりと相手の部屋の中が見えるようになっているが、
彼女の部屋に明かりはついていないのでまだ帰ってきていないようだ。
そのことに少し、いやかなり残念に感じつつも、私は持っていたカバンをおいて部屋の片づけを始めた。
邪魔なものはしまい、簡易テーブルもたたんで部屋の中を広く使えるようにした。
そうして片づけが終わったとき、彼女の部屋に明かりがついた。
彼女はすぐに私に気が付くと、持っていたカバンを放り投げて私を鋭い視線で睨みつけてくる。
彼女の視線を感じるだけで心臓の鼓動が高まり、子宮がうずいて仕方がない。
その感触を楽しみながら、私も彼女を睨みつけ返す。
少しの間お互いに睨み合っていた私たちだが、私が自分の洋服に手をかけるのと同時に彼女も着ていた洋服に手をかけた。
私たちは見せつけ合いながら着ていた洋服を脱いでいった。
ブラとショーツだけ身にまとった姿になると、私はわざと自分の胸を持ち上げて強調してからゆっくりブラを脱いでいった。
その姿を彼女は食い入るように見つめており、はっと我に返ると悔しそうに表情を歪めた。
そんな彼女の顔を見るだけで、私の優越感は満たされてとてつもなく幸福感を感じる。
だがそんな幸福感はすぐに霧散した。
彼女堂々とブラを脱ぎ捨てると、露になった自分の胸を揉みながら下からゆっくり持ち上げて、
自分の乳首をだ液まみれの舌で嘗めまわしている。
私がその様子を瞬きを忘れるほど凝視していると、気をよくしたのか左手を股に持ってきて、
ショーツを横にずらして自らの割れ目を指で押し広げながら見せつけてきた。
彼女の股間はもうかなり濡れており、あふれ出た愛液が糸を引きながら床に落ちていった。
さらに彼女は全身をくねらせて私を挑発してくる。
その様子に喉を鳴らしながら見入ってしまった私は、はっと我に返るとあふれんばかりの屈辱感で眉間に皺が寄るのをはっきり感じ取った。
私の心の中は今や嫉妬や屈辱感でいっぱいになっている。
そんな気持ちは彼女には手に取るようにわかるようで、彼女は完全に私を見下した笑みを浮かべていた。
まだだ、まだ早い・・・
私が今日やろうとしていることを始めるには、今のままでは不十分だ。
彼女にも、もっと味合わせなければならない。
私は彼女に向けて挑発的な笑みを浮かべると、自分のショーツの前後を両手でしっかり掴んでから思いっきり上に持ち上げていった。
自分の股間とお尻にショーツが思いっきり食い込んできて、敏感な襞に擦れて感じてしまう。
彼女が食い入るように見つめてくるのを確認すると、私は表情を取り繕うことなく感じるがまま喘いでいった。
強弱をつけて自分の股間にショーツを食い込ませていき、彼女の視線が私の股間に突き刺さるのを感じ取ると思わず腰が蠢いてしまう。
彼女が私の股間を凝視しているだけで、どんどん体が疼き高ぶってくる。
私はその快感に抗うことなく、彼女に見られながら軽く絶頂した。
股間から少量の潮を噴き、ショーツにシミが広がっていくことを感じながら彼女を見れば、
彼女も自分の股間を指で弄び、私の痴態をオカズに軽い絶頂に達しているところだった。
微かに体を震わせながら自分の股を愛液で濡らす彼女の姿は、私の我慢を軽く凌駕するほどの淫靡さを醸し出していた。
ああ、私は飢えている・・・。
もはや我慢する必要はない。
機は熟した。
私はゆっくりと履いていたショーツを脱いでいく。
右手に自分の淫液が染み込んだショーツを持って彼女の前に生まれたままの姿を堂々と晒す。
彼女が私の体の隅々まで視線を這わせているのを感じ取りながら、私は右手に持っていたショーツを思いっきり窓ガラスに向けて投げつけた。
べちょっ
窓ガラスに一瞬だけ張り付いたショーツは、そのまま重力に従ってずるずると落ちていく。
染み込んだ淫液で濡れた後が、まるでナメクジが這った後のように窓ガラスに残り、
そしてその先には無表情の彼女が立っていた。
私は満面の笑みを浮かべながら窓ガラスに近づき、初めて彼女のマンションに面した窓を開けた。
全開にした窓をそのままにして、私は彼女に背を向けてもう一度部屋の真ん中に戻った。
そして改めて彼女に向き合うと、私はファイティングポーズをとって彼女を挑発した。
かかってきなさいよっ
彼女は私が言いたいことをはっきりと感じ取れたようだ。
私を険しい顔で睨みつけてくる彼女を、真っ向から睨み返す。
ショーツを脱いで荒々しく窓ガラスに投げつけた彼女は、その勢いのまま窓に駆け寄り開け放った。
彼女と私をずっと遮っていた障害物がすべて取り払われた瞬間だった。
気づけば彼女は私の部屋の中にいた。
律儀にも手を伸ばして自分が開け放った窓を閉め、そして私の部屋の窓も閉めて鍵までかける。
カーテンも閉め切って完全に外から見えなくすると、彼女はゆっくりと振り返った。
ようやくだ。ようやく待ちに待ったこの時がやってきた。
何度も夢に見た彼女の女体が、今こうして私の目の前に晒されている。
興奮で構えたままの体が震えてくる。
彼女が一歩一歩私に近づいてくるたびに、私の心は激しく掻き乱されていく。
彼女の足元には股間から淫液が垂れ落ちていることに気づき、私は興奮しているのが自分だけではないと知ってますますやる気になった。
そうして私を睨みつける彼女が目の前にやってくると、彼女は私と同じようにファイティングポーズをとった。
私たちは視線で火花を散らしながら睨み合う・・・が、もはや抑えなど効くはずもない。
彼女の興奮した甘い体臭が鼻についた瞬間、私の理性は塵となって消え去ったのだった。
その部屋の中はむせかえるような淫臭に満ちていた。
部屋の床のあちらこちらに白濁した淫液が飛び散り、互いの髪の毛が数本散乱していた。
そしてその上で互いに一体化するかと思うほど密着し合った雌が二匹、喰らいつき合ったまま動きを止めていた。
しかしそれは気を失っているとかではなく、あくまでも一時の小休憩。
再びきっかけがあればすぐに犯し合いを再開するだろう。
彼女たちの体はいたるところにあざやひっかき傷があり、それらは激しい犯し合いの様相を生々しく感じさせた。
顔面を押しつぶし合うようにしながら上の口同士は隙間なく重なり合い、中では唾液まみれの舌が蛇の交尾のように絡み合っている。
口で息ができない分鼻から激しい息をしている雌たちの呼吸音は、まさに獣の同士が威嚇し合っているかのようだった。
二人の自慢の巨乳には、赤々とした指が食い込んだ跡ができていた。
おそらく思いっきり握り潰し合ったのだろう。
そんな胸を今では直接胸同士で乳肉を歪ませながらどちらが相手を潰せるか、逃げ場のない女体と女体の中でせめぎ合わせていた。
さらに二匹の雌は互いの腰に足をまわして締め付けあい、だらだらと股間から白濁した淫液を垂れ流しながらお互いに吸い付きあっていた。
卑猥に蠢く襞と襞がしのぎを削りながら相手の淫液を啜り、自分の淫液を相手に擦り付けていく。
ごぽっと音を立てて片方の淫口から淫液の固まりが吐き出され、二人の下腹部の間にさらに何本かの粘り気をもった橋を架けた。
横向きで締め付け合っていた二匹の雌たちは、片方の雌が吐き出した淫液の卑猥な音に触発されたのか、再び激しい犯し合いを始めだした。
白濁とした濃い淫液の塊を自分の股間に吐きつけられた雌は、その淫液ごと相手の股間をつぶしてやるとばかりに腰を突き出して股間を押し付けると、
ごろんと自身の体を上にしてのしかかった。
しかし淫液を吐き出した雌も、そのまま黙って押さえつけられるわけがない。
つま先を立てて腰を思いっきり跳ね上げると、下から押し付けられた相手の股間を押し返し、
淫液が泡立つほどの勢いで互いの淫口が擦れ合った。
喰らい合う口の中では互いの咆哮が相手の喉奥に迸り、飲み込ませ合う。
相手の髪を引っ張る両手に力が入り、ぶちぶちと数本の髪の毛が抜ける音がした。
その痛みでますます相手へのいらだちが募り、全身に力を籠められる。
眉間に皺を寄せて力んだ結果、お互いの淫口からは少量の潮が噴きだして床に飛び散っていく。
下になっていた雌が大きく体を揺すると、右に大きく傾いてそのまま横倒しの形で倒れこんだ。
至近距離にある相手の涙目を睨みつけあいながら、自分上になろうともがく雌たち。
しかしどちらも譲らず、拮抗した状態が続いた。
苛立ちが募ったのか、片方の雌が相手の髪を引っ張っていた手を片方離すと、
その手で握り拳を作って相手の脇腹に叩きつけた。
やられた雌の口から空気が漏れて、やった雌の口の中に吐き出される。
やった雌は嬉しそうな顔をするが、それはすぐに苦悶に歪むことになった。
当然やられた雌がやり返したからだ。
隙間なく重なり合っている口の中に今度は反対側から空気が漏れて吐き返された。
そして歪んだ顔を突き合せた二匹の雌は、握りしめた拳をがむしゃらに相手の脇腹に叩きつけていく。
すでにあざになっているところもある肌がさらに赤くなり、新しいあざが増えていく。
どちらも一歩も引かない殴り合いを続けていたが、さすがに厳しくなったのか片方の雌が殴っていた手で相手の手をつかんで止めた。
振り払おうとするが、させないとしっかり握りしめて離さない。
しばらくもみ合っていた雌たちは、苛立ちが募っていったのか相手の腰に回していた足を外して相手の腹や足をけり合っていったん離れることになった。
殴られた脇腹を抑えながらうずくまる雌たちだったが、ゆっくりと起き上がる。
涙目で目の前の獲物を睨みつけたかと思えば、ぐっと前傾姿勢になって一気に相手にぶつかっていった。
パァンッ!!!と乾いた音とともに何度目かの激突をする。
互いの背に腕を回し、自分の体で相手の体を犯してやると押し込見合う。
胸と胸を真正面からつぶし、濡れた股間同士が互いに食らいつき、勃起した乳首とクリトリスがどちらが固いかを比べるために鎬を削る。
相手の顎に顎を載せて口からは獣のような嬌声を迸らせながら激しく女体と女体をぶつけていく。
あっという間に快感を高めた二人は全身を震わせて絶頂を迎える。
股間から思いっきり潮を吹いた雌二匹。
新しい淫液の水たまりを床に生み出しながら、相手を押し倒そうと激しくもみ合う。
もつれ合って床に倒れた雌たちは、雄たけびを上げながら喰らい合いを続けた。
いまだ満たされない欲求に身を焦がせながら、何度も何度も絶頂しても互いに食らい合うことをやめない二匹の雌。
それは体力を使い切り強制的に意識を失うまで続けられていったのだった。
翌朝、朝日が上るころに二匹の雌の喰らい合いは一旦の終わりを迎えた。
部屋中に淫臭が漂い、床にはいたるところに互いの淫液が飛び散ったり抜け落ちた髪の毛が散乱しているなど見るも無残な状況だった。
熾烈な喰らい合いを演じた二匹の雌はどちらも少し離れたところでうつぶせになって気を失っていた。
全身あざとひっかき傷とどちらのとも言えない淫液まみれでどうしようもないほどの無残な格好を晒していた。
ピクリとも動かない様子はまさに精も根も使い果たしたことを如実に表していた。
それから数時間、太陽がちょうど南中するころに片方の雌の手がピクリと動いた。
ゆっくりと起き上がった雌は、のっそりと動いてベッドに腰かけると未だ倒れこんだままのもう一匹の雌に視線を向ける。
しばらくの間じっと見つめていたが、やがて興味をなくしたように視線を反らすと、窓に近づきカーテンを開けようと手を伸ばした。
しかし、その手は後ろから延ばされた別の手に掴まれた。
ゆっくり振り返ると、案の定先ほどまで倒れこんでいた雌が起き上がり手を掴んでいる。
その眼はいまだギラついており、あふれんばかりの情欲をたぎらせていた。
そんな眼で見られて、平気なわけがなかった。
手を掴まれていた雌は相手の雌の手を振り払うと、真正面にいる雌の体に抱き着いた。
抱き着かれた雌も抱きしめ返し、お互いに相手の尻肉を鷲掴むと同時に腰を突き出して股間同士をぶつけ合わせ始めた。
愉悦の混じった嬌声を上げながら、もっと相手と喰らい合いたいときしむ体を無理矢理動かして犯し合う二匹の雌の饗宴はまだ終わりそうもなかった。