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#32  ズズンと地鳴りのような爆発音が映画完全体に鳴り響いた。  あなたはその音が鳴ると同時に口から舌を出し、押し付けられた七穂のワキをペロリと一舐してしまった。 「ッっひっっっ!!? ンヒィィィィっっ!!?」  舐めた瞬間七穂の身体はビクンと大きく震えその様な悲鳴をあなたの耳元で上げるが……爆発の轟音鳴り響く映画館の中では、その金切り声も他のお客さん達には届かない。  舌の先には七穂のワキの生暖かい体温と柔らかくて張りのある肌感が尾を引くように残り続け、その感触はあなたに確かに七穂のワキを舐めたのだという実感を与え続ける。  柑橘系の甘い香りと彼女が掻いたであろう汗の塩気が鼻にも舌にも味を残し、あなたの舐めたという実感に更なる現実感を植え付けていく。  あなたは……舐めたのだ。夢にまで見た彼女のワキを……触るだけでなく舌で確かに味わったのだ。  その事実はあなたの理性を脳内から吹き飛ばす勢いで放り出してしまい、もはや冷静な判断など自分の力では行えないほどに行動が暴走を始める。  舐めてしまったのだからもう後に引く事は出来なくなった……  と、言わんばかりにあなたは再び七穂のワキを味わうべく二度三度と顔を自ら腋に密着させ、舌を出しペロリペロリと舐め始める。  その様子はまるで渇きに飢えた子犬がミルクを与えられたかのように必死で……傍から見れば一心不乱にワキを舐めている様に見えるであろう行いをし続けている。  七穂はそんな腋舐めに執着するあなたから逃げるため腕を戻そうと試みるが、それを察したあなたはすぐさま自分の肩を押し付け、椅子のクッションに挟む形で逃げられないようホールドした。  腕を椅子とあなたの肩に挟まれ身動きが取れなくなってしまった七穂は、だったらっと言わんばかりに片胡坐をかいていた足を戻して、両足で地面を踏みしめ力を込めて腕を引き抜こうと考えるがあなたはそうしようとしているのを本能で察したのか、彼女が逃がそうとした足を手でがっしりと掴んでその場から逃がさないよう食い止めた。  手も足もあなたの行動によって動きを封じられた七穂は、映画の爆音に負けじと何かを訴えかけているがその声は周りのお客さん達には聞こえていない。辛うじて口元に頭頂部か運ばれている格好となっているあなたにだけ彼女の悲鳴や罵倒の声は聞こえている…… 「先輩っ!! 気色悪いですったらっ!! やめて下さいっっ!! ムひゃッ! ちょっ、先輩ィぃひっ!!!」  余程ワキを舐められるのが効いているのか……七穂の身体はあなたの舌が肌に触れる度にビクリビクリと激しい震えを起こし続けている。  あなたは頬を熱く火照らせその震えを舌先で感じつつ彼女の制止も聞かずに何度も何度も舌を這わせてワキの肌を味わった。 「ゆ、ユ、ゆ、許しませんよっほぉっ!! こんな事して……絶対にぃぃひっ!? 絶対に許さないんだからぁぁぁっはっン♥」  七穂の左手は、逃げ出せなくなった代わりにあなたの肩をバシバシと力強く叩いてあなたに止めるよう訴えかけて来る。しかしあなたはそんな叩きになど屈する素振りも見せず、新たな欲を解放すべくフリーになっていた左手を右手の方に合流させるべく移動させていった。 「ちょっっ! う、嘘でしょ!? 先輩ッっ!!」  足を逃がさないようにと足首を掴んで七穂の左足を胡坐の姿勢のまま維持させていたあなたの右手に、援軍である左手が合流した。その合流した左手は何も迷うことなく七穂の無防備になっている足の裏へと吸い付くように移動を完了させ、これまた何の迷いもなく彼女の足裏に指を突き立ててモショモショと指先を蠢かせくすぐりを開始した。 「ピッひゃ!? ぃひゃ~~~~っははははははははははは!! しぇんぱいぃぃぃひひひひひひひひひひひひ!! あ、あ、あじの裏ぁぁぁはははははははははははは!! コチョコチョしちゃ駄目って言ったのにぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! ィひゃ~っはははははははははははははははははははははははは!!」  足裏にあなたの指先が踊り始めると、七穂は後頭部を座席のヘッド部分にぶつける程仰け反って大笑いを吐き出し始めた。 「ギャ~~~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、こしょばいっ! あじ、こしょばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、ひぃひぃ!!」  その笑い方たるや公共の場に居る事を忘れているかのように激しく、映画がクライマックスシーンでなければ確実に他のお客さん達に気付かれていた所だろう。しかし、今はそのクライマックスシーンの真っ最中であり、映像は爆発やら銃撃やらの閃光と爆音でお祭り騒ぎとなっていた。それに加えてお客さんは最後列のカップルシートからだいぶ離れた前列の方に数名居ただけであった為、七穂がいくら叫んでもその声は届いたりはしない。それよりも主人公のアクションシーンに釘付けになっている為後ろでこのような騒ぎを起こしていても気付かれないのだ……  そういう状況である事をイイことにあなたの行動は増々エスカレートしていく事となる。  ワキを舐めていた口は時折歯を立てる様な仕草を見せ、七穂のワキの歯形が薄っすら残るくらいの甘噛みをし出したり……  足裏をくすぐる指も爪を立て、彼女の足裏に跡を残そうとするかのようにガリガリと強く引っ掻くくすぐりを入れてみたり……  足の裏をくすぐる事に飽きたら、左手を少し上に運んで七穂の脇腹を揉み解すようなくすぐりを加えてみたり、ワキを舐めながらもそのすぐ下の脇の下も手でくすぐって耐え難い笑いを彼女に送り込んであげてみたり……  頭に浮かんだ「ココをこうしてみたい!」という欲を即座に手や舌に実行させそれを七穂に味わせていく。そうして彼女が笑い悶え苦しむ様子を間近で見て聞いて感じて、今まで我慢し続けたせいで欲求不満になっていた欲をこれでもかと解放していく。  映画のBGMや爆音などのSEが重なって七穂の声だけを聞き取る事は困難だが、それ以上に彼女のリアクションや反応を直に感じられ興奮は天井知らずに高まっていった。  くすぐったさから逃げようと抵抗する足……  舐められる事に気色悪さを感じているであろう身体のビクつき……  笑うたびに上がったり下がったりを繰り返す胸……  笑いが激しくなるたびに力がこもる肩……  そして唯一抵抗の意思を示している彼女の左手……その手での殴打の強さ……  それら全てのリアクションや反応が、あなた興奮に直結してる。  彼女が藻掻こうそとすればする程……暴れ方が激しくなればなる程……あなたのくすぐり熱は滾る一方で収まりがつかなくなる。  このままずっと笑わせていたい……  このまま七穂を自分のくすぐりで笑わせ続けていたい……  そのような願望に脳が支配されその事しか頭に浮かばなくなってしまう。  もっとくすぐりたい! もっと笑わせたい! もっと七穂の可愛い笑い顔を見たい! 笑い声を聞いていたい!!  その願望は指や舌が動くたびに膨んでいく一方だ。  鼻息は勝手に荒くなっていく……  ワキに密着している顔が火照り過ぎて汗をかき始めている……  身体全身の血が下腹部に集まってグチュグチュと煮えるかのように滾ってきている。  もっとくすぐりたい! もっと笑わせたい!!  あなたはそこが映画館の中である事も忘れ、七穂のワキと足の裏だけを視界に入れ手と舌を動かし続ける。  コチョコチョ……ペロペロ……コチョコチョ……ペロペロ……  もはや映画の音声も七穂の笑い声すら聞こえない……  自分のくすぐっている音と舐めている音しか脳内に反響していない。  コチョコチョ……ペロペロ……コチョコチョ……ペロペロ……コチョコチョ……コチョコチョ…… 「はひゃ~~~っはははははははははは、えはははははははははははは!! 先輩ィッヒッひっひっひっひッヒッひっひっひっひ、もうやめでぇへへへへへへへへ!! もう無理ぃっひっひっひっひっひっひっひ、うぇへへへへへへへへへへへへへへへへ♥」  七穂は「イヤダイヤダ」と喚きながらも空いている筈の右手であなたの腋舐めを妨害するような事をしてこない。それどころか、挟まれている左手での抵抗もしなくなり身をゆだね始めている。  「ダメだ無理だ」と言いながらも足裏を自分から反らす様な動きも見せ、あなたのくすぐりを受けやすく自ら弱点を晒そうとしている。あなたは七穂のそういう動きも興奮に取り込んでくすぐりの手を激しくさせ続ける。 「えっひっひっひっひっひっひっひっひっひ♥ ぅはぁ~~ははははははは!! なんか変になってきたぁぁははははははははは、くしゅぐられてるだけなのにぃひひひひひひひひ、なんか変な気分にぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひ♥」  笑いながらも七穂は艶のある声を上げるようになってきた。  薄暗くてはっきりとは見えないが、笑っている彼女の顔も頬を紅潮させ興奮しているようにも見えて来る。  もしかしたら……こういうシチュエーションでくすぐられる事に興奮しているのでは? もしくはワキを舐められて性的な興奮を覚えているのでは?  と、勝手な妄想と勝手な「こうであって欲しい」と希望する思いを浮かべ、一層舌遣いと指遣いに力を入れようとするあなただったが……  時間というものは残酷なほど無慈悲に過ぎ去っていくもので、お客さんの耳から七穂の声を掻き消してくれていた爆音は徐々に落ち着きを取り戻し始め映画はクライマックスへと向かう比較的大人しいシーンへと切り替わっていった。  主人公に助けられたヒロインとそれを助けた主人公……彼らが抱き合ってエンディングという場面に差し掛かり、映像に合わせて音楽も柔らかく広がりのある静かな曲へと差し代わってしまった。  物語の内容を一ミリも見ていなかったあなたは、映画がそのような場面に刺し代わっていた事にも気付かず相も変わらず七穂のワキと足裏に執着するようなくすぐりを続けていた。  そのくすぐりに笑わされる形となっていた七穂だがその笑いは主人公たちのロマンスシーンに被る事となり、とうとう前列のお客さん達に聞かれる運びとなってしまった。  その場にそぐわない笑い声を背後に聞いたお客さん達は次々にあなたと七穂の方を振り返って何事かと目を丸くさせて見て来る……  そこに映った二人の姿は、映像の中の二人とは違い、ロマンティックなイチャつきとは思えない欲にまみれた絡み合いに見えた事だろう。  映画は、キスし合う主人公とヒロインの映像が写されスタッフロールが流れている……一方のあなたは、ヒロインである七穂のワキに口をつけ舌を伸ばし舐め続け、足の裏に手を置いてくすぐっているという奇妙なロマンスを見せつけている。  映画のクライマックスが終わったのをそのお客さんの視線で気付かされたあなたは、慌てて顔をワキから離し足裏からも手を離し……抑えつけていた腕を解放し、握っていた足首も解放して気まずそうに顔を下に向けて見ているお客さんに平謝りを繰り返した。  くすぐりに笑わされ疲労感と脱力感に襲われている七穂は、恥ずかしがる暇もなく椅子にももたれかかって顔を天井に向けながらハァハァと荒い息を零していった。  あなたはそんな満身創痍になってしまっている彼女を労うように背中へ手を回して介抱する仕草をしてみせた。  やがてお客さん達は映画の終わりと共に席を立ち、まばらに部屋から退出していくが……退出する直前には改めてあなたと七穂の姿を視界の隅に入れコソコソと何やら話しながら出ていく姿が見られた。  七穂は落ち着きを取り戻すと「はぁ……」と深い溜息を一つ吐き、無言で椅子から立ち上がる。  あなたはそれにつられて慌てて席を立ち、一人で出て行こうとする七穂に追いつきながら手を繋ごうと手を伸ばす。  もし七穂が怒っていたら手を繋いでくれないかもしれない……と、あなたは思ったが、意外な事に七穂は差し出された手を恋人繋ぎで受け取ってくれて無事手を繋ぐことに同意してくれた。  しかし、その手の握り方は見た目こそ恋人同士の手の繋ぎ方に見えるが、こもっている力はあなたの何倍も強く、痛みを覚えるほどだった。  この力の強さが七穂の恨みである事は説明されなくても分かってしまうのだが……あなたはその抓るように握ってきている力強い手の握りに嫌な予感を覚えつつもそのまま映画館を後にした。  映画館を出ると七穂はいつもの笑顔をあなたに向けるようになり、あなたは一瞬「怒りが収まったのか?」と勘違いさせられるが、繋いでいる手は未だに強い意志を感じる力強さがあり……向けられている笑顔すら不気味に思えるほどの不安を彼女から与えられる。 「いやぁ~~~面白かったですね♪ 映画ぁ……」  あなたの手を強く握ったまま七穂がその様に促してくる。  あなたが「そ、そうだね……」と合わせるような言葉を返すと、七穂の笑顔がすぐに影を帯び始め…… 「あれぇ? 先輩ってば見てたんですねぇ? 私に……あ~んな事してたのにぃ……?」  と、あなたに黒い笑顔を浮かべたまま下から覗き込んできて言葉で責め始めた。  私は見ていたけどお前は見ていないだろ? と言いたげな悪い笑みを浮かべている七穂……  あなたはその笑みに顔を引き攣らせながら仕方なく首を縦に一つ振って応えた。 「へぇ~見てたんだぁ? じゃあ内容とか覚えてますよねぇ? どんな映画だったか……」  手は恋人繋ぎをしているがあなたの手のひらを指で強く抓って「そうだよね?」と訴えかける彼女……あなたはその誘導に渋々頭を縦に振るしかなく、映画など見てもいないが内容を知っている風を装う事となった。 「そっかぁ~♥ だったら後で、答え合わせ……じゃなかった、映画の感想を言い合う会を開きましょう♪ そこで本当に見ていたか判断してあげます♥」  その様に言葉を返すと、七穂は上映前に売店にて購入した映画のパンフレットをあなたに見せつける様に掲げた。そのパンフレットは勿論……今二人で見た映画のパンフレットだった。 「まさか……映画の内容を忘れたとか言いませんよねぇ? あんなに面白可笑しい映画だったんですからぁ♥」  爪を食い込ませるほどあなたの手のひらを抓って「そうだよね?」と訴えかける七穂……あなたはその抓りの痛みに負け首を何度も縦に振って肯定の意を見せてしまう。 「ですよねぇ~? だったら楽しみだなぁ~~~♥ 先輩との映画の感想会~~♪」  この時七穂が浮かべた笑みであなたは全てを察する事となってしまう。  彼女は……これからあなたへの罰を執行すると共に、映画を見ていないという事実も責めの口実にしてやろうと企んでいるのだ……  きっと……見ていないという事がバレれば酷い仕打ちを受けるに違いない。  そして、その仕打ちは……七穂を映画館の中で辱めてしまった罰も含まれるため、更なる酷さを増すに違いない。  あなたは七穂に導かれるままに日の暮れ出したホテル街へと足を踏み入れたいった。  ピンクや紫色を主色としたネオンが路地の至る所でクリスマスのイルミネーションの如く煌めいてあなたと七穂を誘っている。  七穂はそんな乱立するホテルの中から、一際怪しげなダークカラーのネオンライトが点滅するホテルの入口へとあなたの手を引いて入っていく。  無人の受付へと歩を進めると、人が居ない代わりにタブレット端末がカウンターに備え付けられているのが見え、七穂はその端末に向かって自分が予約した番号を入力して自動でロッカーから出てきた鍵を受け取った。  その鍵のタグには709という部屋番号が書かれており、案内板の部屋割りを見るとその鍵はホテルの最上階の一番奥の部屋の鍵である事が見て理解する事が出来た。  最上階のフロアはSMプレイ専用のフロアとなっており、部屋ごとに趣の違う拘束具やSMグッズが用意されているらしいことが部屋の写真を見て分かった。  その中でも709という部屋は更に特殊な部屋になっているらしく……  部屋に付けられたルーム名を見ると、その部屋があなたの為に用意されたのではないかと思える程性癖をピンポイントで貫く様な名前である事に気付かされた。 【くすぐり仕置き専用部屋】  部屋の名前はその様に書かれていた。  まさかホテルの部屋に“くすぐりプレイ”専用の部屋が用意されている等思いもよらなかったなたは、不覚にもその“くすぐり”という文字を見ただけで下半身に熱いモノが滾ってしまうのを感じてしまった。  くすぐり仕置き専用の部屋とは……一体どんな部屋なのか?  想像は全くできていないが、不安よりも好奇心の方があなたの胸を高鳴らせ息を荒くさせていく。  あなたの興奮を見て感じ取った七穂は「フフフ……」と不敵な笑みを口から零し、鍵とは別に衣装のような物を受け取って、反対の手であなたの手を引きながら7階へと上がるエレベータの前へと歩を進めた。  そして、ぼんやりとエレベーターの階数を眺めているあなたに気付かれないよう再び不敵な笑みを浮かべた七穂は、あなたの手をギュッと強く握りしめると同時に小声でこの様に呟くのだった。 『たっぷりお仕置きしてあげますから……覚悟してくださいね? せ~んぱい♥』っと……。 →#33へ

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