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 2ヶ月前に投稿した第2話の続きです。

大変長らくお待たせいたしました。


文中の「◆」はページ更新を意味しています。

~以下本編~

「あ、あのぉ……どこへ向かっているんですか?」



「ん~~?ヒミツ~♪」



 親が子供を無理やり連れ帰るみたいに僕を何処かへと連行していくチアリーダー服の女生徒。



「ま、黙ってあーしについてきなって~~♪」



 さっき一瞬見せた僕を怪しむような表情はもうどこにもない。まるでブランドショップに買い物へ行くみたいに、陽気なテンションで廊下を歩き何処かへと降りていく名前も知らない彼女。



 そんな彼女の後ろ。五メートルも離れていない僕の視界に一番強く焼きついてくるのは――――



むちっ♥ ぶるんっ♥ むちちっっ♥♥ ぶりゅん♥ ぶりぃん♥♥



 アメスク状に改造された制服と同様に、改造され股下ニ~三センチくらいしかなくなっている超マイクロミニスカート。



 そこからほぼ丸出しになっている大きなお尻。



 彼女が歩く度に肩よりも大きく、激しく揺れるお尻。煮玉子みたいに黒くプルッとしたそれは、彼女が歩く度に両肩よりも大きく、激しく揺れ動いている。



(お尻……大きいなぁ。――触ったら、すごく……気持ちよさそうだ)



 ほんの数十分前まで鈴香さんに散々搾られ、ろくに立つことすら出来なかったはずなのに……。ほぼ丸出しのまま激しく揺れ動く尻肉に、早くも劣情を抱きはじめていた。



 ――僕の身体は学習するということを知らないのだろうか……。



~ ~ ~ ~



「よぉ~し、着いたぁ~~!」



 拉致同然に連れて行かれること数分。



 床も壁も灰色一色に染められた無機質な地下――そこに並ぶ一つの扉の前で彼女は立ち止まった。……どうやら目的地に着いたらしい。



「あの、すいません……ここって――」



「ほ~らぁ、はいった入った!早くしないとバレるっしょ!」



 僕の言葉を無理やり打ち消すように、褐色の彼女は僕の背中を叩いて強制的に室内へと入れた。



「っつぅ……!って、ここは――」



 無理やり押し込まれたその部屋は白色の細長いロッカーがいくつも並んでいた。



 まるで軍隊の整列のように、寸分の狂いもなくズラリと並ぶ縦長のロッカー。部屋の中央には背もたれのないロングチェアがぽつんと置かれている。



 みた限り無人なのに室内には汗臭さの他に、ボディスプレーや香水、制汗剤の匂いなんかがとても色濃く充満していた。

今の僕も“激しい運動”を終えた後だから汗をかいている。でも部屋に満ちている臭いの方が明らかに強かった。



「――更衣室?なんで、こんなところに……」



「言ったっしょ?『あーしに付き合え』って。つーかホラ、ボサッとしてないで、お前も早く準備しろ!」



「準備って……。何を準備するんで――――ハアァ!!?」



 ガチャン!という鍵が閉まる音と同時に、僕をこの場所へと連れてきた褐色女子生徒の声がした。



 振り向いた僕の目に映ったのは、ある意味当たり前だけど、同時に目を疑う光景だった。



「んしょ、っとぉ……。さーすがに、うえは脱いどかねぇと、後がメンドだしな」


 

 彼女は僕の目の前で服を……チアリーダーの服を覆っていたアメスク状に改造してある制服の結び目を解こうとしていた。



「な、何してるんですか!?」



「ちょっ!?邪魔すんなっての!佐久高(ウチ)を狙ったってことは、どうせこういう事が目的なんだろーがっ!!」



 僕は慌てて彼女の動きを止めようと、少し乱暴だけど手首を掴んだ。だけど、彼女はまだ僕を変質者だと思っているらしく、無理やり振りほどこうと抵抗した。



 結果、僕と彼女はその場で取っ組み合いをする羽目になってしまった。……それにしても



――ググッ!グググーーーッッ!!



 彼女の腕を抑えている僕の手から、握りこぶしを作る時みたいな音がなる。――音の原因はわかりきっている。込められているお互いの力が拮抗しているからだ。



(ち、力強っ!――そういえば、ここに来るまででも腕を振りほどけなかったし……)



 目の前の彼女は暴力的な迫力の見た目をしているけれど、男の僕に対抗できるほど力強くは見えない。だのに、僕がそれなりに大きな力を込めても、彼女はそれに対抗できるくらいの力を込めて拘束から逃れようとする。



 鈴香さんもそうだったけれど、ここの女子生徒は明らかに同年代の同性よりも力があるのはなんでだろう……。



「あぁ、もう!ここまできて無駄な抵抗すんなし!!」



ドンッ!



「あっ――」



 彼女にかけていた力が受け流されたのか……。



 前方へと重心が傾いていた僕の身体が、一瞬彼女の方へと引き込まれすぐに跳ね返った。その跳ね返りの力は凄まじく、未だ万全には回復していない俺は、そのままバランスを崩し仰向けに倒れ込んでしまった。



「――あっ。ヤバッ」



 床に頭をうち、意識を失うまでの僅かな時間。僕の目に映ったのは、少しばかりひいた目をした褐色チアガールの彼女の顔だった。



「ん~~?ヒミツ~♪」



 親が子供を無理やり連れ帰るみたいに僕を何処かへと連行していくチアリーダー服の女生徒。



「ま、黙ってあーしについてきなって~~♪」



 さっき一瞬見せた僕を怪しむような表情はもうどこにもない。まるでブランドショップに買い物へ行くみたいに、陽気なテンションで廊下を歩き何処かへと降りていく名前も知らない彼女。



 そんな彼女の後ろ。五メートルも離れていない僕の視界に一番強く焼きついてくるのは――――



むちっ♥ぶるんっ♥むちちっっ♥♥ぶりゅん♥ぶりぃん♥♥



 アメスク状に改造された制服と同様に、改造され股下ニ~三センチくらいしかなくなっている超マイクロミニスカート。



 そこからほぼ丸出しになっている大きなお尻。



 彼女が歩く度に肩よりも大きく、激しく揺れるお尻。煮玉子みたいに黒くプルッとしたそれは、彼女が歩く度に両肩よりも大きく、激しく揺れ動いている。



(お尻……大きいなぁ。――触ったら、すごく……気持ちよさそうだ)



 ほんの数十分前まで鈴香さんに散々搾られ、ろくに立つことすら出来なかったはずなのに……。ほぼ丸出しのまま激しく揺れ動く尻肉に、早くも劣情を抱きはじめていた。



 ――僕の身体は学習するということを知らないのだろうか……。



~ ~ ~ ~



「よぉ~し、着いたぁ~~!」



 拉致同然に連れて行かれること数分。



 床も壁も灰色一色に染められた無機質な地下――そこに並ぶ一つの扉の前で彼女は立ち止まった。……どうやら目的地に着いたらしい。



「あの、すいません……ここって――」



「ほ~らぁ、はいった入った!早くしないとバレるっしょ!」



 僕の言葉を無理やり打ち消すように、褐色の彼女は僕の背中を叩いて強制的に室内へと入れた。



「っつぅ……!って、ここは――」



 無理やり押し込まれたその部屋は白色の細長いロッカーがいくつも並んでいた。



 まるで軍隊の整列のように、寸分の狂いもなくズラリと並ぶ縦長のロッカー。部屋の中央には背もたれのないロングチェアがぽつんと置かれている。



 みた限り無人なのに室内には汗臭さの他に、ボディスプレーや香水、制汗剤の匂いなんかがとても色濃く充満していた。

今の僕も“激しい運動”を終えた後だから汗をかいている。でも部屋に満ちている臭いの方が明らかに強かった。



「――更衣室?なんで、こんなところに……」



「言ったっしょ?『あーしに付き合え』って。つーかホラ、ボサッとしてないで、お前も早く準備しろ!」



「準備って……。何を準備するんで――――ハアァ!!?」



 ガチャン!という鍵が閉まる音と同時に、僕をこの場所へと連れてきた褐色女子生徒の声がした。



 振り向いた僕の目に映ったのは、ある意味当たり前だけど、同時に目を疑う光景だった。



「んしょ、っとぉ……。さーすがに、うえは脱いどかねぇと、後がメンドだしな」


 

 彼女は僕の目の前で服を……チアリーダーの服を覆っていたアメスク状に改造してある制服の結び目を解こうとしていた。



「な、何してるんですか!?」



「ちょっ!?邪魔すんなっての!佐久高(ウチ)を狙ったってことは、どうせこういう事が目的なんだろーがっ!!」



 僕は慌てて彼女の動きを止めようと、少し乱暴だけど手首を掴んだ。だけど、彼女はまだ僕を変質者だと思っているらしく、無理やり振りほどこうと抵抗した。



 結果、僕と彼女はその場で取っ組み合いをする羽目になってしまった。……それにしても



――ググッ!グググーーーッッ!!



 彼女の腕を抑えている僕の手から、握りこぶしを作る時みたいな音がなる。――音の原因はわかりきっている。込められているお互いの力が拮抗しているからだ。



(ち、力強っ!――そういえば、ここに来るまででも腕を振りほどけなかったし……)



 目の前の彼女は暴力的な迫力の見た目をしているけれど、男の僕に対抗できるほど力強くは見えない。だのに、僕がそれなりに大きな力を込めても、彼女はそれに対抗できるくらいの力を込めて拘束から逃れようとする。



 鈴香さんもそうだったけれど、ここの女子生徒は明らかに同年代の同性よりも力があるのはなんでだろう……。



「あぁ、もう!ここまできて無駄な抵抗すんなし!!」



ドンッ!



「あっ――」



 彼女にかけていた力が受け流されたのか……。



 前方へと重心が傾いていた僕の身体が、一瞬彼女の方へと引き込まれすぐに跳ね返った。その跳ね返りの力は凄まじく、未だ万全には回復していない俺は、そのままバランスを崩し仰向けに倒れ込んでしまった。



「――あっ。ヤバッ」



 床に頭をうち、意識を失うまでの僅かな時間。僕の目に映ったのは、少しばかりひいた目をした褐色チアガールの彼女の顔だった。



◆ ◆ ◆ ◆


にゅぐっ♥ずにゅっ……にゅぢ♥ずむにゅ……っっ♥♥――



 ゴム同士を擦り合わせたような音が耳を突く。



 前後左右もわからなくなるほどの暗闇のなか、唯一聞こえてきた不思議な音。その音に手繰り寄せられるように、意識が段々と浮上していく。



ぐぬゅっ♥……にっちゅ♥ぬゅっぷ♥♥ぷぬっ♥



 意識がハッキリするにつれ、黒板を爪で引っ掻いたようなどこか鳥肌が立つ音も、濁りが取れて心地よいものへと変わっていく。



「あっ、ちょっ……アンマ暴れんなしっ♥……ヤりずれーだろうがっっ♥」



 薄ぼんやりと開いた瞼から見えたのは、何かを抑えるのに苦心しているチア服の彼女だった。



 仰向けに寝転がっている僕の下――ちょうど股間の部分に座っている彼女。よく見れば、両脇腹には僕の両足が通されている。……つまり、僕は彼女の膝の上に腰を乗せているらしい。



ずぷっ、ずぷぷっ♥ぬぷっ♥ぐにゅぬぬぷっ♥♥にゅっちゅ……ぷにゅ♥



「僕は――――って!な、何してるんですか!!?」



「あ? なにって……見りゃわかんじゃん。あーしのおっぱいで、お前のチンポズッてんだよ。パイズリってやつ……知ってんだろ?」



 慌てふためく僕と違って、彼女は平然に……さも当然のように答えた。



 その言葉通り、僕のペニスは制服の内側――今にも千切れそうなほど張りつめた結び目の向こう側でズッポリと捕えられていた。



 彼女のおっぱいはその見た目どおりの質感を持っていた。パンパンに空気が入った二つのボールが僕の勃起ペニスをむっちりと挟んでいる。しかも、乳房全体が制服で圧縮されているからか、その肉感はさらに強い。



「ってか、今更こんなんでキョドんなってwどうせ、あーし以外のヤツともヤッてきたんだろ? チンポ……精液と愛液のニオイエグすぎだしww佐久高(ウチ)に侵入するだけはあるなお前」



 僕の言葉なんて聞く気もないのか、相変わらず誤解したままの彼女。僕はすぐに反論しようとしたけれど、結局言葉は口から出ることはなかった。



ずりゅ♥ずにゅぐっ、にぐむっ、ぢゅぎゅっ♥♥ぶにゅっ……♥



 既にパイズリが開始されてからそれなりの時間が経過しているようで、僕のペニスを挟んでいる彼女の胸はすっかりベトベトの液体で塗れている。



 そのヌメリがローションの役目を果たし、火が起こせそうなほど力強く締めつけられているのに、痛さは少しも感じない。むしろ、感じるはずの痛さが全て快感に変換されているような気さえしてしまう。



 それくらい彼女のパイズリは巧く、気持ちいい。



「ってか、マジで絶倫だなお前。これまで何人とヤったのかはしらねぇけど、三回以上は射精(だ)してんだろwなのに、何だよこの硬さは。普段オナホ何個使ってんだ?」



たっぷん♥ぎゅぬっぷん♥ぬぷっ……ぷちゅぬん♥♥



 軽薄なセリフを吐きながら、パイズリをやめない彼女。



「うっ、あぁ……」



 少しばかり盛り上がったことで、簡単に視界に入るようになったそこ――自分の腰元で繰り広げられている卑猥な光景と、そこから送られ続けている快感に悶える声が止まらない。



 伊藤先生のフェラチオや、鈴香さんとトイレ内での秘密セックス……。佐久城高校に入学が決まって以来、立て続けに長時間の昼寝以上に気持ち良さを味わってきた。



 彼女のパイズリ(これ)も当然、それらに匹敵するレベルの快感だ。それはまるで、「お前はまだ女のカラダを味わい尽くしていない」と教え込まれているような、一方的な凌辱。



「なんだ、お前。こんなヤリチン丸出しのチン臭してるくせに、パイズリはされたことねーのか? はっ、マジか!パイズリ童貞より先に童貞卒業とか、百ヤリチンじゃねーかw」



 強まる一方の快楽攻撃に苦悶の声を上げている僕を、彼女は口撃し続けている。器用なことに胸を動かす腕の動きを一切遅くすることなく、ジワジワと精嚢で作られた精液を挟んでいるペニスの内部へと装填させていく。



「ぷっ……ハッハッハw 高校に不法侵入して、女子トイレで現役JKとセックスする度胸はあるくせに、パイズリはハジメテとか……ヤバすぎだろww ヤリチンのくせに拗らせてんなーーお前www」



 出会ってからずっと抱かれている誤解はもはや、彼女の中で覆しようのない事実になったらしい。



 僕は彼女の言葉に腹がたった反面、このセックスと同レベルに気持ちいいパイズリをやめてほしくないという気持ちも抱いていた。

そんな感情を見抜いたように、彼女はニヤリと口角を歪ませた。



「あー……腹痛ぁw ホラほら黙ってないでさぁ、なんとかいえよー♪変態拗らせヤリチン犯罪者さぁ~んw お前が反応してくんないと、あーしもイジメがいがないんだからさー……」



 すっかり僕を性犯罪者だと思いこんでいる彼女は明らかに僕のことを小馬鹿にしている。

今しているパイズリでさえも彼女にとっては僕をおもちゃにしていたぶる手段の一つにすぎないのかもしれない。



 だけどそうだとわかっていても、それを気にする余裕が僕にはない。パイズリが気持ち良すぎて、言葉を返せるような余裕すらなくなっていたからだ。



――たぱっ♥たっぱ、たっぽん、むっぷん♥♥



 絶えずペニスを擦っているムチムチの乳肉が、彼女のチアリーダー衣装がコスプレではないことを物語っている。

その乳圧はおしくらまんじゅうのように強く、ペニスを根本までみっちりと挟み込んでいる。



 下乳が僕の腰に強く打ち付けられている。汗で湿度が高いのか水面を叩いたような卑猥な水音がなり続けている。なんだか、彼女の言葉だけでなく、その音にも小馬鹿にされている気分だ。



 怒りと快楽の間で苦しむ僕をよそに、彼女の快楽攻撃は続いていく。



 両乳を横から抑えていた手に力を込め、ただでさえ強い乳圧をさらに強める。まるでコッチの様子をうかがうみたいに、手首と手のひらの境目のあたりを使って、ぐにぐりぃぃっ♥と小刻みにズリ始めた。



 ペニス全体に満遍なく送られていた快楽がホースの口を絞るように――カリ裏に通っている神経に一点集中する。



「うぐっ……ああぁ゛っっ!!」



「うっわー、なに今の声~……。まんまケダモノじゃん、ひくわー……w ウチのJKとパコっても生き延びるくらいに精力あるくせにさぁ……ちょーっとおっぱいでチンポぐにられただけで、どんだけみっともない声だしてんだよお前ww」



 彼女は猫のように目を細めて、ニヤついた口調のまま僕をあざ笑う。



 今この場において自分が優位であること――そしてなにより、自分のパイズリが男を悶えさせるのに十分すぎるほど卓越していることを熟知しているからこそできる表情だった。



 僕は彼女と出会ってからずっと、いいように弄ばれる一方なことに段々といたたまれなくなってきた。



「うっわw これだけバカにされてるのに、チンポはバッキバキのままだしw なぁなぁ……これってぇさぁ……あーしにイラツイてるからこうなってんのかぁ~? なっさけな~~い主の代わりにぃ『あとでこのメスガキをわからせてやるっっ!!』って犯罪者のくせにぃ、チンイラさせてるんだよな~~ぁ?」



 僕のペニスは今、彼女の胸元にある。

当然、物理的な距離も彼女のほうが近く、その状態もなにもかも、詳細にわかってしまう。



 無機質なロッカーが立ち並ぶ殺風景な更衣室の中で、一際強烈な存在感を放っている彼女。室内灯の光を受けて燦然と輝く小麦色の肌と、小さな口からキラリと輝く白い歯を見せながら、顔を僕の勃起した逸物に近づけている。



――たぱっ♥たぱぱっ♥♥ぱぢゅっ……♥ぐっ……んにゅううぅぅ~~……♥ぞぬぬぬにゅ~~う♥♥



 彼女はその大きな肉毬の支え方をまた少し変更した。



 両乳を小刻みに擦り合わせるような動きから、乳全体を使って根本からペニスを伸ばすように、下から上へと持ち上げはじめた。



 もちろん、両乳に加える圧力は少しも緩めずに、僕をイジメることは継続したままで――――



「きゃー、こっわ~~い。今度はあーしが襲われるんだー……わざわざ高校に侵入してまでJKをレイプするようなぁ、鬼畜強姦魔さんにぃ……わからされちゃう~~w だれか助けてー……ww」



 機械音声よりも棒読みな声で彼女が助けを求める……けど、言葉の節々からは我慢しきれなかった嘲りが漏れてしまっている。彼女の僕に対する嘲弄はもはや、一発殴られても文句が言えないレベルに達していた。



 けれども僕は、仰向けのまま少しも動くことができなかった。

脳はしきりに電気信号を四肢に飛ばしているけれど、それが届くよりも早く、ペニスからものすごい快楽が送られ、せっかく籠もった力がすぐに抜けてしまう。



「ってやっぱ、無理か。こうなったらぁ、あーしがこの鬼畜強姦魔にお仕置きしてやる~w あーしのパイズリには、ぜぇーーったい勝てないってことを、逆に分からせてやればモーマンタイっしょww」



 最初からそのつもりだったくせに、人類史に残る大発明のように高らかと宣言する彼女。まぶたを閉じ、モデル写真に使えそうなほど眩しい笑顔を浮かべた後、ゆっくりと目を動かして僕の顔を見つめた。



「――っつーわけでぇ、こっからガチでヤッからw 恨むんなら、ウチに侵入したバカなお前自身を恨めよ。……ま、犯罪者なんだからそんなことできる立場じゃねーけど、なっ!」



 その言葉が終わると同時にペニスを包んでいたおっぱいの速度が急変した。



たぱっ!♥たぱっ!♥ばちゅっ!♥♥ぢゅぐぐっ!!♥むちぎゅぐっ!!♥



 腹を空かせた肉食獣が獲物を貪るような乱暴なパイズリ。カリ首や裏筋はもちろん、亀頭から根本まで全体にくまなく与えられる強烈な性的刺激。



「あ゛っっ! ぐっ――――! っっ……がぁ゛っ!!」



 言葉を喋ろうとしても、息つく暇もなく送られてくる強い快楽に脳からの電気信号が書き換えられ、浮かんだ言葉も意思も……全部丸ごと消え去ってしまう。



 これまで蟻の通る隙間もないくらいにギッチギチだった締めつけが少し弱まり、ペニスの根本でグツグツと煮えたぎらされていた汚らわしい欲望がが陰茎内部で激流となって押し寄せる。



 だけど、またすぐに乳圧が元の強さに戻りその進行を阻む。



 筋肉の動きも身体の意思も……すべてが射精へと動き始めたその瞬間、開けていた尿道が一気に狭まり濁流を強制的にせき止められてしまう。



 普通の女性ならそんなことは無理かもしれない。だけど、彼女の力は普通のそれとは明らかに違っている。くわえて、乳袋の中に溜まっている脂肪も、本物の筋肉のようにムッチムチなため、人並み外れた抑止力が実現している。



(こ、これじゃあ……まるでっっ……)



「うっわ~、苦しそうな顔。射精も自分で出来ないとか、強姦魔のくせに情けなさすぎてウケるww でも、まだこんなもんで射(だ)さないでよぉ? ウチ(佐久高)に喧嘩売ったこと、チンポの奥まで後悔させてやっからw」



 ペニスの生殺与奪――射精のタイミングどころか権利すらもいつの間にか彼女に奪われてしまっていた。

 


 細めた両目から薄っすらと見える青色の瞳が僕の苦しむ様をつぶさに観察している。そんな表情やそこから放たれる言葉だけでなく、ペニスを挟んでいる爆乳すらも僕をバカにしている。



 言い返さなければいけない。これ以上、コケにされてたまるか……。頭ではそうわかっているけれど、その意志が芽生えた刹那、根こそぎ刈り取るようにおっぱいがペニスの根元から先端までを執拗に圧搾してこそぎとっていく。




 狭い服の中に閉じ込められてきた巨大な乳房が、その溜まったストレスをぶつけるように激しく揺れ動きながら、僕のペニスを嫐り、締めつける。



――ばちゅん♥ぐっちゅん!♥ぶっちゅん♥♥!ぎゅぐぬっぢゅん!!♥♥



 両側から突っ張りをされているみたいに強い圧力が保たれたまま、すごい勢いで腰に打ち付けられる。誰もいない地下の更衣室に、張り手のように痛快な――肉と肉が衝突する音が何度も鳴り響く。



 力が込められているはずなのに、ほとんど形を変えていない脅威の肉厚おっぱいは、その大きさも相まってとてつもなく重い。超が何個もつくほど重厚なおっぱいが持つ握力も凄まじく、彼女がグイっと両乳を持ち上げただけで、僕の腰がそれにつられて浮き上がってしまう。



「ねぇねぇ~w さっきからさぁ……お前の腰、あーしのパイズリとシンクロしてんだけどぉ~?ww これってぇ、ど~いうこと~~? 高校に侵入してぇ、ヘロヘロになるまでJKをレイプしちゃう鬼畜性犯罪者のくせに、パイズリ一回に負けちゃうんだぁ……w ダッッッサァ~~www」



 僕の腰ごと乳を上に持ち上げたまま、彼女が嘲りの感情しか含まれていない言葉で僕を見下ろす。



 言い返すための言葉が脳内で紡がれ、声に出そうとお腹に力が入る。だけど、腰から上がってくる快楽にもみ消されて、結局口からはうめき声しか出すことができない。



「でもま、それもしょーがないってやつ? だって、よりによってあーしたちを標的にしたんだもん♪ どんだけ絶倫で、性豪のぉ……今までチンポでしか考えたことがないオスザルで~もぉ――――淫魔が相手ならアヘアヘの雑魚オスになんのがシゴクトーゼンってやつっしょw “じごーじとく”ってやつ?ww」



 嘲りとほんの少しばかりの熱が籠もった視線で獲物を――まんまと捕食対象に選ばれてしまった僕を射抜いている。



 理性がほぼ無力化された頭では、彼女の言葉の中にあった摩訶不思議な単語の意味を追求することなど到底不可能だった。



 だけど、本能はその言葉の意味を正確に理解することが出来た。……川を上る鮭のように、腰からせり上がってくる強大な快楽の波が、有無を言わせない説得力を持っているからだ。



「アレ? これ、言ってよかったんだっけ??……まぁいっか!どーせ、あーしとお前以外誰もいねぇんだし♪ お前も、もう頭バカになってろくに動いてねぇだろ。隠しても無駄だかんなww」



――ばちゅん♥!!



 しばらく浮かんでいた腰が、思い切り地面へと叩き落される。ほんの数センチの高低差が、まるでスカイダイビングのように長く感じた。



ぐにゅううぅぅ……♥♥



 硬い地面に打ち付けられた直後、彼女がそのままの勢いで前傾姿勢になり、おっぱいもペニスも……全部丸ごと押し潰された。横からだけでなく、縦からも乳圧が強まり、肉竿にさらに乳肉が纏わりつく。

途轍もない快楽にビクビクと打ち震え、精液が充填され続けるせいでグングン伸びる幹を無理やり抑え込み、完全な密室空間が形成される。



 足腰は陸に上がった魚のようにバタついているけれど、ペニスは完全に動きを封殺されているのか、ぎゅうぎゅうに圧縮された乳肉の中でうずくまり、先走り汁を漏らすことしか出来ない。



「っ……ぷふっ、くくっw お前……っっ、ガチ泣きしてんじゃんw ひーっっww パイズリされたくらいでっっ……男がガキみたいに涙にじませて……っっw――足バタつかせてんの……ダサすぎww」



 顔が近づいたことで、鼓膜の奥に今までよりも強く響き残る彼女の嘲笑。もう笑い声を隠すことすらせずに、お笑い芸人のネタを見たように声を上げて僕の現状を笑う。



 彼女の中で僕は“強姦魔”だと確定しているからこその100%の嘲笑。本来全女性の敵であるはずの性犯罪者(僕)が、自分の目の前でこんなにもみっともない姿をさらしているという事実。



 確かに、そんなのを見てしまっては、笑ってしまうのも無理はない……のかもしれない。



――ぐむっ♥むぐぐぐっっ……♥♥ぬむにゅぐぐっっ♥



「ん?なんだ??」



 けど、僕にはそんなの関係ない。



 これまでずっと高められっぱなしだった射精欲に、言葉に出すことが出来ない怒りの感情が加わる。

噴煙のごとく高まる怒気を体現するように、ペニスがさらにその長さをムクムクと押し伸ばす。



 綿棒程度なら簡単に圧し曲げてしまいそうなほどの圧力がある乳壁の中を、無理やりペニスが掻き分けて上昇していく。四角に近い形に圧し潰されている外からではわからないけれど、内部では成長するペニスにおし退けられたムチムチの乳肉が、縋るように亀頭からカリ首……そして根本へと下っているのがわかる。



 肉肌と肉肌が擦りあったことで、快感を伴った摩擦熱がペニスにじんじんと伝わる。だけどそれは、中に充填されている精液をさらに煮えたぎらせるだけ。

グツグツの精液に押し出された先走り汁が鈴口から大量に漏れ出し、滴り落ちる。それは火照った亀頭を冷やし、表面をより潤滑にしていく。



 ――やがて熱よりも快感のほうが大きく感じられるようになっていく。



「――おおっ!? チンポがあーしのおっぱい掻き分けてね? コレ。……にひっ♪ ま、“ごーかんま”なんだからコレくらいはしてもらわねーと面白くねーけどなw」



 彼女も自分の胸の中で起きている異変に気づいたらしい。けれど、その言葉はまだまだ余裕といったところで、驚きというよりは安心や喜びといった感情のほうが強く感じられた。



――ぐむっ♥むぐぐぐっっ……ぬぬっ、にゅむむむっっ……♥♥――――んにぃっ……♥♥んぬゅむ……っぷっ♥♥



「あっ、ひっさしぶり~♪ ごーかんまの絶倫チンポさぁ~~ん。どぉこ行ってたのかなぁ~~ww」



 彼女の乳肉に幽閉されること数分――ようやく僕のペニスの先端が谷間から顔をだした。久しぶりに感じた外気は、その八割が埋まっているギチギチの谷間とは違い、とても清涼としていて、亀頭に触れる大気が気持ちいい。



ふーーっっ♥


――ゾワゾワゾワッッ……!!



 突如、ペニスの先端に強い風が吹きすさんだ。その発生源はもちろん、今の今まで僕のそれを幽閉していた乳獄の持ち主である彼女だ。



「こーいうのってアレでしょ、“ほんりょうはっき”ってやつ? ま、なんでもいいけどw ――それでぇ? まさか、先端を出しただけでハイおしまい……な~んてことはないよね? きちくごーかんまさぁ~ん♪」



 悪気と嘲りがたっぷり籠もった癪に障る声が僕に届けられる。声とともに漏れ出る吐息が鈴口を撫でて、かすかな快感を生み出し、ペニスをさらに硬直させていく。



――ずちゅっ♥ぐちゅっ♥ぎにゅぢゅっっ……♥♥ぐにぐにぐにぃぃ……っっ♥♥ぐむぎゅううぅぅ~~♥……ばぢゅん!♥ぐっちゅん!!♥



「今更悪あがきすんなってのw お前はもうあーしのパイズリで無様に精液ぶち撒けるしかないんだからさぁw ピッチピチの現役JKでぇ、ドスケベすぎる淫魔と立て続けにセックス出来たんだから、もういいだろ? さっさと精子出しちまえって!」



「佐久高(ウチ)みたいな淫魔の巣窟に手ぇ出したお前が悪いんだからさww あーしみたいなドスケベチアギャルJK淫魔のパイズリ姿を見れたんだ、最期のこーけいとしては十分だろw」


 

 すっかり本性を剥き出した彼女はついに僕にとどめを刺すことにしたらしい。



 コレまで僕にやってきたすべてのパイズリ……左右から押し潰し、一点を小刻みに責め、素早く上下に乳全体を動かす。それらの搾精を一度にやり始めた。



 谷間に埋まったままの竿の部分が、まるで渦潮に呑まれたように中で凌辱される。ボクシンググローブのような弾力と厚さを持った巨大な乳肉が、前後左右上下……ありとあらゆる方向から無造作に殴りかかってくる。



 汗と亀頭が這い上がる途中で拭き取られた先走り汁ですっかり水気が増し、乳房が動いたり下乳が腰に打ち付けられるたび、ばちゅっ!♥ぶっぢゅん♥♥という淫靡な水音が更衣室にこだまする。



 視線に熱がこもり、口調が早まり、上下のピストン運動のスピードが高まる一方の彼女。そんな目の前の捕食者に対抗するように、十数センチの肉杭の中に破裂しそうなほどのどろどろした白い欲望が溜まっていく。



 沸き立つ水音はもはや水遊びと同じくらいになっている。小麦色の乳房は一センチかニセンチの小刻みに躍動し、それを包むチアリーダーの制服とアメスク状の学生服はしとどに濡れ、褐色肌を透けさせてしまっている。



 ギチギチに中身が詰まっている乳毬が揺れ動くたび、乳肌に付着していた汗や我慢汁が周囲に飛び散り、僕の腰にはその二球の大きさを物語るように痕跡が赤々と残る。飛び散った飛沫は天井の照明とくぐもった室内の湿気で蒸発し、性欲を煽ってやまないドスケベフェロモンを沸き立たせる。



「ホラッ、だせっ!射精(だ)せっっ!! みっともなく精液ブチまけろッ!!w けーむしょなんかじゃあ、ぜ~ったい見れないドスケベすぎる現役チアの制服パイズリ目に焼き付けながらイケっ!! 人間のくせに、あーし(淫魔)たちを狙ったバカな自分を恨みながら、イッちまえ!!」



 ただムチムチだった触感から、大量の体液ですっかり滑りを獲得した彼女のおっぱいは、カリの段差や裏筋、精嚢との付け根などを、にゅぷんっ♥!どぅるっぶん!!♥と高速で滑り、ガチガチになった陰茎の筋肉を緩ませて、少しでもみっともない射精をさせようとしてくる。



 その効果は覿面で、カリの段差に乳肉が一瞬引っかかり、勢いよく引き上がった。その時間は刹那にも満たなかったのに、鈴口のすぐ下まで熱い白濁の液体が一気にせり上がったのがわかった。

限界を教えるように視界の縁が白く明滅を繰り返しはじめ、ペニスを中心とした半径数センチに力が入りにくくなる。



「イケっ! イけっ……!! 現役チア淫魔のギチギチ爆乳褐色っぱいでイキしねっ!! 正義のお仕置きパイズリに変態ごーかんまは勝てないってことを刻みながら逝っちまえ!!!」



 パチンコ屋みたいに大きな怒号が狭い室内に轟く。同時にペニスが中折れしそうなほどの力が乳に込められる。コレまでシャットアウトされ続けていたペニスへと送っていたすべての力が、肛門側の奥――前立腺へと押し寄せる。



 排泄時以上の力によって直腸が収縮し、反射的に鈴口が大きく開いてしまった。



――びゅぐるるっ♥びゅっ、びゅっ……♥どぶびゅるるぅぅ~~♥♥どぶぷぷぷ~~ぅぅ♥ぶぷっ♥……ぶっ♥どびゅるるる~~♥



「う~~っわ、出たでた……本当に射精したぞコイツw うっわ……量エッッッグぅぅ~~ww こんだけ出るなら、そりゃ犯罪者にでもなるしかないわw 納得♪」



 長い潜伏の時間が終わり、小さな口からダムの放水のように勢いよく精液が噴出されていく。



 ほぼ顔射に近い形になっているのにも関わらず、彼女は僕への煽り言葉をやめない。その言葉に相乗りするように前立腺がきゅうきゅうと収縮し、全身が尿道の奥にまで詰まっている白濁液を一滴残らず排泄させようとしている。



 大太鼓を思いっきり叩いたような重低音と共に、僕の腰のあたりが大きく脈動し、その振動がポンプの働きをして白濁液が鈴口を壊しそうな勢いで発射されていく。



 噴き出した白い液体は、べちゅあぁ……びぢゃっ♥と音をたてて彼女の小麦色の肌や、ずっと全力で搾ってきたデカ乳肉の上に乗り、丸餅のような形へと変形していく。



「――――いや、ちょっ待って? 何、このネバつき……あり得ないんだけど、ガチで……。ってか、まだ出んの!? 今日はもう、ウチの生徒に何回も出してんでしょ!!? どうなってんのアンタ!!」



 この時はじめて、余裕たっぷりだった彼女の表情がガラリと変わった。それは僕に対する嘲りや、白々しい媚びたような口ぶりでもない……。



 ――――形成が一気に逆転してしまった哀れな“元”捕食者の姿だった。



――――どぶぷぷっ!!♥ぐぶぶっ……ぶぶびゅっ♥♥!びゅるるるうぅぅ~~っっ!♥♥


――びぢゃ♥べぢゃあっ♥ぶっっ゛っぢゃあぁぁ……♥♥……ぼととっ♥♥べっっっったぁ~~~っっっ♥♥



 狼狽える彼女をよそに僕の射精はまだ続いている。両側をギッチリとおっぱいで挟まれているのに、そんなの露ほどにも思っていないと主張するように凝り固まったドロネバの精液を天に向かって噴き上げている。



「ちょ……マジ、やめ……っっ! 貼り付いて、取れねぇし……! 臭いも……スン、すんすんっ……ガハッ゛! キッツゥゥ……んだよ、これ……。こんなん嗅いだら、あーしのっ……ほうが、バカになるっつーの……っっ。――マジ、ふざけんなよっっ……なっ。はんざいしゃのっ…………くせにさぁ……っっ」



 彼女は悪態をついてはいるものの、射精から逃げようとはしない。



 自分の肌についた精液を拭い取り、指に付着したそれを親指と人差し指で弄び、指間(しかん)を繋ぐ白い橋をどこか恍惚とした表情で見つめる。

橋が崩落すると指を近づけて、犬のように鼻を鳴らして匂いをかぎ始める。当然、その臭いは劣悪の極みですぐに彼女も嗚咽する。だけど、その頬はさらに紅く彩られていた。



――ぐちゅっ♥ずりゅ♥ずりゅりゅっっ……ぎにゅるりりっ♥♥



 意識下か無意識かはわからない――――。



 彼女はその健康的な日焼け色の肌を白濁液に染めながらも、乳房を動かし続けて、さらなる射精を促しはじめた。



 精液でさらにヌメリとネバつきを得た乳房で、ペニスのほぼ全体をほぐすように刺激する。送られてくる刺激も今までの力に物を言わせた暴力的なものから、鈴香さんがしてくれたような……僕が少しでも気持ちよく射精できることを目的とした優しいものになっている。



 精液でさらに高温になったおっぱいがペニスの表皮を炙るようにスローに蠢く。ホカホカの肉毬布団が持つ熱は緩まった筋肉を伝って尿管へと届き、より大量に写生できるように管を膨張させる。



 そうしてお膳立てされた状態でする“ぶっこ抜き”なんて表現がピッタリなレベルの射精。これまでのお仕置きと称したイジメの数々が嘘のように思える射精は、ただ甘やかされるよりもさらに温かく、心が安らいでいく。



「――――はぁ……。はぁ、はぁっ……んっ、ぐぐっ」



 しばらくして射精が終わった。

 僕と彼女は互いに疲労と興奮で呼吸がとても荒くなっていた



 無数に立ち並ぶ灰色のロッカーとセット販売されているような灰色の無機質な床は、絵の具をぶちまけたように白い塗料が広がっている。



 換気扇が回っていないからか、室内はちょっとしたサウナレベルに蒸し暑い。肌にはジメついた気持ち悪さが纏い、射精の快感で後回しにされていた暑さが戻ったことで、さらに汗腺から汗が分泌されはじめる。



「――おい、オマエ」



 呼吸が落ち着いてしばらく――空気の流れる音すらしなかった無音の更衣室で、最初に口を開いたのは彼女だった。



 ココアパウダー色の肌のせいで少し分かりにくかったけれど、その気温とは明らかに違う紅色が多分に混じった顔に僕は見覚えがあった。



(……同じだ。トイレ(あの時)の鈴香さんと――)



「……まだ、ヤレんだろ」



 ぶっきらぼうに、そして乱暴に――ただそれだけを呟いた彼女。



 小さく開いた瞼から垣間見える蒼色の瞳の中心には、太平洋を燃やしたような情欲の大火がごうごうと燃え盛っていた。



◆ ◆ ◆ ◆



「んぐっ……。はぁ……動くなよ、オマエ……っっ。動いたら、マジ……ツーホーすっからな」



 脅迫するように……懇願するみたいに――



 しきりに何かを飲み込みながら、強い言葉が上から振り下ろされる。だけど、さっきまであった怖さはまるで無い。



 僕の答えを聞かずに彼女が立ち上がる。脇腹に抱えていた僕の足を乱暴に放り捨て、チアガール活動で鍛えられたムチムチの太ももが、僕の腰を挟むようにして建立する。


 

――トロッ♥ ツーー……♥♥



 太ももやふくらはぎに滴る数多のしずくの中でも、一際強い光沢を放つ滴が目に入る。その水滴は他の水滴よりも一、二周りほど大きく、重力の力を借りているのに落ちる速度はとても遅い。



 滴り落ちていく雫の軌跡を辿るように顔をあげると、どこか恥ずかしそうな表情をした彼女と目があった。



「……ッッ。――あ、あんま……見んなっ……。ヘンタイっ」



 夕暮れに染まったみたいに火照っている小麦色の小顔から、愚痴のように無理難題がこぼれる。



「はぁ……ふぅ……。――んっ」



じゅわっ♥ ちょろ……にちっ♥ とろりっ……たら~~……ぽたっ♥♥



 なにか意を決したような彼女の呼吸に合わせて、下半身全体に力が籠められる。引き締まった肉厚な太ももが僕の腰を左右から締め付けた。



じゅぶっ♥ グイッ……ッパン!!♥♥



 水たまりに手を突っ込んだような水音をたてて、彼女の股から黒い紐が取り除かれた。引き伸ばされたその紐はギチギチ……♥と悲鳴のような音をたてながら、横にずらされた。



「……っっ。――オマエの、せい……だからな。……せきにん、取れよ」



 彼女が何かを呟いていたみたいだけど、僕には聞こえなかった。それくらい、僕は彼女の腰回りにある短い布かけの奥にある源泉に夢中になっていたからだ。



 ついさっきまで、僕を乱暴にイジメぬいていたチアガールの彼女。そんな彼女の秘裂は、その男勝りな性格を体現しているみたいだった。



にゅる~~……ぽたっ♥♥ トロォ……ぺちゅあっ♥ ……ぐぱっ♥ ぱぐっ!♥♥



 そこは蕾ではなくもはや開花した真紅の薔薇のようだった。



 一応閉じてはいるものの、本来内部に収まっているはずの肉ビラが一センチほどはみ出てしまっている。

はみ出している花弁はすっかり充血していて、どこかの宮殿に飾られている薔薇の花弁みたいに美しい反面、皺の一つ一つまでくっきりとわかるからか、熟したザクロのようにグロテスクでもあった。


 

 そんなヒダ全体が魚の口のように、何度も収縮と開閉を繰り返している様はもはや一種の生物のようだ。

――餌はもちろん、その口の直下にある僕のペニスだろう。



「はぁ……はぁ……。んっ、なに……見とれてんだ……。もうとっくに童貞じゃ、ねーくせによぉ……」



 どこか勝ち誇ったように彼女が呟く。今度はちゃんと言葉を聞き取ることが出来たけれど、返事はできなかった。



 『モナリザ』や『ヴィーナスの誕生』といった世界的名画が古来から大勢の人を魅了し、数え切れないほどのリピーターを作り出しているのと同じだ。



 つまり、僕にとって――いや、男にとって女性の股座はそれほどまでに神秘的で価値が高く……そして何より蠱惑的なものだ。



「んッ……、な、なんだよ……おい。なんか、言えよ……コラッッ」



 自分だけ一方的に喋っているのが恥ずかしくなったのか、彼女が僕の言葉を急かす。だけど、天邪鬼な上の口とは違って下の口はとても正直で、彼女の今の心理状態をそのままに語っていた。



きゅっ♥ ……くぱぁっ♥ ……ぐぱっ!♥♥ きゅうきゅう……♥ ぐっぱぁ♥ ――トッッロロォォ~~……♥



 何かを希求するようにヒクついては、トロォ……♥と密汁を垂らす淫裂とそこからこちらを覗いている肉花弁。射精直後のペニスからわき立つ精液の臭いを咀嚼するように、くぱぁ……パクッ♥と開閉を繰り返している。



 同じくらいに興奮して濡れていたけれど、僕が開くまで見た目は綺麗なままだった鈴香さんのおまんこ。まだ記憶に新しいその景色とは対極に位置する目の前の女性器。

どこまでも正直に、貪欲に僕のペニスを求めてくれているその有り様が、卑猥さを際立たせ僕の興奮をさらに煽ってくる。



「――チッ、最後まで無視かよ……。あんましぃ……チョーシにのんなっっ!!」



じゅぶっ♥ ぐぶぢゅ……っっ♥ ぐぶぢゅにゅるぐぐぐうぅぅ~~~……!!♥♥



 軍隊の号令のように、彼女が声を張り上げた直後――ペニスの上、十数センチにあった彼女の腰が一気に落下してきた。



 元々開き気味だった彼女の陰部は、ペニスを食いちぎるくらいの勢いで一口で飲み込んだ。ぐちゅぐちゅに濡れた肉ヒダが鍛えられた腹筋で押し寄せられ、腟内を強烈に圧迫してきた。



――ビクビクビクゥゥ!!♥ ばゆゆん♥ ブルンッッ!!♥♥ ブルッ、むちん♥♥!



 線を引いたようにまっすぐ腰を落とした彼女。



 ここに来るまで僕の視線を独り占めしたむっちりエロ尻が腰に着地した瞬間――雷に打たれたように全身が震え、さっきだした精液でホルスタイン柄に彩られているおっぱいが目まぐるしく揺れ動いた。



「――あ゛ぁッ!!?♥♥ コイツのチンポ……やっぱスゲェ♥ あんだけ射精(だ)したってのにぃ……っっ。ま、あぁァァっ……だっ、ガチガチに、反り返りやがって……ッッ。……なまッっッ、イッ゛ッ、キだ……このやろぅ……♥♥」



 僕のペニスを一口で食べた彼女は相変わらず強気なセリフを吐いていたが、それが虚勢であることは明らかだった。



 体内で最も敏感なトコロを鋼鉄なみに硬い肉杭で一気に抉られた彼女は、歯ぎしりがかすかに聞こえるほど強く歯を食いしばり、口端からは涎か唾液なのかわからない液体を零してしまっている。



 大きく露出している腹部には見事なシックスパックと共に、腟内に収められている肉根が浮かび上がっている。

当然、内側の締めつけも凄まじく、まるで雑巾を絞るように膣壁が圧縮し、迎え入れたペニスを決して離さない。



「チッ、クゥ……シょ~♥♥ コイツのチンポ……いいとこにイィッ、ィ゛ィ……アっ、当たりヤガる……っっ♥ さっきまで……あーしのパイズリでぇエぇェ……っっ♥ ボロ負け……しっ、てっった、くせによぉ……♥」



 負け惜しみとも取れるセリフを吐き続ける彼女。

しかし、彼女の雌としての本能はもはや理性の抑えなんてとっくに振り払い、掴んだペニスを骨の髄まで味わうことに全力を注いでいた。



ぐりっ♥ ぐりぐりぐりぃ~~~♥♥ ぐりゅん♥ ずにゅん♥♥ ぎにゅん♥♥ ……ぎゅぎゅぎゅう~~ぅぅ……♥



 僕のペニスを最奥まで挿入したまま、彼女が腰を前後にグラインドさせ、時たま時計回りや反時計回りに回転もさせる。



 せっかく咥えたペニスをねじ切る勢いで搾ってくる彼女の腟内。膣奥からは触れたものをなんでも溶かすドロドロの愛液が滝のように流れ落ちている。



 小鳥が啄むように吸着して搾精してきた鈴香さんのおまんことは全く違う腟内環境。まさに“弱肉強食”という言葉がピッタリ当てはまる乱暴で粗暴な腟内。



 まだ一ミリも腰を浮かせていないのに、AVで散々見てきたようなピストンをされている感覚をぶつけてくる彼女とその膣。



 その快感は童貞を卒業してまだ一日も経っていない僕が味わうには早すぎるものだ。……けれど、それは逆に彼女がそれだけ僕のペニスに夢中になり、そこまでシて求めてくれているという証でもあった。



「あっ♥ んっ、んん……クゥ……♥♥ カリィ……押し当てんなっ♥♥ クソッ、ダメだ……あぁアッ゛ッ♥ あーしの……いィィヒッ、ん゛魔としての本能が……コイッッツの、チンポ……求めちまうううぅぅ~~っっヴッ゛……グッぅうふぅ~~♥♥」



 僕に上乗りになっている女性は、さっきまで余裕たっぷりに僕にパイズリして、反応を逐一煽っていた女性と同一人物だとはとても思えなかった。



 鈴香さんのように快楽に喘ぎながらも僕を誘導するでもなく――伊藤先生のように弱みを一切見せず最後まで僕を搾り殺すようでもない。



 今、僕の上に乗っかっているこの雌は、どこからどう見ても僕のペニスに虜となって身体のコントロールを失っていた。



ずろろろぉぉ~~~……♥♥



 グライドだけでは飽き足らず、ついに僕を押さえつけるように乗っていた腰が動き出した。

 


 ベールを脱ぐようにゆっくりとその姿を晒しだした僕のペニス。お風呂に入った時以上に濡れている陰茎は、彼女の肉ヒダをタオルみたいに纏いながら、テラついた全容を僕の目に刻み込む。



 排出されていく陰茎に絡む肉襞は未練がましく縋りつき、自分から根本の膣壁までを捲りあげている。同時に、なんとしても僕の気を引こうと、大量の愛液が分泌され大きく腫れ上がっている亀頭に新しいコーティングを施す。



――――ばちゅん!!♥



 懇願ともいえるその客引きに応えるように、また一気にペニスが腟内――最奥でポッカリ口を開けているだろう子宮口へと突っ込まれる。



 肉と肉が衝突し合う生々しい音に飛ばされ、大量の水しぶきが周囲に散乱する。通常の水より明らかに粘度と臭いが強いその飛沫は、周りを取り巻くロッカーや床にへばりつき、シミや強烈な臭気の残滓を遺す。



「あ゛っ!!――ガッ……ハァ……♥」



 胴体の最低部から文字通り突き上げられた彼女は、肺どころか、横隔膜にたまっていた空気すら吐き出し汚く喘ぐ。



 ビー玉のように透き通った蒼き瞳は漫画のように突き出て、口橋から漏れていた唾液はピンク色の長い舌と共に勢いよく飛び出している。



「ヤッ、ベッ……腰が、勝手にうご、オ゛ォ……ッックゥ~~♥♥ ピストン゛……まだっ、シタく……ねえ゛っ゛!!♥ のにィ……、このっ……♥♥ はんそっっっくチンポォ゛ッ、ウ゛ホゴッ……欲しくて……だまん゛ねぇ……♥♥」



 彼女の言葉はもはや嬌声ではなく、悲鳴だった。



 病人。――いや、獣のようにえづきながらも、ただひたすらに腰を上下に動かし続ける彼女。肩までかかる金色に輝く髪はくしゃくしゃに荒れ、腰を浮かせるたびに全身を小刻みにブルブルと震えさせ、腟奥を抉られた電流で痺れているのか手足は完全に笑ってしまっている。



 でも、それでも彼女は僕のペニスを膣内から完全には出そうとしない。それどころか、腰を打ち付ける度にほとんど動かない身体を無理やり動かして、ねじ込むように腰をグラインドさせている。



ずぼぼぼぼぉぉ~~~♥♥ ……どっちゅん!!♥ グニグニグリィ……♥ ヌボボボボ~~……♥♥ ぶっぢゅん!!♥♥ グリグリィッ……♥ ヌロロロロ~~~ォォォ♥ ――ぎゅっぢゅん!♥



 理性の抑制がなくなった本能丸出しの杭打ちピストン。僕と自分自身に教え込むように、大音量で打ち付けられる筋肉とムッチムチのでか尻で構成された臀部。



 これまでのチアリーダー活動は、今日この日……この瞬間のためだったと言わんばかりの抽送。理性が完全に消え去った今でも、体幹は決してブレず、僕のペニスを子宮よりも奥へとねじ込ませる。



「あ゛っ、はァ……♥ オ゛ッ、ンん゛!!♥♥ ム、ムリ……ッッ♥ あ゛ーじ、ゴのォ、オ゛ヂンン゛ポっ……ごっ゛、ないとむり゛ィ゛♥♥」



 ――この瞬間、彼女が完全に堕ちた。



 ピストンのたびに振り乱れていたまばゆい金色の髪は、もはや柳のように彼女の顔面を覆い隠している。髪の隙間からはキラリと輝く透明な雫が長い一本の線となって垂れ下がっている。



 更衣室に来た当初の強者の立ちふるまいをしていた彼女はもうどこにもいない。そこにいたのは彼女の言葉通り、お気にい入りの雄チンポを見つけた一匹の淫魔だった。



ずろろぉ~~……っばぢゅん゛!!♥ ずぶぼっ……ぐっちゅん!♥♥ にゅぼぼっ……ぎゅっぢゅん♥!♥♥



 だんだんと腰を打ち付ける速度が上がっていく。



 グラインドも腰が打ち付けられた後だけでなく、腰が浮き上がるときにも加えられはじめる。



 膣内は鉄すら溶かしそうなほど温まり、堰が切れたように愛液をダダ流ししている。膣壁に生え並ぶ無数のヒダは洗車機のブラシのように小刻みにペニス全体に擦りついてくる。



 彼女の全体液が集まった膣内はもはや無数の触手が蠢く一つの海溝となっていて、ペニスが腟内(なか)を行き来するだけでとんでもない快感を生み出す。



 次第に彼女が打ち付ける腰から、彼女が感じている快楽電流が僕にも伝搬しはじめた。絞られた筋肉でムッチムチのデカケツが全体重を載せて圧しかかると、全身の毛穴から脱毛してしまいそうなほどの衝撃が走る。



 鈴香さんとのセックスとはあまりにも違っているが、まだ名前も知らない彼女とのお互いを食い殺すようなセックスもまた、僕の脳裏と身体に深く刻まれるものなのは間違いない。



「お゛ォッ♥ ンッ、オ゛ッッ♥♥ ……チンポォ゛、まっったあ゛ぁ……膨らんだ♥ ……だすのオ゛ッッ……っん、か♥ もう゛、イクん゛っ……だなぁ♥♥」



 射精直前の、あのなんとも言えない切なさにも似た感覚……。僕がその感覚を感じるよりも早く、彼女が僕の限界がすぐそこに迫っていることを察した。



 驚きと納得の両方を抱きながら、僕は彼女の言葉を肯定するように腰と太ももの境目を掴む。その行動は、射精が近づき宙に浮くような浮遊感から少しでも逃れるためにした行動でもあった。



 だけど、彼女は別の意味でとらえたらしい。



「おま゛……っ♥ ん゛っ……アあァ~~!!♥ ぞっ、そォ゛れっ……、ズルイ゛ッッッ……ッグアァ゛ア~~♥♥! こぉ゛し、つかっっ……んな゛ぁア゛かだしィィぃ……♥♥!!♥」



 彼女の悲鳴と歓喜の入り混じった叫びは、間違ってはいない。



 昼間とは違い、僕が動けないからこその行動。自分の逸物に夢中になった淫魔の膣深くにどっぷり濃厚子種汁をぶち込むための事前準備。



 泣きじゃくる子供のように暴れ動く腰を無理やり固定し、亀頭の先端を子宮口に食い込ませたまま、ヒダの動きだけで最後の一押しを強制させる種付け射精。



 クラス委員長と女子トイレの個室内で内緒の筆おろしセックスをしたその数時間後――まだペニスが完全には乾かないうちに、今度は女子更衣室でエロ乳デカケツをした金髪碧眼チアギャルに、主従関係を刻み込む逆襲騎乗位セックス。



 生まれ持った本能の命ずるまま、今この状況で最も気持ちよく射精するために、この淫魔を“使う”



どびゅ……どぼぼぼぶぶぷ~~っっ♥ どぼっ、どぶびゅ♥ びゅぐぐぐっ……ぶっびゅ♥♥ びゅぶぐるるるぅぅ~~~っっっ♥♥♥



 腰が反動で浮き上がるほどに強い脈動と共に精子を彼女の子宮にむけてぶち込んでいく。これでもう五回目は超えている射精のはずなのに、水道管が破裂したような猛烈な勢いで腟内を逆上していくのがわかる。



 躍動する腰を押さえつけるためか……それとも、1ミリでも奥に種を植え付けるためか……。腰を鷲掴む腕に力がこもり、同時に彼女の方からも、ペニスを子宮の奥に食い込ませるような動きを感じる。



「お゛……っ、オ゛ぉ……ゥぅ!♥♥ でっ、でてるゥ~~♥ ……んイ゛ッヒィ!!いイ゛ぃツ~~~ゥゥ!♥ ナカ……おまんこのォ゛……じぎゅうの、おっぐうぅぅ~~♥♥」



 僕の射精を子宮口で受け止めながら、海老反りになって絶頂する彼女。制服に包まれた小麦色の乳毬はクーパー靭帯がちぎれそうなほど大きく跳ね動き、顔はアッパーカットを食らったかのように天を仰ぎ見ている。



 表情はわからないけれど、もはや微塵も隠されていない禽獣のような唸り声と、結合部から連続して噴き出している潮飛沫で、彼女が今どんな顔になっているかは容易に想像できた。



ぼびゅぶぶっ……♥ ぐぼっ♥ ぼぼぽぶぷっ……ぶびゅにゅるるるっっ♥♥


ずにゅぐむむぅぅ~~♥ むぐにゅ……っっ♥ びくぐっ!♥ビクッ♥ ブシュ!!♥♥ ブッ……びゅシィッ!♥



「ん゛っ……♥ ぉ、お……ンん~~っ♥♥! ヤッベ……まら……でるぅ゛~♥♥」



 十数病が経過してもまだ勢いが衰えない射精。そんな長時間射精に対抗するように、彼女の膣も更に狭く、キツく収縮を繰り返し、脱水症状が危ぶまれるくらいに潮を大量に噴射している。



グポォ♥ ゴブボポォ~~……♥♥ ドロッ♥ ドロロ~~ォォ……♥ モワッ♥ むっわああぁぁ~~~♥♥♥



 だが、膣内の許容量を超えた精液が重力に従って結合部から垂れてくる。その様子は白い粘性の生き物が這い出てきたようで、AVの偽物精液では決して再現できない淫靡さと醜悪な臭いを放っていた。



「あっ♥ アハ、ハハ……ハッ♥♥ ――このっ、チンポ……スゴすぎィ……ヒッ♥♥ あーし……もう、これ以外……ナニも、いらない」



 立て続けの激しい運動で体力が底をつきた彼女は、銃で撃たれたように僕に覆いかぶさってきた。



 大量の汗でシャワー後みたいに濡れた髪、高温多湿の密室内に長時間いたせいで接着剤みたいにベタついた肌。

その顔よりも大きい胸を包む二つの制服は、水に浸しているくらいにずぶ濡れで、僕の胸板に挟まれただけで、ぶじゅずぢゅうぅ……♥と耳に残る水音を立てた。



◆ ◆ ◆ ◆



「……後藤」



「はい?」



「だから、あーしの名前だ。後藤エミリー。――クラスメイトの名前くらい覚えとけ、このヤリチン」



 ――――肉欲の赴くがまま貪り合うような性交を終え、互いに汗を流してサッパリした後、僕をここまで連行してきた彼女。後藤さんはボヤくようにそう呟いた。



「えっ、は? クラスメイト?? ……ってか、僕のこと知って――」



「当たり前だバーカ。いくら性欲旺盛な性犯罪者野郎でも、佐久高(ウチ)にはこねーよ、死にたくねーからな」



「……。じゃあ、なんで僕をここに連れてきたんですか……」



「あ?――んなもん、味見だ味見。鈴香のヤツにだけ美味い思いさせてたまるかっての」



 つまり、僕が後藤さんに出会ってからの一連の出来事は、全部彼女が僕を“味見”するための演技だった。



 彼女が僕の上に倒れた後、内心では



(どうしよう。これじゃあ、言い逃れは出来ないし……)



 などと考え、とても気が気ではなかったのだけれど……そんな心配も全て無駄だったのだ。



「にしても、すげぇなお前。あーしも覚悟はしてたが、“あの人”に勝った雄がこれ程とか、マジビビったわw 鈴香のヤツと同じチンポってのがちょいムカつくけど、そんなことどーでもよくなるくらい気持ちかったし♪♪」



 すっかり僕を置いてけぼりにして、勝手にベラベラと話を進め、一人で納得している後藤さん。



 だけど彼女が喋れば喋るほど、僕の頭の中は疑問符でいっぱいになった。



(最中、自分のことを『淫魔』なんて言ってたけれど本当なのか?――“あの人”って誰なんだ?――そもそも、どうしてこの佐久高には女子専用の施設しかないんだ??)



 射精の影響がまだ色濃く残る僕の頭は、次々と浮かぶ疑問符を抱えきれず言葉に出してしまった。



「あ、あの――後藤さん」



「ぷふっ。なんっっで、パコッた同級生相手に敬語使ってんだお前w 距離感バグってんだろww」



 一度気絶したからか、僕よりも一足も二足もはやく正気に戻った後藤さんは、お腹を抱えてパイズリの時かそれ以上に笑いだした。



 正直、イラッとしたけれど僕はその感情をなんとか抑えて、質問を続けることを優先した。



「その……いくつか質問してもいいですか?」



「ぷぐふっ……。ちょい待ち、敬語……マジウケるw ――――ん゛っ。おけ……あーしにわかることならなんでも……って! やっぱムリ!!」



 後藤さんはまだ少し笑っていたけれど、なんとか落ち着いて僕のお願いを聞いてくれそうだった。



 だけど、更衣室のある一方を見た途端、血相を変えて慌てふためきだした。



「ヤッッッバ、もうこんな時間かよ!早くしないと、売り切れんじゃん!! ……クソッ、コイツのチンポがあまりにも良すぎて、時間のこと考えらんなかった……っ!!」



 後藤さんはそそくさと服を正すと、まるで陸上選手のようなスピードで更衣室を後にした。



「――――せめて、校門までの行き道くらい教えてほしかったなぁ……」



 稼働している換気扇ブーンと言う低い機械音だけがかすかに聞こえる更衣室内に、僕の漏れた一言が寂しく木霊した。


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