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前回みたいにただ風景を描いてもあまり参考になりませんでした。ちゃんと人物の背景にすることを踏まえて工程を考えてみましょう。

・背景はライティングに関わってくるので、人物の色を塗る前には大まかにロケーションを決めておく必要があるはず。

・本当にそうか?えっちな絵のライティングってだいたい順光か逆光か影の中かくらいじゃない?


・過去絵から切り抜いた人物を用意しました。塗り時点ではロケーションなどは全く考慮されていません。

・しかし水着を着ているのだし、居場所はたぶん海でしょう。


・そしてロケーションを更に詰めるならば、概ね砂浜の大きな岩陰とかなのではないでしょうか。

・人物に乗算とオーバーレイを掛けて一部削っただけの調整ですが、わりと日陰感はあります。更に手間を掛けるならトーンカーブとかだろうか。

・背景の大岩は例によりモノトーン明暗だけで描いてみます。無彩色のはずだけどなぜか緑色っぽく見える。

・岩も自然物の書き方に則り、まず大きく割ってみる。


・割る割らない以前に、岩のパースがおかしいので頭がたぶん背後から丸見えになっていた。なのでちゃんと上から見下ろしたような岩にする。これはこれで人物の足元がおかしいのだけれど、練習なので今回は見逃す。


・石を細かく割るやり方はいまいち分からないのだけれど、途中からは中距離の木の書き方や雲の描き方、遠距離雪山の描き方を意識した。

・要するに岩も球体や円柱の集合体と捉えて、球(円柱)の端に行くほど光(影)をベタッと大きく。球(円柱)の中心に向かうにつれ細かく分散させる。

・大きく的を外した考え方ではなさそうだけど、なんか間違ってる気もする。


・オーバーレイで色を乗せたただけ。やっぱりこのやり方は簡単。

・仕上げると輪をかけて足元がおかしい。本来はこんなに上から見下ろすのではなく割と正面気味の構図なのだと思う。

○思ったこと

・今回も日陰で彩度が低い状況のおかげでグリザイユの違和感がないだけかもしれない。明るい箇所でもグリザイユを試さないと。

・普通に太陽光内に居る人物を塗って後からめちゃくちゃオーバーレイや乗算を乗せることでも、色は割となんとかなる。

・というかそもそも背景ありの色設計はこのやり方でないと難しいだろうし時間もかかり過ぎると思う。時間かけていいときはもっと遊びたいけど

・色が後修正で何とかなっても、光源方向はあんまり何とかならないはず。背景を構図時点で決めないとやはりまずい。

・というか線画終了時点で決まってればいいか。

・実際はえっちな絵の背景には自然物よりも人工物があることが多いはず。次は室内を想定して練習してみよう。

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