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BLEACH新キービジュアルが発表になりました!


キャラが小さくて顔の見えないキービジュアルは珍しいと思います。

キャラを見せることよりドラマを感じさせることに振り切ったビジュアルです。


今回はそんなキービジュアルについてのお話をしてみたいと思います。

まず、キービジュアルをどういった意図と構図にするかがメーカーから発注されます。

その時に必ず言われるのが「目線を正面に」「顔がよく見えるように」です。

BLEACHの初期のキービジュアルを見てもらえるとよく分かると思います。

他の作品もそうです。なので、大体のキービジュアルは目線が正面に来ているはずです。これは業界の慣習のようなものですね。

しかし、BLEACHのように長い作品になってくると様子が変わります。目線正面で顔がよく見えて…ばかりだと同じような絵になってしまいます。そうすると「目線正面でもなくて良い」とか「横顔もアリ」とかになってきます。BLEACHでも横顔の一護のビジュアルがありましたね。

というように、どうにか以前と違った構図のビジュアルにしようという力が働きます。

そしてついに今回!「キャラ小さく」「顔が見えない」という、通常では絶対にないビジュアルになりました。

これは、最初のメーカー発注で、一護と雨竜が別れて行く、二人の影が交わっているというコンセプトでした。

デザイナーの草野さんを交えて打ち合わせを行い話し合ううちに、二人のこれまで歩んできた道が一度交わるが、ここから別れて行くような構図はどうだろう?と思いつきました。「エモい!」と満場一致になるも、これだとキャラが小さくなってしまう。キービジュアルとしては弱くなる?という懸念がありましたが、それでもドラマ性を押し出す方向に舵を切ろうというメーカーの決断があり、今の構図に決まりました。

ここまでチャレンジできるのも、これまでの積み重ねにより作品とファンとの信頼関係が築かれているとメーカーが判断したのだと思います。

キービジュアルの慣習に抗って、こんなチャレンジングなキービジュアルを描かせていただくことができたのが本当に嬉しく思います。

Comments

ZoRRoMoRRo

thanks for hard work we love your so much keep going you are the best ✌🏻