来期お題ピックアップ(2月中旬カウント分) (Pixiv Fanbox)
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前回締め切りからのカウント分は約40件、
ピックアップの方は27件でした。
いつも色々なお題ありがとうございますー。
さて、今回のカラーラフは3種8点になります。
まずは「鈴瑚がマミフィケーション拘束されて擽られる~」のお題ですね。
拘束方法は書いてあったけど、カメラワーク等
人物に対してどの位置から撮影されれた画で、画面のどこに体の何が来て~といった
そういう情報が無かったので結構手こずりました。
あと、手みたいな関節の多いパーツを多数、みたいなのは正直勘弁してほしいです。
こういうのは指定を無視して数を削る訳にもいかないので
競合ネタが有る時はそっちに流れて不採用になる事が多いです。
あとこの2枚は、あちらで「差分の参考」の話が出たので。
正確な本文と絵を併せて見ないと何の参考にもならない気がするんだけど
まあ、こういう感じのものは真ん中の絵ベースで加筆前提で作業する事が多いです。
自分は本文に書いてある事を正確に汲もうとするタイプなので
書いて無い事に関しては大元から外れない範疇で出来る事を盛り込むことはあっても
所謂「蛇足」になりかねない事はあまりしない感じです。
あとこれに個々の単価も絡んでくるので
絵と差分から分かる事ってのはあんまり無いんじゃないかな
ってのが個人的な見解です。
その代わりと言う訳じゃないけど、ウチではお題箱をやっているので
採用→カラーラフ+差分付き、に当たれば
自分の投稿した文章と突き合わせて参考に出来るんじゃないかと思います。
ただ、これは狭き門になってくるので
「ありき」で立ち回るってのはちょっとどうかな、とも考えてます。
まあ要するに、コミッションの利用を考えてるけどその辺がネックで腰が引けてるって人は、実際に頼んだつもりで、当たればラッキー程度な気楽さでお題箱を活用して貰えたらいいな、って事です。
ただ事前打ち合わせとかになっちゃってたり、あちらの規約に引っかかるような内容はお題であっても弾くようにしてるので、「本命」と同内容は取り扱いに注意した方が無難かと。
こちらは「上半身を埴輪に変えられた久侘歌」のお題でした。
描写としては大体拾えたと思うんだけど
机の上の畳まれた久侘歌のワンピースとか、トランプの柄(ババ)なんかは
画面構成的にちょっと厳しいかな、と。
あと、トランプのババ=ジョーカーの描写指定なんだけど
デザインが用意されておらず、それ+こういった「引き」の画面での表現となると
ちょっと表現コストが高くなります。
引きではなく寄せ、つまりカードのアップの場合は
作画コストが上がって、
遠目に見て何が描かれているかまで考えるコストが下がります。
これ、トランプの柄だけの話じゃなくって、
簡単に言うけどそのパーツだけで一枚絵レベルのコストかかってるよ、ってケース
結構あったりするので、その辺り気にかけて貰えると有難いです。
あとコレはノーパン+全身埴輪化差分です。
作業工程の末端を枝分かれさせたりするものは割とコストを抑えられる、というか
差分っていうのは基本的にそういうモノの事を指すって認識なんですよね。
例えばコレ、首から下を全然違うポーズにするとなると
確かに首から下を塗りつぶして全く違う画を「加筆した差分」にはなるんだけど
実質、全然違う絵をもう一点描くだけのコストがかかる訳で
それを「差分」の括りに入れて考えるかどうかはちょっと考えものかな、と。
これは「橘ありすが風邪を引いて病院で胸に聴診器を当てられる」のお題でした。
服装、ポーズ、表情、カメラ位置、
それぞれ簡潔に要点を押さえられてたので割と形にしやすかったです。
指定が「熱でぼんやりしている」だから、苦しそうな感じの方がちょっと前面に出てしまってるかなあ…ぐらいでしょうか、気になるとしたら。
差分は色々無しバージョンです。
因みにコレ、胴体=差分に絡んでくる部分の彩色にブラシを入れてあるけど
数を揃える前提の場合は基本的にアニメ塗りになります。
番外編
これはあちらに上げたので必要ないかと思ったけど
後日似た内容の質問が入ったので、そちらと合わせて少しお話します。
まずこちらは「頭だけが妖怪の山並に巨大化した早苗と神奈子」のお題になります。
これに関して、
着手の時点で困ったのは「妖怪の山」のサイズがハッキリしない事ですね。
数値として、過去に検証されてはいるものの
そもそも「山」自体のサイズ感が掴みにくいってのがあります。
でまあ、しかたないので画面内に「妖怪の山っぽい山」をとりあえず配置して
これと同じぐらいの「高さ」の頭を「比較対象」と並べるしかないかな…
という事でこういう感じの絵になっています。
…が、このお題「頭”だけ”巨大化」で+胴体のポーズにまで言及があって
これはつまり画面内に人物の胴体を描く必要があるって事なんですよね。
当たり前のことを言っているように聞こえるでしょうが
事実、当たり前の事なんだけど
例えば標高200M程度の山の全景を撮影したとして、
その展望台に居る人物は写真に対してどのような映り方をするのか、
って話なんですよ。
色々端折った、ざっくりとした見方になるんだけど
1ピクセル=10cm、10ピクセル=1メーター、100ピクセル=10メーター
2000ピクセル=200メーターとなり
写真いっぱいにできるだけ大きく山を収めた場合
身長160センチの人物を並べて配置すると16pixとなる訳です。
で、ここで質問の方に移って
(「画像の縦」が、で良いんですよね?)1000ピクセルの場合
ラプソーンの身長が不明なので、胴体が何ドットになるかは割り出せません
が、回答となります。
上記に当てはめて、仮にこの身長を50メーターとした場合
1pixが5センチ、10pixが50センチ、100pixが5メーター、
女性二人の身長を150センチとして、胴体が125センチで
おおよその数字としては25ドットになるんじゃないかと。
実際の画像だとこんな感じかな?
で、女性二人の頭を50メートルぐらいにした上で
「どれだけ大きくなったのか」をハッキリさせるために
比較対象も画面に収める必要がある訳で、
奥行を考慮せず、各オブジェクトがオーバーラップしないレイアウトの場合
1000*3000の画像に対して頭2つと比較対象を画面ギチギチに詰め込んだとして
それでようやく画像下側の人型ぐらいの見え方になるかと。
ここから解像度を上げて2000*6000とかにすれば縦横倍になるので
「スタイルが分かる」かもしれないけど
作業データのサイズがあまり現実的でないのと
原寸で全画面表示できるディスプレイを持っていないと全画面表示したときにそのように描いてあってもその様に見る事が出来ない(結局潰れてぼやけてしまう)のではないかな、と思います。