【6月3日進捗報告&作画ツールの変遷のお話】本文 (Pixiv Fanbox)
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という事で!
簡単に今までの作画ツールの変遷でも振り返ろうかなという記事なのですが、
エロ漫画家になってからの事を振り返ると
10年前の一番最初に持ち込んだ当時はまだアナログも多く、エロ漫画雑誌でもモノクロページが、アナログとデジタル半々くらいだったと思います。
当時でも、もうカラーはアナログで塗っているのが珍しい方でした。
ティーアイネットに初めて持込をして
(次回とかはこの辺りの話をしても面白いかもですね)
何だかんだ賞を貰い、雑誌に掲載させてもらうようになり、
カラーの練習でピンナップイラストを描く事になったのですが
カラーをデジタルで描くという発想がなかった自分は東急ハンズでアクリル絵の具と画用紙を買ってきて、
そこにひどいカラーイラストを描いていたのを思い出します。(笑)
編集さんはアナログ好きだったので喜んでくれていましたが、周りと比べてこれは酷い…!と思って速攻でデジタルを導入したのを覚えています。
なので自分はカラー歴12年くらいですね。
勿論その時もまだモノクロ原稿はアナログで、アイシーというメーカーの紙の原稿にアイシーのトーンを張ったり削ったりしながら原稿を描いていたのですが。やはりこちらも途中からデジタルに切り替える事になりました。
そのきっかけは、やはり同人誌出身でデジタル作画の人が出版社から単行本を出して物凄く売れているのを見てしまったというのがありました。しかも作画がとても緻密で綺麗なんですよね。(tosh先生とかメイド嫁とか)
正直人間って今まで見慣れている物を良いと思うようにできているので、自分はアナログ作画の方が気持ち的には好きだったのですが、当時の空気感とか有無を言わせない圧倒的なデジタルのパワーを感じて切り替えた感じです。
大きな流れには逆らってもなにもいい事がないんですよね。(;'∀')
アナログの頃原稿を全ページコピーして送って編集さんにオッケーを貰ってから、さらに自分の確認用にもう一度全ページコピーした後に編集部に送っていたのを思い出すと、大変すぎて思い出すだけでもびっくりします。あんな大変な事してたんだな自分(笑)
そんなこんなでデジタル上でアナログを再現する作業が始まります。
モノクロ原稿の初デジタルは『リンガフランカ!』の単行本の販促用4ページ漫画×2からのおまけ漫画からだったと思います。
その後の『ラブメア』から本格的にコミスタを導入しました。
(パソコンにはこの辺りからのデータが入っていていつでも見れます。やっぱデジタルっていいなぁ~(笑)これ以前のアナログは段ボールから引っ張り出して見ないといけないから大変。その代わりデータが飛んだりとかはないので最後まで残っている原稿にはなりそうです。こういうのが難しいですよね)
本当に最初は抵抗があったんですよデジタルって。現物がない物はモノとしてのイラストじゃないから絵を描いている実感がなかったんですよね。データを作っているだけ、みたいな。今は違いますが。
そして次の難関。コミスタからクリスタへ!Σ( ̄ロ ̄lll)
やっぱり新しいものに若干抵抗を感じやすい赤月はここも結構時間がかかりました。
でも初期のクリスタはともかく今は本当に便利なので、現状は本当に使いやすくて機能も多くてありがたいですね。
変遷をまとめてみるとこんな感じ
年数は発売年です
アナログ
2010年『イノセント』
2011年『少女×少女×少女』
2012年『奴隷兎とアンソニー』
2013年『美少女クラブ』上下巻
2015年『なつみつ×ハーレム❤』
2016年『リンガフランカ‼』
コミスタ
2017年『ラブメア』上下巻
2018年『ヒナギクヴァージンロストクラブへようこそ』
クリスタ
2020年『異世界ハーレムパラダイス』
以下同人誌
こうしてまとめて見るとアナログの時代凄く長い…!
逆にコミスタって2年くらいしか使ってないのか…
クリスタは4年くらい…
今やっている事ってずっとやっているイメージになりがちなので
自分でびっくりしましたw
こういうのもたまには面白いですね。
ではでは進行中の原稿を載せつつ今日はこの辺りで~
ちなみに原稿の進捗はペン入れ70/80 あと10枚…!
仕上げが40/80 半分まで来た~!
頑張るぞ~、では皆さん次回またお会いしましょう。