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あおいちゃんの誕生日絵のメイキングです。

ラフです。

花束貰って嬉し泣きしてるイメージで。花は1/31の誕生花であるクロッカスにしました。背景は白でいいよね…服もメンドイから制服で。スターライトの制服かわいいから問題ない!!

正直花束とか描いたこと無いけどイメージを形にするのが大事なので、未来の自分に任せます。がんばれ。

下書きです。ラフは脳が勝手に適切な線を補完して良く見えてしまうので、下書きやペン入れするとラフの時より勢いが無くなってしまうけど気にしない精神で描きます。

ラフだと感覚に任せすぎてありえない形になってる事が多いので、とにかく違和感を無くすのが重要。ここをサボるとペン入れ時に無駄に時間掛かるので結局下書きをちゃんとやった方が早いと思います。

左右反転で何度もデッサンが狂ってないか確認しながら違和感なくなるまで書き込みます。

ペン入れました。線がハッキリしてる方がバケツツールを使って塗りやすいので線は透明度一切ないGペン使ってます。筆圧の強弱を出して線画を仕上げるの苦手なのであんまり筆圧が出ないようにしてます。太くしたい所は線を重ねたりブラシのサイズを大きくして対応してます

レイヤーのテンプレートはこういうのを用意して予め塗るレイヤーを分けてます。

効率化できそうなレイヤーとか思いついたらちょこちょこ変更してて、今はレイヤーテンプレートver2.1(8代目くらい)って名前付けて可愛がってます。可愛い。

パーツ毎に塗り分けます。線画をかっちり描いてるのでこういう作業は早い。

色を塗ったレイヤーをまとめているフォルダを一旦非表示にして陰影をつける作業に入ります。

キャラ部分を50%のグレーで塗り潰します。背景の部分を選択範囲にして「選択範囲反転→グレーレイヤー選択→色を50%のグレーにする→塗り潰し→グレーフォルダー選択→マスク作成→選択解除」でグレーに塗りつぶして、グレー部分からはみ出ないようにしました。「」内の行程はオートアクションに設定してあるのでボタン一発で全部やってくれます。

陰影付けました。1陰60%(+10%)、二陰65%(+15%)、三陰70%(+20%)です。濃度は後でなんとでもなるのでここでは陰の場所を決める作業です。

色を拾いながら水彩っぽいブラシでボカシます。使ってるブラシはぬる水ブラシ 。

乗算レイヤーを作成。大きいサイズのエアブラシで薄いグレー(10%~20%)を使いちょっと濃くしたい部分をなぞります。完全にその色を乗せず、調子を見ながら薄っすらと乗せていきます。言われないと分からないレベルですが、軽いグラデーションが掛かるので割と重要だったりします。

通常レイヤーを作成してハイライトを入れます。髪の毛の天使の輪の部分は髪の色を見ながらやりたいので一先ず陰影をつける作業終了。グリザイユ画法の上手い人なんかはハイライトも陰と同時に入れたりしてますが、自分は光で形を整える芸当なんて出来ないので、これくらいしかやってません。後からどうとでもなるしね…うん…

塗り分けたパーツ(髪レイヤー、肌レイヤー等)から選択範囲を作成してグレーのレイヤーの上に色調補正レイヤー(トーンカーブ)を作成しパーツ毎にグレーの色を調整していきます。

肌部分は赤っぽく、それ以外は青紫っぽい色にしてます。

で、いちいちやるのがめんどくさいので一連の作業「ベースの色のレイヤーから選択範囲を作成→グレーのレイヤーを選択→色調補正レイヤー(トーンカーブ)を作成」をオートアクションで登録してボタン一発で適当によく使っている数値で色調補正をしてくれるようにしてます。

クリスタのオートアクションは設定時にレイヤー名も記憶するので予め塗るパーツのレイヤーをテンプレートで作っておけば、「肌レイヤーの色調補正」というパーツを直接指定したオートアクションも作ることができます。つまり、肌レイヤー→髪レイヤー→服レイヤーと順番に処理していく行程をまとめて1つのオートアクションにしてしまえば全部一気にやってくれるわけです。神です。神ぃ!!



ということでボタン一つでまとめてホイ。グレーに色味が増えました。(分かりにくいけど微妙にパーツ毎の色調補正の数値が違います)

ただあくまでよく使う数値を勝手に入れてくれるオートアクションなので、思った色になりません。なので結局個別に微調整します…仕方ないね…。

でも「ベースのレイヤー選択→選択範囲作成→グレーレイヤー選択→色調補正レイヤー作成」xパーツ毎の手間は省けるので結構な時短にはなってます。一見めんどくさそうだけど。

色調補正の調整をし、目を書き込んで、髪のハイライトを入れます。ハイライトはグレーのレイヤーフォルダに作ってます 。髪意外にはみ出さないようにしたい場合、ベースの髪レイヤーから選択範囲を作ってハイライトのレイヤーをマスクします。ベース分けしてるので楽できる部分ですね。

線が重いので色トレスをします。ベースのレイヤーから選択範囲を作成して色トレスしたい色を決めて線画レイヤーを選択。「新規レイヤー作成→選択範囲を拡張(4px)→塗り潰し」で作ったレイヤーを線画レイヤーにクリッピングし、色トレス完了です。これもオートアクションに登録してあるのでボタン一つで出来るようにしてます。これをパーツ毎に繰り返します。こっちは色調補正の時と違い、ベースの色によって色トレスする色が違ってくるのでまとめてオート化は出来てません。

ここまでできれば一応キャラの塗りは完了です。後で調整できるように表示レイヤーのコピーを結合して、元のレイヤーは非表示にしておきます。クリスタが重くなってきたら別名で保存して元のレイヤーを削除したりします。あと少し。

適当に花束をでっち上げて、画面をにぎやかにしたかったので紙吹雪を入れて完成です。この時リアルタイムだと日付変更10分前だったので慌てて投稿してました。

若干右下のスペースが気になりますが、誕生日に上げるのが大事なので仕方ないね…。


以上です。作業の効率化を突き詰めてレイヤーのテンプレートを設定したり、オートアクションを設定したりやってたらこういう塗り方になりました。

メリットは慣れると早い。後から色の調整ができる。元々漫画メインでやっていたのでトーンを貼る感覚で塗れるから楽。とかでしょうか。

デメリットは修正が非常に面倒。ベースのレイヤーから選択範囲を作るので線からはみ出したり出来ない(上のレイヤーで隠れても駄目)。慣れないと頭こんがらがる(ワンドロをやりまくって慣らしました)。などなど…


同じ塗り方は正直オススメできませんが、何か塗り方に活かせる部分があったなら幸いです。



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