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「ゆうくんごめんね。駿太でしょ?今野球部の合宿でね、たしか明日帰ってくるはず。おばさんから言っとこうか?」 「…あ…じゃあ…あの…僕がきてたって…言っておいてもらっても…いいですか?」 「うん、わかった。じゃあ駿太にはゆうくん来てたって伝えておくわね」 「…あ…りがとうございます…」 セミがまだやかましくなく8月の中頃。徒歩30秒の隣の駿くんの家に行った。久しぶりに会いたかったから。 僕と駿くんは3つ離れていて、高2と中3。僕が下の方。ずっと昔から家族ぐるみの付き合いをしている。小学校の頃は、夏になるとよく一緒にキャンプに行ったり、海に行ったり、山に行ったり…いろんなことをした。 僕はおとなしくて、あまり人前に出たがらないインドアなタイプ。駿くんは、さっきもおばさんが言ってたけど、野球部に入ってて、僕とは真逆のアウトドアタイプ。 でも駿くんと遊ぶのはとても好きで、いっつもくっついて遊んでた。駿くんのお友達も、僕にすごく優しくしてくれたから楽しかった。 当然駿くんも、僕にすごく優しくしてくれる。小学校に入った時から一緒に登校してくれたし、中学に上がっても、学校が僕と一緒の方向だから、僕が中学に入るまでずっと一緒に登校してくれた。 駿くん、ゆう、って呼び合う仲。 最初は大好きなお兄ちゃんって感じだったけど、だんだんとそれは好きな相手に変わっていく。 僕は、駿くんが大好きだ。 〜♪ 駿くんからLINEがきた。 『母さんから聞いたけど、昨日来てたんだって?なんかあった?』 僕はすぐに返信する。 『しゅんくんに会いたい』 向こうからもすぐに返信が来る。 『わかった、今から行くよ』 「わあ、すごい焼けたね」 「だろー?一日中外にいたらなあ、ほら腕なんてここから色が分かれてるだろ?」 「ほんとだ」 昼ごろに合宿から帰ってきた駿くん。疲れてるはずなのに、僕のわがままに付き合ってくれる。 帰りのバスで寝てたから元気だよって。無理しなくてもよかったのに。 「ゆうも、少しは外に出たりしろよ?」 「…暑いのやだもん」 「少し焼けたら、かっこよくなれるぞ」 「そ、そうなのかな」 人懐っこい笑顔。誰にも隔てなく接してくれる駿くん。でもなんか最近はそのことを考えると嫉妬してしまう。僕以外の人と、楽しくお話ししてんだろうな、遊んでんだろうなって考えると…。 僕だけの駿くんでいてほしい。僕だけの駿くんにしたい。 「…明日休みなの?」 「そだよ。3日くらい休み。なんかあった?」 「…ひ、久しぶりにさ…泊まっていってよ」 「久しぶりだな、泊まるの。最近部活忙しくて、会うのすらできなかったもんなあ」 「……それはしょうがないもん」 「でも会いたかったんだろ?」 僕はうなずく。駿くんはがしがしと頭を撫でてくれる。 「そういえばさ…面白いもの見つけたんだよね」 「なに?」 僕はスマホを取り出して画面を見せる。 昨日、動画を見ていたら関連に出てきたやつ。 「リラックスミュージック?」 「聴いたらなんか疲れが取れるんだって。…駿くん、合宿だったからさ、疲れてるでしょ?」 「こんなん効くのかな?」 僕の愛用してるヘッドフォンをつけて、駿くんはオッケーのサインを出す。僕は再生ボタンを押す。 ちなみに昨日聴いてみたけど、よくわかんない高音が鳴ったり、ぽわぽわ変な音が鳴るだけで、僕にはなんもわかんなかった。 「…」 駿くんは目を閉じて黙って聴いてる。ベッドの上であぐらをかいて。 僕のヘッドフォンは遮音性が高いから、多分今話しかけても聞こえない。リラックスミュージックだし、邪魔はしないでおこう。 「…」 3分ほどの曲はすぐに終わった。 どうだった?と聞こうと駿くんの顔を見る。 「…ひっ」 駿くんは半目を開けて、口はだらしなく半開きになっている。僕は驚いて変な声を出してしまった。 「…しゅん…くん?」 口の端からよだれが垂れる。ティッシュですぐに拭いてあげた。そしてゆっくりとヘッドフォンを外す。 「……ど…うだった?」 「…」 反応がない。 「…駿くん?」 「…はい」 ドキッとした。僕の問いかけに、はいとそう答えた。 「…だいじょ…うぶ?」 「…はい…だいじょうぶです」 表情は半目で口が半開きのまま。目は開けているんだけど、意識だけがどっか遠くに行ってしまっているような感じに見える。 「…ねむたそうだけど…」 「…まだ……だいじょおぶ…です」 僕の言うことに全部答える。まるで命令を素直に聞くロボットみたいだ。 「…いま…どんな感じなの?」 「…とても…きもちがいいです…雄一のこえが…すごく…ここちよく…きこえます」 僕の声が…気持ちよく。 「僕の声…きもちいい?」 「…はい…きもちいいです」 いつもとは違う雰囲気の駿くんを見て、僕は興奮していた。 ゆっくりと深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。 僕はあぐらをかいてる駿くんの前に正座をする。 まだぼーっとした表情のまま。 「…い…いいよね…これくらい…」 ゆっくりと体を近づけ、駿くんを抱きしめる。 初めて駿くんを抱きしめた。駿くんと会ってからは何十年も経ってるのに。 「しゅん…くん…」 「…はい」 僕が抱いても、全く動かず、話しかけたら虚げに返事をする。 首元の匂い嗅いで、体温を感じている。また興奮をして、鼓動が早くなってきたところで離れる。 「…抱きしめちゃった…はは…」 無理に興奮を鎮める必要なんてない。このまま興奮に押されるまま、好きなことしたっていい…。 神様が与えてくれたチャンスなのかもしれない。 「…は、裸になって」 「はい…」 駿くんはのそりと立ち上がり、タンクトップを脱ぐ。 鍛えられているけど、どこかまだ柔らかい、そんな体。うっすらと腹筋は見えるけど。 だけど、僕は忘れていた。思いついたままに「裸になって」と言ったけど、裸になるってことは… 気づいたときにはもう遅くて、駿くんは全裸になっていた。 そして…初めて駿くんの…その…ちんこを…見た。 薄くもなく濃くもなく陰毛が生えて、そこに綺麗なピンク色の顔を出した、ちんこがある。 僕はじっと見つめていた。初めて自分以外のちんこを見たから。 裸になってとの命令で止まったまま。ベッドの上に裸で力なく気をつけみたいなポーズで立っている。 「…さ…さわ…触ってみて…いい?」 「…はい」 暖かく柔らかい。暑いから袋の部分もだるっとなっている。 何度か揉んでみる。駿くんのちんこをっていうより、自分の以外を揉むことが面白くなってくる。 「ふ……ぅ…ん…」 駿くんの声に驚いて手を離す。 「ご…ごめ……」 手が震える。その直後に駿くんのちんこがぐぐっと勃起し、綺麗に上反りになった。 駿くんの呼吸が荒くなってるのがわかる。 僕のさわったのが気持ちよくて…勃起してくれたのかな。 「もっと…さ…さわってほしい?」 僕は調子に乗って、そんな質問をした。 「……さわ…って…ほしい」 その質問に「さわってほしい」と、言ってくれた。 僕はもう自分なのに自分自身を制御できなくなっていた。 頭ではやめようと思っていても、手が、口が、体が全部が勝手に動いている気になる。 でもさっきも思ったはず。神様が与えてくれたチャンスだとしたら、みすみすそれを逃すわけにはいかない。 「…ぐぢゅぐぢゅなってる」 とろっと鈴口から出た先走りを全体に馴染ませる。合宿中もずっと抜かなかったんだろうな。 もう何回かしごいたらいっちゃいそう。 「いきそうになったらいってね」 「…いきそ…う」 「え…あ、あぶな…」 手を止めるとまたとろっと先走りがあふれた。まさか本当にすぐイキそうになるなんて思わなかった。 眠たそうに目を開けながら、だらしない表情だけど、半開きの口からはぁーはぁーと荒い息遣いが聞こえる。 僕も裸になる。駿くんの体と比べたら貧相なもんだけど。並ぶとよくわかる。焼けてる肌と焼けてない白い肌。 こんなに近寄ったことなんて…ない気がする。 肌が触れる。あったかい。それと少しカサカサしてる。僕は抱きしめる。肌と肌が触れ合う。 「しゅんく……んっ…んぅ」 僕は勢いに任せキスをした。初めてのキスに勝手に戸惑いながら、駿くんの口を舐め回す。 あっという間に僕の唾液まみれになった駿くん口周りを見て、僕の心拍数が一気に倍くらいになった。 「…キスしてんだからさ…舌絡めてよ…」なんて、いまのがファーストキスのくせに、僕はイキガッて駿くんに命令をする。 舌を絡めるなんて、漫画で読んだ単語でしか知らない。 「わかった…」の言葉の後、頭をガシッと掴まれて口が密着する。 「…んぅぅ!」 舌が入ってくる。くじゅり…ぐじゅ…じゅる…と思い切り舌が絡まってくる。 「んじゅ…んっ…ふ」 「ぶ…んふ…」 それから、歯を舐めまわしたり、唾液を押し込んできたり。 そして、にゅるにゅるとしたその感触に、僕はイキそうになってしまった。 「しゅんく…しゅんく…ん…止まって!」 「んじゅ…んっ……ふ………」 半ば強引に駿くんの口を離す。僕の頭を掴んだまま動きは止まっている。 「はぁ…はぁ……そこ…すわって…」 「わかりました」 駿くんはだらだらと更に先走りを出しながら興奮している。 どすっと座る駿くんのあとに、僕も力なくへたりと座りこんだ。 「……駿くん」 「…はい」 「………僕にそんな乱暴にしたらだめだよ。わかるよね」 「…申し訳ありません」 「……これからは…僕の言うことをきちんと聞いて…僕の言うことは命令だから」 「…はい…雄一の言うことは…俺にとっての命令…です」 僕は無意識に駿くんに命令を刷り込ませていた。いや、命令って意識はなかったのかも…命令って言ったけど、それは無意識だった…ような気がする。 でも、もういいや。駿くんは、僕のものになるんだ。 「…じゅる…ん…ふっ…」 「…すごいきもちぃ…」 「…あいがおう…ごあいまふ」 僕はいろいろ漫画とかで得た知識を、実践してみたくなった。駿くんを使って。 ねっとりとしてあったかい口の中。フェラチオってこんなに気持ちよかったんだ。 「駿くんは、やったことあるの?フェラチオって」 咥えたまま首を横に振る。 「じゃあ僕のなめるのが初めてなんだね。でもすごい気持ちいいよ」 ザリザリと頭を撫でる。 「僕の顔見てよ」 上目遣いで僕を見る。美味しそうに鼻息を荒くして、むしゃぶりつく顔がかわいい。 いつもの頼りがいのある駿くんじゃなくて、僕の奴隷みたいになった駿くん。 「…ふふ」 自分でも怖く感じる、不敵な笑みが出た。さっきまで感じていた不安な気持ちはどこにもない。 どっかで吹っ切れたのかな。僕のものに着々と近づいている駿くん。その気持ちは気がつけば、悪い意味で自信につながっている。 「…そろそろ出る…きちんと咥えてね…」 「…うぶ」 ぐっと頭を押さえて少し腰を振る。それからすぐに射精をする。 びゅるっ…びゅるるるっと濃いのが出たのがわかった。 「…んう…ふ……」 咥えてとしか言われなかった駿くんは、苦しそうにしていた。口の端と、押さえきれない精液は鼻からも溢れる。 「…しゅんくん…飲んで僕の…」 「…んふ」 ごく…ごく…と喉を鳴らす。駿くんが僕の精液を飲んでいる。少し体が震える。 はぁー…はぁー…少し息が上がる。 駿くんはずっと僕のを口に咥えたまま。命令がないと動けない。 僕は命令を与えないまま、ゆっくりと頭を持ち上げて離す。 口や鼻から精液が漏れている。ずーっとぼーっとした顔。 駿くんは僕にこんなことされてるのがわかんないんだよね。 僕は優しく垂れた精液を舐めとった。 「…うあ…あれ?俺何してた?あれ?寝てた?」 「僕の聴かせたあの音楽で、ぐっすりだったよ」 時刻は午前1時。記憶のない時間は、寝ていたことにした。それが自然だからね。 「すっきりした?」 「あー…まあ、したかな。んんっ…なんか喉がネバネバする…」 「大丈夫?”駿太"」 「え…なまえ………はい、大丈夫です」 「ちゃんと覚えてたね。名前で呼んだらこうなるって。えらいえらい」 僕に頭を撫でられている駿くんは、またあのうつろな顔をする。 まだまだ僕の好きな駿くんじゃない。もっと…もっとたくさんやって、僕の大好きな駿くんになってね。 つづく

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