はじめて野郎フェスに参加したおはなし (Pixiv Fanbox)
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こんにちは。
しいなです。
事後報告となりますが、2022年10月29日横浜産貿ホールで開催された「野郎フェス-autumn-」に売り子として参加させていただきました🌈🍄
立たせていただいたのは鉄平さん(https://twitter.com/BS_teppei)企画のゾロアンソロジー「ZZ」のブースです。
同冊子には僕も1枚寄稿させていただいてます(サムネ絵の文字入り完全版が収
録されています)。
※新旧2冊のゾロ本!!
直前に急きょお手伝いさせていただく運びとなったため、事前告知ができず、そ
の節は大変申し訳ございませんでした…🙏💦
じつは今回が野郎フェス初参加で、ご存知のとおり僕はこれといった知り合いもいませんし、正直なところ売り子がつとまるのかどうか、それ以前に他に経験者や適任者がたくさんいらっしゃるにもかかわらず僕なんかがスペースに立っていいのかどうか、とても不安な気持ちでいっぱいでした。
しかしそんな心配とは裏腹に、お越しいただいた方々はみなさん本当に親切で、とても優しく接してくださいました。
終始テンパっていた僕に声をかけて下さった方、お釣りの計算ミスを笑って正し
てくれた方、
誤って見本をお渡ししてしまったところその後ご連絡をくださった方(その節は
本当にごめんなさい…😭🙏)、
お忙しい中ブースに足を運んでいただき初対面の僕に気さくに話しかけてくれた「ZZ」寄稿者の方々、
今回貴重な機会を与えてくださった鉄平さんと、当日ブース内で一緒に売り子を
してくれた某レイヤーさんたち、
そして何より野郎フェスを開催して下さった運営・設営等に携わっておられるスタッフの方々、
多くの方々のサポートと優しさのおかげで、無事当日を乗り切ることができました。
この場をお借りして、深く感謝の意を表したいと思います。本当に本当にありが
とうございました!😆✴
フェスが終わった当日はもちろん、その後数日興奮状態が続いていたのがなんと
も心地よかったです。
とても愛おしく、情熱的で、終わってしまうのが惜しいと思えるほど美しい時間
でした。
次回もしまた機会に恵まれたら、その時はぜひ参加したいと思っています😚
重ね重ね本当にありがとうございました!🌈♂
しいな
追伸:当日「ZZ」ブースに足を運んでいただいた作家さんの方々へ。
ほんっとうに申し訳ないことに、当日とても緊張していてどなたと何をお話した
のか全く覚えていません…😭💦
クッキーとか、ニワカ煎餅とか、宮崎マンゴーサンドクッキーとかいただいたも
のの、どなたからの差し入れなのか記憶が虚無と化しているためもしここ見ておられましたら「それ俺があげたやつだよ!」とメッセなりリプなりいただけるととても助かります…。よろしければ僕の方からぜひともフォローなどさせてください…🙏🍌
※いただいた特注マスクと差し入れ!
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初参加のレポートは以上となります。
以下は今回僕が体験した個人的な出来事とその感想です。
実は今回、売り子をしている際、耳の聞こえない方がいらしてくれました。
その方とはまったくの初対面だったのですが、タブレットを使って筆談されてい
た姿を見たときこみあげてくるものがあって、思わずその場で涙ぐんでしまいました。
その方が書かれていたのは「応援しています」「ありがとうございます」といっ
た2,3の短い文章です。
しかしその手書きの文字には、話し言葉以上の力強さと説得力があり、僕にはきらきらと光って見えました。
なぜじっさい声に出して会話することよりも、タブレットに書かれた数行の言葉
にこんなにも心が打ちふるえるのか、僕にはわかりません。
ですがあの時、僕は確かに今まで感じたことがない温かさと、心からありがとう
を伝えたいという思いであふれていました。
絵を描いていてこんなにも穏やかで優しい気持ちになれたのは生まれて初めての
ことでした。
嬉しくて涙が流れるという経験も初めてのことで、フェス終了後、帰りの電車の中でひとりでボロボロ泣いてしまいました。
のちにその方が野郎フェス当日のことをマンガにしてSNSにUPされていることを
知りました。
耳からの情報が入らない中はるばる会場までお越しくださったことや、電車の乗
り降りで苦労されていたこと、
もちろん、筆談で伝わるかな、他のお客さんもいるし迷惑じゃないかな、と不安
に感じられていた部分もあることでしょう、
それでも勇気を出して話しかけてくさだったことなどなど、
そこに至るまでの様々な思いや経緯を知れたのもご縁という他ありません。
また当日、ハンディキャップをお持ちの方が付き添いの方と遊びに来てくださり、冊子の説明などをさせていただきました。
海外の方も何名かお越しいただいて、日本語で一生懸命話しかけてくれたときは
本当に嬉しかったです。
今回、色々な背景を持った色々な方が、思い思いの方法で野郎フェスを楽しんでいることを肌で感じることができました。
そんなカラフルなイベントに参加できたことをとても誇りに思います。
僕は今までずっとひとりで絵を描いていましたし、リアルでは誰にも話していないことでしたので、このように絵を通じて人と人とが繋がり合えることを知れたのは自分の中での大きなターニングポイントだと感じています。
また絵は描き手だけではなく、今回お会いしたたくさんの方々をはじめ、楽しんでくれる方々がいてはじめて成り立つ営みであることを改めて実感しました。
比喩でも何でもなく、フェスに参加する前と後で世界が色づき、まるで違って見
えます。
何度書いてもこの思いを伝えることなどとうていできませんが、この度はみなさま本当に本当にありがとうございました!
大好きです。
2022年11月11日 しいな