5月の雑記とグレスケの絵の話 (Pixiv Fanbox)
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みきちかです。今月もお疲れさまでした。
半袖のシャツに出番が回ってくるようになってきました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
ここのところ散歩から帰ると発汗がえらいことになっていることが多く、かといって部屋でエアコンをつけると寒くなりすぎることもあって体温調整が若干難しく感じます。あと蒸す。
毎月のご支援誠にありがとうございます。今月も皆様のおかげで食いつなぐことが出来ました…来月もえっちな絵を描いていきたいので何とぞよろしくお願いいたします。
ちょっとした絵の話。
最近グレスケで絵を描くことが多くなっていますが(直近だとカズサのおまけ画像とかノアさん&ユウカのおしゃぶり絵とか)、これらの描き方というか塗り方に最初は結構悩んでいました。というのもいつもフルカラーイラストがメインなので、グレーで進めてても途中でふつうに色を塗りたくなったり塗り込みをどんどん増やしたくなったりしちゃうんですよね…
そこで突破口になったのは「同人誌/漫画の原稿もグレスケでやってるじゃん!」ということでした。原稿ですとそんなにレイヤーを作ることもないので、これをそのままグレスケ絵を描くときにもやればいいんじゃないかと思いました。
ということで今回はどんな感じで自分がグレスケ絵や原稿を描いて・塗っているかを備忘録的にメモしてみることにします。とはいえ大したことはやってないですが。
①線画
今回は塗り方の話なので、下書きとか構図は決まっていること前提にしてすっ飛ばします。ちなみにこれは拙作「せぴぴぴぴ!」の1ページ目のセピアさんです。
あとで色を塗ることと同人誌だから解像度が高いことを考えて線画は顔まわり以外めちゃくちゃ雑です。時間は無限ではないのでいい感じの塩梅で描かなければならない…!
②色指定
色見本を見ながらとりあえず地の色を置いていきます。カラーイラストで言うところの影を塗る直前の状態になりました。この時点で全体的なバランスを1回チェックしたりします(色を塗った方が違和感に気づきやすいので)。
③影塗り
ここがミソなのですが影は乗算レイヤ1枚でやっています。以前に原稿を描いていたときは主にレイヤー>新規レイヤー>トーン で作れるトーンレイヤを使っていたので、グレスケ原稿にレイヤー効果は使わないだろ~と考えていたのですが。
最近になってふと「全部グレスケで描いてからトーン化すればよくない?→そしたらカラーイラストと同じように色指定してから影も乗算レイヤにしちゃえば楽じゃない?」と思い、実行してみたらこれが描きやすいのなんの。ぼかしも使えるし。
ちなみにこれ↓が影用の乗算レイヤと線画だけ表示した状態です。頬の赤みとか単調さを避けるグラデーションとかも同じレイヤで入れています。
④仕上げ
上にもう一枚レイヤーを作り、絵に応じてハイライトとかを入れたりします。今回はもう線画の時点で入っていましたがここで髪のツヤというか流れを表す線を黒で入れたりします。
セピアさんの髪色は若干薄め(だと思う)なのと顔アップのコマではないので髪のハイライトは入れておらず、この画像では乳のハイライトくらいしか追加してないのですが…この手順でグレスケ絵は完成です。
印刷所様に提出するデータの場合は後でレイヤーセットごとトーン化すればよし。クリスタEXの機能でトーンをグレスケにして出力も可能なのでサンプルやDL版の製作時も中身をいじる必要はありません。らくちん。
以上がグレスケ絵や原稿の塗りになります。グレスケですと真っ黒や真っ白の部分の使い方にも気を使わないといけないので、普通にイラストを描くときと違う脳の部位を使うので大変ですね…
でも明度差が一目でわかってコントラストで視線誘導をしやすいのは助かるかもしれません。漫画ならフキダシや描き文字も使えますしその辺はカラーイラストより取っつきやすいかも…いやこれはこれでセンスがいるので難しい…上手く描けるようになりたい…
DL同人も時間を見つけて徐々に着手していきたい。
それでは来月もよろしくお願いいたします。